ベンチャー企業すべてが危ないわけではない|新卒が確認すべき6要素

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ベンチャー企業 危ない アイキャッチ

目次

  1. 新卒でベンチャー企業が危ないと言われる理由は4つ! 特徴を把握してから目指そう
  2. そもそもベンチャー企業とは? ほかの企業形態とも見比べながら確認しよう
  3. 新卒でベンチャー企業を目指すなら知っておきたい3つのこと
  4. ①新卒でのベンチャー就職はリスクもある
  5. ②危なくない企業も多く存在する
  6. ③人によっては若いうちから成長できる
  7. 成長途中だからこそ? ベンチャー企業が危ないと言われやすい4つの理由
  8. ①社内環境や教育制度が整っていない場合がある
  9. ②人材不足で一人あたりの業務量が増える場合がある
  10. ③業績が軌道に乗るまでは社員への還元が少ない可能性がある
  11. ④事業がうまくいかず最悪倒産するリスクもある
  12. 魅力もたくさん! ベンチャー企業に就職して得られる5つのチャンス
  13. ①さまざまな分野の仕事に携われる
  14. ②責任ある立場で仕事を任せてもらいやすい
  15. ③新人でも成果を出せば評価される
  16. ④企業の成長期を経験できる
  17. ⑤経営者に近い場所で仕事ができる
  18. ベンチャーは新卒の就職先として危ない? 働きやすい企業を見極める6要素を解説
  19. ①資本金が極端に少なくないか
  20. ②離職率が高い状態が数年間続いていないか
  21. ③採用人数が企業規模に対して過度に多くないか
  22. ④会社の業績などに対して待遇や給料が極端にズレてないか
  23. ⑤口コミサイトや周りの人からの評価はどうか
  24. ⑥明確な理念やビジョンを立てているか
  25. 目指すキャリアから逆算! ベンチャー企業へのミスマッチな就職を避ける3ステップ
  26. ①将来目指したい自分像を書き出す
  27. ②書き出した「目指したい自分像」に近づく方法を洗い出す
  28. ③ベンチャー企業という環境でかなえられるかを考える
  29. 自分との相性も大切! ベンチャー企業が向いているかを見極める4つの適性診断
  30. ①変化を楽しめるか
  31. ②責任が大きい状況がストレスにならないか
  32. ③上昇志向の強い人たちと仕事がしたいか
  33. ④積極的に新しい仕事にチャレンジしたいか
  34. 入念にチェック! 自分に合うベンチャー企業に就職するための3つの準備
  35. ①実際の現場を見る:インターンや会社見学を通じて自分の目で確認する
  36. ②現場社員の意見を参考にする:OB・OG訪問や口コミサイトで情報を集める
  37. ③就活に詳しい人に相談する:大学の職員や就職エージェントを頼る
  38. ベンチャー企業は本当に危ないのか気になっている就活生からよくある質問に回答!
  39. すべてのベンチャー企業が危ないとは限らない! 自分の目的と適性に合う企業を選ぼう

新卒でベンチャー企業が危ないと言われる理由は4つ! 特徴を把握してから目指そう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく

「ベンチャー企業に興味があるのですが、危ないって本当ですか?」
「危ないベンチャー企業を見極める方法が知りたいです。」

というような質問や相談を受けます。

ベンチャー企業に興味があるけれど、新卒からベンチャー企業に就職するのは危ないと聞くこともあって不安な人もいますよね。どんな点で危ないのか知りたい人もいるでしょう。

新卒からベンチャー企業を目指すうえで考慮すべき注意点は、たしかにあります。一方で中小企業や大企業にはないメリットがあることも事実なので、実態と特徴を把握して冷静に判断することが大切です。

この記事では、新卒でベンチャー企業に就職することが危ないと言われている理由やベンチャー企業の特徴を解説していきます。

また、働きやすいベンチャー企業を見分ける方法や自分がベンチャー企業にマッチしているのかを測る適性診断も紹介するので、ベンチャー企業に興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。

こちらの記事では、新卒でベンチャー企業を目指す際に重要なことは何かを解説しています。あわせて読んでベンチャー企業への理解を深めてみてください。

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そもそもベンチャー企業とは? ほかの企業形態とも見比べながら確認しよう

