目次
- やりがいのある仕事の特徴を理解してベストな適職を見極めよう!
- やりがいのある仕事とは? やりがいを形成する3つの要素
- ①社会貢献を実感できる
- ②自己成長を実感できる
- ③自身の強み・長所を発揮できる
- やりがいの要素別! やりがいを感じやすい仕事24選
- 社会貢献を実感しやすい仕事一覧
- 自己成長を実感しやすい仕事一覧
- 自分にとってやりがいのある仕事を見つける4ステップ
- ステップ①過去の経験からモチベーションの源泉を明確にする
- ステップ②過去の経験から自身の強みや好きなことを把握する
- ステップ③モチベーションや強みを活かせる業界や企業を探す
- ステップ④インターンなどで実際に体験してみる
- やりがいのある仕事が見つからないときの3つの対処法
- ①自分にとって働くうえで大切にしたいことの優先順位を付ける
- ②知人やOB・OGに今の仕事のやりがいを聞いてみる
- ③周りの人や就職エージェントに相談する
- やりがいのある仕事に関してよくある質問に回答!
- やりがいのある仕事例から適職を見つけて充実したキャリアを描こう
やりがいのある仕事の特徴を理解してベストな適職を見極めよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「せっかく働くなら、やりがいのある仕事をしたい」
「やりがいを感じながら働くなら、どんな仕事がおすすめですか?」
学生からこのような質問を受けることがよくあります。確かにせっかく社会人として働くなら、自分自身でもやりがいを感じられる仕事をしたいですよね。
本記事では、そもそもやりがいのある仕事とは何なのか、それをかなえるにはどんな仕事を選べば良いのかを解説します。ぜひ仕事選びの参考にしてみてくださいね。
やりがいのある仕事とは? やりがいを形成する3つの要素
まずは、どんな仕事をしたときにやりがいを感じる人が多いのか、主要な要素を確認してみましょう。
本記事では、複数の求人サイトで実際に掲載されていた職種などを参考に、編集部が独自の観点でリサーチ、ピックアップをしています。その結果、やりがいにはさまざまなポイントがありますが、大きく以下の3種類に分けられると考えました。
- 社会貢献を実感できる
- 自己成長を実感できる
- 自身の強み・長所を発揮できる
ここからは、それぞれについて詳しく解説します。
「やりがい」という言葉を別の表現に言い換えることで、より内容を具体化することも可能です。こちらの記事もあわせてチェックしておきましょう。
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企業への志望動機としてやりがいを伝えたいものの「印象に残りにくいのでは」と不安に思ったり、説得力がないように感じて言い換えたいと考える人もいますよね。この記事ではキャリアアドバイザーがやりがいを言い換える際のコツや注意点を例文をふまえて解説します。
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①社会貢献を実感できる
- 顧客や利用者から直接感謝の言葉をもらえたとき
- 人々の役に立てたと感じたとき
- 人々に影響を与えられたとき
- 人々の成長を支援できたとき
- 新しい価値を生み出し、社会に広まったとき
せっかく働くのだから社会の役に立ちたい、貢献できる仕事をしたいと考える人は多いでしょう。実際に働いている社会人からも、「誰かの役に立った」と実感したときにやりがいを感じるという意見がよく見られます。
直接顧客やユーザーから感謝の声を伝えられて実感を得られる場合もありますし、プロジェクトをやり遂げて「自分の作った製品やサービスが役に立つはずだ」と満足感を抱く場合もあるでしょう。

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「どのように社会に貢献するか」という考え方を掘り下げるヒントとして、こちらの記事にも目を通しておきましょう。
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特に社会貢献ができる仕事がしたいと思っており、「人の役に立つ仕事」に興味がある場合は、こちらの記事もあわせて見てみてください。
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②自己成長を実感できる
- 困難を乗り越えて一つの仕事をやり遂げたとき
- 新しいスキルや知識を習得し、活用できたとき
- 目標を達成できたとき
- 責任ある仕事を任されるようになったとき
仕事を通して成長を実感したときにやりがいを感じるという人も多いでしょう。これまでできなかったことを自分一人の力でやり遂げた瞬間、困難だと思っていた目標をクリアした瞬間には、どんな人でも大きな喜びを感じるはずです。
資格取得のように目に見える成長もありますが、上司や先輩から「最近良くなってきた」と声を掛けられて初めて成長を実感できるケースも考えられます。このタイプのやりがいは、自分のなかで目標を定め、コツコツ努力することによって手に入るものだと言えるでしょう。

