目次
- 二次面接は一次面接と同じ対策では受からない! 特徴を知って選考突破を目指そう
- 一次面接との違いも解説! 二次面接の特徴
- 目的:「採用したい」と思う人材を見極める
- 面接官:現場の責任者・管理職・人事が担当することが多い
- 評価ポイント:入社意欲と自社との適性
- 面接形式:個人面接が多い
- 通過率:一次面接に比べて高いことが多い
- 深掘りにも対応できるかが鍵! 二次面接の頻出質問と回答例7選
- ①自己紹介をしてください
- ②志望動機を教えてください
- ③学生時代に頑張ったことは何ですか?
- ④自分の強みは何だと思いますか?
- ⑤自分の弱みは何だと思いますか?
- ⑥今後のキャリアプランを教えてください
- ⑦他社の選考状況を教えてください
- 選考突破を目指す! 二次面接の合格につながる6つの対策
- ①一次面接の内容を振り返る
- ②自己分析を繰り返す
- ③企業についてさらに調べる
- ④志望動機のブラッシュアップ
- ⑤入社後のキャリアプランを明確にする
- ⑥二次面接ならではの逆質問を考える
- 一次面接には受かるのになぜ? 二次面接で落ちる人の4つの特徴
- ①ESや一次面接との一貫性がない
- ②基礎的な能力以上のアピールができていない
- ③企業への理解が浅く志望度を伝えきれない
- ④キャリアビジョンがあいまい
- 二次面接についてよくある質問に回答!
- 二次面接ではどんな点に注意すべきですか?
- 二次面接の結果はいつ頃届くことが多いですか?
- 二次面接は企業とのマッチ度が問われる! 特徴を押さえて選考を突破しよう
二次面接は一次面接と同じ対策では受からない! 特徴を知って選考突破を目指そう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。二次面接を控えた学生から、
「二次面接って何を見られていて、どんな質問を聞かれるんですか?」
「二次面接と一次面接は何か違うのかな……」
といった質問をよく受けます。一次面接と二次面接は、それぞれ企業の目的や質問内容、面接官の役職など、異なる点がたくさんあります。「一次面接と同じように対策しておけば大丈夫だろう」と油断していては、二次面接には通過できる可能性は低いでしょう。
この記事では、二次面接と一次面接の違い、頻出質問と回答例、選考を突破するための対策などを解説します。記事を読み終える頃には、二次面接を突破できる対策方法がわかるので、自信をもって選考に挑めますよ。
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一次面接との違いも解説! 二次面接の特徴


就活生
一次面接を突破して今度初めて二次面接を受けに行きます!

キャリアアドバイザー
そうなんですね、まずは一次面接通過おめでとうございます!ちなみに二次面接ならではの対策は進んでいますか?

就活生
え……一次面接も通過したし、これまで通りの対策でいいのかなと思っていました……。

キャリアアドバイザー
一次面接と二次面接では見られている点が異なるので、二次面接ならではの対策が必要ですよ。
二次面接の選考を突破するためには、二次面接の特徴について押さえることが欠かせません。特徴を知ることで、二次面接ならではの対策方法が見えてきますよ。
一次面接と比較しながら、「目的」「面接官」「評価ポイント」「面接形式」「通過率」の5つに分けて解説します。
目的:「採用したい」と思う人材を見極める
二次面接の目的は、「この学生を採用したい」と思える人材を見極めることです。一次面接では、学生が一定の基準を満たしているかを確認し、「落とす人」を選ぶケースが大半です。多くの場合、特別際立った強みがなくても通過できます。
しかし、二次面接では面接官があなたを「通過させたい」と感じない限り、選考突破は難しいでしょう。
たとえば最終面接前の段階では、現場責任者が「自信をもって推薦できる学生」を厳選し、役員層の最終判断に託すという流れになっています。評価の軸が「足切り」から「積極的な選抜」へと変わるポイントだと理解しておきましょう。

キャリアアドバイザー
企業に「一緒に働きたい」と思ってもらえるように、徹底した自己理解や説得力のある志望動機を用意しておくことが必須ですよ。
選考での二次面接の位置付けは、以下の記事で詳しく解説しています。
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面接官:現場の責任者・管理職・人事が担当することが多い
二次面接では、現場責任者や管理職など、より採用決定権をもつ立場の面接官が多いです。一次面接では若手社員や人事担当者が担当することが多く、おもにマナーや基本的な適性が見られます。
一方二次面接では、配属予定の部署責任者などが面接官となり、「現場で一緒に働きたいか」を見極める傾向があります。リクナビの調査結果によると、二次面接官として最も多い役職は「現場社員(責任者・管理職)」の34.8%でした。

キャリアアドバイザー
面接官の役職ごとに視点が異なるので、一次面接では聞かれなかったような深掘りをされることがあります。どのような深掘りにも回答できるように、対策しておきましょう。
深掘り質問への対策をする際は、以下の記事がおすすめです。
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評価ポイント:入社意欲と自社との適性
一次面接はマナーや受け答えなど、基礎的な印象での判断が中心です。
しかし、二次面接では「この学生は本当に入社意欲があるのか」「自社とマッチしているか」を深く評価されます。企業は、採用コストや時間を無駄にしないためにも、「内定辞退を避けたい」という本音があるためです。
たとえば、リーダーシップを重視する企業に「人のサポートが得意です」とアピールすると、「自社との適性が低い」と判断されてしまう可能性があるので注意しましょう。

キャリアアドバイザー
応募企業の求める人物像と強みがマッチするように、表現方法や伝え方を工夫してみてください。志望度の高さと適性を伝えるときは、エピソードを交えると説得力を感じてもらえますよ。
面接形式:個人面接が多い
多くの企業での二次面接は、個人面接形式です。一次面接は、条件や基準に満たない学生をスピーディーに見極めるために、集団面接で合否を判断する企業が多いです。
しかし、二次面接では人柄や価値観などをしっかりと見極めるため、一対一の個人面接が多い傾向にあります。