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就活生

ベンチャー企業に興味があるのですが、新卒から就職するのは危ないとも耳にします。そもそもベンチャー企業のイメージも漠然としていて、実態がわからず少し不安です……。

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キャリアアドバイザー

たしかに、ベンチャー企業をよく知らない状態だと不安になりますよね。まずはベンチャー企業について概要を把握しておきましょう。

おもな企業形態ごとの特徴
  • ベンチャー企業:新しいビジネスモデルを掲げて実践し、成長している企業
  • スタートアップ企業:ベンチャー企業のなかでも創業から間もない企業
  • 中小企業:「中小企業基本法」を基準として、社員数や企業規模が大企業より小さい企業
  • 大企業:「中小企業基本法」を基準として、中小企業以外と判断される企業

新卒でベンチャー企業に就職するのが危ないと言われることがある理由を理解するには、ベンチャー企業がどのような企業で、ほかの企業形態とは何が違うのかを頭に入れておくと良いでしょう。

まずベンチャー企業の定義について、明確な定義はありませんが、経済産業省が2014年4月に発表した「ベンチャー有識者会議 とりまとめ」の資料によれば、以下のような説明がされています。

ベンチャー企業とは
  • 機動的な意思決定でリスクを取って事業に挑戦し、未開拓の分野を切り開く企業のことを指す。

つまり一般的にベンチャー企業は、新しいビジネスや事業を手掛けており、設立してから日が浅い成長中の企業といえるでしょう

一方で中小企業は、「中小企業基本法」で以下の条件を満たしている企業とされています。

業種中小企業者
(下記のいずれかを満たすこと)
資本金の額または出資の総額
中小企業者
(下記のいずれかを満たすこと)
常時使用する従業員の数
小規模企業者
常時使用する従業員の数
①製造業、建設業、運輸業
その他の業種(②〜④を除く)
3億円以下300人以下20人以下
②卸売業1億円以下100人以下5人以下
③サービス業5,000万円以下100人以下5人以下
④小売業5,000万円以下50人以下5人以下

おもには資本金と従業員数が判断基準となっており、上記数字を満たさない企業が大企業であるといえます。

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キャリアアドバイザー

企業規模で言えば中小企業のなかに含まれるベンチャー企業もありますが、ビジネスモデルに大きく違いがあります。既存のビジネスモデルで事業を展開しているのが中小企業であり、新規のビジネスモデルを作るのがベンチャー企業だと覚えておきましょう。

ベンチャー企業の基本的なことについてはこちらの記事で解説しているので、あわせて確認してみてくださいね。

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新卒でベンチャー企業を目指すなら知っておきたい3つのこと

新卒でベンチャー企業を目指すなら知っておきたい3つのこと
  1. 新卒でのベンチャー就職はリスクもある
  2. 危なくない企業も多く存在する
  3. 人によっては若いうちから成長できる
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就活生

大まかにいえば「新しいビジネスを展開していて今成長中の企業」がベンチャー企業と呼ばれるわけですね。よくわかりました!

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キャリアアドバイザー

良いですね! ただ新卒でベンチャー企業を目指すうえでは、実態などさらに踏み込んで理解することも大切ですよ。

ベンチャー企業には魅力的な面がある一方で、新卒で目指す際に際には知っておくべきことも存在します。大きく3つお伝えするので確認しておきましょう。

①新卒でのベンチャー就職はリスクもある

新卒でベンチャー企業に就職するうえでのリスク
  • 働く環境がまだ整っていない企業も多く、仕事に集中できない可能性がある
  • 手厚い研修制度や教育体制がなく、最初から実務で覚えることが多い場合がある
  • まだ成長途中のため企業基盤が整っておらず、倒産する恐れもある

ベンチャー企業と聞くと新しいビジネスを展開していて活気があり、勢いのある企業だというイメージを思い浮かべる人もいるでしょう。しかし、ビジネスが軌道に乗っていない時期は労働環境が整備されていない場合もあり、社員に負担がかかることも少なくありません

