目次
- 志望動機は「締めくくりの言葉」で評価が大きく変わる
- そもそも志望動機における締めくくりの役割とは?
- 志望動機全体のわかりやすい要約
- 最後に熱意を伝える重要なパート
- 合否を左右する⁉ 志望動機の締めくくりが重要な3つの理由
- ①親近効果で採用担当者の心に残りやすいから
- ②採用担当者が最も納得するポイントだから
- ③合理的思考力をアピールできるから
- 締めくくりを考える前に再確認! 志望動機に入れるべき3つの要点
- ①企業を志望する理由
- ②根拠となるエピソード
- ③自分がどう貢献できるか
- 志望動機の締めくくりで高評価につなげる5つのコツ
- ①自分の資質やスキルを業務内容につなげる
- ②入社後のイメージが沸くようにする
- ③ポジティブな内容で熱意を伝える
- ④自分らしさをアピールする
- ⑤将来のビジョンを示す
- 志望動機の締めくくりでは「前向きさ」を伝えよう! 言葉の選び方を解説
- 「〜したい」など言い切るようにする
- ポジティブな印象を与える言葉を選ぶ
- 【例文15選】高評価につながる志望動機の締めくくり例を紹介
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文①
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文②
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文③
- 入社後のイメージが沸きやすい例文①
- 入社後のイメージが沸きやすい例文②
- 入社後のイメージが沸きやすい例文③
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文①
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文②
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文③
- 自分らしさを出した例文①
- 自分らしさを出した例文②
- 自分らしさを出した例文③
- 将来のビジョンを示す例文①
- 将来のビジョンを示す例文②
- 将来のビジョンを示す例文③
- 要チェック! 志望動機の締めくくりに不向きなNGワード
- ネガティブで消極的な言葉
- 「絶対」などのおおげさな表現
- 「頑張ります」などの意味のない定型文
- 志望動機の締めくくりを工夫することで好印象を獲得しよう!
志望動機は「締めくくりの言葉」で評価が大きく変わる
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「志望動機はどう締めくくるべきでしょうか?」
「志望動機の締めくくりが不安です。」
就活の志望動機を考えている学生からこのような相談を受けます。
志望動機の締めくくりは、合否を左右しうる重要な部分です。何となく締めくくると損する可能性があるので、締めくくりの役割や効果的に締めくくるために押さえておきたいポイントについて、例文も交えて詳しく解説していきます。
そもそも志望動機における締めくくりの役割とは?
就活生
キャリアアドバイザー
そうですね! 志望動機の締めくくりには特別な役割があるのですよ。
就活生
締めくくりの役割? 考えたことなかったです……
キャリアアドバイザー
締めくくりの役割を理解したうえで文章をまとめると、一段上の志望動機に仕上がりますよ。
反対に締めくくりの役割を考えずに何となく話をまとめてしまうと、尻すぼみの志望動機になりかねません。しっかりチェックしていきましょう。
志望動機全体のわかりやすい要約
志望動機の締めくくりには、話した内容全体をわかりやすく要約する役割があります。
志望動機には、その企業を志望した理由だけでなく志望するきっかけとなったエピソードや自分の強みなど、関連する話を盛り込みますよね。そのため、話が終わる頃には冒頭で話した内容の印象が薄れている可能性があります。
面接官
エピソードはわかりやすかったけれど、最初に言っていた志望動機は何だったっけ?
と思われてしまう恐れがあるのです。
そこで、締めくくりとして志望動機の要約をコンパクトに伝えることで、採用担当者に話を理解してもらいやすくする必要があります。
最後に熱意を伝える重要なパート
志望動機の締めくくりには、最後に熱意を伝えるという重要な役割もあります。
採用担当者は志望動機を通して、学生が自社に入りたい理由だけでなく自社への志望度や仕事への意欲も判断したいと考えています。しかし、ただ志望動機とそれに関連するエピソードを話すだけでは、どうしても企業に入社したいという熱意は伝わりにくくなります。
そこで、締めくくりとしてその企業でどのような成果を出したいか、どのような存在になりたいかなどを話すのです。そうすることで、自身の熱意や志望度が伝わり、自分がその企業で働く姿を採用担当者に想像してもらいやすくなります。
キャリアアドバイザー
自分の熱意を誰にでもわかるように強調して話すことが締めくくりの役割です。
熱意が伝わる、印象に残る志望動機の書き方はこちらの記事でも解説しています。
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企業は志望動機の締めくくりで入社後の活躍イメージを判断しているといえるでしょう。
もちろん企業を志望するようになったきっかけやエピソードは企業が学生を採用するうえで重視するポイントですが、企業が一番知りたいと考えているのは「入社後に活躍してくれるか」です。企業は学生が自社の発展のために、社員としてどんな能力や働きぶりを発揮して、どんな貢献をしてくれるかを知りたいと考えていますよ。