キャリアアドバイザー
二次面接でも集団面接を実施する企業はありますが、一次面接よりも学生の人数が少なかったり、一人に対する質問時間が長かったりしますよ。
集団面接や一対一の面接によって、対策しておくべきポイントが異なります。対策方法は以下の記事で解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
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通過率:一次面接に比べて高いことが多い
二次面接の通過率は、企業によって異なるので断言はできませんが、多くの企業では一次面接よりも二次面接のほうが通過率が高い傾向にあります。
一次面接は学生の母数が多く、足切りのような役割があるため、通過率が約30~40%と低めです。二次面接の通過率は、それ以上になると考えておいて良いでしょう。

キャリアアドバイザー
二次面接の通過率が一次面接よりも高いからといって、受かりやすいとは限りません。求められる基準や、ほかの学生のレベルも高まることを押さえておきましょう。
二次面接に通過するための対策方法は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
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キャリアアドバイザーが読み解く!二次面接の特徴
企業理解の深さや志望度の高さが重視される
二次面接の対策を進めるうえで、まずはその立ち位置を理解することが不可欠です。
一次面接では、「この学生は社会人として基礎的な能力が備わっているか」という最低限の基準で合否が判断されます。しかし、二次面接では、一次面接で聞かれるような内容に加えて、学生の思考性や志望度の高さをより深く知りたいという意図があります。最終面接ほど踏み込むわけではありませんが、企業理解の深さもここでしっかり見られていますよ。
一次面接ではあまり聞かれないものの、二次面接で頻繁に問われるのは、志望動機を深掘りするような質問や、キャリアプランや入社後にやりたいことなど、将来の具体的なイメージを持っているか聞く質問です。これらの質問を通じて、企業は学生がどれだけ自社を志望し、入社後に活躍してくれるイメージを持てるかを確認しようとしているのです。
一次面接と二次面接の違いは、以下の記事でも解説しているのでさらに詳しく知りたい人はあわせて参考にしてください。
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一次面接と二次面接の違いを理解しておくことで、効率的な対策が可能となります。一次面接は「ふるいにかける場」で二次面接は「見極める場」という違いがありますが、この記事では評価軸や選考通過率、対策方法の違いなど、キャリアアドバイザーの意見とともにそれぞれ詳しく解説していきます。
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深掘りにも対応できるかが鍵! 二次面接の頻出質問と回答例7選

就活生
二次面接では一次面接より志望度の高さや企業とのマッチ度が問われるんですね。

キャリアアドバイザー
そのとおりです! 求められていることが違うからこそ、聞かれる質問も一次面接のときと変わってきますよ。
二次面接では二次面接ならではの質問がされます。また、一次面接よりも一つひとつの質問に対して深掘りされることも二次面接の特徴です。
ここからは二次面接で頻出する質問と回答例を紹介します。回答例から想定できる深掘り質問も解説するので、二次面接で高評価な受け答えができるように対策しておきましょう。
二次面接の頻出質問や回答例文、回答時間の考え方は以下の記事でも解説しています。あわせて読んでおきましょう。
面接対策はこれで完璧! 頻出質問やマナーなど必要な準備を完全網羅
面接における適切な回答時間とは? │人事に刺さる回答方法も伝授
①自己紹介をしてください
〇〇大学△△学部の〇△と申します。私は小学生の頃にバレーボールをはじめ、現在も大学のバレーボール部に所属しています。休日には地元のママさんバレーに参加するほど、体を動かすことが好きです。
部活動で培った忍耐力や協調性で、御社に貢献したいと考えています。自己PRではそのようなお話を深くできればと思っていますので、本日はよろしくお願いいたします。

キャリアアドバイザー
自己紹介は、面接の冒頭でよく質問されます。一次面接と同じ内容を伝えても問題ありません。集団面接、個別面接どちらの場合でも、冗長的な自己紹介にならないように1分以内に伝え切るのがポイントです。
「1分間の自己紹介ってどう組み立てれば良いの」「自己紹介のコツが知りたい」という人は、以下の記事がおすすめです。
1分の自己紹介で面接官に伝えるべき3つの内容|OK・NG例文付き
就活の自己紹介が絶対にうまくいく3つのポイント|例文10選も紹介
深掘り
自己紹介は、アイスブレイク目的で実施する企業が多いので、ほかの質問よりも深掘りされることが少ないです。しかし、自己紹介で伝えた内容から派生した質問をされるケースもあるので、油断せずに深掘り対策をしておきましょう。

面接官
なぜ長年バレーボールを続けているのですか。

就活生
試合の展開がスピーディーで面白く、チームで協力しながら楽しめるところに魅力を感じているためです。

面接官
そうなんですね。バレーボールで得た学びは何ですか。

就活生
チームのために行動する視点や、協調性の大切さを学びました。
- なぜバレーボールをはじめたのですか
- バレーボールを辞めたいと思ったことはなかったですか
- 大学ではサークル活動やアルバイトはしていますか
- なぜ◯◯学部に入ったのですか
自己紹介でインパクトを残す方法はこちらの記事で紹介しています。
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例文10選|自己紹介でインパクトを残すための考え方
自己紹介でインパクトを残すための4つのコツを紹介します。今回は個性的で印象に残りやすい自己紹介の考え方や、インパクトのある自己紹介例文をキャリアアドバイザーが解説していきます。インパクトのある自己紹介で内定を勝ち取りましょう。
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②志望動機を教えてください
私が御社を志望する理由は2つあります。一つ目は、仕事を通じて人や社会を支えることができるためです。
大学1年生のときにボランティア活動に参加したことがきっかけで、人をサポートすることにやりがいを感じ、「将来は人や社会を支える仕事がしたい」と考えるようになりました。インフラ業界でトップの御社であれば、ほかの企業よりも多くの人の生活を支えられると考えています。
2つ目は、「御社の社員の方々と一緒に働きたい」という強い思いがあるためです。私は中学と高校の部活動や大学でのサークル経験から、一緒に取り組む「人」の大切さを実感してきました。
説明会やOB・OG訪問で御社の社員の方々とかかわるにつれ、仕事に使命感をもち働いている姿に魅了されました。「尊敬できる人たちと働く」という私の就活の軸と、唯一マッチしているのが御社です。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