キャリアアドバイザー
一見ルーティンワークに見える仕事でも、業務改善や効率化によって成長できる可能性がありますよ。自分なりに目標を立て、そこに向けたプランを考えることが重要です。
③自身の強み・長所を発揮できる
- 自身がピックアップしておすすめした商品で顧客の課題を解決できた
- 問題解決能力を活かして効果的な案を提示できた
- 緻密なチェック能力で重大なミスを防ぐことができた
自分の強みや長所を活かして成果を上げられた瞬間に、「この仕事をやって良かった」と達成感を覚える人も多いでしょう。
職場にはさまざまな強みをもったメンバーが集まっています。そんななか、自身の適性にぴったり合う仕事を任せてもらえた結果、想定以上の結果を出せたというケースも少なくありません。

キャリアアドバイザー
強みを発揮するためには、就職活動の時点でしっかり自己分析をおこない、自分の強みを正しく把握しておくのがポイントです。
「強み」については、以下の記事で詳しく解説しています。まだ自己分析が不十分だと感じる人はこちらもチェックしてみてください。
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キャリアアドバイザーが読み解く!自分ならではのやりがいを見つけるヒント
これまでの経験から適職を見つけよう
あなたがどんな瞬間にやりがいを感じるかは、これまでの経験に大きく左右されます。そして、その「やりがいを感じた瞬間」こそが、あなたに合った仕事を見つけるための重要なヒントになるのです。
学業や部活動・ボランティア活動などを振り返ってみよう
たとえば、「定期テストで5教科すべて9割以上取れた」「部活動の大会で優勝トロフィーを獲得できた」といったような、明確な目標を達成をしたときに大きな喜びを感じる人は、営業職のように成果が数字ではっきり目に見える仕事にやりがいを感じやすい傾向があります。
また、ボランティアなどで人の役に立つことに楽しさや喜びを感じた経験がある人は、接客業や営業職のように、顧客の笑顔や感謝の言葉に直接触れられる仕事にやりがいを見出しやすいですよ。
このように、これまでの経験を振り返り、「どのようなときに喜びや達成感を感じたのか」を言語化することが、自分にとってやりがいのある仕事を探すうえで非常に効果的です。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
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やりがいの要素別! やりがいを感じやすい仕事24選

就活生
一言で「やりがい」と言っても、いくつかの種類があるんですね。イメージが少し明確になった気がします。でも、具体的にはどんな仕事があるんでしょうか。

キャリアアドバイザー
良い質問ですね。では、やりがいの要素ごとに、実際にどんな職業があるのかも見てみましょう。
ここからは、3つのタイプのうち「社会貢献を実感しやすい仕事」と「自己成長を実感しやすい仕事」について、合わせて24種類の職業を紹介します。
その仕事に就く方法や向いている人のタイプもあわせて紹介しているので、自分に合っているものがないかチェックしてみましょう。
社会貢献を実感しやすい仕事一覧
まずは、社会貢献を実感しやすい職業から紹介します。人の役に立っている実感が得やすく、「必要とされている」と感じやすい仕事です。モチベーションも維持しやすいので、やりがいのある仕事がやりたい人におすすめですよ。
ここからの内容を参考にして、ぜひ気になる職業がないかチェックしてみてください。

キャリアアドバイザー
なかには資格が必要なものも含まれますが、働きながら取得を目指せるものもありますよ。
①医者
医者は、病気やケガで苦しむ人の命を救う職業です。内科、外科、小児科などさまざまな科があり、患者の健康を直接サポートします。正しい医学知識と判断力、そして患者やその家族とのコミュニケーション能力が求められる職業です。
医師になるには、医学部を卒業し、国家試験に合格後、2年間の研修が必要です。人の命を預かる職業なので責任は重いですが、患者が元気になる姿を見たときの喜びは格別でしょう。

キャリアアドバイザー
医学の世界は日々進歩しています。そのため、学び続けようという気持ちも求められる仕事ですよ。
②看護師
看護師は、患者の体と心のケアをする職業です。体温や血圧測定、薬の投与、身の回りのお世話から心のケアまで幅広くおこないます。病院だけでなく訪問看護や介護施設など、さまざまな現場で活躍できる点が大きな特徴です。
看護師になるには、看護学校や大学を卒業し、国家試験に合格する必要があります。体力も精神力も求められる大変な仕事ではありますが、患者の回復を間近で支えられる点にやりがいを感じるという人も多いでしょう。

キャリアアドバイザー
人の役に立ちたい気持ちが強く、責任感があってチームワークを大切にできる人におすすめです。
③理学療法士
理学療法士は、体の機能回復をサポートするリハビリの専門家です。一人ひとりの状態に合わせて治療計画を立て、病気やケガで体が不自由になった人のリハビリをおこないます。病院や介護施設、スポーツの分野でも活躍できる仕事です。
理学療法士になるには、専門学校で3年以上学び、さらに国家試験に合格する必要があります。患者一人ひとりの変化に目を配りながらメニューを考え、実際に寄り添って支える粘り強さが求められます。

