目次
- インターン申し込み時期や応募方法を把握しておけば焦らず準備できる
- まずはインターンについて理解しよう!
- インターンとは実際の企業で働く職業体験
- インターンは3つ種類に分かれる
- インターンに参加するにあたってメリットを理解しよう!
- 【下調べ】インターンの申し込み方法を把握しよう!
- ①企業のホームページ
- ②就職情報サイト
- ③大学の就職課やキャリアセンター
- ④OB・OGからの紹介
- ⑤大学教授からの紹介
- ⑥インターンに参加した企業からの案内
- 【準備】インターン申し込み前に必要な4つの準備とは
- ①企業に対する理解
- ②プログラム内容の理解
- ③履歴書やエントリーシート
- ④Webテスト対策
- 【エントリー】インターンに申し込むときの3つの注意点
- ①募集が開始されたらなるべく早めに申し込む
- ②事前に自己分析と業界・企業研究をおこなう
- ③インターン参加の目的を明確にしておく
- 【エントリー後】インターン申し込み後の流れも理解しておこう
- 説明会への参加
- Webテストや筆記試験が実施される場合がある
- グループディスカッションや面接など選考を受ける
- 【申込内容】インターン申し込み時にもとめられる6つの記載内容
- ①個人情報
- ②学校情報
- ③職務経歴
- ④志望動機
- ⑤自己PR
- ⑥その他
- メールでインターンの申し込みをおこなう際の守るべきマナー6選
- ①インターン申し込みと一目でわかる件名にする
- ②挨拶と自己紹介を最初に記載する
- ③志望動機は会社ごとに書き直す
- ④締めの文章を記載する
- ⑤宛名や署名は省略しない
- ⑥質問がある場合はストレートに確認をする
- シチュエーション別! インターン申し込みメールの例文3選
- 例文①基本メール
- 例文②質問ありメール
- 例文③面接後のお礼メール
- 例文付き! インターン申し込み時に気を付けるべきNGポイントを解説
- インターン申し込み時に学生からよくある質問に回答!
- インターン申し込み方法を理解してライバルに差をつけよう!
インターン申し込み時期や応募方法を把握しておけば焦らず準備できる
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「インターンシップの申し込みの方法やタイミングを教えてください」
「インターンをどこ経由でどのように申し込めば良いのか知りたいです」
といった質問を受けます。就職活動を始める時期に近づいてくると、インターン参加について考えると思いますが、どのようにインターンに申し込めば良いのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実はインターンは企業によって申し込み時期や締め切りなどが異なるため、タイミングを逃すと申し込みができないという状況に陥る可能性があります。
そこで今回は、インターンとは何か、詳しいインターンの申し込み方法、メールで申し込む場合のマナーや例文などを詳しく解説していきます。この記事を参考にし、インターン申し込み時期や応募方法を把握して就活を有利に進めていきましょう。
まずはインターンについて理解しよう!
就活生
キャリア
アドバイザー
良い質問ですね。まずはインターンとは何かをしっかりと理解しておくことで、後から後悔をすることもなくなりますよ。
就活生
はい。ぜひインターンの目的や種類などを知りたいです。
キャリア
アドバイザー
わかりました。では、詳しく解説していきましょう。
インターンとは何か、どのような種類があるのかといった仕組みを正しく理解しておくことで、後から「こんなはずではなかった」といった失敗や後悔をすることがなくなります。
そのためにも、まずはインターンについて理解していきましょう。
インターンの特徴についてはこちらでも解説しています。
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インターンとは実際の企業で働く職業体験
インターンとは、実際の企業での職業体験を通して、業界・企業・業務内容・社会性などを深めることができる制度です。インターンに参加すると、インターネットで見聞きした情報ではなく自分にとっての本当の意味で有益な経験を積むことが可能になります。
たとえば、実際に参加することで向き不向きがわかったり、社会に出て働くイメージが持て就活へのモチベーションを高めることができたりなど、就活の入り口としての大切な制度であるといえます。
インターンは大学3年生頃から参加するイメージが強いと思いますが、1年生から参加可能なものもあるため、就活を一歩リードできるように、なるべく早くから積極的に参加することがおすすめです。
インターンとアルバイトは異なる
インターンは実際の企業で働く職業体験を積むことができますが、アルバイトとは異なるという点を知っておく必要があります。
インターンとは、業界・企・業務内容の理解や適性把握が目的です。一方アルバイトは、労働時間に対して収入を得ることが目的であるため、インターンとアルバイトの違いがよくわからない人はそれぞれの目的を理解しておけば混乱することはありません。
インターンでも収入を得られる場合がありますが、目的はあくまでも「業界・企業・業務内容の理解や適性把握」であり、収入を得ることではありません。
また、アルバイトであっても仕事の理解や適性把握は可能ですが、お金を得るためにおこなっているため、インターンの考え方と位置付けが異なるということを覚えておきましょう。
インターンは3つ種類に分かれる
インターンは企業によって内容や日数が異なりますが、基本的には下記の3つの種類に分かれます。
- 1日インターン:企業説明や各種講座がメイン
- 短期インターン:3日〜1週間前後で企業が用意したコンテンツをおこなう