キャリアアドバイザー
二次面接で伝える志望動機は、「その企業でなければダメな理由が伝わるか」という基準で考えましょう。ほかの企業でも使いまわせるような志望動機だと、面接官に熱意が伝わりませんよ。
志望動機が思い浮かばないときはこちらの記事を参考にしてください。
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志望動機が書けない時の対処法|上手に書くポイントと例文もご紹介
志望動機が書けないと悩む人は多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。志望動機は就活の要ですが、「書けない」と悩む人は少なくありません。実際に株式会社ビズヒッツが2022~2023年におこなった調査によると、エン […]
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深掘り
志望動機は二次面接の目的である入社意欲や、志望度を知るために深掘りされやすい質問です。志望企業でなければダメな理由は、事前の面接対策で考えておかないと回答できないので、万全に準備をしておきましょう。

面接官
インフラ業界にはほかにも企業がありますが、なぜ弊社なのでしょうか。

就活生
インフラ業界で有名な企業の説明会には、ほぼすべて参加しました。そのうえで、御社の事業内容や社員の方の人柄に最も魅力を感じたためです。

面接官
社員のどのような人柄に魅力を感じたのですか。

就活生
はい。座談会で複数の社員の方とお話ししましたが、どの社員の方も仕事に対して熱い思いをもっていたことが、ほかの企業と違う部分でした。
- 第一志望はどこですか
- 〇〇業界にはたくさんの会社がありますが、なぜ弊社なのですか
- 事務やバックオフィスの配属となった場合、社会を支えているという実感を感じにくいかもしれませんが大丈夫ですか
- ボランティア活動ではどんなことをしていたのですか
- 具体的にどんな社員と働きたいと考えていますか
- どうして一緒に働く人が大切だと感じたのですか
第一志望かどうか質問されたときは、説得力を感じる回答ができなければ評価につながりません。以下の記事を参考に、回答を用意しておきましょう。
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例文12選|「第一志望ですか?」の回答は説得力が合否の鍵!
「第一志望ですか? 」と聞かれたらあいまいにはせず、説得力のある回答をしましょう。今回は面接での答え方のポイントや、シチュエーション別の回答例文をキャリアアドバイザーが解説していきます。事前準備をしっかりおこない選考を突破しましょう。
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志望動機は最後で伝わり方が変わります。熱意が伝わる締め方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
熱意が伝わる志望動機の締め方|作り方・伝え方を例文付きで解説
例文15選|志望動機の締めくくりで入社後の活躍イメージを残そう!
③学生時代に頑張ったことは何ですか?
私が学生時代に頑張ったことは、予備校でのアルバイトです。大学1年生のときから現在も継続していて、生徒の進路や学習指導をしています。アルバイトをはじめた当初、担当生徒の志望校合格者数は10人中3人でした。
この結果に悔しさを感じ、次年度では「より多くの生徒を合格に導こう」と決意しました。指導法を振り返るとともに、塾長や先輩に相談した結果、自分の受験勉強の経験を基準に指導しているという課題に気付きました。
そこで、英語が苦手な生徒には簡単な英文の音読から教えるなど、生徒それぞれに合わせた指導を心掛けました。結果、2年目に担当した生徒の志望校合格者数は、10人中7人になりました。
この経験から、相手や環境に合わせて物事を柔軟に捉える大切さを学びました。御社に入社後も、顧客のニーズに合わせた柔軟な提案ができる営業となり、売上に貢献します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

キャリアアドバイザー
学生時代に頑張ったことは、エントリーシート(ES)でも聞かれる頻出質問です。面接官に「暗記した内容を話しているだけ」と思われないように、身振り手振りを取り入れたり、定量的な取り組みや結果を伝えたりして説得力のある内容にしましょう。
学生時代に頑張ったことの作成方法は、以下の記事で解説しています。
「学生時代に最も打ち込んだこと」の伝え方ガイド|ない人の対処法
学生時代頑張ったことがない…見つける3つの方法と面接での答え方
深掘り
学生時代に頑張ったことを深掘りすることで、学生の価値観や仕事への取り組み方などを見極める企業が多くあります。特に、取り組みをはじめたきっかけや頑張れた理由などは、深掘りされやすいですよ。

面接官
アルバイトで悔しい思いをしたようですが、なぜ諦めずに頑張れたのですか。

就活生
受験は人生の大きなイベントなので、そこに携わっている責任感を感じていたためです。「やるからには結果を残したい」という強い思いもありました。

面接官
(この学生は責任感が強く、結果が出るまで頑張れる性格で好印象だな)
- どうしてそのアルバイトをはじめようと思ったのですか
- その経験でつらかったことはありましたか
- 経験から何を学びましたか
- 経験は入社後にどんな仕事でどのように活かせると思いますか
困難やつらい経験を乗り越えた経験の答え方は、以下の記事を参考に考えてみてください。
関連記事
【例文9選】困難を乗り越えた経験の回答方法! 好評価のコツを解説
困難を乗り越えた経験を伝える際は、エピソードだけでなく、プロセスや経験からの学びを伝えると効果的です。この記事では困難を乗り越えた経験をアピールする際の伝え方や避けるべき内容についてキャリアアドバイザーが解説します。エピソード別の例文もあるので、困難を乗り越えた経験をアピールしたい学生は参考にしてくださいね。
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④自分の強みは何だと思いますか?
私の強みは、集団の中でその場に適した役割を果たせることです。小学生の頃からバスケットボールチームに所属したり、部活動やアルバイト、サークルなどの集団で協力したりしてきた経験で培われました。
たとえば、飲食店のアルバイトでは現在バイトリーダーを務めています。皆が相談しやすいように、業務時間外も積極的に声をかけてコミュニケーションを取っています。
大学のゼミでは、ゼミ長が進行役を担うなか、私は部活動の試合で参加回数が少ない学生に情報を共有し、サポート役に徹しています。
このように、集団の中での立ち位置を認識し、柔軟に行動できることが私の強みです。御社でも強みの柔軟さを活かして役立てる業務を見つけ、新入社員のうちから貢献します。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

