目次
- やりがいのある仕事を見つけるには「仕事に何を求めるか」を考え抜くことが大切!
- まずは知っておこう! やりがいのある仕事に就く3つのメリット
- ①仕事へのモチベーションが保ちやすくなる
- ②成長スピードが上がりやすくなる
- ③仕事で成果を出しやすくなる
- やりがいがあると感じる仕事は人それぞれ! 自分だけの仕事の意義を見つけよう
- 自分にとって重要なのはどれ? 仕事でやりがいを感じやすい7要素
- ①社会に大きな影響をもたらせる
- ②人の役に立てる
- ③人から直接感謝される
- ④成長実感がある
- ⑤自分の能力を発揮できる
- ⑥正当に頑張りが評価される
- ⑦理想のキャリアに近づける
- やりがいの要素別に解説! やりがいを感じやすい仕事20選
- 社会に大きな影響もたらしている実感を持ちやすい仕事
- 人の役に立っている感覚を得やすい仕事
- 人から直接感謝されやすい仕事
- 自分の成長が目に見えてわかりやすい仕事
- とことん自分と向き合おう! 自分ならではの仕事のやりがいを見つける3つの方法
- ①過去に楽しさや達成感を感じた経験から仕事につながる要素を探す
- ②自分にとって仕事で一番大切にしたいことは何かを考えてみる
- ③知人やOB・OGに今の仕事のやりがいが何か聞いてみる
- 働く姿を想像できるかがカギ! やりがいのある仕事を選び取るための3ステップ
- ステップ①自分がやりがいを感じる要素から探し方を検討する
- ステップ②ネットや書籍などを活用して具体的な職業を調べる
- ステップ③インターンなどで興味のある仕事を体験してみる
- やりがいのある仕事に関してよくある質問に回答!
- やりがいのある仕事は皆一緒じゃない! 自分がいきいき働ける適職を見つけよう
やりがいのある仕事を見つけるには「仕事に何を求めるか」を考え抜くことが大切!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「やりがいのある仕事にはどんな特徴がありますか?」
「やりがいのある具体的な職業を知りたいです。」
という質問や相談を受けます。
これから長く仕事をすることを考えると、やりがいのある仕事に就きたいと考える人も多いのではないでしょうか。具体的にやりがいのある仕事は何か知りたい人もいますよね。
やりがいのある仕事に就くには、自分が「仕事に何を求めるか」を突き詰めて考えることが大切です。
この記事では、やりがいのある仕事の特徴を解説したうえで、特にやりがいを感じやすい仕事を20選紹介していきます。また、自分ならではのやりがいを見つける方法も解説するので、ぜひ自分と向き合いながら考えてみてくださいね。
まずは知っておこう! やりがいのある仕事に就く3つのメリット
就活生
キャリアアドバイザー
そうですね、必ずしもやりがいを持つ必要はありませんが、仕事にやりがいを持てたほうがさまざまなメリットがありますよ。
仕事にやりがいがあったほうが良いと聞くことはあるけれど、それがなぜなのか漠然としている人もいますよね。ここではやりがいのある仕事に就く具体的なメリットを解説していくので、参考にして確信度を高めてくださいね。
①仕事へのモチベーションが保ちやすくなる
仕事にやりがいを持てると、自分の仕事に誇りを持ちやすくどのような業務でもポジティブにとらえやすくなるため、日々の仕事に取り組むモチベーションを維持しやすくなります。仕事のなかで何にやりがいを感じるかは人それぞれ異なりますが、何にせよ仕事にやる気を出しやすくなるでしょう。
仕事は必ずしも自分のやりたいことや得意なことだけをやっていれば良いというわけではありません。そのようなときに自分なりのやりがいを持っていれば、今の仕事に意味を見出しやすくなり少しきついことでも乗り越えられるでしょう。
キャリアアドバイザー
給与をもらうことだけを目的に仕事をするのも良いですが、仕事をする意義はそれだけではありません。人によって仕事の目的は異なるものの、仕事自体にやりがいを持って働くことで前向きな気持ちで業務に取り組みやすくなりますよ。
②成長スピードが上がりやすくなる
やりがいを持って仕事に取り組むことで、仕事における成長速度が早くなることもメリットの一つです。
企業に就職しビジネスパーソンとして仕事を続けていくうえでは、自分自身を成長させていくことは重要です。成長することでやれる仕事の範囲も広がり、仕事のクオリティも上がりやすくなるため評価も高くなるでしょう。
このように、自分の仕事にやりがいがあると前向きに仕事に取り組みやすくなります。与えられた業務だけではなく、+αで自らほかの仕事の対応ができたり、知識やスキルを身に付けようという気持ちが強くなるため、おのずと成長スピードも加速しやすいといえますね。
③仕事で成果を出しやすくなる
仕事にやりがいが持てると、自分の仕事に関するスキル向上や知識習得などのスピードが上がりやすくなったり、+αで自分の担当以外の対応をしやすくなることで、結果として仕事で成果を出しやすくなる傾向にあります。
仕事で成果を出しやすくなると会社からの評価も上がり、自分への信頼も高まるため、任される仕事の範囲も広がるでしょう。そして、任される仕事の幅が広がると、自分の身に付く知識やスキルも増えるため、より成果を出しやすくなります。
このように、仕事にやりがいを持てると好循環が生まれ、より成果を出しやすくなりますよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
やりがいのある仕事に就いた場合とは反対に、「やりがいのない仕事」に就いた場合についても考えてみましょう。
仕事の時間は基本的に実働7〜8時間であることが多く、通勤時間なども含めるとおよそ10〜12時間程度、つまり一日のほとんどを占めることになります。この時間をやりがいのない仕事に費やした場合、日々のモチベーションを維持することは困難だと考えられます。なぜなら、やりがいのない仕事に対しては「向上心」を持って取り組むことが難しいためです。その結果、成果を出しづらく、達成感が得られにくいというデメリットにつながってしまいます。
ただし、やりがいのない仕事に就いている人全員がそのようなネガティブな感情で仕事に取り組んでいるわけではありません。趣味やボランティアといったプライベートを充実させるために仕事に取り組むなど、人生全体の一部として仕事を考えて日々を充実させる選択肢も考えられます。視野を広げて自身の解釈で納得のいく選択をすることが大切ですよ。
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やりがいがあると感じる仕事は人それぞれ! 自分だけの仕事の意義を見つけよう
キャリアアドバイザー
やりがいを持って仕事をすることのメリットの多さは理解できたでしょうか?