キャリアアドバイザー
患者の回復を直接支える仕事であるため、大きな達成感を得やすい仕事だと言えるでしょう。
理学療法士についてはこちらの記事で紹介しているので、気になる人は目を通してみてください。
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④管理栄養士
管理栄養士は、食と栄養のプロとして人々の健康を守る職業です。「食」を通じて人々の健康に貢献できる点が特徴です。
- 病院での栄養指導
- 学校給食の管理
- 企業や自治体での健康づくり支援
4年制大学を卒業することによって、管理栄養士の国家試験を受けられるようになります。栄養学だけでなく、医学や化学の知識も必要な専門性の高い仕事です。食や健康に興味があり、科学的な根拠に基づいて提案できる人に向いていると言えるでしょう。
管理栄養士に興味がある人には、こちらの記事もおすすめです。
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⑤ニュースキャスター
ニュースキャスターは、正確な情報をわかりやすく伝える報道のプロです。テレビやラジオのニュース番組で、政治、経済、社会問題から国際情勢まで幅広いニュースを扱います。また、現場からの生中継や、視聴者の理解を深める解説を担当することもあるでしょう。
ニュースキャスターには、アナウンサーとしての基礎技術に加え、幅広い知識と緊急時にも対応できる冷静さが求められます。社会情勢に敏感で、人前で話すことが得意な人に適している職業です。
⑥記者
記者は、社会に必要な情報を集めて発信するジャーナリストです。新聞、雑誌、ウェブメディアなどで取材・執筆をおこない、政治、経済、社会問題、スポーツ、文化など、さまざまな分野の情報を広めます。
記者になるために特別な資格は不要ですが、文章力、取材力、そして真実を見極める洞察力が重要です。好奇心旺盛で、人とのコミュニケーションが得意、かつ締切のプレッシャーに強い人に向いています。

キャリアアドバイザー
記者になると、自分の書いた記事が社会に影響を与える可能性もあります。世の中に情報を届けることによって、大きなやりがいを感じられる職業です。
新聞記者を目指したい人には、以下の記事がおすすめです。仕事の内容だけでなく、大手新聞社の採用についても詳しく解説しています。
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⑦銀行員
銀行員は、お金の面から人や企業の夢を支える金融のプロです。さまざまな業務を通じて、顧客の財務面での課題解決をサポートします。
- 預金・融資業務
- 投資商品の販売
- 企業の資金調達支援
銀行員になるために必須の資格はありませんが、銀行業務検定や証券外務員資格など、業務に役立つものを取得しておけば歓迎されるでしょう。経済や金融に興味があり、責任感が強く、コミュニケーション能力に自信のある人に向いている仕事です。

キャリアアドバイザー
顧客の夢の実現や企業の成長を支援できるという点で、充実感を得やすい職業だと言えるでしょう。
銀行員の仕事については、こちらの記事で詳しく解説しています。興味のある人はぜひチェックしてみてください。
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⑧ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、顧客の人生設計をお金の面からサポートする「お金の専門家」です。保険、投資、税務、不動産、相続などの総合的な資産設計を提案し、将来の目標や不安を聞き取って最適な資金計画を立案します。
ファイナンシャルプランナーになるには、国家資格であるFP技能検定か、民間資格のCFP、AFPを取得する必要があります。数字に強く、相談者の立場に立って親身にアドバイスできる人に向いている職業です。

キャリアアドバイザー
顧客の人生設計に深くかかわり、将来の安心を提供できるという点で、非常に意義深い仕事です。
⑨税理士
税理士は、税務の専門家として企業や個人を支える国家資格職です。専門知識を活かして、税務申告書の作成、税務相談、税務代理といった仕事をおこないます。
税理士試験は非常に難易度が高く、国税庁での実務経験なども受験資格となります。依頼者の税負担を適正化するとともに、経営面でのアドバイスも提供し、中小企業の経営者にとって身近な相談相手として事業の発展を支える職業です。
⑩弁護士
弁護士は、法律の専門家として正義を実現する職業です。民事・刑事事件の代理人として法廷に立つイメージが強いかもしれませんが、実際には幅広い業務に携わることになります。
個人の生活トラブルから企業の重要な取引まで、さまざまな案件にかかわることになるでしょう。
- 訴訟対応
- 刑事弁護
- 契約書作成
- 法律相談
- 企業法務
弁護士になるには、司法試験合格後、司法修習を経て弁護士資格を取得する必要があります。法的知識に加え、論理的思考力、交渉力、そして依頼者の心情を理解する共感力が求められるため、非常に高度な職業であると言えるでしょう。