- 長期インターン:1ヶ月〜1年前後で企業の実務補佐をおこなう
インターンは1年中開催されていますが、主に夏と冬におこなわれるケースが多いです。また、1年生から参加できるものもあるため、興味がある人は早めに行動すると良いでしょう。インターンは種類によって体験できることが異なるため、自分の目的に合わせて参加することがおすすめであるといえます。
「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」は、これまでインターンとして開催されていたプログラムを分類しなおしました。そこで、1日インターンなどの就労体験を含まないプログラムについては、インターンシップとは称さないというように変更しています。
このように現在の変動の大きな社会のキャリア形成に対応するため、今後もインターンの開催形式については変更が生まれるかもしれませんので、最新の情報をチェックしてください。
では、3つのインターンの種類を詳しく解説していきます。
1日インターン
インターンの中で最も短い1日インターンは、業界・自社の企業理解や認知度上げる目的で開催されます。主な内容は、企業説明・自己分析・グループディスカッションなどの講座、簡単なグループワークなどをおこなう企業が多いです。
1日インターンは、学業との両立や複数の企業のインターンに参加して比較が可能な点がメリットです。しかし、1日だけであるため、スキルを伸ばすような職業体験や自己PRに活用して内定につなげることは難しいといえます。
参加がしやすく「時間がない」「とりあえずインターンに参加したい」「雰囲気を知りたい」「幅広く業界や企業を知り適性を知りたい」といった人におすすめです。
短期インターン
3日〜1週間前後の短期インターンは、業界・企業・業務内容の理解が深まるような内容になっている場合が多く、主に学生同士でグループを組んで企業が用意したさまざまなコンテンツに取り組みます。
1日インターンと同様の企業説明や講座といった座学からグループディスカッションに加えて、実務をおこないながら、企業の業務内容や職場環境などを自分の目でしっかりと確認することが可能です。
短期インターンは、長期休みに開催されることが多く学業との両立がしやすいことや、1日インターンよりも採用担当者とかかわる時間が長いことから自分をアピールする機会が多い点も魅力であるといえます。
ただし、募集枠が限られており狭き門であるため、インターンに参加するためにも就活と同じく準備が必要です。
短期インターンについてはこちらを参考にしてみましょう。
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長期インターン
長期インターンは、1ヶ月〜1年前後で実際に働いている社員の実務補佐をおこないます。業務内容は企業によってさまざまですが、たとえばエンジニアやプログラマーなど制作に携わる職種、売上にかかわる営業職などが挙げられます。
長期インターンは、学生のうちから社会の一員として働くことができ、スキルや経験値を積むことができます。給料が出る企業もあるため、しっかりと成果につなげる必要がありますが、インターン中に企業に認められればそのまま内定が出る場合もあり利点が多いです。
ただし、成果を求められることが辛い人には向いていない可能性があります。また、募集枠が決められており競争率が激しいこと、長期休みを取る必要があり学業との両立が難しいといったデメリットがあります。
長期インターンについてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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インターンに参加するにあたってメリットを理解しよう!
インターンに参加するメリットは、さまざまな点で就活本番に役立てられることです。
- 業界・企業理解につながる
- 自己分析を進められる
- 早期選考などのチャンスがもらえる
- 本番の選考に向けて練習できる
インターンに参加することで、業界・企業・業務理解を深めて自己分析や自己理解に活用することでより良い自己PRや強みを考えることが可能になります。また、インターン中に採用担当者の目に留まれば、特別選考や早期選考の案内をされることもあります。
他にも、インターンは就活本番に向けての練習の場にすることもできます。面接やグループディスカッションなどに慣れておくことで、本番で緊張しすぎることもなく実力を発揮しやすく就活を有利に進めることが可能になるため、インターン参加はメリットが多いといえますよ。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
就活中は「インターンに参加することで本選考で有利に働く」といった考えのもと、就活を進めることをおすすめします。もちろん、インターンに参加することで必ずしも本選考に影響したり、本選考に有利になると約束されるわけではありません。
またインターンを実施する企業の中には、インターンが選考とは関係ないと明記している場合もあるでしょう。しかし、こうした企業の狙いとしては学生の緊張をほぐしてありのままの姿を見たいという背景もありますよ。選考に影響しないだろうと油断をしていると、企業から目をつけられてしまったり、ほかの学生に差をつけられてしまう場合もあるでしょう。
実際に、インターンと本選考が無関係と主張している企業でも、インターンで評価の高かった学生は特別選考ルートに案内しているケースも見られます。インターンの結果が本選考に影響するかしないかは学生にはわからないため「インターンで良い評価を獲得できれば本選考に有利に働く」と意識して臨むことをおすすめします。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
【下調べ】インターンの申し込み方法を把握しよう!