就活生
はい! やりがいを持つことは仕事を楽しく充実したものにするために重要なのですね。ただ、まだ仕事を経験したことがないので、自分が仕事にやりがいを感じられるか不安です。
キャリアアドバイザー
たしかにそこは気になるところですよね。やりがいがあると感じる仕事は人それぞれ異なるので、これから自分に合う仕事を見つけていけば大丈夫ですよ。
やりがいがある仕事は世の中にたくさんありますし、そもそも仕事に感じるやりがいは人によって違います。やりがいとは言い換えるならば「仕事に対する自分ならではのモチベーション」です。
- 自分ならではの仕事に対するモチベーション
たとえば、給与が上がることが仕事をおこなう原動力になる人もいれば、人の役に立った瞬間に「この仕事をして良かった」と感じる人もいます。このように、仕事にやりがいを感じるかどうかは、何の職業か、どの業界かなどによって決まるとは限りません。
どのような仕事でも自分が何にやりがいを感じ、やりがいを見出せるかが重要です。自分にとっての仕事の意義は何か、この後に解説する内容を踏まえて考えてみましょう。
キャリアアドバイザー
また、仕事へのやりがいは一つだけとは限りません。自分が仕事の何に一番やりがいを感じるのかを考えるとともに、ほかにもやりがいを感じる要素は何かをこの後解説する7つの要素から見つけてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
やりがいを持って仕事に取り組むことはとても大切ですが、過度にやりがいを求めすぎると発生する弊害もあるので注意が必要です。たとえば、理想像や目標のために頑張ってもなかなかうまくいかない場合、今と理想の自分にギャップを感じ無気力になってしまうこともあるでしょう。
また、希望の部署に配属されない場合や、やりたい業務ができなかったときに過度なストレスを感じやすくなります。「こんなはずじゃなかった」とモチベーションが著しく下がってしまう可能性があるのです。仕事への思い入れが強い分、割り切って仕事をすることができず、自ら仕事へのハードルを上げてしまっているパターンですね。これは好きなことを仕事に選んだ際にも陥りやすい現象といえます。
なかには社員のやりがいを利用して低賃金で長時間労働を課すなど、「やりがい搾取」をする企業もあります。仕事にやりがいだけを求めてしまうと働きすぎの状態に陥り、心身を疲弊させてしまいかねません。説明会への参加などを通じて残業時間や年間休日の確認をして、できるだけ無理のない働き方を選択しましょう。
自分にとって重要なのはどれ? 仕事でやりがいを感じやすい7要素
就活生
仕事のやりがいは自分で見つけるものなのですね。まだ仕事をしたことがないので漠然としているのですが、仕事でやりがいを感じやすい要素などありますか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね。仕事へのやりがいは人それぞれ違いますが、特にやりがいを感じやすい要素があります。一緒に確認していきましょう。
自分だけの仕事でのやりがいを見つける際には、具体的にどのようなことにやりがいを感じやすいのかを知っておくと見つかりやすくなります。ここでは仕事でやりがいを感じやすい7つの要素を解説するので、自分の感じ方と照らし合わせてみてくださいね。
①社会に大きな影響をもたらせる
自分の仕事が社会に大きな影響をもたらしていると感じると、仕事へのやりがいを感じやすい傾向にあります。仕事は社会へ貢献することが目的の一つですが、影響力のある仕事をしていると実感できると「自分の仕事は世の中の進展に貢献しているんだ」と誇らしい気持ちになりやすいのです。
これは扱っている商品やサービスの規模が大きかったり、多くの人に影響が出る業界や職業が当てはまります。たとえば、以下のような分野の職業は社会に大きな影響をもたらしている実感を得やすい職業といえますね。
- 金融系の職業
- 報道・マスコミ系の職業
- 建設・インフラ系の職業
- 国家公務員
キャリアアドバイザー
普段はテレビやネットで見ることが少ない業界でも、インフラのように社会の中枢を担っていたり、いつも通りに暮らせるように人々の生活を守っている職業は多くあります。目に見える影響力だけでなく、仕事が影響する範囲の大きさも意識して探してみてくださいね。
②人の役に立てる
仕事のなかで「自分はこの人の役に立っている」と感じる瞬間も、やりがいを感じやすい要素の一つです。役に立っている実感は、自分がおこなった作業や業務が誰かの負担を減らしたり、一人では解決が難しいことをサポートすることで得られます。
また、直接役に立っている場面を見なくても自分が役に立つ仕事をしていると感じられれば、やりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。たとえば以下のような職業は特に人の役に立っていると感じやすい職業といえます。
- 医療関係の職業
- 法律関係の職業
- 警察官
- 地方公務員
- コンサルタント
キャリアアドバイザー
自分が携わった人から直接反応が得られる場合はもちろん、間接的にでも役に立っている実感が持てれば、自分の仕事の意義を見出しやすくなりますよ。
人の役に立つ仕事について、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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③人から直接感謝される
人の役に立ったと感じたときにやりがいを感じやすいと解説しましたが、実際に直接感謝されたほうが役に立ったという実感が湧きやすく、やりがいを感じやすい傾向があります。
たとえば接客した顧客から「あなたのおかげで良いモノを買うことができました。ありがとう」という言葉や、取引先から「今回のプロジェクトはあなたがいたからやり通せたよ」という言葉をもらえたときなどが考えられます。自分のやったことは無駄じゃなかったのだと実感できるとやりがいにつながりますよ。
これは顧客だけに限りません。社内の人やチームメンバーから感謝されることでもやりがいを感じられます。特に以下の職業は直接感謝される頻度が高いといえますね。
- 事務職
- バックオフィス系の職業
- 教師・塾講師
- 接客・サービス・販売系の職業
- カウンセラー
- インストラクター
④成長実感がある
仕事を続けるなかでは、自分ができることを増やすことで対応範囲も広がります。自分が仕事で前に進んでいる、成長していると実感できれば、やりがいも感じやすいです。
特に明確に自分が成長したとわかる指標のようなものがあると、成長を実感しやすくなり、やりがいも見出しやすくなります。たとえば以下の職業などは自分が出した成績が数字に現れたり、スキルアップしたことがわかりやすいため、成長を実感しやすいといえますね。
- エンジニア
- 秘書
- ディレクター
- 営業職
- マーケター
キャリアアドバイザー
職業の特徴だけでなく、企業の特徴によっても成長を実感しやすい場合もあります。たとえば、評価の指標が明確であったり表彰制度がある企業は、自分が成長していると実感しやすいですね。
⑤自分の能力を発揮できる
仕事をおこなう際に自分の強みやスキル、ノウハウやこれまでの経験を活かして力を発揮できた実感があると、やりがいを感じやすくなります。