そのため志望動機の中身だけを念入りに準備するのでなく、締めくくりで意欲や具体的に頑張ることを伝えることが重要なのです。志望動機の締めくくりが重要な理由については後ほど詳しく解説します。
合否を左右する⁉ 志望動機の締めくくりが重要な3つの理由
同じ内容の志望動機でも、締めくくりの違いで合否がわかれてしまう可能性は十分にあります。なぜそれほど締めくくりが重要なのか、しっかり確認していきましょう。
①親近効果で採用担当者の心に残りやすいから
親近効果とはアメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソンによって提唱された概念であり、「最後に提示された情報が印象に残りやすい」「最後に話した内容によって話し手の印象が決まりやすい」という心理効果を指します。
つまり、志望動機をうまく締めくくると、話した内容や自分自身のことが採用担当者の心に残りやすくなるのです。
多くのライバルがいる中で採用担当者の印象に残るには、志望動機の中身で勝負することはもちろん、こうした心理効果を活用することも重要です。
キャリアアドバイザー
親近効果は裏を返せば「締めくくりが良くなければ評価の低下に直結しやすい」ことも意味します。だからこそ、志望動機は最後の1文までこだわる必要がありますよ。
②採用担当者が最も納得するポイントだから
志望動機の締めくくりは、採用担当者の納得を得る部分としても重要です。採用担当者は、単に「御社を志望した理由は〇〇です」と言われるだけでは納得しません。
志望に至った経緯やきっかけを補足説明し、最後に「だから私は御社を志望します」と締めくくることで、ようやく
面接官
なるほど、このような経緯があったからうちに惹かれたのだな。
と納得することができます。
締めくくり方が不十分で、採用担当者に納得してもらえなければ、選考通過は厳しくなります。そのため、締めくくり部分が重要なのです。
③合理的思考力をアピールできるから
志望動機の締めくくりが重要なのは、合理的思考力をアピールできるからでもあります。
志望動機ではその企業に入りたい理由だけでなく、関連する別の話題を盛り込むことがあります。自分ではすべての話題をうまくつなげているつもりでも、聞いている採用担当者にはわかりにくいこともあるでしょう。
そのまま志望動機を終えてしまうと、結局何が言いたかったのかよくわからない、合理的な思考ができない学生として低い評価をつけられてしまうことも考えられます。最後にすべての話がどうつながるのかをまとめて効果的に締めくくることで、自分に合理的思考力があることをアピールできますね。
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志望動機で入社後活躍できる人物だと印象付けるためには、「精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」のような漠然とした表現で締めくくるのではなく、何をどう頑張るのかについて具体的に伝えることが重要です。
もちろん志望動機では熱意も重要ですが、意欲があっても具体的な内容がなければ入社後の活躍イメージを持ってもらうのは難しいでしょう。また、具体性がない志望動機の締めくくりをすると自己理解・企業理解ができていないのではないかと判断されかねません。
志望動機で説得力を持たせるためにも自己分析、企業分析は重要です。また志望動機の締めくくりに不安がある学生は、大学のキャリアセンターや就活エージェントのアドバイザーに志望動機の添削をしてもらうことも検討してくださいね。
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締めくくりを考える前に再確認! 志望動機に入れるべき3つの要点
- 企業を志望する理由
- 根拠となるエピソード
- 自分がどう貢献できるか
志望動機の締めくくりは合否にも影響しうる重要な部分ですが、あくまでもメインは志望動機の内容そのものです。いくら締めくくり方が良くても、そこに至るまでの内容が良くなければ選考は通過できません。
そのため、締めくくりを考える前に、志望動機に入れるべき3つの要点について確認しておきましょう。
①企業を志望する理由
まずは、その企業を志望する理由を簡潔に述べましょう。
私が御社を志望したのは、〇〇の分野で人々の役に立ちたいと思ったからです
このように、「志望動機は何ですか?」という質問に対してストレートな回答を提示することが重要です。せっかく良い内容を話していても、聞き手にとって理解しにくい話し方では評価が低くなる可能性があります。志望動機に限らず、面接ではまず結論から述べるようにしましょう。
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②根拠となるエピソード
結論を述べたら、次は根拠となるエピソードを述べます。
たとえば「私が御社を志望したのは、子育てしながら働くお母さんたちをサポートしたいと思ったからです」と述べた場合、採用担当者は「そもそもなぜ子育て中のお母さんたちをサポートしたいのか?」「本当にそう思っているのか?」と疑問を抱く可能性があります。
そこで、具体的なエピソードを加えることで、結論に説得力を持たせることができます。
私が御社を志望したのは、子育てをしながら働くお母さんたちをサポートしたいと思ったからです。自分の母も子育てしながら働いていて、いつも大変そうでした。それでも母は仕事を続け、私は望む教育を受けさせてもらい、生き生きと仕事をする母を尊敬することができています。
キャリアアドバイザー
実体験などを入れることで、納得感のある志望動機を作成することができますよ!