- 企業のホームページ
- 就職情報サイト
- 大学の就職課やキャリアセンター
- OB・OGからの紹介
- 大学教授からの紹介
- インターンに参加した企業からの案内
インターンの申し込み方法には、主に6つが挙げられます。
企業のHPや就職情報サイト以外にもさまざまな方法で申し込みをおこなうことが可能です。下調べを徹底的にし、自分が参加したいと思えるインターンを見つけていきましょう。
それでは、6つの申し込み方法について解説します。
インターンの探し方については、こちらの記事で詳しく解説しています。どのインターンに参加するか決め切れていない人はこちらの記事もチェックしてみてください。
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①企業のホームページ
多くの企業が自社のHPにてインターンの情報を掲載しているので、企業HPの採用情報から申し込みをおこなうことができます。時期によっては掲載していない場合もあるため、こまめに確認する必要があります。
インターンの申し込み方法は、ほかにもや就職情報サイト大学のキャリアセンターがありますが、企業によっては自社サイトでしか募集をしていない場合あるため、少し手間を感じるかもしれませんが適宜チェックしてください。
また、どうしてもインターン参加をしたい企業が募集をしていない場合でも、メールで問い合わせて確認しても良いです。意欲を評価されて特別にインターンに採用されることがあるからです。また、断られても積極性ややる気がある学生として好印象を持ってもらえる可能性が高いですよ。
②就職情報サイト
インターンの申し込みは、就職情報サイトを活用しましょう。就職情報サイトは、さまざまな企業のインターン情報が掲載されているため、幅広い情報の中から業種・職種・開催時期といった条件を絞って自分の興味に合わせて選択することが可能です。
また、就職情報サイトであれば、複数のインターンに一度に申し込みができるため、手間や時間がかからない点も忙しい学生にとってはうれしい利点であるといえます。
サイトによって、理系向け・中小向けなど特徴や強みとしている部分や取り扱っている情報が異なるため、いくつかピックアップして自分に合うサイトを活用することがおすすめです。
③大学の就職課やキャリアセンター
大学の就職課やキャリアセンターでもインターンの申し込みをおこなうことができます。就職課やキャリアセンターは、インターン先の情報だけでなく、実際にインターンに参加した先輩たちの体験談や卒業生が入社した先のインターンの紹介など、大学ならではのアドバイスをもらえる可能性があります。
大学の就職課やキャリアセンターでは、スタッフに疑問点や不安点を相談したり、選考対策を一緒におこなったりしてくれるため、積極的に活用していきましょう。
また、大学によってはインターン参加を単位認定してくれる場合があるため、通っている大学のルールを確認することを忘れないようにしてください。
④OB・OGからの紹介
OB・OGからの紹介を通して、インターンの申し込みができることもあります。たとえば、OB・OGの知り合いがいればインターン募集があるのか聞いても良いですし、大学の教授にOB・OGを紹介してもらえないか確認しても良いです。
二度手間に感じるかもしれませんが、OB・OGからインターンを紹介してもらえるのであれば、インターンや就活などの相談に乗ってもらうことも可能でしょう。実際に働いている先輩からのアドバイスはこれからの就活に大いに役に立てることができます。
また、採用担当者につないでもらえる可能性もあるため、OB・OGからの紹介も視野に入れて行動することもおすすめです。
⑤大学教授からの紹介
大学の教授は縦のつながりを持っている場合が多く、企業や団体からインターン情報が届くことがあります。そのため、大学教授から紹介してもらうこともインターン申し込みに欠かせない方法です。
特に理系の研究室では教授からの紹介でインターンに参加する学生が珍しくありません。
大学によっては授業のプログラムにインターン参加を組み込んでいることもあり、教授を通して申し込みをおこなうことで正規科目の単位として取得が認められる可能性があります。
単位認定については大学によって決まりや条件が異なるため、事前に確認することが大切です。
⑥インターンに参加した企業からの案内
インターンは、以前にインターンに参加した企業からの別案内で参加することができます。一度参加した企業のインターンであれば、業務内容や社内の雰囲気などがわかっているため、落ち着いた状態で臨むことができ、良い結果を残せる可能性も高くなります。
また、一度参加した企業のインターンに再度参加することで、志望度の高さを採用担当者にアピールすることも可能です。もし興味のある業界や企業であれば、時間が許す限り積極的に参加して、情報収集をおこなってください。
企業からのメールや就職情報サイトなどに連絡が来ていないか、チェックを怠らないようにしていきましょう。
【準備】インターン申し込み前に必要な4つの準備とは
インターンの申し込み前には準備が必要になります。企業によって多少異なる部分はありますが、ベースをしっかりと事前準備しておくことでその都度柔軟に対応できるようになり、申し込み直前に焦ることがなくなるでしょう。
では、インターン申し込み前に必要な4つの準備をそれぞれ解説します。
①企業に対する理解
インターン申し込み前に必要な準備は、企業に対する理解を深めてから参加することです。事前に事業内容・企業理念・商品・サービスなど、何をしている企業なのか把握してから参加すると、さらに理解を深めることができ、インターンで得ることが多くなります。
また、インターンでは質疑応答の場が設けられているため、事前に疑問点をまとめておくことで、良質な質問をすることができるはずです。企業に対する理解が何もない状態で参加すると、その場ですべてを把握しなければならず、わからないことが何かわからず、結局質問できないということになる可能性があります。
インターン中の様子はチェックされており、企業に対する理解が深いことが伝われば、採用担当者に好印象ですよ。
企業研究の方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
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②プログラム内容の理解
インターンの内容は企業によって異なるため、申し込みをしたインターンのプログラム内容を把握して、事前に準備することが大切です。
プログラム内容の一例として、以下が挙げられます。
- 営業、開発、店舗業務など実際の職業体験
- 出題されたテーマに沿ってグループワークをした後にプレゼンテーションで発表
- 先輩社員との交流