キャリアアドバイザー
正義感が強く、困っている人を助けたいという使命感を持っている人におすすめの職業です。
⑪裁判官
裁判官は、法を通じて社会正義を実現する職業です。司法権を担う国家公務員として、民事・刑事・行政事件などの裁判において公正中立な判断を下します。
裁判官は、法廷での審理を主宰し、証拠や当事者の主張を検討して判決を言い渡す、極めて責任の重い職務を担っています。この仕事に就くには、司法試験合格後、司法修習を経て裁判官に任官されなければなりません。

キャリアアドバイザー
客観的な視点を保ち続けられる冷静さと、社会正義への強い情熱の両方を持っている人に適した職業です。
⑫公認会計士
公認会計士は、企業の信頼性を守る会計の専門職です。企業の財務諸表が適正に作成されているかを第三者の立場で監査し、上場企業の監査業務を中心に、税務、経営コンサルティングなどもおこないます。
公認会計士試験は非常に難易度が高く、合格後も実務経験と実務補習所での研修が必要です。働く際には、会計・監査の高度な専門知識に加え、企業経営への理解と分析力が求められるでしょう。

キャリアアドバイザー
企業の健全性を守り、信頼性向上に貢献できる専門性の高い職業です。
⑬教師・塾講師
教師は、次世代の成長を支える教育のプロです。小学校から高等学校まで、児童・生徒の成長を学習面と人格面の両方から支援します。教科指導だけでなく、生活指導、進路指導、部活動指導など多岐にわたる業務に携わります。
塾講師は学習塾で受験指導や学力向上を専門的にサポートし、生徒の目標達成を支援する職業です。
教師には教員免許状が必要で、大学での教職課程履修が一般的です。塾講師は特別な資格は不要ですが、担当教科の高い学力が求められます。いずれも子どもが好きで、忍耐強く指導できる人に向いている仕事だと言えるでしょう。

キャリアアドバイザー
児童や生徒の成長を間近で見守り、将来の可能性を広げる手助けができることに大きなやりがいを感じられる職業です。
教師や講師以外にも、教育に携わる仕事はたくさんあります。教育業界に関心のある人は、こちらの記事で全体像を学んでおきましょう。
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⑭公務員
公務員は、社会全体の利益のために働く職業です。国や地方自治体に勤務し、住民サービスの提供や行政運営を担います。
国家公務員は、中央省庁や国の出先機関で働き、国の政策にかかわる仕事をおこないます。地方公務員はより幅広い仕事です。各都道府県庁や市区町村役場で働く人もいますが、警察官や消防士など、現場で活躍する人も多く含まれます。
公務員になるためには、国家公務員試験や地方公務員試験への合格が必要で、職種によって試験内容が異なります。

キャリアアドバイザー
公正性と奉仕の精神を重んじ、住民や国民全体の利益を考えて行動できる人に向いている職業です。
「公務員が気になるけれど、具体的にどのような仕事があるのかわからない…」という人は、まずこの記事で全体像を学んでおきましょう。
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⑮インフラに携わる職種
インフラとは、英語の「infrastructure」を略したもので、人々の生活を支える基盤や設備のことを指します。インフラ関連職種は、日常生活に欠かせないさまざまなサービスを供給し、社会を支える縁の下の力持ちとして活躍できる仕事です。
- 電力
- ガス
- 水道
- 通信
- 交通
職種によっては、電気主任技術者、危険物取扱者、ボイラー技士など、業務に応じた専門資格が必要な場合もあるでしょう。インフラ業界で活躍するために必要なのは、技術的な知識と安全に対する高い意識、そして責任感です。

キャリアアドバイザー
機械や設備に興味があり、社会を支える仕事に意義を感じられる人におすすめの職業だと言えます。
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⑯施工管理職
施工管理職は、建設現場のリーダーとして大きなものづくりに携わる職業です。工事の品質、安全、工程、コストを総合的に管理し、建築や土木工事において設計図面通りに工事が進むように現場全体を統括します。
施工管理士になる際には、施工管理技士の国家資格を取得するケースが一般的です。ものづくりが好きで、多くの人と協力して大きなプロジェクトを成し遂げたい人に適した職業だと言えるでしょう。
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⑰カウンセラー
カウンセラーは、心の悩みに寄り添う専門職です。学校や医療機関、企業、福祉施設などさまざまな場所で人々の悩みに向き合い、心理的なサポートをおこないます。傾聴と共感を基本とし、相談者が自分自身で問題を解決できるよう支援しなければなりません。
「カウンセラー」という公的な資格はなく、臨床心理士、公認心理師などの資格を取ったうえで活動している人が多く見られる職業です。ただし資格の取得には大学院での専門的な学習が必要となるため、すぐに目指すのは難しいという人も多いでしょう。