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③自分がどう貢献できるか
志望動機では、自分がその企業にどう貢献できるかを伝えることも重要です。
企業は利益をあげて運営するものなので、新卒採用においても「この学生を採用した場合、どれだけ企業の利益に貢献してくれるか」という点が考慮されます。だからこそ、「自分はこうした経験・スキルを活かして御社にこのように貢献します」と述べ、企業側に自分を採用するメリットをアピールすることが重要なのです。
私はこうした経験から得たコミュニケーション力を活かして、御社の製品をより多くの人に伝えたいと思っています
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キャリアアドバイザー
入社後のイメージを持ってもらうことも、志望動機では重要なポイントになりますね。
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志望動機の締めくくりで高評価につなげる5つのコツ
就活生
なるほど、志望動機の締めくくりって大切なのですね。
キャリアアドバイザー
締めくくり方次第で高評価につながることもあれば、締めくくりまでは良かった評価が最後に下がってしまう要因になることもあります。
就活生
うーん、でもそんなに大切と言われると悩んじゃいますね……。
キャリアアドバイザー
これから解説する5つのコツを押さえることで、効果的に締めくくることができますよ!
志望動機の締めくくりを考える際は、5つのコツを意識して作成してみましょう。高評価につながるポイントになりますので、是非参考にしてみてください。
①自分の資質やスキルを業務内容につなげる
志望動機の締めくくりで自分の資質やスキルを業務内容につなげると、高評価につながりやすくなります。
たとえば営業事務を志望する場合は、部活のマネージャーやアルバイトをする中で縁の下の力持ちとして活躍した経験を述べ、「そこで培った先回りして相手をサポートする力を営業事務として活かしたい」とつなげると良いですね。
仕事への適性やポテンシャルをアピールでき、採用担当者に自分を採用するメリットを感じてもらえます。
キャリアアドバイザー
ただし、この部分をあまり詳しく話しすぎると自己PRのようになってしまうため、あくまでも志望動機がメインであることを忘れないようにしてくださいね。
縁の下の力持ちを効果的にアピールする方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
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②入社後のイメージが沸くようにする
入社後のイメージが沸くような締めくくり方をすることも、評価の高い志望動機に仕上げるコツです。
うまくいかないことがあっても、持ち前の粘り強さを活かして努力し、成果をあげていきます。
たとえば、こちらの例文のように締めくくれば、採用担当者に目標に向かって真っすぐ努力する姿を思い浮かべてもらえます。
就活では、その企業の社風に合っているか、上司や先輩社員に溶け込んで働けそうかといった点も見られます。よって、採用担当者にその企業で働いているイメージを持ってもらえる締め方をすることも意識していきましょう。
粘り強い性格の言い換え表現はこちらの記事でチェックしてください。
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③ポジティブな内容で熱意を伝える
ポジティブな内容で熱意を伝えることも、志望動機の締めくくり方のポイントです。
どのような学生が新卒として入ってくるかは、職場の雰囲気にもかかわってきます。ポジティブでやる気に満ちた学生はフレッシュな風を起こし、職場を活気づける存在になりますし、上司や先輩社員たちも負けていられないと改めて気を引き締めることにつながります。
就活生
先輩社員から多くを学んで早く活躍したいです。
就活生
挑戦を恐れず高みを目指します。
など、前向きに熱意を伝えましょう。職場にそうした良い影響を与えてくれる学生は、採用担当者からも「ぜひ一緒に働きたい」と思ってもらいやすいですね。
④自分らしさをアピールする
志望動機の締めくくりとして、自分らしさをアピールすることもポイントです。
たとえば個人的なOB・OG訪問で会った先輩社員にかけられた言葉を挙げ、自分もその先輩社員のようになりたいと締めくくると、他の学生とは違うオリジナリティのある内容になりますね。
同じ企業を目指す学生たちは同じような目標・志向を持っていることが多いため、どうしても志望動機が似た内容になりがちです。だからこそ、自分らしさを出せなければ他の学生に埋もれてしまうおそれがあります。
キャリアアドバイザー
自分にしかない経験や視点はないか、改めて考えてみましょう。
⑤将来のビジョンを示す