自分の力を発揮できている状態にやりがいを感じる人もいれば、自分の力を使って成果を出したときにやりがいを感じる人もいるでしょう。このように、自分が発揮した力で物事に良い影響をもたらした経験はより仕事のモチベーションにつながり、仕事も捗りやすくなります。
また、自分の得意なことをしてやりがいを感じるようになると、ますます仕事で成果を出しやすくなり、社内や顧客から「これは〇〇さんにお願いしたいです」と頼られることも多くなります。このように、自分の価値を実感できると、よりやりがいを感じやすくなるでしょう。
キャリアアドバイザー
この「⑤自分の能力を発揮できる」を含めて、これから紹介する2つの要素は個人に起因する要素のため、特定の職業はありません。自分がどう感じるかを考えてみてくださいね。
⑥正当に頑張りが評価される
自分がした頑張った仕事や成果を出したことが正当に評価されたときも、やりがいを感じやすい要素の一つです。特に、自分の頑張りが給料やボーナスなどの報酬として跳ね返ってくると、仕事のモチベーションにつながりやすいでしょう。
反対に、いくら頑張っても会社や他者からの見返りが正当でないと、やる気が削がれてしまう可能性が高いです。もちろん、頑張った自分を自身で労うことはできますが、適切に評価されていない状況ではもどかしさを感じてしまいますよね。
働き始めたら「自分の頑張りが適切に評価されているのか」を自分がおこなった仕事と出した成果をもとに、確かめることが重要ですよ。
キャリアアドバイザー
会社が適切に評価してくれないと感じた場合は、まず上司に相談しましょう。また、社内に相談できないことがあれば、総合労働相談コーナーなどに連絡するのも一つの手ですよ。
⑦理想のキャリアに近づける
日々の業務や短期的な成果だけでなく、長期的な目線で見て自分が理想としているキャリアに近づいている実感があると、仕事にやりがいを感じやすいです。
仕事をするなかで何も目的がなく、ただ与えられた仕事をするだけだと自分が何のために今仕事をしているのかわからなくなり、無気力になってしまうこともあります。一方で、今の仕事が自分の将来にどのようにつながるのかわかっていれば、今の仕事への意義を見出しやすくなるでしょう。
また、担当する業務が難しかったり、苦手なものだとしても「将来こういうキャリアを実現するための通過点だ」と考えられれば、そのときの仕事にもやりがいを見出しやすくなります。今だけでなく、キャリアを長い目で見て仕事に取り組むことは、やりがいを持って仕事をするうえでは大切だといえますね。
やりがいの要素別に解説! やりがいを感じやすい仕事20選
キャリアアドバイザー
仕事でやりがいを感じやすい要素を紹介しましたが、自分がやりがいを感じやすそうな要素は見つかりましたか?
就活生
そうですね、明確にはまだ言えないですが、これが近いかなという要素は見つかりました! もっと自分がやりがいを感じやすい仕事がわかるように、実際にやりがいを感じやすい要素を持つ仕事は何か知りたいです。
キャリアアドバイザー
ある程度見当がついたのは素晴らしいですね! それでは、よりやりがいを感じやすい仕事につけるように具体的な職業を一緒に確認していきましょう。
ここでは、先ほど紹介したやりがいを感じやすい各要素に該当する職業を取り上げ、詳しく解説していきます。自分がやりがいを持てそうな要素のある職業は何か見てみてくださいね。
社会に大きな影響もたらしている実感を持ちやすい仕事
まずは、社会に大きな影響をもたらしている実感を持ちやすい企業を紹介します。
この要素を持つ仕事は扱う商品のサービスや商品の規模が大きく、たくさんの人に影響する職業が多いです。そのなかでも、扱うものや携わる分野が職業ごとに異なるため、それぞれどのような特徴があるかを確認して、自分に合う職業は何か考えてみてくださいね。
①金融系の職業
- 銀行員:窓口で預金に来たお客様の対応や、融資の応対、金融商品の販売などをおこなう
- 保険会社の社員:生命保険や損害保険などの何かあったときに支えとなる商品を販売する
- 証券会社の社員:株式や債券などの金融商品に関する取引をおこなう
- 税理士:個人や企業に対して、税に関するアドバイスや書類を作成する
- ファイナンシャルプランナー:個人の資産運用をサポートする
- 国税専門官:国家公務員のなかの職業の一つであり、税務のスペシャリストとして活動する
金融系の職業は、人々や国が必ず使用する「お金」を扱う職業であるため、社会や多くの人に影響をもたらしやすいです。
たとえば銀行員であれば、人々が集めたお金を預かって貸し借りをおこなうため、1つ作業を間違えるだけで大きな損害につながることもあります。その分、「自分は人々が生活するのに必要不可欠なお金を支えている」と思えれば、やりがいを感じやすいです。
また、金融系の職業でも保険会社の社員は、その人に何かあったときのために活動する仕事のため、人の将来を守る仕事ともいえます。その人を長い期間支える商品を売っているのだと感じられれば、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
キャリアアドバイザー
このように、同じ金融系の職業でも、それぞれの特徴によって何にやりがいを感じやすいかは異なります。ぜひ自分の特徴と照らし合わせて考えてみてください。
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②報道・マスコミ系の職業
- テレビ業界の社員:政策や宣伝、放映などさまざまな立場はあるが、すべてテレビを通して番組を放送するために活動する
- アナウンサー・ニュースキャスター:社会でおこった事実をテレビなどを通じて伝える
- 出版社の記者・編集者・ライター:世の中で起きたことを取材したり、自分の頭で解釈したことをWebメディアや紙面を通して伝える
- 新聞記者:世の中で起きた事実を取材し、新聞を通して伝える
- 広告業界の社員:商品やサービスが多くの人々に届くように、宣伝する
報道・マスコミ系の職業は、世の中で起こったことや自分が考えたことを整理して、適切に人々に伝える職業です。自分が発信した情報が、ときに社会や人々に大きな影響をもたらすこともあります。
SNSが発展した現代では皆が簡単に情報を発信できるようになりましたが、だからこそ信憑性のある情報が求められているといえるでしょう。そのため、発信する報道・マスコミ関係の職業は社会にとって重要な役割を担っており、その分やりがいも大きいといえます。
キャリアアドバイザー
社会や人に大きな影響をもたらしやすい分、自分が発信する情報に責任を持つ必要があるため、慎重さとプレッシャーへの耐性は必要不可欠な職業といえるでしょう。
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③建設・インフラ系の職業
- 電気・ガス・水道・通信などを扱う職業:人々が日常生活を過ごすなかで必要不可欠なものを扱う
- 鉄道・航空・海運などの流通業:モノや人をある場所からある場所まで運ぶ
- 設計者:建物や設備などを構築する際に必要な図面を考え、作る
- 施工管理者:工事現場などで工事が計画通りにいくように管理する
建設・インフラ系の職業は人々の生活の基盤を支える職業です。特にインフラは人々の生活に欠かせないものであり、電気・ガス・水道・通信が止まると生活ができない、もしくは不便になる可能性があります。