キャリアアドバイザー
人の話を聞くことが得意で、心理学に興味があり、困っている人を支えたい気持ちの強い人に向いている職業です。
⑱販売員
販売員は、顧客の笑顔を作る接客のプロです。小売店や百貨店などで、顧客のニーズに合った商品を提案・販売し、商品知識を活かした的確なアドバイスや親身な接客サービスを提供します。
特別な資格は必要ありませんが、販売士検定や化粧品検定など、商品分野に関連する資格があると就職の際に有利になる可能性があります。コミュニケーション能力と商品への深い理解、そして顧客第一の姿勢が重んじられる世界です。
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⑲スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは、運動を通じて人々の健康と笑顔をサポートする職業です。フィットネスクラブなどの施設で働き、利用者の健康づくりや体力向上を支援します。個人の体力レベルや目標に合わせた指導をおこない、人々の健康増進に寄与する仕事です。
- 健康運動指導士
- スポーツ指導者基礎資格
- 競技別指導者資格
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
- JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者)
利用者の体力向上や上達を間近で見守れる喜びや、健康な社会づくりに貢献できているという実感から、やりがいを感じやすい職業であると言えるでしょう。
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自己成長を実感しやすい仕事一覧
ここからは、仕事を通して自らの成長を実感しやすい仕事を5種類紹介します。
自分の気になっている企業でこれらの職種の募集がおこなわれていれば、チャンスかもしれませんよ。それぞれの職種について詳しく解説するので、仕事選びのヒントにしてみてください。
⑳コンサルタント
コンサルタントは、企業の課題解決をサポートする経営のプロです。戦略立案、業務改善、IT導入、人事制度設計など多岐にわたる分野で、客観的な分析と具体的な改善提案をおこないます。
コンサルタントは、企業の複雑な課題を解決するために、常に新しい知識を吸収し、多様な業界・課題に触れることができる職業です。そのため、自己成長のチャンスの多い職業であると言えます。
コンサル業界の「BIG4」については、以下の記事でも詳しく解説しています。
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コンサル業界というと「フェルミ推定」を連想する人もいるかもしれませんね。事前に対策をしておきたい場合は、こちらの記事もあわせてチェックしておきましょう。
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㉑エンジニア
エンジニアは、専門知識やスキルを用いて、おもにシステムやソフトウェア、機器などの設計・開発・管理などを担当する職業です。自分が構築した製品やシステムが完成した際の達成感が大きく、やりがいを感じやすいと言えます。
エンジニアと一口に言っても職種は多岐に渡り、携わる分野によって扱う製品やシステムが異なるので、目指す際には「想像していた業務と違った」とならないように、注意しましょう。
- システムエンジニア(SE):おもにシステムの開発をおこなう
- インフラエンジニア:システムを動かす基盤や土台を構築し管理する
- アプリケーションエンジニア:アプリケーションに関するシステムの構築や管理をおこなう
- プログラマー:プログラミング言語を用いてコードを書き、システムやアプリケーションを作る
- サーバーエンジニア:サーバーの設計や構築、運用や管理をおこなう
- ネットワークエンジニア:インターネットなどのネットワークの設計や構築、運用や管理をおこなう
- データベースエンジニア:データベースの設計や構築、運用や管理をおこなう
- セキュリティエンジニア:システムのセキュリティ診断や事前対策などをおこなう
- クラウドエンジニア:クラウド環境におけるネットワークの整備や、サーバーの設計・構築などをおこなう

キャリアアドバイザー
現場では論理的な思考が求められるだけでなく、新しい機能やツールを扱う知識やスキルも必要です。資格の取得や新しい言語を扱えるようになることを通して成長が実感でき、そこにやりがいを感じる人も多いですよ。
また、SEについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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新卒未経験のSE職は、仕事内容の理解や熱意、適性をアピールすることが内定獲得のカギとなります。 この記事ではSE職の仕事内容、向いている人、役立つ資格、志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 文理別志望動機例もぜひ参考にしてくださいね。
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㉒営業職
営業職は、顧客や企業に対して自社の商品・サービスなど商材を購入してもらえるように、交渉しアプローチする職業です。
週や月単位、さらには年単位で数字として成績が明確に出るため、自分が成長したかどうかがわかりやすく、実績を残したときには大きなやりがいを感じられるでしょう。
営業職にはさまざまな職種があるので、自分に合った営業職は何か考えてみてくださいね。
- 法人営業:企業に対して営業活動をおこなう
- 内勤営業:社外には出ずに社内で営業活動をおこなう
- リテール営業:個人や個人を相手にする小売店舗に営業活動をおこなう
- 営業事務:営業担当の社内での事務的な業務をサポートする
- 営業アシスタント:営業担当の補佐としてスケジュール管理や事務作業をおこなう