数年後にどのような社員になっていたいか、どのような成果をあげたいか、どのようなプロジェクトに携わっていたいかなど、将来のビジョンを示して締めくくることも、評価の高い志望動機にするコツです。
数年後を見据えて目標を立てている学生は入社当初から高い志を持って働いてくれそうですし、将来のビジョンと会社の方向性が合っていれば、志望度やマッチ度の高さのアピールにもなります。
キャリアアドバイザー
面接官からどのようにすればそのビジョンを達成できそうか深掘りされる可能性もあるので、その点についてもよく考えておきましょう。
高評価が得られる目標の考え方はこちらの記事で解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
面接官から高評価を得るために、本来の自分の姿ではなく企業がもとめる人物像に寄せすぎた志望動機で面接に臨む学生もいますが、面接官からは容易に見抜かれてしまいます。企業がもとめる人物像に寄せすぎなくとも、具体的なスキルや活躍方法を示すことができれば十分企業から好評価を狙えるので、自分らしい言葉で伝えることを心掛けましょう。
さらに「必ず〇〇することを誓います」など、必ず、絶対、社内ナンバー1など誇張した表現も避けたほうが無難です。面接官の中には「普段から実際以上の大げさな表現をする人物」と感じる人もいるため、面接でのすべて話の信憑性を疑われる場合もあるでしょう。
また謙虚に学ぶ姿勢と成長への意欲を示すつもりで、志望動機の最後に「御社での仕事を通じて多くの事を学ばせて頂き、成長したいと考えています」と述べる学生が少なくありません。しかし、採用担当者からすると受け身の姿勢に感じられ、「会社は学校ではなく仕事をするところである」とマイナスな印象を持たれる場合もありますよ。
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・志望動機を上手く文章にできない人
志望動機の締めくくりでは「前向きさ」を伝えよう! 言葉の選び方を解説
キャリアアドバイザー
締めくくりで前向きさをアピールするには、シンプルに言葉の選び方も重要です。
就活生
なるほど。
前向きさをアピールしているつもりでも、言葉選びが良くないと前向きに聞こえない、ということもありそうですね。
キャリアアドバイザー
その通りです。
具体的にどのような言葉を選ぶと良いのか、確認しておきましょう。
志望動機の締めくくりでは基本的に「前向きさ」をアピールできると良いでしょう。ただし、締めくくりの際の言葉の選び方を間違えてしまうと、逆の印象を与えてしまうこともあります。
ここでは志望動機の締めくくりで「前向きさ」を適切に伝えるための言葉の選び方や表現のコツを解説します。
「〜したい」など言い切るようにする
締めくくりで前向きさを伝える際は、自分の意思や目標を「~したいです」としっかり言い切ることがポイントです。
入社後は結果にこだわって努力したいです
入社後は結果にこだわって努力することができたら、と思っています
まだ社会人経験もないのに、言い切ってしまうと自信過剰に思われるのではないか、と感じるかもしれませんが、問題ありません。むしろ、「思います」のように控えめな言い方をすると、どこか自信がなさげな印象になってしまいますし、主体性や積極性が感じられません。熱意を伝える意味でも、意志や目標はしっかり言い切るようにしましょう。
ポジティブな印象を与える言葉を選ぶ
志望動機の締めくくりで前向きさをアピールするには、ポジティブな印象のある言葉を選ぶことも欠かせません。たとえば、以下の文章はどちらも同じような意味を持ちますが、受ける印象は違いますよね。
先輩方の足を引っ張らないように努力したいです。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
1日でも早く先輩方と肩を並べて働けるように努力します。
前者の言い方だと、肩身が狭そうに働く姿がイメージされますが、後者の言い方だと先輩社員たちと一緒に自信を持って堂々と働く姿がイメージされるでしょう。肩を並べて働けるようになった後は、さらに高い目標を目指して頑張ってくれそうな印象もありますよね。
このように、同じような意味の言葉でもより前向きな印象のある言葉を選ぶように意識してみましょう。
面接での言葉遣いについてさらに詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてみてください。
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面接で正しい言葉使いができると人柄の面で好印象になるかもしれません。 この記事では、面接での基本的な言葉遣い・間違った言葉遣い、話し方のポイントをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、周囲と差をつけましょう!