また、流通業も人々の生活に大きな影響をもたらす職業です。注文したものが届かなかったり、電車などの交通網が止まると多くの人が困ってしまうでしょう。社会や人々を縁の下から支える職業としてやりがいを持てる仕事だといえます。
キャリアアドバイザー
世の中が通常通りに動いているときにはあまり意識しないかもしれませんが、何か問題が起こったときにその大切さを実感しやすい分野といえますね。
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④国家公務員
国家公務員は日本の中枢や国民の暮らしを守る役割を担っている職業です。具体的には、以下のような国にかかわる分野全般を扱っています。
- 医療の問題
- 教育関連の方針決めや検討
- 国全体の治安維持
- 国家の財政管理
- 外交
自分の判断やおこなった業務が国全体を動かすこともあります。国を動かすことは、多くの国民の未来に影響をもたらすことであり、そこへのプレッシャーや責任は大きいものでしょう。それと同時に、自分の活動が国民の未来を良くすることにつながることも多くあります。
国や国民に対して大きなインパクトをもたらすことに誇りを持てる人は、この職業に向いているといえ、大きなやりがいも感じられるでしょう。
こちらの記事では国家公務員の仕事内容や種類をわかりやすく解説しています。国家公務員についてより深く知りたい人は、あわせて参考にしてみてください。
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人の役に立っている感覚を得やすい仕事
次に、人の役に立っている感覚を得やすい仕事を紹介します。
この要素を持つ職業は、仕事で誰かの負担を軽減したり、本人では解決が難しい内容をサポートする職業が多いです。直接感謝されない場合もあるかもしれませんが、「自分の仕事は人の役に立っている」と自分自身が思えれば、やりがいを感じられるでしょう。
今から紹介する職業はすべて人の役に立っていると感じやすい職業ですが、役に立つ要素も異なれば、役に立ったと感じやすい場面や内容も異なります。人によってやりがいを感じやすかったり、反対に感じにくい職業もあるでしょう。
職業の特徴を把握して、自分がどの職業であればやりがいを感じやすいのか、ぜひ考えてみてくださいね。
⑤医療関係の職業
- 医者:患者を診察して、健康な心身になるように治療する
- 看護師:診療の補助をおこない、患者が治るようにサポートする
- 助産師:妊婦に対して、妊娠から出産、育児に至るまで、母と子どもの健康をサポートする
- 保健師:地域住民に対して、病気の予防や健康増進のためにサポートする
- 歯科医師:歯に関する診察や治療をおこなう
- 歯科衛生士:おもに歯科医師の診療を補助したり、虫歯や就活生病にならないための指導をする
- 歯科助手:歯科医院にて受付や会計など、歯科医師や歯科衛生士のサポートをする
- 薬剤師:薬を処方することで患者の病状を改善する
- 理学療法士:動作の専門家であり、日常生活の基本となる動作の改善を図る
- 作業療法士:食事や入浴、仕事や学習など日常生活に加え、社会復帰を支える
- リハビリ助手:理学療法士や作業療法士がおこなうリハビリを補助する
- 医療事務:病院やクリニックにて受付や事務処理をおこなう
- 管理栄養士:専門的な知識とスキルを使って、人々への栄養指導と管理をおこなう
医療関係の職業は、おもに心身にケガや病気を背負った患者と相対し、予防や診断、治療などをおこなう職業です。「人の命」を扱うため責任は重大ですが、その分人の役に立つ実感は感じやすいといえます。
医療関係の職業はどれも専門性が高いため、なるまでにもかなり大変です。このように培った知見と技術が活かされて人の助けになったと実感できれば、やりがいはより大きくなりますよ。
キャリアアドバイザー
医療関係の職業を目指すのであれば、何の資格が必要か、どういった経路で目指せば良いのかなどについて、興味のある医療関係の職業を調べておくと良いでしょう。
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⑥法律関係の職業
- 弁護士:おもに罪を犯した疑いをかけられている人の権利を守るために活動する
- 司法書士:法律に関する知識を使って、企業や個人に代わって書類の作成や手続きをおこなう
- 行政書士:官公署に提出する書類の作成や、手続きを代理しておこなう
- 公認会計士:税務に関しての業務や相談ごとを代行する
- 検察官:事件を捜査して被疑者を取り調べし、被疑者を起訴するかの判断をおこなう
- 裁判官:法律にのっとり、中立な立場で被疑者の処遇を判決する
- 通関士:輸出入をする依頼人と税関の間に立って、貿易がスムーズがおこなわれるようにサポートする
法律関係の職業は、日本で定められている法律を守ることや、法律を基準として物事を判断する職業です。特に法曹三者と呼ばれる弁護士や検察官、裁判官などは、自分の判断や行動がときに人のこれからの人生を変えることもあります。自分の信念を貫き良い方向に進んだときには、人の役に立ったと感じることができるでしょう。
こういった人の人生を左右する職業であることもあり、基本的には資格が必須で就職難易度は高い傾向にあります。特に裁判官・検察官・弁護士は司法試験を突破する必要があり、何度も受けてやっと合格できるパターンも少なくありません。
上記の法律関係の職業一覧で解説しているように、職業によって仕事内容は異なります。各職業の仕事内容を参考に、自分が何をして、どのような人のためにどう役に立ちたいのかを考えて、目指す職業を選択しましょう。
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⑦警察官
- 地域警察:おもには交番に勤務し、地域のパトロールや住民への対応をおこなう
- 警備警察:国家に関連するイベントなどの警戒警備をおこなう
- 生活安全警察:生活のなかで起こりやすい犯罪などの犯罪対策や相談業務を担う
- 刑事警察:事件の捜査をし解決に導く仕事をおこなう
- 警察官僚:警察庁で警察組織全体の方向性や政策を考え、指示する
警察官は、おもに市民と市民の住む町を平穏な状態に維持する職業です。警察官と一口に言ってもさまざまな種類があり、それにより仕事内容も変わりますが、人々を危険から守る職業であり、人々の役に立つ実感を得やすい職業であることは共通しています。
警察官になるには、公務員試験に合格する必要があります。警察官を仕事にするための訓練もあるので、そこで培われた自分の力で人々を守れたり、困りごとを解決できたときは、大きなやりがいを感じられるでしょう。
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⑧地方公務員
地方公務員は、地域社会や地域の住民に密着したサポートや行政関係のサービスをおこなう職業です。地方公務員にもいくつか種類がありますが、どれも地域住民を支える職業であり、人と直接かかわる職業のため、自分がしたことで役に立った実感を得やすいでしょう。
具体的には以下のような職業があり、仕事内容も異なります。
- 市役所職員:おもに各地域の市役所に勤務し、地域住民の困りごとや手続きに関する業務をおこなう