キャリアアドバイザー
強みはESや面接で毎回といって良いほど質問されます。二次面接では、一次面接よりも深掘りされる可能性があるので、強みを発揮したエピソードを具体的に説明できるようにしておきましょう。
自己PRがまとまらない人や強みが見つからない人はこちらの記事が参考になります。
面接で聞かれる“長所”の見つけ方と効果的な答え方|例文あり
自己PRのエピソードは何を選ぶべき? ? 面接官が求める自己PRを解説
自己PRすることがない時の対処法|ESや履歴書への書き方もご紹介
深掘り
強みは人柄を判断できる質問なので、深掘りされる機会が多くなります。「深掘りが怖い」と感じるかもしれませんが、いくつかの回答を用意できていればほかの質問に応用できるので、過度に心配する必要はありませんよ。

面接官
集団の中で柔軟に行動できることは、弊社で働くうえでどのように活かせると思いますか。

就活生
入社したばかりのうちは、経験が浅くできることが限られていると思います。だからこそ、強みの柔軟さを活かすことで、どのような職種や業務でも貢献できるというのが私の考えです。

面接官
新入社員のうちから意見を発信することは勇気の要ることだと思います。意見を主張できるタイプですか。

就活生
はい。今までアルバイトや部活動などで、先輩に対して積極的に意見を伝えてきた経験があるので、勇気をもって行動できる自信があります。組織のためになるのであれば、自分の感情に関係なく行動すべきだと思っています。
- 強みをほかの経験に活かせたことはありますか
- 部署は〇〇を志望とのことですが、強みをどう活かせると思いますか
- 強みを認識したきっかけを教えてください
- 周囲からもそのような強みがあると思われていますか
- ほかにも同じような強みを発揮した経験を教えてください
自己PRを効果的に伝える方法はこちらの記事で紹介しています。自分を最大限にアピールするためにもあわせて参考にしてください。
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
就活で内定を掴む自己PRのテクニック|強み別の例文を13個を紹介
⑤自分の弱みは何だと思いますか?
私の短所は、人に相談せずに一人で抱え込んでしまうところです。大学で所属しているダンスサークルで、2年生のときに振り付け担当になりました。振り付けを考えるうちに行き詰ってしまい、「相談すると迷惑ではないか」と考えて一人で抱え込んでしまいました。
状況を察した部長から「相談しないとチームの意味がない。皆で作り上げていこう」と声をかけてもらったのをきかっけに、周囲を頼る大切さに気付きました。現在は、周囲の意見を取り入れながら動くことで一人で抱え込み過ぎるのを防いでいます。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

キャリアアドバイザー
ネガティブな印象で終わってしまわないためにも、改善方法を交えて答えられるように準備しておきましょう。短所とその改善策をセットで伝えられると、「弱みを理解して正しく行動できる学生だ」と良い印象を感じてもらえますよ。
「この短所を伝えて良いのかな」などの疑問がある人は、以下の記事を参考に考えてみてください。
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面接で弱みを質問された時の答え方|マイナス評価を避けるコツや例文
就活では弱みを問われることが多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接で弱みを言ったら評価が落ちそうで怖いです」 「なぜ強みだけではだめなんですか?」 という声を多く聞きます。弱みの質問について […]
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深掘り
短所の深掘りでは、短所とどう向き合っているか、改善するためにどのような行動を取っているかを聞かれることが多いです。短所が業務内容に影響を及ぼしそうなときは、支障がないかどうかを確認されるケースもあります。

面接官
短所を改善するために具体的にどんなことをしていますか。

就活生
自分を客観的に観察するために、週に2時間、今週の行動を振り返る時間を作っています。「来週は◯◯を実践してみて、さらに短所を改善しよう」などと決めて行動しているので、成長を実感しています。
- 弱みを改善するためにどのような行動をしていますか
- 弊社では短所を改善することが求められますが可能ですか
- なぜそれが短所だと感じるのか理由を教えてください
- 失敗した経験はありますか
- 当時に戻れるなら、どのように問題を乗り越えますか
短所に関連する形で失敗談を質問されるケースもあります。失敗談の答え方についてはこちらの記事で紹介しています。
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面接で失敗談を聞かれたときの回答例10選|回答の構成やコツも解説
面接で失敗談を聞かれたときに、何を答えたら良いか迷った人もいるのではないでしょうか。面接で失敗談を伝えるときのコツを押さえることで、企業から好印象を得られますよ。この記事では、失敗談を伝える際の例文や回答の構成、避けるべき回答などをキャリアアドバイザーが解説します。自信を持って面接で失敗談を伝えられるように、一緒に学んでいきましょう。
記事を読む

⑥今後のキャリアプランを教えてください
私のキャリアプランは、求められる商品を開発して、一人でも多くの顧客に笑顔を届け続けることです。そのためにまず入社5年目までは、営業で現場経験を積み、サービスの魅力や顧客が求めていることを把握します。
5〜15年目には企画職でサービス開発に携わりたいです。それ以降は、知識と経験を活かして後輩の育成に携わることで、さらに多くの顧客に笑顔を届けられる人材を増やせると思っています。
※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

キャリアアドバイザー
説得力のあるキャリアプランを考えるためには、入社何年目に何をするか、2〜3段階に分けて説明するのがおすすめです。漠然としたキャリアプランでは、「志望度が低い」「企業研究が浅い」とマイナスな印象をもたれてしまいますよ。
キャリアプランの考え方は以下の記事で解説しています。
面接でキャリアプランはこう答える! 将来を予感させる魅力的な答え方
例文11選付き|キャリアプランが思いつかないときの5つの対処法
深掘り
キャリアプランを深掘りされるときは、なぜそのキャリアを望むのかという価値観や考え方を聞かれることがあります。よく「希望の仕事ができなかった場合はどうしますか」などの質問もされるので、回答を考えておきましょう。

面接官
入社後に必ず希望の職種に就けるとは限りません。もしほかの部署に配属になった場合はどうしますか。

就活生
与えられた場所で活躍できるように頑張ります。どの部署であっても、お客様や御社のことを理解するうえで必要な経験ができるはずです。学ぶこともたくさんあると思うので、希望がとおらなくても精一杯取り組みます。
- なぜ商品開発部を希望しているのですか
- 〇〇職も学生から人気ですが、興味はないですか
- 希望の部署に配属されなかった場合、どうしますか
- 10年スパンでのキャリアプランを教えてください
- 弊社は全国転勤がありますが大丈夫ですか
キャリアプランと似た質問の「将来の目標」や「10年後の自分」の考え方は、以下の記事で解説しています。見つけ方や答え方も似ているため、あわせて参考にしてくださいね。
将来の目標で面接官をうならせる回答|評価点やESの書き方も解説
【例文11選】「10年後の自分」は5つの方法で見つけられる!
⑦他社の選考状況を教えてください
金融業界の選考を受けています。御社を含めて10社のESを提出し、A、B、C社はESの結果待ちです。D、E、F、G社は一次選考の結果を待っている状態です。H、I社は来週に一次面接を控えています。