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
志望動機では企業への敬意を払うために、「させていただく」という謙譲語を多用する学生もいるでしょう。「させていただく」は「相手または第三者の許可を得ており、そのことで自分自身が恩恵を受ける場合」に使用するのが正しい使い方ですが、誤用されているケースも多く見受けられます。
たとえば「ホーム―ページを拝見させていただき」と表現したことがある学生もいるでしょう。しかし「拝見」は「見る」の謙譲語で、「させていただく」と組み合わせると二重敬語となり間違った使い方です。正しくは「ホームページを拝見いたします」なので、こういった二重敬語には十分注意してくださいね。
また、応募先企業を指す際は、履歴書など書面では「貴社」、面接では「御社」になります。さらにビジネスの場では、自分自身の事を言う時は、男女ともに「わたくし」を使うケースが多いので、就活でよく使う言葉遣いについては事前にチェックしておきましょう。
【例文15選】高評価につながる志望動機の締めくくり例を紹介
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文①
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文②
- 自分のスキルを業務内容につなげる例文③
- 入社後のイメージが沸きやすい例文①
- 入社後のイメージが沸きやすい例文②
- 入社後のイメージが沸きやすい例文③
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文①
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文②
- ポジティブな内容で熱意を伝える例文③
- 自分らしさを出した例文①
- 自分らしさを出した例文②
- 自分らしさを出した例文③
それでは、高評価につながる志望動機の締めくくりとはどのようなものか、具体的に見ていきましょう。志望動機の締めくくりで高評価につなげる5つのコツで解説したポイント別に、例文を3つずつ紹介します。
志望動機の締めくくりはそれまでの流れを汲んで作るものであるため、冒頭から締めくくりまで全体の文章の中で解説するので、締めくくりに注目して読んでみてください。
自分のスキルを業務内容につなげる例文①
私が御社を志望したのは、人手不足が深刻化する多くの企業に役立つツールを販売することの社会的な意義に共感したからです。
現在日本では人手不足が深刻化し、残業時間の長さや生産性の低さなどが問題になっています。こうした中で人手不足をカバーするツールを販売することは、顧客企業の役に立つだけでなくそこで働く方々、ひいては日本全体のためにもなると感じました。
特に御社の製品は現在業界3位のシェア率を誇っており、これから1位を目指していくとお聞きしました。
営業職は成果主義の風潮が強く、人によっては厳しいと感じることもあるとお聞きしましたが、その分、大きな達成感が得られる仕事だと感じています。留学経験で得た失敗や挫折を恐れず挑戦し、転んでもすぐ立ち上がる姿勢を活かし、着実に営業成績を伸ばしていきたいです。
キャリアアドバイザー
締めくくりで自分の資質を社風や業務内容につなげることで、合う合わないがわかれそうな志望企業とのマッチ度をアピールできています。
採用担当者は安心して「この学生を通過させよう」と判断できますね。
自分のスキルを業務内容につなげる例文②
私が御社を志望したのは、外食で人々の心を豊かにしたいと思ったからです。
幼い頃から両親が共働きだった私は、両親の仕事帰りによく御社の外食チェーン店に行っていました。おいしい料理と丁寧な接客で、疲れている両親も笑顔になり私も嬉しかったことを覚えています。こうした経験から、私も同じように外食で人々の心を豊かにしたいと思い、御社を志望しました。
御社は接客を重視しており、細やかな気遣いがもとめられるとお聞きしたため、丁寧な接客を身につけるべくホテルのアルバイトを経験しました。3年間のアルバイトで得た接客術を活かし、お客様に気持ち良く利用していただけるサービスを提供していきます。
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キャリアアドバイザー
締めくくりでホテル仕込みの接客スキルを持っていることをアピールしています。
「入社後、同僚や将来の部下にもそれを教えてほしい」と思われるような経験・スキルがあると高く評価されやすいですよ。
接客スキルをアピールする際のポイントはこちらの記事で解説しています。
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自分のスキルを業務内容につなげる例文③
私が御社を志望したのは、スピーディに顧客の問題を解決する社員の方々に感銘を受けたからです。顧客の課題解決をする企業は他にもありますが、解決までの期間、実績数ともに御社は突出しており、自分もそこで活躍できる社員になりたいと思いました。
私自身、大学のゼミで短期間のプロジェクトに参加した経験があります。できる限り無駄な時間を発生させないよう、タスクを洗い出し無駄のないスケジュールを立てるとともに、メンバー間で意見が割れたときは一旦状況、意見を整理したうえで冷静に話し合うようにしました。
このように無駄を省いて論理的・合理的に物事を進めていくスキルをさらに磨き、御社においても問題の本質を見極め、迅速に顧客の課題解決を進めていきたいです。
キャリアアドバイザー
短期間のプロジェクトに参加したエピソードからは、志望企業で活躍できる素質がうかがえます。
締めくくりで自分のスキルを業務内容につなげることで、仕事内容とのマッチ度をアピールできる例文となっています。
入社後のイメージが沸きやすい例文①
私が御社を志望したのは、Webマーケティング業界を牽引する御社にて最先端のマーケティング術を学び、ゆくゆくは業界を牽引できる人材になりたいと思ったからです。
Webマーケティングでは日々新たなトレンドが生まれています。しかし、今必要なのはトレンドをキャッチするだけでなく、新たなトレンドを作り出せる企業になることだと社長がおっしゃっているのを聞きました。こうした向上心やアグレッシブさに感銘を受け、御社を志望しました。
私は現在、SEOに関する情報収集をし、学んだことを自分のブログやSNSで試し、結果を見て自分なりの施策や仮説を立てる練習をしています。
これからもこうした勉強を続け、ゆくゆくは御社に貢献できるWebマーケティングのプロになりたいです。
キャリアアドバイザー
締めくくりで目標を語っています。
大きな目標ではありますが、そのための勉強・準備を今から始めていることから説得力が感じられます。
マーケティング職の志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください。
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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!