プログラムの内容を理解しておくことで、どこを目標にするのか、自分は何をすべきなのかが明確になります。また、事前課題が出た場合は、忘れるとほかの学生に迷惑がかかったり、採用担当者からの評価が下がったりするため、必ず事前に完了させるようにしましょう。
③履歴書やエントリーシート
インターン申し込み前に必要な準備に、履歴書やESといった応募書類が挙げられます。提出のタイミングは、申し込み前や当日など企業によって異なります。
採用担当者は、履歴書やESの志望動機、ガクチカ、自己PRを詳しく確認します。自社にマッチする人材かインターンにどれくらいの意欲があるのかなど、どのような学生なのかを確認する材料にしているからです。ポイントは、実体験のエピソードを記載すること、内容に一貫性を持たせることです。
履歴書やESは、慌てて作成すると良い内容に仕上げることが難しくなります。早め早めに行動し、期日ギリギリに焦ることがないようにすることが大切です。
インターンシップでの履歴書の書き方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
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④Webテスト対策
インターン申し込み前に必要な準備の一つは、Webテスト対策です。人気企業のインターンでは、学生の絞り込みとしてWebテストがおこなわれる場合があります。
インターンのWebテストでは、玉手箱・SPI・TG-WEB・CAB・GABといったさまざまな種類の中から出題されます。インターンに参加しようとしている企業がどのWebテストをおこなうのかを事前に確認し準備をするようにしてください。
一般的には国語の文章力や読解力、算数や数学の計算や図形問題などで構成されており、企業によっては英語や性格診断などもおこなわれます。テストの難易度は高くありませんが、対策をまったくしないで回答できるほど甘くはありません。
就活本番でもWebテストを出題する企業は多いため、早めに対策しておくことで焦らずに回答を導き出せるようになり選考を突破しやすくなるでしょう。
Webテストの練習ができるサイトはこちらの記事で紹介しています。ぜひ実践してみてください。
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キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
インターンに参加するには、本選考と同等もしくはそれに準ずるレベルの準備が必要になります。準備に十分な時間をかけられるよう、参加したいインターンを事前にピックアップしておき、開催時期から逆算をして準備する時間を確保することが重要です。
必要な準備期間は人によって異なりますが、基本的には参加したいインターンの2〜3ヶ月前には準備を開始するようにしましょう。もしサマーインターンに参加する場合には、余裕をもって4〜5月頃に準備をスタートさせると良いですね。もしWebテスト対策やES・面接対策に自信がない場合は、準備期間をさらに1〜2ヶ月プラスして考えると、余裕をもって対策することができるでしょう。
【エントリー】インターンに申し込むときの3つの注意点
- 募集が開始されたらなるべく早めに申し込む
- 事前に自己分析と業界・企業研究をおこなう
- インターン参加の目的を明確にしておく
インターンの申し込みでは注意したい3つのポイントがあります。募集が開始されたらなるべく早めに申し込むこと、事前に自己分析と業界・企業研究をおこなうこと、インターン参加の目的を明確にしておくことです。
注意点を知らなかっただけで申し込みに失敗してインターンに参加できなかったということが起こらないようにしていきましょう。
では、インターン申し込みのときの3つの注意点をそれぞれ解説します。
①募集が開始されたらなるべく早めに申し込む
インターン申し込み時の注意点は、募集が開始されたらなるべく早めに申し込むことです。実はインターンは、締切日よりも前に先着順で選考がスタートする場合があるため、
募集を受け付けている段階であるにもかかわらず、すでに参加者が決定しているというケースがあります。
また、早く申し込みをしてきた学生に対して、採用担当者はやる気や意欲の高さを感じ、好印象につながる可能性があります。
締め切りギリギリというのは、焦りやだらしなさを感じさせてしまいます。マイナスな印象を持たれないためにも、募集がされたらすぐに申し込みができるように、あらかじめインターンで提出が求められる応募書類のベースを準備しておき、いつでも申し込みができる状態にしておきましょう。
②事前に自己分析と業界・企業研究をおこなう
少しでもインターンに興味があり、参加を検討しているのであれば、なるべく早めに事前に自己分析と業界・企業研究をおこなうことがインターン申し込み時の注意点として挙げられます。
自己分析と業界・企業研究が甘いとそもそも自分がどのインターンに参加すべきなのか悩んでしまうと思います。そのため、まずは目指す先を見つけるために自己分析と業界・企業研究をしっかりとおこなってください。
インターンの選考で必ず「なぜインターンに参加したいのか」「自社を選んだ理由は何か」と質問されます。説得力のある説明ができるように必ず自己分析と業界・企業研究をおこなうことが大切です。
③インターン参加の目的を明確にしておく
インターンは目標もなく、ただなんとなく参加しても、得られるものが少なく無駄な時間を過ごすことになってしまうので、まずは目的を自分の中で明確にしておきましょう。
たとえば、「自分の興味のある業務内容でHPに記載がない部分を確認する」「働いている社員や社内の雰囲気を見る」「参加している学生に声をかけて情報交換する」など自分なりに目標を設定しておくと有意義な時間を過ごせます。
また、目標があると主体的にインターンに参加するようになるため、採用担当者に志望度の高さや熱意が伝わり好印象です。参加した時間を無駄にしないためにも、インターン参加の目的を明確にすることが大切なポイントであるといえます。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
もし複数のインターンを申し込む場合には、参加日程が重ならないよう注意しましょう。インターンは多くの企業で開催されるうえに、開催時期が重なることも多々あります。そのため、参加したいインターンは事前に決めておき、日程をすべて確認しておくようにしましょう。また企業によっては複数回インターンを開催することもあります。もし日程がかぶってしまった場合でも、ほかの期間に変更できそうな場合は早めに日程を調整してスケジュールを組むようにしましょう。
インターンに申し込みをしてから日程が重なってしまったことがわかった場合、どちらかの企業に日程の再調整を依頼する必要があります。最悪の場合、日程を調整できず参加を見送ることになるかもしれません。参加を辞退する場合は、必ず企業にその旨を連絡するようにしましょう。