キャリアアドバイザー
営業職は商材を多く購入してもらい結果を出すために、自分なりにアプローチ方法を考えたり、必要なスキルを磨く必要があります。明確な目標に向かって自身を成長させる過程にもやりがいを感じやすいと言えますよ。
こちらの記事で法人営業の仕事内容について解説しています。興味がある人はぜひ目を通してみましょう。
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㉓マーケター
マーケターは、市場調査・分析をしながらニーズを把握したうえで、需要のある商品やサービスを生み出し利益を上げる職業です。調査した内容をもとに商品やサービスを生み出し、その結果が売上として明確な数値に現れるため、成長を実感しやすい職業だと言えます。
商品やサービスを企画する際には、何も調査せずやみくもに作っても利益はあまり出ません。そのため、マーケターがさまざまなマーケティング手法を用いながら、以下の流れを繰り返すことで利益を出しやすくしています。
- 調査・分析
- 販促・広告宣伝
- 企画
- 結果の分析 ※①に戻る

キャリアアドバイザー
マーケターの業務範囲は広いため、企業によってどの範囲まで業務をおこなうかが異なります。担当が分かれている場合もあるので、志望企業ではどのようになっているのか忘れずに確認しておきましょう。
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㉔ディレクター
ディレクターは、プロジェクトや制作現場を指揮・管理する職業です。ディレクターの指揮がうまいかどうかでプロジェクトの結果が左右されるため、成功したかどうかが明確にわかりやすく、成長した実感を持ちやすい職業だと言えます。
ディレクターの仕事は多岐にわたるうえ臨機応変な対応が必要です。それぞれの出来がプロジェクトに影響を及ぼすため責任が大きい仕事ですが、同時にやりがいも感じやすい仕事だと言えますね。
- 現場の実務面での管理・運営
- 現場の業務スケジュールの管理
- 顧客との交渉や調整
- 現場への指示出し
ディレクターと間違えやすい職業にプロデューサーがあります。ディレクターとプロデューサーの違いについては以下の記事を参考にしてください。
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自分にとってやりがいのある仕事を見つける4ステップ

仕事のやりがいを感じられそうな要素を見つけたら、それに当てはまる仕事を探す段階に入ります。そこでここでは、やりがいのある仕事を実際に探す方法について、ステップ形式で解説していきます。
職業を探す際には、自分がその職業で働く姿を想像できるかが重要な基準になるので、意識しながら見てみてくださいね。
ステップ①過去の経験からモチベーションの源泉を明確にする
まずは自分が今までの人生で、どのようなときにやりがいや充実感を感じたかを振り返ってみましょう。学生時代の部活動、アルバイト、ボランティア活動、趣味など、さまざまな場面での経験を思い出してください。
- 後輩に勉強を教えて成績が上がったときにうれしかった
- イベントの企画・運営で多くの人に喜んでもらえた
- 困っている人を助けたときに達成感を得られた
ポイントは、なるべく具体的なエピソードを思い出してみることです。これらの経験から、あなたが何に対してモチベーションを感じるのかというパターンが見えてきますよ。
ステップ②過去の経験から自身の強みや好きなことを把握する
次に、これまでの経験から自分の強みや得意なこと、好きなことを整理してみましょう。周りの人から褒められたことや、自然とできてしまうこと、時間を忘れて夢中になれることなどを思い出してみてください。
- 人の話を聞くのが得意だ
- 数字を扱うのが好きである
- 新しいことを学ぶのが好き
- チームをまとめるのが得意だ
ここでの内容は、どんなに小さなことでもかまいません。また、家族や友人に「自分の良いところ」を聞いてみるのも効果的です。

キャリアアドバイザー
ほかの人に聞いてみると、客観的な視点から見た自分の強みがわかり、より正確な自己理解につながりますよ。
ステップ③モチベーションや強みを活かせる業界や企業を探す
続いては、ステップ①と②で明確になったモチベーションの源泉や強みを活かせる業界・企業を探してみましょう。先ほど紹介した24の職業も参考にしながら、具体的に調べていくことが重要です。