マーケティング職の志望動機で重要なのは、綿密な企業研究です。今回はマーケティング職の志望動機を作成する際にアピールすべき強みを紹介し、志望動機の構成を解説していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、志望動機の例文も紹介していくので、参考にしてみてくださいね!
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入社後のイメージが沸きやすい例文②
私が御社を志望したのは、社会貢献性の高い御社で活躍する営業職の方々を、自分の強みを活かして支えたいと思ったからです。
私は大学時代に部活のマネージャーをしていました。目立たない仕事も多く、自分なりに工夫しても気づいてもらえないことも多々ありましたが、引退後、後輩に「〇〇さんがいなくなって、今まで細かな工夫をしてくれていたことにやっと気が付いた」と言われたときはとても嬉しかったです。
自分の強みを最大限人の役に立つ形で活かせる仕事は何かと考えた時、御社の営業職の方々をサポートすることだと思い至りました。たとえ周りからは見えにくくても、「〇〇さんがいると何だか確実に働きやすい」と言ってもらえるような働きをしていきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
この例文のように、「入社後に自分がどのような社員になっているか」というイメージではなく、「自分が入社することで職場の様子がどう変化するか」というイメージが沸く締めくくり方も評価のポイントになります。
入社後のイメージが沸きやすい例文③
私が御社を志望したのは、さまざまな目的で集う人々をサポートすることにやりがいを感じたからです。
御社は、出張・受験から旅行まで、幅広い目的を持った宿泊客に利用される、身近で親しみのあるホテルを経営しておられます。大切な出張や受験で緊張している方、旅行でワクワクしている方がどのようなホテルに泊まるかは、その後の人生や思い出の質にもかかわります。
だからこそ、大変な一方、やりがいも大きいと感じたのです。
観光地のインフォメーションセンターでのアルバイトで培った臨機応変な対応力を最大限に活かし、どのような場面にも冷静かつにこやかに対応することで、お客様にとって要望を伝えやすい頼りになるスタッフになりたいです。
キャリアアドバイザー
特に接客業の場合は、社員の印象がそのまま企業の印象につながります。
そのため、顧客にとってどのような存在になるのかについてイメージが沸く締め方にするのもおすすめです。
臨機応変な対応力の効果的なアピール方法はこちらの記事で解説しています。
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ポジティブな内容で熱意を伝える例文①
私が御社を志望したのは、本当に相手のためになる転職サポートができると思ったからです。
現在はフランクに転職活動をする人が増えています。しかし、中には転職せず今の職場にとどまった方が良い方もいると思います。御社では会社の利益を考えながらも、そうした方々にはきちんと転職を勧めない旨を伝えるとお聞きしました。人事の方も本当に相手のことを思って仕事ができる点が魅力だとお話しされており、今まで誠実さを大切に生きてきた自分に合っているとも感じました。
御社に入社後は、相手の人生を左右する節目に介入する仕事であるという自覚と責任を持ち、転職活動のサポートをしていきたいです。
キャリアアドバイザー
その仕事が持つ責任をしっかり自覚し、良いサポートをしていく決意が感じられる締めくくりとなっています。
最後に責任について強調することで、誠実で真面目な人柄も伝わります。
真面目さをアピールするときの言い換え表現はこちらの記事で紹介しています。
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真面目な性格の自己PRは、具体的でわかりやすい表現をすると面接官に伝わりやすくなりますよ。 この記事では真面目な人の特徴、アピールすべきポイント、自己PR例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、好印象を与えましょう!