連絡をせずに無断でキャンセルをした場合「選考への参加意思がない」「マナーがなっていない」と見なされ、インターンはもちろん本選考に参加できなくなる場合も十分にあります。インターンへの参加枠数も決まっているため、企業やほかの学生に迷惑をかけないためにも辞退の連絡は必ず入れるようにしましょう。
【エントリー後】インターン申し込み後の流れも理解しておこう
インターンにエントリー後は、説明会への参加・Webテストや筆記試験が実施される場合は受験する・グループディスカッションや面接など選考を受けるの3つをおこないます。
多くの企業はインターン参加までに選考を用意しているため、就活の事前練習として本気で臨むようにしてください。無事に選考に通ればインターンに参加することができるため、流れを理解して準備を怠らないことが大切です。
では、インターン申し込み後の流れを解説します。
説明会への参加
インターン申し込み後の流れとして、インターン説明会への参加をしていきましょう。説明会の内容は、企業やインターンにかかわる内容であり、事業内容・求める人物像・インターンで何をおこなうのかなどを知ることができるため、参加の目標を決める情報収集にも役立てることができます。
参加必須ではありませんが、インターンに参加する前に理解を深めることはとても有益であるといえます。
また、インターンは、成果を挙げることで内定につながったり、早期選考や特別選考を案内されたりするケースがあります。会社からの案内にはしっかりと参加した方が採用担当者に志望度高さや熱意をアピールでき印象が良くなるため、説明会には参加することがおすすめです。
Webテストや筆記試験が実施される場合がある
インターンにエントリーした後は、Webテストや筆記試験が実施される場合があります。Webテストや筆記試験をおこなう理由は、学生の地頭の良さ・学力・性格・考え方などを測って自社の求める人物像にマッチするかを確認するためです。
受験内容・受験方法・場所などは企業によって異なるため、事前に確認をおこなってください。一般的にWebテストは、玉手箱・SPI・TG-WEB・CAB・GABといったさまざまな種類の中からどれかが出題されます。
Webテストや筆記試験は、勉強量によって結果が左右されるため、努力した分実を結びます。いくら履歴書やESの中身が良くても、テストの結果が悪ければ落ちてしまう可能性があります。
インターンに参加できないということを避けるためにも、早めに自己学習をスタートさせ対策するようにしてください。
SPIや玉手箱、GABなどのWebテストについてはこれらの記事で詳しく解説しているので、気になるテストについてチェックしてみてください。
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グループディスカッションや面接など選考を受ける
インターン申し込み後は、グループディスカッションや面接など選考を受ける必要があります。グループディスカッションでは、ほかの学生と協力して問題に向き合う姿勢・自分の意見を相手に伝える積極性・相手の話に耳を傾ける柔軟性などを採用担当者はチェックしています。
面接では、「なぜインターンに参加しようと思ったのか」「なぜ弊社なのか」「なぜこの業界なのか」「今まで何をしてきたか」「将来の目標か」といったように採用担当者は、深掘りして質問してくることが多いです。
提出した履歴書やESの自己PR・志望動機・ガクチカに適切に答え、自分なりのエピソードを簡潔に伝えるように練習をしておきましょう。グループディスカッションも面接も慣れが大切です。就活本番の前にインターンを通して場数を踏めば、自分なりのアピール方法を見つけ出すことができるでしょう。
グループディスカッションが苦手な人は、こちらの記事で対策をしましょう。
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就活生
インターンの申し込みについての理解がだいぶ深まりました。
キャリア
アドバイザー
それは良かったです! 前もって準備をしておけば、焦ることがありませんからね。
就活生
そうですね。あと、大切なことだと思うので、インターン申し込み時の応募書類の書き方を詳しく知りたいです。
キャリア
アドバイザー
やる気があって素晴らしいです。では、インターン申し込み時に求められる6つの内容について解説していきましょう。
インターンに申し込みをする時には、履歴書やESの提出が求められます。ここからは、申し込み内容の6つについて詳しく解説します。
①個人情報
インターン申し込み時に求められるのは、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、日付、生年月日といった基本的な個人情報です。企業が把握するための基本情報となりますので、正確な情報を入れるようにしましょう。
- 氏名
漢字で記載、氏名の振り仮名は、ひらがな表記であればひらがなで、カタカナ表記であればカタカナでそれぞれ記載。 - 住所
都道府県からマンション・建物名など正式名称で記載、もし帰省先住所がある場合は、そちらには実家の住所を正しく記載。 - 電話番号
「自宅電話番号」「携帯番号」の欄が2つに分かれている場合、自宅電話がないのであれば携帯番号のみを記載。記載欄が分かれていなければ、日中につながりやすい番号を記載。 - メールアドレス
手書きであれば、見間違えやすい「l」と「1」や-(ハイフン)や_(アンダーバー)といった似ている文字を特に丁寧に記載。 - 日付
メールの場合は送信日、郵送の場合は投函日、持参する場合は提出日を記載。 - 生年月日
書式に指定通りに、西暦か和暦で記載。
②学校情報
学校情報は、今までの学歴を記載しています。どの時点からの学歴を記載すれば良いのか悩む人は多いと思いますが、新卒の就活では、義務教育卒業時の中学校からの記載が一般的であるといえます。
学歴も個人情報と同じく省略せずに、学校名と入学・卒業を区分してそれぞれ省略せずに正式名称で記載するようにしていきましょう。学部、学科、専攻が分かれている場合も忘れずに記載してください。
また、大学在学中の書き方は、「〇〇年卒業見込み」と記載することで、採用担当者に何年に卒業するかを一目でわかるように記載することがルールであるといえます。
学歴の書き方はこちらの記事でも詳しく解説しています。書き方が不安な人はチェックしてみてください。
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③職務経歴
職務経歴は、正社員や契約社員などの就業経験がある人以外は「なし」と記載し、最後に「以上」と書くようにしましょう。また、在学中のアルバイトの経験は、一般的に職歴には含めませんが、アルバイトを通して志望企業の仕事で活用できるスキルや経験が身についているのであれば、職務経歴として記載しても問題ありません。