キャリアアドバイザー
業界や企業を探す際には、まず自分のモチベーションに合う分野を大まかに絞り込んでから、そのなかで自分の強みを活かせる具体的な職種や企業を見つけていくという流れがおすすめです。
- 業界から探す:社会に大きな影響をもたらせる、人から直接感謝されるなど
- 企業から探す:正当に頑張りが評価される、理想のキャリアに近づけるなど
興味のある業界や企業が見つかったら、その職業について詳しく調べてみましょう。インターネット上の情報だけでなく、実際にその職業で働いている人の話を聞いたり、企業説明会に参加したりすることで、より具体的なイメージを持つことができます。
- 具体的な仕事内容
- 一日の流れやスケジュール
- 楽しさや大変さ
- 職業についての社員の声やインタビュー
これらの情報を集める際は、複数の情報源から情報を得ることが大切です。企業のホームページや採用サイトはもちろん、就職情報サイト、業界研究本、OB・OG訪問なども活用して、多角的に職業や企業について理解を深めていきましょう。
ステップ④インターンなどで実際に体験してみる
やりがいを感じられそうな職業のことをできる限り詳しく知ることができたら、インターンシップなどを活用して実際に仕事を体験してみましょう。
職業の情報を集めて頭で理解したとしても、実際に仕事を体験してみないとわからないこともあります。たとえば「〇〇という点では良いと思っていたけれど、〇〇という点は苦手要素が多くて、やりがいを感じられそうにない」と思うかもしれません。
また、客観的に物事を判断することも重要ですが、肌で感じる自分の直感に頼ってみることも大切です。もしかしたら、実際に仕事をしてみて「この仕事は自分に合っているかも」と感じることもあるので、自ら体験をしてみるのは有効だと言えます。

キャリアアドバイザー
就職際には、仕事内容や職業だけでなく企業の社内環境や雰囲気、取り組みや制度なども含めてやりがいを感じられるかに大きくかかわってきます。この観点でも、実際に企業の様子を見ておくことは大事ですよ。
キャリアアドバイザーの体験談自分にとってのやりがいが見つからないときの対処法
「楽しい」や「うれしい」という感情に注目しよう
これまでやりがいのある仕事を見つける方法を紹介してきましたが、「自分にとってのやりがいが、まだはっきりわからない」という人もいるかもしれません。そのような人は、これまでの人生を振り返って、「楽しかったこと」や「うれしかったこと」をじっくり考えてみましょう。
私が以前支援した学生のなかに、小学生の頃に初めて一輪車に乗れたときの達成感が今でも忘れられないと語ってくれた人がいました。このエピソードを一緒に深掘りしていくと、「今までできなかったことができるようになった」、つまり「自己成長を実感できたとき」に強いやりがいを感じるという彼の本質が見えてきました。最終的に、彼は成長機会が多いベンチャー企業で見事内定を獲得しました。
このように、やりがいを見つけていくうえでは、必ずしも大きな出来事でなくてもかまいません。些細なことだと感じていることでも、実はそれが自分にとって非常に大切なやりがいを見つける糸口になるかもしれませんよ。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
やりがいのある仕事が見つからないときの3つの対処法


就活生
やりがいの種類もわかったし、どんな仕事があるのかもわかったのですが、結局自分がどんな仕事をしたいのかをなかなか選べません……。

キャリアアドバイザー
仕事を選ぶときには、確かにその仕事の内容や特徴を知ることも重要ですが、それ以上に自分自身の気持ちを掘り下げることが重要です。ここから具体的な対処法を説明しますね。
これまでの方法を試してみても、なかなかやりがいのある仕事が見つからないという人もいるでしょう。そんなときは焦らず、視点を変えてアプローチしてみることも重要です。
ここからは、そんな状況を打破するための3つの対処法を紹介します。いずれも今すぐに実践できる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
①自分にとって働くうえで大切にしたいことの優先順位を付ける
やりがいのある仕事を探しているものの、なかなか見つからない場合は、一度立ち止まって自分の価値観を整理してみましょう。仕事に求める条件がたくさんありすぎて、どれを重視すべきかわからなくなっている可能性があります。
まずは、仕事を選ぶ際のさまざまな要素を書き出してみてください。そのうえで、自分にとって最も重要なものから順番に優先順位を付けていきます。
- 給与・待遇
- やりがい・成長
- 安定性
- ワークライフバランス
- 人間関係・職場の雰囲気
- 社会貢献性
- 将来性
すべての条件を満たす完璧な仕事は存在しないと考え、何を最優先するかを明確にすることで、現実的な選択ができるようになります。

キャリアアドバイザー
やりがいを特に重視するのであれば、たとえば「多少給与が低くても社会貢献性の高い仕事を選ぶ」といった判断をする覚悟も必要です。
②知人やOB・OGに今の仕事のやりがいを聞いてみる
とことん自分と向き合うことはとても重要ですが、一人で考えていると視野が狭くなり思考が凝り固まってしまうこともあります。そこで、知人やOB・OGに今の仕事で感じているやりがいは何か聞いてみるのがおすすめです。
OB・OGや周りの大人たちは、ほとんどの人がすでに仕事を経験しているので、よりリアルな意見をもらえます。自分だけで仕事を想像するには限界があるので、ほかの人の力を借りるのは大事ですよ。
- 今の仕事でやりがいを感じる瞬間はいつですか?
- 今の企業のなかでどのようなやりがいを感じている人が多そうですか?
- 今の仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