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ポジティブな内容で熱意を伝える例文②
私が御社を志望したのは、日本の食品を海外に広めることに貢献したいと思ったからです。
私は大学時代に半年間、イギリスに留学しました。持参した日本の食べ物や、一部の食材を代用しながら作った日本料理を現地の友人に食べてもらったところとても喜んでくれました。そして、私の帰国後に本場の日本料理を食べてみたいからと日本に来てくれました。
日本料理を食べることで日本に興味を持ち、旅行に来てくれる人が増えることは非常に嬉しいことだと実感したため、日本食品を海外に輸出している御社にて働きたいと思いました。
御社に入社できたら、留学で培った英語力や海外の人とのコミュニケーション能力を活かし、積極的に新規取引先の開拓をしていきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
志望する企業で働くことへの積極性と、それを可能にするスキルを伝える熱意ある締めくくりとなっています。
具体的にどのような業務に力を入れたいか述べているため、入社後の姿もイメージしやすいですね。
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ポジティブな内容で熱意を伝える例文③
私が御社を志望したのは、「広告を通して人々にポジティブな選択肢を与える」という御社のコンセプトに共感したからです。
近年、テレビCMや電車の中づり広告を含めさまざまな広告の内容・文言が問題視されることが増えています。おそらくペルソナに訴求することに集中しすぎた結果、行きすぎた内容になったのだと思われるケースもありますが、いずれにしても公共の場に出る広告の影響を考え直すべきときが来ていると感じます。
そうした中で、御社は広告が持つ影響力や責任を重視し、ポジティブな広告を目指しておられます。私もそうした御社において、誰かを傷つけたり不安をあおったりすることなく、健全で見ていて楽しくなるような広告作りをしていきたいです。
キャリアアドバイザー
志望動機の締めくくりで述べた思いと会社の方向性とが合致しているため、熱意が伝わるとともに企業とのマッチ度もアピールできます。
強い信念を持った企業の場合、それに賛同する姿勢を示すことは重要です。
広告業界の志望動機に欠かせない3つのポイントはこちらの記事でチェックしておきましょう。
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自分らしさを出した例文①
私が御社を志望したのは、厳しい環境で自分を鍛えたいと思ったからです。
私は大学で医療系の学部に所属していたため、医療関係の仕事に就きたいと思っていました。加えて負けず嫌いで目標を達成することが好きなので、医療機器の営業職を志望するようになりました。
中でも業界大手の御社は優秀な営業の方々が多く、もとめられる成績や取引先へのサポートの質が高いとお聞きします。私は以前、営業の長期インターンシップで成績上位に入ったことがあるため、こうしたレベルの高い環境でさらに自分を高め、社会に貢献したいと思いました。
入社1年目が終わるころには新人賞を取れるよう、アグレッシブに仕事に取り組んでいきます。
キャリアアドバイザー
入社後の目標を具体的な賞や数値などで表すと、他の学生との違いを出せて採用担当者の印象に残りやすくなります。
仕事に対する意欲も感じられるため、現実離れした目標でなければ高評価につながります。
医療機器業界の志望動機例文はこちらの記事で紹介しています。
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自分らしさを出した例文②
私が御社を志望したのは、仕事で悩んでいる人に寄り添い助けたい思ったからです。
私には、専門学校を出てすでに就職し働いている友人がいます。しかし、対人関係やプレッシャーなどさまざまな要因が重なり精神的に疲労しているのを見て、こうした人々の助けになりたいと感じるようになりました。
御社は企業に対してストレスチェックテストを提供し、チェックの結果、必要性があると判断された人にカウンセリングをおこなっています。ここでなら、自発的に誰かに相談することができず困っている人も含め、多くの人により添えると思い、志望しました。
私は現在、大学の心理学部に所属し、卒業論文では働く人の心の健康をテーマとしています。学んだことを活かし、「話せて良かった」と言われるような存在になりたいです。
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キャリアアドバイザー
卒業論文のテーマを挙げることも、自分らしさを出す1つの方法です。
学部で学んでいることだと他の学生と同じになりがちですが、卒業論文のテーマならよりオリジナリティを出しやすくなります。
自分らしさを出した例文③
私が御社を志望したのは、「人々の生活にちょっとの贅沢を」という御社のテーマに共感したからです。
御社は、「手が届かないほど高いわけではない」範囲内で最大限良いものを届けようと、商品選定・管理に徹底的にこだわっておられます。
会社説明会やインターンシップでこのことを知り、日常生活の中でのちょっとした贅沢こそ幸福度の上昇につながると考えている私は深い感銘を受け、自分も御社の一員として働きたいと考えるようになりました。
中でも御社が力を入れている日本ワインについては、私も好きで日本ワイン検定を取得しています。御社のテーマへの共感と自分の強みをもとに、新たな商品開拓や楽しい企画をおこなっていきたいです。
キャリアアドバイザー
事業の戦力となりうる趣味や資格について述べることも、自分らしさをアピールする方法としておすすめです。
珍しい資格や難関資格であれば、より一層採用担当者の印象にも残りやすくなります。
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将来のビジョンを示す例文①
私が御社を志望したのは、御社の製品を世界に広めたいと思ったからです。
私はもともと、日本の伝統的な色やデザイン、素材を活かした御社の製品が好きでした。さらに環境問題への配慮や被災地への支援など社会的責任も積極的に果たそうとする姿勢に感銘を受け、こうした精神も含めて御社の製品を広めることに貢献したいと思い御社を志望しました。