また、記載する際のポイントとして、志望企業に関連する仕事に加えて、長期間働いたアルバイトを記載するようにしましょう。短期間で辞めてしまった場合は、マイナス評価につながる恐れがあるため、記載を避けるようにしてください。
ほかにも過去のインターン経験やボランティア活動経験は、職務経歴ではなく自己PR欄を使用するようにしましょう。
④志望動機
就活で避けては通れないのが志望動機作成です。もちろんインターンでも採用担当者から深掘りして確認される点であり、志望度の高さ、熱意、やる気などをアピールすることができる重要な部分です。
志望動機には、「なぜインターンに参加しようと考えたのか」「インターン先を選んだ基準」「インターンへの参加意欲」を軸に考えていきましょう。あくまでもインターンの志望動機であるため、会社への志望動機ではなくインターンについての志望動機を伝えることを意識してください。
志望動機を作成する際には、結論→理由→例文や具体的なエピソード→結論の順番で、簡潔かつ明確に伝えると誰にでもわかりやすく好印象であるといえます。
⑤自己PR
インターンの自己PRのポイントは、採用担当者に自社で活躍できる人物・マッチしている人材と思ってもらえることが大切です。そのために、志望企業が求める人物について事前に確認し、アピールする必要があります。
また、インターンの自己PRは、プログラムで求められることが予想される「積極性」「協調性」「コミュニケーション力」などを盛り込みアピールすることもおすすめです。
自己PRは、ほかの学生に比べてすごい内容である必要はなく、自分なりに意欲的に頑張ったことや積極的に取り組んだことを盛り込んで伝えられれば問題ありません。志望動機と同じく結論→理由→具体的なエピソード→結論の順番で記載してください。
⑥その他
そのほかには、ほかの欄でアピールできなかった内容を記載してください。たとえば、PCスキル・語学力・資格・免許・趣味・特技などが挙げられます。
志望企業に関連することや実務で役に立つスキルであれば好印象ですが、関係がなくても興味・関心の幅広さや好奇心をアピールできるため、資格や免許で取得しているものをすべて記載していきましょう。
ただし、自分が大学で専攻している学業に関連した資格の場合、難易度が低く取得が簡単なものを記載してしまうとマイナス評価につながる可能性が高いため、無理に書かなくても良いです。
趣味や特技は、本気で取り組んできたことであれば、基本的に何を記載をしても問題ありません。ただし、ギャンブル・政治・宗教に関しての記載は避けるようにしていきましょう。
メールでインターンの申し込みをおこなう際の守るべきマナー6選
インターンは就活本番に有利に働く可能性がありますが、申し込みの時点から採用担当者は学生をチェックしているため、不利になることも考えられます。
そのため、申し込みメールの書き方や送り方など、メールでインターンの申し込みをおこなう際に守るべきマナーをあらかじめ知っておく必要があります。件名、本文などちょっとしたことで相手が受ける印象が大きく変わってしまうからです。
ここからは、インターン申し込みの際のマナーや注意点を6つ解説します。
①インターン申し込みと一目でわかる件名にする
採用担当者は、毎日多くのメールのやり取りをおこなっています。そのため、送ったメールが見落とされないように、件名は必ず入れるようにしましょう。
件名は、一目見ただけでインターンの申し込みとわかるものにしてください。ほかの学生からのインターン申し込みも多いため、メールの件名に大学名・名前も入れておくと好印象です。
- 例:インターシップへの参加申し込み/〇〇大学〇〇学部 氏名
受け取った相手が一目で何の用件かを把握できるよう件名に入れ、配慮したメールを送ることは、ビジネス上基本的なマナーにもなるため、覚えておいてください。
就活でのメールの書き方が不安な人はこちらの記事で件名の付け方も詳しく解説しているので、読んでみてください。
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②挨拶と自己紹介を最初に記載する
本文を書く際に、まずは挨拶と自己紹介を記載します。冒頭の挨拶として、「お世話になります」「初めてメールを送らせていただきます」などを書くと良いでしょう。
挨拶文のワンクッションを記載した後、大学名・学部・学科・学年・氏名で自己紹介をし、インターン申し込みのための連絡であることを添えておきましょう。
メール本文の最初の数行で、自己紹介とどんな目的のメールなのかを簡潔に伝えることが重要です。
また、用語の使い方にも注意が必要です。たとえば、企業に向けて使う言葉に「御社」と「貴社」の2つの言葉があります。使い方としては、「御社」は面接など対面での話し言葉として用い、「貴社」はメールや履歴書など文面での書き言葉として使用します。
好印象を持ってもらえるメールを作成するためにも、使用する言葉を丁寧に選んでください。
③志望動機は会社ごとに書き直す
複数の企業にインターンの申し込みをする場合であっても、志望動機の使いまわしは絶対にやめましょう。「なぜ他の企業ではなく自社を選んだのか」「インターンへの意欲はどれくらいなのか」といった志望動機は、採用担当者にとって気になるポイントであり、重点的にチェックをします。
そのため、どの会社でも使えるような内容では、採用担当者の目に留まらない可能性があります。
申し込みメールでの志望動機が必要なのかと思う人もいるかもしれませんが、申し込みメールでのアピールも非常に大切です。なぜその企業なのか、なぜインターンに応募したのか、その経緯を長くなりすぎないよう要点をまとめて簡潔に伝えていきましょう。
④締めの文章を記載する
締めの文章は、インターン採用のお願いをする文章を記載すると良いです。採用を依頼することになるインターン申し込みのようなメールの場合は、採用を検討してもらいたい旨をお願いする文章を記載することが望ましいからです。
依頼するとしても、「採用してください」という直球すぎる内容は避けてください。ビジネスマナーとして「採用をご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」や「採用のご検討いただけると幸いです」などの文章で締めることをおすすめします。
さらに、「ご多用の中恐れ入りますが」「お忙しい中お手数をおかけしますが」など相手への思いやりを示すことができる言葉を締めの文章の頭につけるとより良い文章になります。
⑤宛名や署名は省略しない
メール本文の冒頭部分に記載する宛名やメールの最後に入れる署名は省略せず、しっかり書くようにしましょう。
冒頭部分の宛名は正式名称で書くのが基本です。ビジネスの場での略称の使用はマナー違反となるため、「(株)」などは使用せず、「株式会社」と正式名称で記載するようにしてください。
「株式会社〇〇 人事部〇〇課 〇〇様」と企業名・部署名・担当者名もすべて正式名称で記載します。担当者の名前がわからない場合は、「インターンシップ採用ご担当者様」と書いておくと良いです。