キャリアアドバイザー
選考状況を聞かれた際は、不合格など言いにくいことは、深掘りされるまで伝えなくても問題ありません。ただし、選考を受けている業界がバラバラだと、志望度が低いと判断されかねません。志望企業の業界をメインに答える工夫ができると良いですね。
他社の選考状況の受け答え方は、以下の記事を参考にしてみてください。
他社の選考状況を聞かれたときの答え方は? 9つのポイントと例文
他社の選考状況がない場合の回答は要注意! OK例とNG例を解説
深掘り
他社の選考状況を聞く企業は、「内定が出た場合、弊社に入社するのか」という志望度を見ています。志望企業が第一志望だと伝わるように、選考状況の伝え方を工夫したり、熱意を感じてもらえる受け答えをする必要があります。

面接官
◯◯業界の選考ばかり受けているようですが、ほかの業界は志望していないのですか。

就活生
御社のような◯◯業界のみを志望しているので、それ以外の業界の選考は受けていません。

面接官
弊社は選考を受けている企業の中で、どのくらい志望度が高いですか。

就活生
貴社は第一志望です。インターンに参加したときから貴社が第一志望で、その経験から◯◯業界に興味をもち、ほかの企業の選考も受けるようになりました。
- 第一志望はどこですか
- 競合のA社から内定を貰った場合、どうしますか
- 〇〇業界も受けている理由を教えてください
- 就活後半の時期に、内定を得られていない原因は何だと思いますか
他社と比較したうえで志望していることを伝えるためにも、競合他社の分析は欠かせません。競合他社の調べ方やおすすめの企業研究方法についてはこちらの記事で紹介しています。
競合他社の調べ方4ステップ! 効果的に分析するには客観性が重要
企業分析に効果大なフレームワークの活用術を伝授|8つの方法も紹介
選考突破を目指す! 二次面接の合格につながる6つの対策

就活生
二次面接で聞かれる質問もわかったので、これで安心ですね!

面接官
ちょっと待ってください! 二次面接の選考を突破するにはそれだけでは足りませんよ。
二次面接では一次面接以上に求められることが増える分、対策も入念におこなうことが重要です。
二次面接の理解が深まったところで、選考までにやっておくべき合格率を高める6つの対策を押さえておきましょう。二次面接の評価ポイントである「入社意欲」と「企業との適性」をアピールする方法を解説します。
①一次面接の内容を振り返る
思い出せる範囲で良いので、一次面接の内容を振り返りましょう。
二次面接では、一次面接と同じ質問をされるケースが大半です。質問内容は同じでも、一次面接よりも深掘りの時間や質問数が多くなるので、面接対策は欠かせません。
一次面接で上手く受け答えができなかった質問は、二次面接では完璧に答えられるように準備しておきましょう。

キャリアアドバイザー
一つの質問に対して、想定できる深掘りを10個考えて、すべての回答を用意しておくと安心です。回答を10個用意しておけば、イレギュラーな質問をされた場合でも、うまく組み合わせて回答できるようになりますよ。
面接の内容を振り返る際は、面接用のノートを作っておくのがおすすめです。面接ノートについてはこちらの記事で紹介していますよ。
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②自己分析を繰り返す
二次面接は30分~1時間ほどで終わるケースがほとんどです。短時間で「この学生を次の選考にも呼びたい」と思ってもらうためには、自己分析で自分を理解し、魅力をアピールできるようになっておくことが欠かせません。

キャリアアドバイザー
強みや志望理由などは、就活を進めるにつれて変化するものです。既に自己分析を終えている人も、定期的にやり直しておくと良いですよ。
ここからは二次面接で好印象を持ってもらうために自己理解を深める3つの方法を紹介します。
自己理解を深める自己分析のやり方はこちらの記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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二次面接の頻出質問7選|特徴や選考突破の秘訣を解説
二次面接では一次面接と違う点が見られているため、選考突破のためには二次面接ならではの対策が必要です。この記事では二次面接の特徴や二次面接で聞かれる質問などをキャリアアドバイザーが解説します。
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企業に適した強みをアピールできるようにする
二次面接で企業が見ているのは「自社との適性」です。そのため、企業に適した自分の強みをアピールする必要があります。
自己分析で自分の強みを見つけたら、それが企業の求める人材と合っているかを確認しましょう。おすすめなのは、企業が求める人物像によって強みの表現を変えることです。
たとえば、コミュニケーション能力の高さが強みの場合で考えてみましょう。
企業が「チームワークを重視する人材」を求めているなら、「相手の意見を丁寧に聞き、周囲と連携して行動できる力」と伝えれば適性をアピールできます。

キャリアアドバイザー
企業が求める人物像と、完全に一致する強みを考える必要はありません。今の強みをどのように表現すれば適性をアピールできるか、考えてみましょう。
強みの見つけ方や伝え方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き
自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
エピソードを深掘りする

二次面接では、一つの回答をさまざまな角度から深掘りされます。面接中に焦ってしまわないように、事前にアピールするエピソードを深掘りして対策しておきましょう。
エピソードを深掘りすることで、価値観や考え方が見えてくるので自己分析にも役立ちますよ。

キャリアアドバイザー
深掘りするときは、「サークル活動を頑張った」というエピソードがあるなら、「なぜ頑張れたのか」「サークルの何に興味をもったのか」などのように、「なぜ」「何」を繰り返すと考えやすいですよ。
企業選びの軸を明確にする
企業選びの軸を定めていないと、選考を受けている業界や企業がバラバラになってしまいます。選考状況を聞いた面接官に「本当に弊社の志望度は高いのかな」「なぜ◯◯業界に興味があるのだろう」と疑心を抱かれてしまう可能性があるでしょう。