また、社会情勢の変化の影響を受けると簡単には立て直せない状況になることもあります。

このようなことから、新卒からベンチャー企業に就職するのにはリスクがあることは認識しておきましょう。

②危なくない企業も多く存在する

ベンチャー企業ではビジネスを軌道に乗せるために社員一人ひとりにおのずと負担が大きくなってしまう場合もあります。

ただ、そのような傾向があるなかでも、社員の働きやすさを最優先に考えたり、企業基盤をしっかり整えたうえで会社を設立している企業も多く存在します。

そのため、すべてのベンチャー企業が危ないと考えるのではなく、ベンチャー企業自体の特徴や実態を理解したうえで、自分にマッチした企業を見つけることが大切です

この記事を参考にしながら、ベンチャー企業以外の企業形態も含めて、自分に合う企業を選び取れるようになっていきましょう。

③人によっては若いうちから成長できる

ベンチャー企業は新卒から就職するうえではリスクもありますが、人によっては若いうちから成長できる場合もありますよ。

ベンチャー企業は企業自体が成長中のため、社員も企業と一緒にいち早く成長することがすることが求められます

最初は企業規模も大きくないため社員一人に任される仕事も多く、さまざまな業務を担当するかもしれません。短期間のうちにいろいろな仕事を経験することで、自分を成長させることができるでしょう。

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キャリアアドバイザー

若いうちからいろいろな業務に携わり自分の幅を広げたい人にとっては、ベンチャー企業はとても良い環境と言えますね。ベンチャー企業に向いている人について後ほど詳しく解説するので、参考にしながら自分の適性を確かめてみてくださいね。

成瀬 遼

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ベンチャー企業は早期選考も多いため早めの対策も重要

新卒でベンチャー企業を目指すのであれば、大企業や中小企業に比べて選考開始時期が早い傾向にあることを押さえておきましょう。一般的な就活解禁日は経団連加盟企業の情報解禁日である大学3年次の3月となります。ただし、経団連に加盟していないベンチャー企業はこの解禁日より前に選考を開始する企業も多いのです。

ベンチャー企業の具体的な選考開始時期は企業によって異なりますが、よくあるパターンとしては、大学3年次の夏期インターンや冬期インターンのタイミングとなります。インターン参加者のみが受けられる選考直結型のインターンとして、早期選考をおこなう形ですね。

この点を踏まえて、新卒でベンチャー企業を目指すのであれば、まず夏のインターンに参加しておくと良いでしょう。企業によっては、インターン参加前に選考を設ける場合もあるため、大学3年次の春頃から、インターン選考に向けたエントリーシートの作成や面接対策をしておくことをおすすめします。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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成長途中だからこそ? ベンチャー企業が危ないと言われやすい4つの理由

ベンチャー企業が危ないと言われやすい4つの理由
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就活生

ベンチャー企業についてなんとなくイメージできてきました。ベンチャー企業が危ないと言われている理由についても教えていただけますか?

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キャリアアドバイザー

わかりました! ベンチャー企業が危ないと言われている理由を把握しておくと、企業選びの精度も上がるので一緒に確認していきましょう。

新卒でベンチャー企業に就職するのが危ないと言われている理由はいくつかありますが、企業自体が成長途中であり、安定性に欠けるケースが多いことが要因として挙げられますよ。

ここでは、ほかにどのような理由があるのかを解説するので、ベンチャー企業への応募を検討している人は参考にしてみてくださいね。

①社内環境や教育制度が整っていない場合がある

ベンチャー企業は企業年数が浅いことや、今後の企業の発展のためにもビジネスを軌道に乗せることが第一優先になることが多いです。そのため、社内環境の整備や教育制度に手が回らない場合もあり、新人の教育に注力できないことも少なくありません。

こういった状況のため、基本的には研修として仕事を覚えるというよりも、実際に仕事をしながら現場で知識やスキルを身に付けることが多くなるでしょう。研修を通じてしっかりと一から学びたい人は少しきついと感じてしまうかもしれません。

しかし、座学や模擬練習よりも、実践で自分の力を試したい人や、実践しながら成長していくタイプの人は成長しやすいとも言えるので、自分はどちらのタイプか考えてみると良いですよ。