メールの最後には、署名を入れてメールの送り主が誰なのかをわかるようにしておきます。採用担当者が応募学生に連絡を取ることができるように、大学名・学部学科・学年・氏名のほかに、住所や電話番号、メールアドレスなども記載しておくことが基本です。
⑥質問がある場合はストレートに確認をする
質問がある場合には、聞きたいことをストレートに確認しましょう。遠慮して遠回しな聞き方をすると、何を確認したいのかわからず、採用担当者とのやり取りが複数回に渡って余計な手間をかけてしまうことになりかねません。
聞きたいことがはっきりしているほうが、採用担当者としても明確に答えることができるため、言葉を選びながらできるだけストレートに確認するようにしましょう。
質問が複数ある場合には、初めに質問が何点あるのかを示したうえで、簡潔に記載すると良いです。採用担当者は、たくさんの応募学生とのやり取りやほかの業務もある中で対応することになるため、配慮した読みやすい文章を意識することが大切です。
企業にメールを送るときは送る時間も気を付けなければなりません。こちらの記事ではメールを送っても良い時間帯を詳しく解説しているので、参考にしてください。
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キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
メールのインターンに申し込む際、メールの返信が遅い学生をよくみかけます。学生の中にはメールを受け取ってから数日後に返信をする人もいますが、メールは24時間以内に返すのがビジネスマナーです。なお24時間以内と言わず、基本的に受け取ったメールには可能な限り早く返信することを心掛けてくださいね。
また、メールはなるべく企業の営業時間内に送ることをおすすめします。営業時間は企業のホームページに記載されているため、事前にチェックしておいてくださいね。
ほかにも、メールにファイルの添付をし忘れてしまうケースもよく見られます。「履歴書を添付しています」と記載しているにもかかわらず、何もファイルがないと、企業からそそっかしい印象を持たれてしまうでしょう。文章を書いてからファイルを添付する流れだと、文章を書いた満足感でファイルの添付を忘れてしまいやすくなるので、最初にファイルを添付し、それから文章を書く習慣をつけることをおすすめします。
シチュエーション別! インターン申し込みメールの例文3選
- 例文①基本メール
- 例文②質問ありメール
- 例文③面接後のお礼メール
就活生
インターン申し込みの流れやメールの送り方について理解できました。
キャリア
アドバイザー
そうですか。それはよかったです! 何か他に質問はありますか?
就活生
申し込みメールを送る際にいろいろな場面が想定されると思うのですが、状況別のメールの送り方を教えてください。
キャリア
アドバイザー
なるほど。良い質問ですね。たしかにメールの文面は状況によって変化するため、さまざまなパターンを理解しておくべきですね。では、いくつか解説していきましょう。
メールを送る場面は、申し込み、質問があるとき、面接後のお礼など、さまざまな状況が考えられます。ここからは、状況別のインターン申し込みメールの例文を4つ解説します。
例文①基本メール
応募の際の基本的なメールの文面をまずは理解していきましょう。改行や句点などで相手が読みやすいように工夫をすることがポイントです。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
インターン申し込みのお願い/〇〇大学 〇〇学部〇〇学科 氏名
株式会社〇〇
人事部人事課
〇〇様
初めてメールを送らせていただきます。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の就活一郎と申します。
このたび、貴社でおこなわれる夏期インターンシップの募集要項を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。
私には、「ゲームアプリの開発に携わりたい」という目標があります。
貴社が開発されたゲームアプリ「〇〇」の技術に感銘を受けました。子どもだけでなく大人も楽しめる設計になっており、このようなゲームアプリを開発してみたいと思っておりました。
どのような技術で開発がおこなわれているのか、どのような発想をもとに作られているのかを貴社のインターンシップで学びたいと考えています。
つきましては、ぜひインターンシップ採用をご検討いただけると幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
例文②質問ありメール
質問がある際のメールには、件名で質問があることを記載してください。一目でわかるようにしておくことで、採用担当者も見つけやすくなります。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
インターンシップの参加初日に関する質問(〇〇大学 就活一郎)
株式会社〇〇
人事部人事課
〇〇様
お世話になっています。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の就活一郎です。
このたびは、〇月〇日から貴社でおこなわれる夏季インターンシップの参加初日に関して、おたずねしたいことがありご連絡いたしました。
〇月〇日に参加初日を予定しておりましたが、親族に不幸があり帰省することになりました。参加初日と日程が重なってしまったため、初日の日程を1週間遅らせていただくことは可能でしょうか。
直前でのお願いとなり大変恐縮ですが、可能でしたら〇月〇日を初日としていただけると幸いでございます。
併せて、必要な手続きなどがございましたらご教示いただきたく存じます。
ご多忙なところお手数をおかけしますが、ご確認・ご返信をいただけると幸いです。
何卒、よろしくお願いします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
例文③面接後のお礼メール
インターン選考の面接を受けたら、当日または翌日の午前中までに採用担当者へのお礼のメールを送りましょう。感謝の気持ちとインターンを受けたいという気持ちが強くなったことなどを述べると良いです。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
〇月〇日インターンシップ面接のお礼(〇〇大学 就活一郎)
【本文】
株式会社〇〇
人事部人事課
〇〇様
お世話になっています。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の就活一郎です。