キャリアアドバイザー
説得力をもって、選考を受けている企業が第一志望であるアピールをするためにも、自己分析をして企業選びの軸を明確にしておいてくださいね。
- 社会に貢献できる仕事がしたい
- チャレンジングな環境で働きたい
- 社員同士の仲が良好な環境で働きたい
- 若手の裁量が大きい環境で働きたい
- 顧客と直接かかわる仕事がしたい
- 誰かのサポートができる仕事がしたい
企業選びの軸がわからない人は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
「企業選びの軸」回答例40選! 適切な答え方で説得力を持たせよう
「大切にしていること」を自分らしくアピールするには|NG例文付きには|NG例文付き
③企業についてさらに調べる
二次面接で入社意欲の高さをアピールし選考を突破するためには、企業のことを徹底的に理解しておくことが大切です。
「弊社の商品で知っているものはありますか」などの質問をされるケースがあるので、以下の情報を参考に企業研究を深めましょう。
- 企業のホームページ、パンフレットに目をとおす
- ニュースサイトや企業のプレスリリースで最新情報をチェックする
- 説明会に参加する
- 中期計画書を読む
- 二次面接までにOB・OG訪問をしておく
- 店舗に足を運んで業務内容を観察してみる

キャリアアドバイザー
企業研究で得た情報は、志望動機などを考えるときにも役立ちます。「貴社の中期経営計画で掲げている◯◯の構想に共感しました。私の強みである行動力を活かして、貢献できると考えています」などと伝えれば、ほかの就活生よりも熱意をアピールできますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!おすすめの企業研究の5つの方法
さまざまな方法で徹底した企業研究をしよう
「どうやって企業研究をすれば良いかわからない」と悩む就活生は少なくありません。企業研究を進めるにあたって、次の5つの方法を参考にしてみてください。
①「会社四季報」を活用して、業界の特徴や業界のなかでのその企業の位置付けを把握する
②ホームページやパンフレットなどから事業内容や企業としての価値観を知る
③説明会や座談会、OB・OG訪問などを通じて働いている人の特徴や社風を知る
④IR資料の「中期経営計画」などを確認して企業のビジョンや戦略を理解する
⑤面接時の逆質問で企業理解を深めるための質問をする
企業の求める人物像を明確に理解するのが重要
企業研究を進めるうえで特に意識してほしいのは、「業界の動向」と「その企業が目指す方向性」を把握したうえで、「どのような人物像を求めているのか」を明確に理解することです。
内定を勝ち取るためには、面接官から「この学生は自社にマッチした人材だ」と思ってもらう必要があります。そのためにも、企業の方向性に合致した人材がどのような人なのかを、企業研究を通じて深く理解していきましょう。
企業研究のやり方についてはこちらの記事でも紹介しています。
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④志望動機のブラッシュアップ
志望動機は、二次面接に向けて必ずブラッシュアップしておきましょう。
二次面接は、一次面接よりも志望度の高さや企業理解の深さが見られます。「弊社よりも売上の高い他社ではなく、なぜ弊社なのですか」などの鋭い質問が飛んできます。「御社の企業理念に共感したためです」などの薄い回答では、選考は通過できないでしょう。

キャリアアドバイザー
志望先の業界・事業内容・社風などを調べて、経験や価値観にどう基づいているから志望しているのかを伝えられるように準備しましょう。
志望動機の構成や意識したいポイントは、以下の記事で解説しているので、参考にしながらブラッシュアップしてみてくださいね。
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業界・事業・企業ごとの志望動機を明確にする

「業界」「事業」「企業」の3つの視点で志望理由を言語化しておくことで、面接官の深掘り質問にも一貫性をもって回答できるようになります。
面接官は熱意を判断するために、「なぜこの業界なのか」や「なぜこの会社なのか」など、あなたの考えを知りたいと思っています。
たとえば銀行業界を志望しているなら、「金融業界を選んだ理由」「銀行業を選んだ理由」「◯◯銀行を選んだ理由」という流れで伝えることで、論理的で説得力のある志望動機になります。
必ずこの順序にこだわる必要はありません。「地元貢献」や「サービスへの興味」など、自信をもって伝えられる志望理由があれば熱意は伝わります。

キャリアアドバイザー
過去の経験、価値観、就活の軸に基づいた志望理由などを盛り込むと、さらに説得力がありあなたにしか伝えられない内容になりますよ。
志望企業の事業内容をリサーチするときは、以下の記事で解説している方法がおすすめです。
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同業他社との違いを明確にする
二次面接では、志望度を測るために同業他社と比較するような質問をされることが多いです。説得力のある志望度を作成するためには、同業他社と比較したうえで「なぜ御社を選んだか」を説明する必要があります。
そのためには、業界と各企業の違いを理解しておきましょう。「業界地図」などの書籍や比較サイトを利用したり、OB・OG訪問で同業他社の社員に話を聞いたりできると良いですね。
各社の強い分野や社風の違いまで理解していれば、面接官に「この学生は本気で調べるほど熱意が高い」と評価してもらえます。

キャリアアドバイザー
同業他社との違いを理解するには時間がかかるので、二次面接の数週間前には情報収集をはじめておくと安心ですよ。
業界研究ノートを作ると、同業他社との違いを可視化できるのでおすすめです。
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⑤入社後のキャリアプランを明確にする
二次面接では「入社後に何をしたいか」や「将来の目標」などを質問されることが多いため、キャリアプランを明確にしておきましょう。
入社後のキャリアプランは、以下のような聞かれ方をされます。
- 入社後10年間の目標を教えてください。
- キャリアプランはありますか。
- 入社後、どのように成長していきたいですか。
キャリアプランを考えるときは、「入社直後に取り組みたいこと」と「数年後に目指したい姿」の2つの時間軸で整理すると思いつきやすいのでおすすめです。
入社してやりたいことを考える
二次面接では「入社したらまず何をしたいか」という質問で、あなたの業界・企業研究の質と意欲を判断されます。できるだけ具体的な内容を答えられると評価につながりますよ。
たとえば、「営業職としてまず現場経験を積み、お客様の声を誰よりも汲み取った提案ができる営業になりたい」などと伝えられると、仕事への理解と熱意が伝わるでしょう。