- 県庁職員:都道府県にかかわる職員であり、公共施設の管理や建設など市町村では対応が厳しい業務などをおこなう
- 消防士:火災が起きた際に、火の消火や人命救助などをおこなう
- 警察官:その地域の住民や地域の安全を守る業務をおこなう
キャリアアドバイザー
同じ地方公務員でも、どの職業に就くかによって感じるやりがいは大きく異なるため、自分がやりがいを感じる瞬間は何かよく考えて選びましょう。
こちらの記事では市役所勤務を目指す人に向けて、志望動機の作り方やコツを解説しているので、興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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⑨コンサルタント
コンサルタントは、「相談する」という意味を持つ「consult」の英語に由来しており、顧客が抱える問題や課題について相談に乗り、原因を分析して解決方法を導き出す職業です。
顧客は自分もしくは自社だけでは解決できない課題を持ってくるため、解決が難しいものが多い傾向にあります。それを自分の力で解決できたときは、大きな達成感と顧客の役に立った実感を得られるでしょう。
- ITコンサルタント:IT分野に特化して顧客の課題を解決する
- 人事コンサルタント:採用活動や社内の人材に関する課題を解決する
- 経営コンサルタント:企業の経営に入り込んで経営改善や企業の発展をサポートする
- 総合コンサルタント:企業運営全般に関する課題を解決をする
- 専門コンサルタント:特定分野の深い知識を活用して課題を解決する
キャリアアドバイザー
コンサルタントは実態のある商品を生み出したり販売するのではなく、解決策を提供することで報酬を得る仕事のため、自分の専門分野を磨き上げれば、コンサルタントとして活躍できる可能性がありますよ。
こちらの記事ではコンサルティング業界について網羅的に解説しています。代表的な企業も紹介しているので、目指す際はぜひ参考にしてみてください。
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人から直接感謝されやすい仕事
ここでは、人から直接感謝されやすい職業を紹介します。
自分がしたことが誰かの役に立ったと感じてもやりがいを感じることはできますが、直に感謝を伝えられたほうが「この仕事をやって良かった」とやりがいを感じやすい傾向にあります。
これから紹介する職業は、比較的人と直接接する機会がある職業が多いです。ただ、接する状況やタイミング、感謝されやすい業務内容などは異なります。職業の内容によっては向き不向きがあると思うので、自分が感謝されてうれしい状況は何か考えながら見てみてください。
キャリアアドバイザー
自分の対応の仕方で感謝されるかどうか決まりやすい職業も多いので、いかに自分が仕事を工夫できるかが大事になるかもしれませんね。
⑩事務職
事務職は、おもに社内の事務的な業務をおこなう職業です。仕事内容としては、ほかの業務を担当している人のサポートをするのがメインであり、具体的には以下のような業務があります。
- 書類の作成や整理
- データの入力作業
- 手続き関連の対応
- 電話対応や来客対応
ただ、仕事をするなかで書類を渡したり、社内の人の仕事を補助することも多いため、必然的に社内の人から直接感謝を伝えられる場面も多くなるでしょう。日々のなかで感謝の言葉をかけてもらえることが多いと、自分の仕事にやりがいを感じる回数も増えますよ。
キャリアアドバイザー
事務職によっては、社外の人と多くかかわる職種もあります。自分が社内と社外どちらの人と多くかかわりたいかどうかも、事務職を選ぶときのポイントといえますね。
事務職の仕事内容についてはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい人は参考にしてみてください。
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⑪バックオフィス系の職業
- 総務:組織が円滑に企業活動できるように、社内のさまざまな業務の対応をする
- 人事労務:社員のサポートや採用活動を通して、企業の人材部分を支える
- 経理:企業のお金のやりとりを数値化整理し、管理する
- 法務:企業における法律関連の相談や訴訟対応など、法律業務全般を扱う
- 情報システム:企業が使うネットワークやシステムに関して、企画や開発、運用保守をおこなう
バックオフィス系の職業は、社内環境の整備や自社の成長を助ける職業です。こちらも事務職と同じように社内の人から直接感謝されるタイミングが多く、やりがいを感じる要素を持っている職業といえます。
また、人事労務などは採用活動もおこなうため、就活生や社外の人のかかわりも多いです。面接などの選考だけでなく、内定した就活生を入社まで長くサポートするため、就活生と密にかかわるなかで感謝されることも多いでしょう。
そのほかのバックオフィス系の職業も日々社内で活躍しています。特に専門的な知識とスキルが必要な仕事も多いため、何か問題が起こったときなどは頼りにされ、大きく感謝されるでしょう。
⑫教師・塾講師
教師・塾講師は、おもに教育に携わる者として学生に勉強を教える職業です。勉強を教えるなかで、生徒の様子を見てときに会話を交わしながら問題を解決していくため、直接感謝されることが多い仕事といえます。
また、勉強だけではなく、生徒の学校生活や塾での対応などの学生に関するサポートも全般的におこなうため、勉強以外の面でも学生の支えになる存在です。特にクラスなどを持つ担任教師は、クラス運営や行事への取り組みのなかで生徒と密にかかわるため、感謝されるタイミングも多いですよ。
キャリアアドバイザー
塾講師が働く塾では、学校では解決できない悩みを相談する場としても役に立っています。勉強が仕事といわれる学生が進路を決めるまで、心身をサポートする役割を担っている職業だといえますね。
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⑬接客・サービス・販売系の職業
- アパレル販売員:おもに衣料品に関して接客を通じて商品を販売する
- 美容師:髪のカットやカラーリングなど、髪に関する全般をサポートする
- ネイリスト:人の爪を手入れしたり、爪にデザインを施すことで爪をきれいに見せる
- エステティシャン:ボディケアなどを通してお客様をよりきれいにする
接客・サービス・販売系の職業は、おもに商品やサービスを直接顧客に届ける職業です。特にアパレルや雑貨を扱う接客業や販売員は、店頭に立って顧客と会話することが業務のメインになるので、直接感謝される機会も多くなります。
また、美容師やネイリストなどの接客業は、自分の専門スキルを生かしてサービスを提供する仕事であり、サービスを提供している間は顧客と会話することも多いです。ときには相談に乗ったりすることもあるでしょう。サービスが終わった後に直接感謝されることで役に立った実感が湧きやすいといえます。
キャリアアドバイザー
これらの仕事は顧客と相対することがメインの仕事ですが、在庫管理や店舗運営業務、サービスの準備など事務的な仕事もあります。このことを踏まえたうえで目指してくださいね。