キャリアアドバイザー
直接的に仕事のやりがいの見つけ方を聞いてみるのも良いでしょう。人生の先輩として自分だけでは思いつけないアドバイスをもらえることもありますよ。
OB・OG訪問のやり方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
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OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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③周りの人や就職エージェントに相談する
一人で悩み続けるよりも、家族や友人、大学のキャリアセンター、就職エージェントなどに相談してみるのも一つの方法です。第三者の視点から客観的なアドバイスをもらうことで、新たな気づきが得られる場合がありますよ。
特に、就職エージェントは多くの学生の就職活動をサポートしており、豊富な経験から的確なアドバイスを提供してくれます。自分では気づかなかった強みや適性を発見できたり、知らなかった業界や職種を紹介してもらえたりする可能性もあるでしょう。

キャリアアドバイザー
同じように就活中の友人と話すことで、考えを整理できることもあります。積極的に周りの人の力を借りることで、やりがいのある仕事を見つけやすくなるかもしれませんよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!やりがいを見つけるうえで第三者の意見も有効
「マトリックス表」を活用して新たな自分探しをするのも一つの手段
とことん自分と向き合ってみたけど、どうしても自分ならではの仕事のやりがいが見つからないこともあるでしょう。そのようなときは、第三者の視点から自身を見つめてみるのもおすすめです。周りの人に自分の特徴などを聞いてみると、自分では意識していなかった得意なことや、新たな一面に気づかされる場合があります。
このようにして得られた客観的な意見を活かす効果的な方法に、「マトリックス表」があります。これは、縦横の軸に情報を並べて整理する手法です。集めた意見や情報を整理して、縦軸に「好き」と「嫌い」、横軸に「得意」と「苦手」の表に落とし込み、自分の特性を掘り下げてみましょう。
実際にやってみると、「好き」だけど「苦手」なことや、「嫌い」だけど「得意」なことなど、自分では気づかなかった新たな特性を発見できるかもしれません。主観と客観の2つの視点から得られた特性をもとに、仕事のやりがいにつながりそうな項目を見つけてみると、自分ならではの仕事のやりがいを見つけやすくなりますよ。
あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう
入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
やりがいのある仕事に関してよくある質問に回答!
やりがいのある仕事を調べるなかで、疑問に思うことや悩むこともありますよね。ここでは、キャリアアドバイザーがやりがいのある仕事についてよくある質問に回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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やりがいのある仕事にはどのような特徴がありますか?
やりがいのある仕事は人それぞれ異なりますが、特徴的な要素の一つとして人の役に立っている実感が得やすい仕事が挙げられます。また、直接感謝される仕事もやりがいを感じやすいでしょう。そのほかにも、社会に大きな影響をもたらすことで自分の仕事が社会に貢献していると感じ、やりがいを見出すこともできます。さらに、社会や他者とのかかわりのなかだけでなく、自分が成長している実感を持てる仕事もやりがいを感じやすいといえますね。
加えて、自分の持つ力を思うように発揮できることや、理想のキャリアに近づけることも仕事にやりがいを感じる大きな要素です。また、気持ち的な部分だけでなく、仕事での頑張りや成果が正当に評価されることもやりがいにつながります。
このように、やりがいがあるといえる仕事にはさまざまな特徴があるため、どれに当てはまるかで自分が就くべき職業も変わってくるといえます。
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自分がやりがいを感じる仕事はどうすれば見つかりますか?
自分がやりがいを感じる仕事は、自分の過去を振り返ったり、未来を考えながら自分ととことん向き合うことで見つかりやすくなります。具体的には、過去に楽しさや達成感を感じた経験を思い出して、その要素が仕事にもつながるかを考えてみてください。また、実際に仕事をするうえで一番大切にしたいことは何かを考えてみるのも良いでしょう。
一人で煮詰まってしまったら、自分以外の人に聞いてみるのも一つの手です。知人やOB・OGに今の仕事でやりがいを感じていることは何かたずねてみましょう。自分では気づけなかった仕事のやりがいが見つかる可能性が高まりますよ。
やりがいのある仕事例から適職を見つけて充実したキャリアを描こう
やりがいのある仕事を見つけるためには、まず自分自身と向き合い、過去の経験から何にモチベーションを感じるかを知ることが大切です。そして今回紹介した24の職業を参考にしながら、自分の価値観や強みを活かせる仕事を探してみてください。
もし一人で考えて行き詰まったときは、周りの人に相談したり、実際にインターンシップで体験してみたりと、異なる角度からのアプローチをしてみるのが効果的です。
自分にとって何が最も重要かを明確にして、現実的な選択をしていきましょう。今日から早速行動を始めて、自分らしいキャリアを築いていってくださいね。
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「誰かの役に立っている」と感じながら働ければ、モチベーションが高まり、さらに質の高い仕事をできるようになりそうですね。