キャリアアドバイザー
ほかにも、企業の研修制度、業務内容、強みの活かし方を踏まえて話せると、さらに説得力が増しますよ。教育制度は企業のホームページなどですぐに調べられるので、キャリアプランに活かせないか確認してみてくださいね。
入社後にやりたいことを考えるコツは、以下の記事で解説しています。
【例文8つ】「入社後の目標」で企業を納得させる3つのコツ
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長期的な目線でプランを考える
キャリアプランなので、長期的な目線で伝える必要があります。「入社後やりたいことが思い浮かばない」という人は、人生で何を成し遂げたいか、最近興味をもったことは何か、など多角的に考えてみるとヒントが見つかりますよ。
企業のホームページなどで社員の経歴を参考にするのも良いでしょう。入社後にどのような意欲をもち、どんなステップでキャリアを築いたのかを理解できます。
入社直後は営業として顧客理解を深めます。5〜15年後は商品企画に携わり、ヒット商品を作りたいです。さらに15〜20年以内には後輩の新人教育に携わり、全員が長く楽しく働ける企業にしていきたいです。

キャリアアドバイザー
「結婚・出産」「親の介護」など、ライフスタイルと関連付けたキャリアプランでも問題ありません。しかし、ミスマッチな人材という印象にならないように、実現可能なキャリアプランか、企業のためになる内容かの視点は忘れずに考えましょう。
将来の自分像からキャリアプランを考えるなら、以下の記事がおすすめです。
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⑥二次面接ならではの逆質問を考える
二次面接では、逆質問の対策も欠かさずにおこないましょう。大半の企業では、一次面接と同じように「最後に何か聞きたいことはありますか」と逆質問をする時間があります。
逆質問は企業理解を深めるだけではなく、志望度の高さや適性をアピールできるチャンスの時間なので、積極的に利用しましょう。
逆質問の考え方や答え方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
逆質問例60選|二次面接の逆質問は企業理解の深さを示せるかがカギ!
【質問例55選】質問はありますか?と面接で聞かれた時の答え方
面接官のポジションを想定した逆質問例
二次面接の面接官は中堅社員や管理職などが多いので、ポジションに合った逆質問を用意しておくと得られる回答の質が高まります。
現場やチームをまとめる立場だからこそ、答えられる質問を用意しておくと良いでしょう。複数の部署を経験している面接官もいるので、経歴や業務に関する質問にも的確に答えてもらえる可能性が高いです。
- 〇〇さんが部下に求めることは何ですか
- 入社してからどのようなキャリアを歩んできたか教えてください
- 御社で活躍する若手社員にはどんな特徴がありますか
- これまでにどのような部署を経験されましたか
- 一緒に働きたいと思う学生はどのような人材ですか
- 今までで一番やりがいを感じた仕事を教えてください
- 一番つらかった仕事はありますか

キャリアアドバイザー
企業によっては、二次面接でも若手社員が面接官をする場合や、役員や社長が面接官をするなどケースが異なります。面接前にポジションに応じた逆質問を用意しておくことは大切ですが、当日は面接官の経歴や役職を聞いたうえで質問内容を判断してくださいね。
面接官が社長だったケースに備えて、選考までに以下の記事で対策しておきましょう。
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社長面接の逆質問は意欲を伝え高評価を目指すために重要になるため、慎重に選定しましょう。 この記事では、社長面接ですべき逆質問、対策方法などをキャリアアドバイザーが徹底解説します。
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入社意欲をアピールできる逆質問例
積極的に逆質問をするほど、入社意欲の高さを評価してもらえます。逆質問で「質問はありません」と答えてしまったり、パンフレットやホームページで調べればわかる内容を聞いてしまうと、志望度の低い学生という印象をのたれてしまうので注意が必要です。
以下のように、疑問を解決しつつ、志望度の高さや入社意欲をアピールできる伝え方をしましょう。
- 御社に入社するために◯◯のスキルを習得してきました。ほかにも身に付けるべきものを教えてください
- 入社までに準備しておくべきことはありますか
- 御社の業務で役に立つおすすめの資格はありますか
- 御社は〇〇社と共同開発をはじめたと伺いました。今後は他社との連携を強めながら事業をする機会が増えるのでしょうか
- 御社の営業部を志望しています。求められるスキルはありますか
- 海外支店での勤務を志望しています。どのような人材が選ばれていますか

キャリアアドバイザー
志望動機や自己PRなどの質問ばかり対策するのではなく、逆質問の準備を怠らずに最後の最後まで入社意欲をアピールしてくださいね。
入社意欲のアピール方法は、以下の記事でも解説しています。
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一次面接には受かるのになぜ? 二次面接で落ちる人の4つの特徴

就活生
一次面接は通過できるのに、いつも二次面接で落ちてしまうんです……。理由がわからず悩んでいます。

キャリアアドバイザー
そのような悩みを抱えている学生は意外と多いですよ。二次面接で落ちる学生には、4つの共通点があるので解説しますね。
二次面接に特化した対策をせずに「次は受かるだろう」と考えていては、いつまで経っても内定を得るのは難しいです。次の選考からは落ちないために、落ちる人の4つの特徴を理解して対策しておきましょう。
①ESや一次面接との一貫性がない
二次面接で落ちてしまう学生の多くは、一次面接で答えた内容と一貫性がないことが原因です。
企業は一次面接の評価を二次面接の面接官と共有しているケースが多いです。一次面接で聞いた内容を二次面接で深掘りすることもあるので、一貫性がないと説得力に欠けます。
たとえば、一次面接で「御社の技術力の高さに惹かれました」と話していたのに、二次面接では「御社の社員の方の人柄に惹かれました」と答えてしまうと、「取り繕った回答をしているのかな」という印象になるのです。
絶対に同じ回答をしないといけないわけではありませんが、根本の軸がぶれない回答が求められます。