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⑭カウンセラー
- 臨床心理士:臨床心理学に基づいた知識と技術を用いて、人の心の問題と向きあう
- 公認心理師:心理学の専門的な知識と技術を使って、患者に指導や助言をおこなう
- キャリアカウンセラー:キャリアの多くのシーンにおいて、相談者のキャリア形成をよりよくするための支援をする
- 産業カウンセラー:企業において、従業員のメンタルやキャリアに関する相談に対応する
カウンセラーは、依頼者の抱える問題や悩みに対して、専門的な知識やスキルを使って話を聞いたり、相談に乗る職業です。依頼者と言葉を交わすなかで、状態が改善されていくと直接感謝されることも増え、自分が培った専門的なスキルが役に立ったとやりがいを感じやすいでしょう。
もしかしたら相談に乗ることは仕事以外でもできると思う人もいるかもしれませんが、カウンセラーの仕事はアドバイスとは違い、答えを提示することはありません。技術を使って話をするなかで、依頼者が自分で答えを見つけていくサポートをします。
キャリアアドバイザー
依頼者を長い目で見て、自立して改善していけるように支える仕事なので、治療している瞬間だけでなく後々感謝され、やりがいを感じることも多い職業だといえますね。
⑮インストラクター
- ヨガやフィットネスのインストラクター:ヨガやフィットネスに関する指導をおこなう
- スポーツ関連のインストラクター:特定のスポーツに関して指導をおこなう
- ダンスのインストラクター:ダンスの指導をおこなう
- 食育インストラクター:食育の知識を活かして調理に関する指導をおこなう
- PC関連のインストラクター:PCやシステムにおける指導をおこなう
インストラクターは「指導員」という意味を持っており、専門分野に関してスキルを体得するための指導をおこなう職業です。直接生徒と会話をしながら指導をおこなうことがほとんどであり、指導したことが身に付いた際などに直接感謝される機会が多いと考えられます。
また、インストラクターとして自らのスキル向上は欠かせません。自分のスキルが上がることにやりがいを感じられることはもちろん、スキルが上がるにつれて提供できる指導範囲も広がり、生徒から感謝される回数も増えますよ。
キャリアアドバイザー
時代によって指導方法や教えるべき内容が変化する部分もあるため、トレンド性を意識した対応も必要になることは認識しておきましょう。
自分の成長が目に見えてわかりやすい仕事
最後に、自分の成長が目に見えてわかりやすい職業を紹介します。
自分が前より成長していることや前に進んでいる実感が持てると、仕事にやりがいを感じやすいです。特に何かしら明確な指標があると成長していることがはっきりわかるので、より達成感を感じやすいと考えられます。
ただ、明確な指標のあり方は職業によって異なります。数字として成長度合いがわかる職業もあれば、自分のスキルがアップしたことが明確にわかる職業もあります。どういう形で成長実感がわかるようにしたいのかを考えながら、これから紹介する職業を見てみてください。
⑯エンジニア
エンジニアは、自らの専門知識やスキルを用いて、おもにシステムやソフトウェア、機器などについて、設計・開発・管理などを担当する職業です。自分が構築した製品やシステムが完成した際の達成感や、自分のスキルの向上が目に見えてわかるため、やりがいも感じやすいといえます。
システムの設計や開発では論理的な思考が必要であることに加え、新しい機能やツールを扱う知識やスキルも必要になってきます。そこで新たな資格を取得したり、新しい言語を扱えるようになることで成長が目に見えてわかるので、やりがいを感じやすい職業といえるでしょう。
また、エンジニアと一口に言っても職種は多岐に渡り、携わる分野によって扱う製品やシステムが異なるので、目指す際には「想像していた業務と違った」とならないように、注意しましょう。
具体的には以下のような職種がありますよ。
- システムエンジニア(SE):おもにシステムの開発をおこなう
- インフラエンジニア:システムを動かす基盤や土台を構築し管理する
- アプリケーションエンジニア:アプリケーションに関するシステムの構築や管理をおこなう
- プログラマー:プログラミング言語を用いてコードを書き、システムやアプリケーションを作る
- サーバーエンジニア:サーバーの設計や構築、運用や管理をおこなう
- ネットワークエンジニア:インターネットなどのネットワークの設計や構築、運用や管理をおこなう
- データベースエンジニア:データベースの設計や構築、運用や管理をおこなう
- セキュリティエンジニア:システムのセキュリティ診断や事前対策などをおこなう
- クラウドエンジニア:クラウド環境における、サーバーの設計や構築、ネットワークの整備などをおこなう
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⑰秘書
秘書は、本人では管理が難しい業務や対応について代わりに動き、仕事をサポートする職業です。自分のやるべきことが明確であり、経験を重ねていくなかで業務の精度が向上することに加えて、できる業務の幅も広がるため、やりがいを実感しやすいといえます。
おもには以下のように、事務作業とは別の業務をメインにおこなう人たちが対象です。直接感謝を伝えられたり、任される業務が増えることでよりその人の役に立っている実感を持てるでしょう。
- 企業の社長や役員
- 政治家
- 弁護士
- 医師
また、具体的な仕事内容としては、以下のように幅広い業務をおこないます。
- スケジュールの管理・調整
- 書類の作成や手続き業務
- 来客の対応
- イベントの準備
- 社内外の関係者とのやりとり
⑱ディレクター
ディレクターは、プロジェクトや制作現場を指揮・管理する職業です。ディレクターの指揮がうまいかどうかでプロジェクトの結果が左右されるため、成功したかどうかが明確にわかりやすく、成長した実感を持ちやすい職業だといえます。
ディレクターの仕事は多岐にわたるうえ臨機応変な対応が必要です。それぞれの出来がプロジェクトに影響を及ぼすため責任が大きい仕事ですが、同時にやりがいも感じやすい仕事だといえますね。
- 現場の実務面での管理・運営
- 現場の業務スケジュールの管理
- 顧客との交渉や調整
- 現場への指示出し
ディレクターと間違えやすい職業にプロデューサーがあります。ディレクターとプロデューサーの違いについては以下の記事を参考にしてください。
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⑲営業職
営業職は、顧客や企業に対して自社の商品・サービスなど商材を購入してもらえるように、交渉しアプローチする職業です。週や月単位、さらには年単位で数字として成績が明確に出るため、自分が成長したかどうかがわかりやすく、実績を残したときには大きなやりがいを感じられるでしょう。
営業職は商材を多く購入してもらい結果を出すために、自分なりにアプローチ方法を考えたり、必要なスキルを磨く必要があります。そのため、明確な目標に向かって自身を成長させる過程にもやりがいを感じやすいといえます。
営業職にはさまざまな職種があるので、自分に合った営業職は何か考えてみてくださいね。