②人材不足で一人あたりの業務量が増える場合がある

ベンチャー企業は、立ち上げてから日が浅い企業も多く人員が集まり切っていない場合があるため、最小限の人員で仕事を回しているというケースも多いです。そのため、人材不足の状態になりやすく、必然的に一人あたりの業務量は増えてしまうでしょう。

こういった特徴があるため、一人で多くの仕事を担当するのが苦に感じるタイプは仕事に追いつけなくなる可能性があります。

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キャリアアドバイザー

一方で、早いうちからさまざまな業務を経験したい人にとっては良い環境になるかもしれません。

③業績が軌道に乗るまでは社員への還元が少ない可能性がある

ベンチャー企業はビジネスを軌道に乗せて企業基盤を安定させるために、いち早く業績を上げていく必要があります。その際、出た利益の使い道として、社員への還元よりも事業投資が優先されることも少なくありません。

たとえば、社員の給与や社内環境の整備、福利厚生や残業時間の削減などよりも、企業自体や展開している事業を成長させるための施策や投資に回すことが多くなると考えられます

ただし、ある程度事業を軌道に乗せることができれば、多くの利益が社員に還元される可能性もあるため、還元される時期が少し先になると考えてみましょう。ベンチャー企業は一定期間は力を溜める時間が必要だと理解しておけると良いですね。

④事業がうまくいかず最悪倒産するリスクもある

ベンチャー企業は新しいビジネスモデルを展開する企業のため、常に失敗するリスクを抱えています。展開する事業がうまくいかなかった場合、最悪倒産するケースもあることは頭に入れておきましょう。

たとえば、社会情勢の変化や経営陣の意思決定により、企業の進めている事業が大きく傾いてしまうこともありえます。その際、大企業であればほかの事業で補うことや安定した企業基盤を活用して立て直すことが可能ですが、ベンチャー企業の資金力では立て直せないかもしれません。

ただ、そのような状況だからこそ、危機を乗り切るために社員の結束力を高める動きをする企業もあります。ピンチこそチャンスであり、成長の機会であると考えられる人はやりがいを感じたり、今後役に立つ力を身に付ける機会にもなるでしょう。

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ただ、新卒の時期に会社の経営が傾くと、実践的な知識やスキルがまだ身に付いていないまま転職活動をすることになる可能性もあるので、この点をふまえて考えてみてくださいね。

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吉川 智也

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新卒から求められるレベルが高いこともベンチャー企業の特徴の一つ

そもそもベンチャー企業では、求められる仕事のレベルが高くなります。一人あたりの業務量が多いのはもちろんですが、任される業務範囲も広く、1年目から責任ある仕事を担うケースもあるため、必然的に求められるレベルも高くなるのです。

そのため、実務的な経験やスキルを持ち合わせていない新卒で入社すると、ついていけない可能性もあります。ベンチャー企業に入社した場合にこのような状態を未然に防ぐには、自分から積極的に質問することが重要です。ベンチャー企業の場合、教育制度がまだ整っておらず、先輩社員も日々忙しい状況のなかで働いているため、待ちの姿勢では仕事を教えてもらう機会が少なくなってしまうでしょう。

ただでさえ高いレベルの仕事を任されているにもかかわらず、教えてもらう機会が少ない状況では仕事についていけなくなるのは当然です。わからないことがあれば質問する、不安があるならすぐに相談するなど、主体的に行動することができれば、ベンチャー企業で求められるレベルの仕事も乗り越えていけるでしょう。

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早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

魅力もたくさん! ベンチャー企業に就職して得られる5つのチャンス

ベンチャー企業に就職して得られる5つのチャンス
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就活生

ベンチャー企業が危ないと言われる理由はわかりました。でも、やっぱりベンチャー企業も視野に入れて就活したいと思っていて……。やめたほうが良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。ベンチャー企業に就職して得られることもたくさんあるので、一緒に見ていきましょう。

ベンチャー企業は視点を変えれば、自分を成長させることのできる側面もある企業形態です。ここでは、ベンチャー企業だからこそ得られるチャンスを5つ紹介するので、これらもふまえてベンチャー企業とはどういう企業なのか理解を深めてくださいね。