キャリアアドバイザー
一次面接と同じ内容を話すことを恐れずに、深掘り対策や具体的に話す練習をしておきましょう。 一次面接の質問と回答をメモしておき、どのような深掘り質問をされそうか対策しておくのも良いです
②基礎的な能力以上のアピールができていない
二次面接では、一次面接で求められる基礎的なスキルに加えて、より高いレベルのアピール力が求められます。身だしなみ、清潔感、ビジネスマナーがあるのは当たり前で、それだけではほかの学生と差がつきません。
たとえば、深掘り質問に対して自分の経験を具体的に語れるか、面接官に伝わる表現で話せるかなどの対応力などが評価されます。ほかにも、声のトーン、表情など、頻出質問の回答内容、深掘り質問の受け答え方などのコミュニケーション能力も評価されています。

キャリアアドバイザー
二次面接を通過するには、基本の受け答えや対策ができていることは必須条件です。身振り手振りを取り入れたり、面接官の理解に合わせて話す内容を工夫したりできると良いですね。
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③企業への理解が浅く志望度を伝えきれない
企業研究が浅いと、志望度が伝わらず二次面接で評価されにくくなります。
二次面接では、一次面接よりも入社意欲や企業とのマッチ度が重視されるので、企業理解が浅いと「なぜ弊社を志望したのかわからない」という疑問をもたれてしまいます。
たとえば、企業理念や事業内容、競合との違いを理解していないと、志望動機を深掘りされたときに納得してもらえる回答ができません。キャリアプランや志望職種などのほかの質問でも、具体的な回答ができないため「熱意が低く適性がない」と判断されるでしょう。

キャリアアドバイザー
企業の歴史やサービスを調べたり、競合他社のなかでの立ち位置をリサーチしたりすると深く理解できますよ。
④キャリアビジョンがあいまい
キャリアビジョンのあいまいさも、二次面接で落ちる原因です。
キャリアビジョンが定まっていないと、「将来のことを考えていないのに、本当に弊社を志望しているのかな」「ミスマッチによって、入社後すぐに退職しないだろうか」という面接官の不安を払拭できません。
たとえば「とにかく成長したい」「いろいろなことに挑戦したい」といった漠然とした回答だと、企業のキャリアステップに適さないケースがあります。
一方、「入社後はシステムエンジニアとして誰よりもスキルを学び、10年以内には上流工程を担当したいです」などと、具体性があるキャリアビジョンなら選考突破の可能性が高まります。

キャリアアドバイザー
キャリアプランは人によって異なるので、正解はありません。「今やってみたいと思えることは何か」考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザーが読み解く!二次面接を通過できない原因
企業理解の浅さが大きな不合格理由になる
「一次面接は合格できるのに、二次面接がなかなか通過しない」と感じている人もいるかもしれません。そのような場合、企業理解の浅さが不合格の大きな理由となっている傾向があります。
「どのような事業をおこなっている会社なのか」「その企業はどのような人物像を求めているのか」「その求めている人物像を理解したうえで、自分はなぜその企業に入社したいのか」という点をしっかりと整理するだけで、二次面接の通過率は格段に上がるでしょう。
つまり、社会人としての基礎能力を測る一次面接を突破したら、次は企業研究を徹底することで二次面接も突破できるようになるのです。
40点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
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ここまで記事を読んだ学生のなかには、「まだ二次面接に対する不安が消えない」と感じている人がいるでしょう。そこで二次面接に関するよくある質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
二次面接ではどんな点に注意すべきですか?
二次面接では、一次面接よりも志望度や適性が厳しく評価されることに注意が必要です。一次面接と二次面接での受け答えに矛盾があると、マイナスな評価につながります。
そのため、志望度や適性をアピールするためには、「一次面接との一貫性を保つこと」「深掘り質問の回答を準備しておくこと」が大切です。
次の二次面接までに頻出質問を深掘りして、どんなポジションの面接官にも納得してもらえるレベルに仕上げましょう。
二次面接の結果はいつ頃届くことが多いですか?
二次面接の結果は、3日〜1週間以内に届く場合が多いです。選考フローの早い企業は、次の選考に進む学生を早めに決める必要があるので、結果の通知も早い傾向にあります。
しかし、業界や企業規模、選考時期によって結果が届く時期は異なります。大手企業では次の選考までの準備期間が長く設けられているため2週間前後かかったり、就活後期の冬採用では、入社準備を進めるために早めに連絡が届いたりします。
もし、二次面接を受けてから2週間経過しても合否の連絡がない場合、採用担当者に問い合わせてみましょう。
二次面接の結果がいつ届くかは、以下の記事でも解説しています。
面接の結果はいつ届く?メールで問い合わせる際の例文を紹介
面接の結果がいつなのか不安なときこそ6つの対策で次を見すえよう!
二次面接は企業とのマッチ度が問われる! 特徴を押さえて選考を突破しよう
二次面接では、熱意や企業とのマッチ度が重視されます。そのため、一次面接と同じレベルの対策では選考に通過するのは難しくなる可能性が高いです。
たとえば、競合他社ではダメな理由がわかる志望動機を考える、質問に対する深掘りを用意する、面接官のポジションに合わせた逆質問を考える、などの対策が必要です。
二次面接は一次面接よりも難易度があがりますが、一次面接を突破できたあなたなら通過できる可能性は十分にあります。この記事で解説した対策を実践して、自信をもって二次面接に挑みましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーが読み解く!二次面接の対策をするうえで大切なこと
キャリアアドバイザー
吉川 智也
プロフィールをみる選考フローによって二次面接の役割は大きく異なる
二次面接と一口に言っても、その役割は企業によって異なります。そのため、「二次面接はこれさえ対策すれば大丈夫」と一律にとらえないよう注意が必要です。
たとえば、選考フローのなかで面接が3回しかない企業の場合、二次面接の位置付けは非常に重要です。ここでは「本当に入りたいのか」という志望度と、「自社にマッチした人物か」という適性を深掘りして見極める役割が大きくなります。
一方で、面接が5~6回と続くような企業の二次面接では、深掘りというよりも、基礎的なスキルやマナー、そして一次面接では把握しきれなかった「どのような学生なのか」という個人の特徴を知ることをおもな目的としている傾向が強いと言えます。
選考回数を把握したうえで適切な対策をしよう
このように、二次面接だからといって画一的な対策をするのではなく、企業ごとの選考フローのなかで二次面接がどこに位置するのか把握し、それに応じて適切な対策をするようにしましょう。