- 法人営業:企業に対して営業活動をおこなう
- 内勤営業:社外には出ずに社内で営業活動をおこなう
- リテール営業:個人や個人を相手にする小売店舗に営業活動をおこなう
- 営業事務:営業担当の社内での事務的な業務をサポートする
- 営業アシスタント:営業担当の補佐としてスケジュール管理や事務作業をおこなう
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⑳マーケター
マーケターは、市場調査・分析をしながらニーズを把握したうえで、需要のある商品やサービスを生み出し利益を上げる役割を担う職業です。自分が調査した内容から論理立てて生み出した商品やサービスについて、売上として明確な数値に現れるため、成長したことを実感しやすい職業だといえます。
商品やサービスを企画する際には、何も調査せずやみくもに作っても利益はあまり出ません。そのため、マーケターがさまざまなマーケティング手法を用いながら、以下の流れを繰り返すことで利益を出しやすくしているのです。
- 調査・分析
- 企画
- 販促・広告宣伝
- 結果の分析 ※①に戻る
キャリアアドバイザー
マーケターの業務範囲は広いため、企業によってどの範囲まで業務をおこなうかが異なります。担当が分かれている場合もあるので、志望企業ではどのようになっているのか忘れずに確認しておきましょう。
この記事では、マーケティング職に新卒から就くためのポイントを解説しています。興味がある人はあわせて読んでみてください。
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とことん自分と向き合おう! 自分ならではの仕事のやりがいを見つける3つの方法
就活生
やりがいを感じやすい仕事を知れたことで、自分の視野が広がりました。ただ、自分なりのやりがいについてはまだわからない状態です。どうすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
たしかにやりがいのある仕事がわかっても、自分ならではのやりがいを見つけるのは難しいですよね。その際はとことん自分と向き合うことが大切ですよ。
自分は何にやりがいを感じるのか、仕事を経験したことがないと想像がつきにくいですよね。そこでここでは、学生でも自分ならではの仕事のやりがいを見つける方法を解説するので、参考にしながら自分にとってのやりがいは何か考えてみてくださいね。
①過去に楽しさや達成感を感じた経験から仕事につながる要素を探す
仕事をしたことがない場合でも、これまでの経験から「楽しい」や「達成感があった」と感じたことは、仕事のやりがいにつながる可能性が高いです。
学生時代の学校行事や個人活動、プライベートのことなど、今までの人生で強く印象に残っている経験を思い出してみましょう。また、直近の学生時代だけに限らず、幼少期を振り返ってみると自分の純粋な気持ちや特性が見えてきやすいです。
振り返るときは以下の流れを意識しておこなうと、仕事につながる要素を見つけやすいですよ。
- 自分が楽しさや達成感を感じた瞬間を思い出して、紙などに書き出す
- なぜ楽しさや達成感を感じたのか、理由を深掘りする
- 深掘りした理由の共通点を見つけて、働く際にも適用できそうな要素を導き出す
キャリアアドバイザー
団体やチームでの活動に心が動かされることが多かったのか、それとも自分個人の頑張りが達成感を感じられたのかでマッチする職業も変わります。自分のなかでいろいろな要素を比較しながら考えてみると良いですね。
②自分にとって仕事で一番大切にしたいことは何かを考えてみる
過去の経験を振り返る方法に加えて、自分の未来を考えてみるのも、仕事に対する自分ならではのやりがいを見つける有効な手段です。これから仕事をするうえで一番大切にしたいことは何か考えてみましょう。
仕事という大きな括りで考えれば、社会や人の役に立つことが仕事の目的ですが、なぜ仕事をするのかは人によってさまざまです。仕事をするなかで自分が大事にしたいことを見つけることで仕事を頑張る動機ができるので、自分ならではのやりがいも導き出しやすくなります。
また、仕事で大切にしたいことを明確にするには、以下の方法などを実践してみると良いですよ。
- 日々のなかで自分のこだわりが強い部分を振り返り、仕事に置き換えて考えてみる
- 自分が目指したい人を思い描いて、その人になるためには何が必要か考えてみる
キャリアアドバイザー
プライベートを重視して仕事をしたい場合は、人生全体の目的から考えてみるのがおすすめです。人生の目的や将来の理想像が見えると、仕事で何をしたいかが見えてきやすいですよ。
③知人やOB・OGに今の仕事のやりがいが何か聞いてみる
とことん自分と向き合うことはとても重要ですが、一人で考えていると視野が狭くなり思考が凝り固まってしまうこともあります。そこで、知人やOB・OGに今の仕事で感じているやりがいは何か聞いてみるのがおすすめです。
OB・OGや周りの大人たちは、ほとんどの人がすでに仕事を経験しているので、よりリアルな意見をもらえます。自分だけで仕事を想像するには限界があるので、ほかの人の力を借りるのは大事です。具体的には以下のように質問すると、その人の仕事のやりがいが見えてきやすくなりますよ。
- 今の仕事でやりがいを感じる瞬間はいつですか?
- 今の企業のなかでどのようなやりがいを感じている人が多そうですか?
- 今の仕事をするうえで大切にしていることはありますか?
キャリアアドバイザー
直接的に仕事のやりがいの見つけ方を聞いてみるのも良いでしょう。人生の先輩として自分だけでは思いつけないアドバイスをもらえることもありますよ。
OB・OG訪問のやり方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
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OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
とことん自分と向き合うなかで、どうしても自分ならではの仕事のやりがいが見つからないこともあるかと思います。その際は、自分以外の視点から自身を見つめてみるのがおすすめです。自分以外の人に自分の特徴などを聞いてみると、思いもよらぬ意見をもらえる場合があります。たとえば、意識していなかった自分の得意なことに気づけるかもしれません。
このようにして得られた客観的な意見を活かす効果的な方法に、「マトリックス表」という縦横の軸に情報を並べて整理する手法があります。集めた意見や情報を整理して、縦軸に「好き」と「嫌い」、横軸に「得意」と「苦手」の表に落とし込んで自分の特性を掘り下げてみましょう。
実践してみると、「好き」だけど「苦手」の枠に位置する特性があったり、「嫌い」だけど「得意」という枠に位置する特性などがあり、自分の新たな特性に気づくことがあります。主観と客観の2つの視点から得られた特性をもとに、やりがいにつながりそうな項目を見つけてみると自分ならではの仕事のやりがいを見つけやすくなりますよ。
働く姿を想像できるかがカギ! やりがいのある仕事を選び取るための3ステップ
キャリアアドバイザー
ここまで自分ならではの仕事のやりがいを見つける方法を解説してきましたが、自分としっかり向き合って考えられたでしょうか?