御社は現在、海外での売り上げを課題として掲げておられます。私は大学時代に1年間の留学経験があり、今でも海外の友人と頻繁にやり取りをしています。入社後は御社での仕事に邁進するとともに、英語力や英語でのコミュニケーション能力を磨き、ゆくゆくは海外支社で周りを引っ張れる人材になりたいです。
キャリアアドバイザー
その企業で働くことでどうなっていきたいのか、それを実現させる方法も交えて表現できているため、説得力のある締めくくりとなっています。
企業の課題にアプローチしたいという積極性も魅力的です。
コミュニケーション力を効果的にアピールするための言い換え表現はこちらの記事で解説しています。
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将来のビジョンを示す例文②
私が御社を志望したのは、実力主義の御社にて早いうちから広い視野を持って働きたいと考えたからです。
私は大学時代にサークルで新入生を指導する役割を担ったり、塾のアルバイトで中学生を教えたりしていました。教えること、相手の成長を見ることにやりがいを感じ、人材業界の中でも社員研修をおこなう企業を志望するようになりました。
中でも御社は実力主義を採用しており、年齢に関係なくリーダーとなることも可能な点に惹かれました。立場が上がればその分視野が広がり、会社に対しても顧客に対してもより良い価値提供ができると思います。
入社したら、現在最年少でチームリーダーをされている〇〇さんより早くリーダーとなり、御社に貢献していきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
成果主義の企業で重視されやすい上昇志向や将来の明確なビジョンが感じられる締めくくりです。
自分のためではなく、より良い仕事をするために立場を上げたいという点も好印象です。
将来のビジョンを示す例文③
私が御社を志望したのは、お客様に快適に空の旅を楽しんでいただくための工夫が非常に充実していると感じたからです。
私は現在一人暮らしをしており、実家に帰る際には飛行機を利用します。せっかくだからとさまざまな会社を利用してみましたが、客室乗務員の方の接客や機内サービスは御社が一番で、途中からはずっと御社を利用してきました。
快適に移動できると疲れが少なく気分も良いので、目的地で一層楽しく過ごせることも実感しました。私もそうした空の旅を支える一員になりたいと思い、御社を志望しました。
御社に入ったら、少しでも多くのことを学ぶ意識で毎回のフライトに臨み、将来は後輩のお手本となり客室乗務員全体のさらなる質のアップに貢献できるような存在になりたいです。
キャリアアドバイザー
将来のビジョンに向かって、日々丁寧かつ誠実に仕事をしてくれそうな締めくくりです。
この例文のように、部下にとってどのような上司になっていたいかといった観点から将来のビジョンを考えることもおすすめです。
航空業界の就活を突破するコツはこちらの記事を読んでください。
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要チェック! 志望動機の締めくくりに不向きなNGワード
例文を見たところで、最後は締めくくりとして不向きな言葉について確認しておきましょう。ここまで解説したことを踏まえた内容になっていても、締めくくりに不向きな言葉が入っていると志望動機全体の印象が変わってしまうおそれがあります。
志望動機を考えたら、改めて不適切な言葉が入っていないか確認してみましょう。
ネガティブで消極的な言葉
ネガティブで消極的な言葉は、志望動機の締めくくりとして不向きです。
できるかはわかりませんが、社会人1年目で資格を取れるよう努力します。
このような伝え方だと、一気に自信がなさそうな印象になります。「できる限り努力する」などの言葉も同様です。
志望動機では、採用担当者に「この学生ならやってくれそう」「この学生なら活躍してくれそう」と思ってもらうことが重要です。
「目標達成への意欲が低く、保険をかけて自分を守ろうとする学生」と判断されると志望動機全体への評価が下がってしまうため、ネガティブで消極的な言葉は使わないようにしましょう。
「絶対」などのおおげさな表現
保険をかけるような消極的な言葉は避けるべきですが、一方で「絶対」などのおおげさな表現も志望動機の締めくくりには不向きです。
営業成績では絶対に一位になります。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
言い切れないことに対して安易に「絶対」と言ってしまうと、その場の勢いで都合の良いことを言う学生、無責任な発言をする学生などと評価される可能性があるのです。
入社後、顧客に対して安易に「絶対できます」と言ってしまうような人材だと、結局できなかったときにクレーム問題になりかねません。企業側はそのようなリスクのある学生を採用したいとは思わないということを理解しておきましょう。
「頑張ります」などの意味のない定型文
「頑張ります」「努力します」なども、志望動機の締めくくりとしては不向きです。志望動機でよく用いられる言葉である分、あまり意味のない定型文と化しているからです。
また、こうした言葉は意欲のアピールになるようにも思えますが、社会人として仕事を頑張る、目標達成のために努力するのは当然のことです。そのため、「頑張ります」「努力します」と言っても採用担当者にはあまり響かない可能性があります。言ってもアピールにならない言葉を、大切な締めくくりで使わないようにしましょう。
志望動機の締めくくりを工夫することで好印象を獲得しよう!
志望動機の締めくくりは、話の内容を整理したり、最後に採用担当者からの印象を左右したりする重要な部分です。志望動機の内容そのものだけでなく、締めくくりの部分まで気を抜かずに丁寧に考えましょう。
この際、自分のスキルや熱意、自分らしさなどをアピールすると高い評価につながりやすくなります。ネガティブで消極的な言葉は避け、前向きに意欲をアピールするようにしましょう。
志望動機を途中まで作成して、締めくくりはどうしようかな……と思った程度なのですが、そんなに重要なのですか?