本日はお忙しい中、面接のための貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
不安な気持ちもあったのですが、一つひとつの言葉に耳を傾けていただき、丁寧な受け答えをしていただいたことで、不安もなくなりインターンへの参加が楽しみになっています。
もし、インターンへの参加機会がいただけたら、誠心誠意取り組ませていただきます。
取り急ぎ面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
何卒、よろしくお願いします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
面接のお礼メールはこちらの記事でも詳しく解説しています。
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例文付き! インターン申し込み時に気を付けるべきNGポイントを解説
ビジネスメールにはマナーがあります。誤字脱字はもちろん、敬語の使い方や送信時間帯の誤りは、失礼にあたるうえにマイナスイメージを持たれてしまう可能性が高いです。
では、例文を参考に4つのNG項目を確認していきましょう。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
インターンの件/〇〇大学 〇〇学部〇〇学科 氏名
株式会社〇〇御中
人事部人事課
〇〇様
初めてメールを送らせていただきます。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の就活一郎と申します。
このたび、御社でおこなわれる夏期インタンシップの募集要項を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました(以下省略)
NGポイント①:件名
件名は何についての用件なのかを記載する必要があります。「インターンの件」だけでは、インターンの申し込みなのか、インターンの面接日についてなのか詳細が一目ではわかりません。採用担当者にも不親切であるため、用件は一目でわかるものにしてください。
NGポイント②:御中
御中を使う時は、宛名が企業名だけの場合であり、企業名の下にさらに担当者名が続く場合には御中は不要です。
NGポイント③:御社
御社は、基本的には話し言葉で使用します。メールなどの文章で使う場合は「貴社」を使用することを覚えておきましょう。
NGポイント④:誤字
「インターンシップ」を「インタンシップ」と書いています。
誤字脱字は、採用のマイナス評価にもつながりやすいため、最後に念入りに読み返し、ミスがないかをチェックすることが大切です。
メールの送信時間には気を付けましょう。電話とは異なり、いつでも送信可能であるため、受け手もいつでも開くことができます。しかし、早朝や深夜に送るのはビジネスマナーとして非常識です。
キャリア
アドバイザー
企業の営業時間内に送るのが基本であり、午前10時~午後5時頃であれば常識の範囲内として受け取ってもらえるでしょう。
インターン申し込み時に学生からよくある質問に回答!
就活本番に向けてインターン参加は重要であるため、申し込み時にミスをしたくないと考えている人は多いのではないでしょうか。志望度の高い企業のインターンに参加する場合であれば、なおさら申し込み前から失敗したくないと思います。
そこでここからは、学生の皆さんから良く質問される3つのことをキャリアアドバイザーが解説していきます。インターンについての理解を深めていきましょう。
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インターンに応募する前に準備しておくべきことはありますか?
インターンに応募する前には、企業に対する理解やプログラム内容の理解が必要です。どのような企業なのか、プログラム内容は何かなどを理解して初めて、参加の有無を決められるからです。自分の時間を無駄にしないためにも、興味のあるインターンに参加するべきですよ。
また、履歴書やESを作成するために自己分析と業界・企業研究をおこなったり、Webテストや筆記試験の実施を想定して対策をしたりする必要があります。加えて選考がある企業に対しての面接やグループディスカッションの練習もするべきです。
準備することが多くて大変と感じたかもしれませんが、インターンは就活本番に向けての大切な一歩であるため、早めに準備を始めていきましょう。
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インターンは何年生から申し込みできますか?
一般的には、インターンは就活直前の大学3年生や大学院1年生を対象にすることが多いですが、実は大学1、2年生からでも申し込みが可能です。大学1、2年生の時から将来の就職について考えている場合は、長期インターンがおすすめですよ。長期インターンの場合は学年不問としている募集が多くあります。企業の戦力として働けることが多いですし、早い段階で参加することで長い期間社会人としての経験を積むことができ、スキルやビジネスマナーも身に付き一石二鳥です。
さらに、実際に働くことで自分の得手不得手に改めて気付いた学生や、将来の方向性が変わった学生を何人も見てきました。早めに参加することも就活成功に向けての一つの手といえますね。
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インターンに参加すると本選考に有利になりますか?
100%有利になるとはいえませんが、インターンへの参加が本選考に有利に働くことは少なからずあります。もちろん、参加しただけでは有利にはなりません。インターンでの言動や業務に取り組む姿勢などで高評価を得た学生が有利になる可能性があります。インターン開催の目的にもよりますが、採用担当者としては、良い人材を獲得したいという思いがあるため、インターンでの評価が良い学生には、特別選考として声がかかることがあります。
また、インターン参加により、業界や業務内容についても深く知ることができるため、面接で良い評価を得ることができ、有利に働くこともあります。ほかの企業の選考においても、インターン参加で実務経験があることや業界の知識の深さは、プラスの印象を持たれ、優良な人材として評価されやすくなります。
インターン申し込み方法を理解してライバルに差をつけよう!
インターンとは何か、詳しいインターンの申し込み方法、メールで申し込む場合のマナーや例文などを詳しく解説しました。
インターンに参加するためには、申し込みの準備が必要であり、たくさんの労力を使い大変なことが多いと思います。ただ、参加することで得られることは就活に必ず役に立ちます。
インターンの申し込み方法を正しく理解し、ライバルに差をつけて就活を成功させましょう。
インターンを申し込む前に、インターンについての理解を深めたいので教えてください!