就活生
はい! 自分なりの仕事のやりがいを見つけることができました。ちなみに、これをもとにどうやってやりがいのある仕事に就けば良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
それは良かったです! それでは最後にやりがいのある仕事を選び取る方法について解説しますね。
仕事のやりがいを感じられそうな要素を見つけたら、それに当てはまる仕事を探す段階に入ります。そこでここでは、やりがいのある仕事を実際に探す方法について、ステップ形式で解説していきます。
職業を探す際には、自分がその職業で働く姿を想像できるかが重要な基準になるので、意識しながら見てみてくださいね。
ステップ①自分がやりがいを感じる要素から探し方を検討する
まずは、実際に探し始める前にどうやって探すのが良いか、自分に合った探し方を検討しましょう。
やりがいを感じる要素によっておすすめの探し方は異なります。たとえば、以下のようにやりがいを感じる要素を区分して、業界から探すのが良いか、企業から探すのが良いか考えてみてください。
- 業界から探す:社会に大きな影響をもたらせる、人から直接感謝されるなど
- 企業から探す:正当に頑張りが評価される、理想のキャリアに近づけるなど
上記で業界から探すか、企業から探すか見当がついたら、以下を参考に実際に仕事を探してみましょう。
業界から探す | 企業から探す |
●業界地図やネットの業界解説などで業界の勢力図を理解して、興味のある企業を探す ●興味のある業界の大企業や優良企業を見てみる | ●企業サイトの情報から社風や雰囲気が自分に合っているか確認する ●企業サイトの採用情報ページでどのような職種を募集しているか見てみる |
このように、業界を絞って探したり、企業から探すなど、自分の状況にあわせて探し方を変えてみると、自分にマッチした企業や職業が見つけやすくなりますよ。
ステップ②ネットや書籍などを活用して具体的な職業を調べる
自分に合った探し方が定まったら、次に具体的に自分がやりがいを感じられそうな職業を調べていきます。この際、職業について詳しく書いてある書籍やネットの解説情報を参考にすると良いですよ。
ここでの目的は、職業をなるべく詳細に理解して自分がやりがいを感じられそうな要素があるかを見極めることです。そのため、以下の情報を中心に見てみましょう。
- 具体的な仕事内容
- 一日の流れやスケジュール
- 楽しさや大変さ
- 職業についての社員の声やインタビュー
この段階である程度自分がやりがいを感じられそうな職業を絞ることができるでしょう。この時点でできるだけ職業への解像度を上げておくことが重要です。
ステップ③インターンなどで興味のある仕事を体験してみる
やりがいを感じられそうな職業のことをできる限り詳しく知ることができたら、インターンシップなどを活用して実際に仕事を体験してみましょう。
職業の情報を集めて頭で理解したとしても、実際に仕事を体験してみないとわからないこともあります。たとえば「〇〇という点では良いと思っていたけれど、〇〇という点は苦手要素が多くて、やりがいを感じられそうにない」と思うかもしれません。
また、客観的に物事を判断することも重要ですが、肌で感じる自分の直感に頼ってみることも大切です。もしかしたら、実際に仕事をしてみて「この仕事は自分に合っているかも」と感じることもあるので、自ら体験をしてみるのは有効だといえます。
キャリアアドバイザー
企業に就職するとなったときには、仕事内容や職業だけでなく、企業の社内環境や雰囲気、取り組みや制度などもやりがいを感じられるかに大きくかかわってきます。この観点でも、実際に企業の様子を見ておくことは大事ですよ。
こちらの記事では効率的なインターンの探し方を解説しています。参考にして効率よくインターン先の企業を見つけてみてください。
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インターンの探し方を把握すると手間なく自分に合った企業を選ぶことができますよ! この記事ではインターンに参加するためのステップ、探し方、参加方法、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 この記事を参考に効率的に希望のインターンを見つけてくださいね!
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キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
試行錯誤して選択した職業でも、就職してから「やりがいを感じない」事態になることもあるかと思います。その際はまず、やりがいを感じない理由を考えてみましょう。
たとえば、理想の業務に携われていない場合が考えられます。具体的には、アパレル業界で企画職を希望していたけれど、小売店の販売職として勤務している状況などが当てはまりますね。一般的には2~3年で異動があることも多いですが、希望しないと異動できない、もしくは希望しても必ず通るわけではない状況もあるので、注意が必要です。
それでは、業務内容に齟齬がない場合はどうでしょうか。人間関係、社内の雰囲気、環境、明確な目標がない、正当な評価が得られないなど、さまざまな要因が考えられます。解決策は、やりがいを感じない理由によって異なり、自分なりに目標設定をする、業務上の改善策を探すなどがありますが、自分自身で解決できない場合は、上司や同僚に相談してこれからのキャリアプランを相談してみるのも一つの手です。
ただ、取り上げた例は実際に勤務して初めてわかることです。今は過剰な心配をするよりも、自分自身の選択に後悔しないように全力で就職活動に取り組み、自分の気持ちに素直になって問題ありません。今最大限できることをおこなってミスマッチを防げるように動きましょう。
やりがいのある仕事に関してよくある質問に回答!
やりがいのある仕事を調べるなかで、疑問に思うことや悩むこともありますよね。ここでは、キャリアアドバイザーがやりがいのある仕事についてよくある質問に回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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やりがいのある仕事にはどのような特徴がありますか?
やりがいのある仕事は人それぞれ異なりますが、特徴的な要素の一つとして人の役に立っている実感が得やすい仕事が挙げられます。また、直接感謝される仕事もやりがいを感じやすいでしょう。そのほかにも、社会に大きな影響をもたらすことで自分の仕事が社会に貢献していると感じ、やりがいを見出すこともできます。さらに、社会や他者とのかかわりのなかだけでなく、自分が成長している実感を持てる仕事もやりがいを感じやすいといえますね。
加えて、自分の持つ力を思うように発揮できることや、理想のキャリアに近づけることも仕事にやりがいを感じる大きな要素です。また、気持ち的な部分だけでなく、仕事での頑張りや成果が正当に評価されることもやりがいにつながります。
このように、やりがいがあるといえる仕事にはさまざまな特徴があるため、どれに当てはまるかで自分が就くべき職業も変わってくるといえます。
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自分がやりがいを感じる仕事はどうすれば見つかりますか?
自分がやりがいを感じる仕事は、自分の過去を振り返ったり、未来を考えながら自分ととことん向き合うことで見つかりやすくなります。具体的には、過去に楽しさや達成感を感じた経験を思い出して、その要素が仕事にもつながるかを考えてみてください。また、実際に仕事をするうえで一番大切にしたいことは何かを考えてみるのも良いでしょう。
一人で煮詰まってしまったら、自分以外の人に聞いてみるのも一つの手です。知人やOB・OGに今の仕事でやりがいを感じていることは何かたずねてみましょう。自分では気づけなかった仕事のやりがいが見つかる可能性が高まりますよ。
やりがいのある仕事は皆一緒じゃない! 自分がいきいき働ける適職を見つけよう
やりがいのある仕事の特徴や具体的な職業を紹介してきましたが、何にやりがいを感じるのかは皆一緒ではありません。ある人はやりがいがないと感じている仕事も、自分にはとてもやりがいのある仕事だと感じることもあります。
大切なのは「自分にとっての仕事でのやりがいは何か」を見極めて、自分がやりがいを感じられる職業に就くことです。今回紹介したやりがいのある仕事の特徴や具体的な職業、解説した方法などを参考にして、自分がいきいきと働けるような自分にマッチした職業を探し出してくださいね。
就活を進めるなかで、仕事をするならやりがいのある仕事のほうが良いかなと思い始めたのですが、仕事にやりがいを持つことはやはり大事でしょうか?