①さまざまな分野の仕事に携われる

ベンチャー企業はまだ企業として成熟してはいないため、経営年数が長い企業に比べて部署や担当業務が細かく分かれていない傾向にあります。そのため、一人に任される仕事の幅は広くなるでしょう。

ときには部署の垣根を越えて、自分の担当分野以外の仕事を任されることもあります。さまざまな分野の仕事に携わることで、早いうちから幅広く自分の経験を積むことができるのは、ベンチャー企業ならではの魅力といえますね

②責任ある立場で仕事を任せてもらいやすい

まだ創業して年数が経っていないベンチャー企業は、社員一人ひとりの存在が会社に大きな影響力を持ちます。社員数が少ない分、責任あるポジションで仕事をすることも多いでしょう。

事業を軌道に乗せる過程では新しい業務も多くあるため、その業務を取りまとめて牽引するリーダーが必要になります。そのため、入社して間もない若手でも裁量の大きい役職に就くことも少なくありません。

また、新規事業を展開していく際に新しい部署が立ち上がる可能性もあり、実力があればそこの部署を任されることもあるでしょう。自分次第で若いうちから裁量の大きい仕事に携われるのはベンチャー企業ならではの特徴といえますね

③新人でも成果を出せば評価される

ベンチャー企業はまだ成長段階の企業のため、いち早く実績を残して会社自体を大きくしていく必要があります。新人でも会社につながる利益を多く出せれば、しっかり評価されるでしょう。

一概には言えないものの、歴史のある企業など年功序列の風土が根付いている企業もあるため、高い給料や報酬を得るにはある程度の時間が必要となる傾向があります。

一方で、ベンチャー企業は成果主義の傾向が強い企業も多く、勤続年数や年齢に関係なく昇格・昇給も目指せるでしょう

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成果を出した分だけ給与に報酬が上乗せされる「インセンティブ制度」を設けている企業もあるため、頑張り次第では多くの報酬をもらえることも魅力ですね。

④企業の成長期を経験できる

ベンチャー企業は、企業としてまだスタート段階であり、成長途中です。成長していく企業の過程を会社のなかで体験できることは、今後のキャリアにおいて貴重な経験となるでしょう。

成長期の企業は大変なこともありますが、その分さまざまな経験が得られます。たとえば、自分たちで未整備のルールを作り上げていく過程や、過去に成功事例がない状態で課題を解決していく過程を経験できるでしょう

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さまざまな課題を解決するために企業と一緒に自分を成長させることは、今後仕事をするうえでも役に立つ経験になりますよ。

⑤経営者に近い場所で仕事ができる

ベンチャー企業は企業規模がそれほど大きくないため、比較的経営者との距離が近いです。若手のうちから経営者に近い場所で仕事ができることは、大きな魅力といえるでしょう。

経営者が近い存在であると、自分の意見や提案が伝わりやすく、会社全体の経営や事業にも携われる可能性が高いです。企業の事業と自分の業務のかかわりを感じやすくなるため、モチベーションも保ちやすいでしょう。

また、スタートアップなど小規模のベンチャー企業では、経営者の仕事を間近で見ることで、経営者の考え方や価値観をインプットしやすくなります。社員としての業務では得られない知見を身に付けられるため、今後の仕事において、社員としてだけでなく経営者視点で物事を考えられるようになるでしょう

スタートアップ企業についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にして特徴をつかんでくださいね。

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ベンチャーは新卒の就職先として危ない? 働きやすい企業を見極める6要素を解説

働きやすいベンチャー企業を見極める6要素
  1. 資本金が極端に少なくないか
  2. 離職率が高い状態が数年間続いていないか
  3. 採用人数が企業規模に対して過度に多くないか
  4. 会社の業績などに対して待遇や給料が極端にズレてないか
  5. 口コミサイトや周りの人からの評価はどうか
  6. 明確な理念やビジョンを立てているか
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就活生

ベンチャー企業には魅力もたくさんあることがわかりました! でも、新卒で入社するには危ない企業もあるんですよね……。見極められるか不安です。

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そうですよね。でもポイントを押さえれば見極められるので、見極め方を一緒に確認していきましょう。

ベンチャー企業に限らず、働きやすい環境かどうかは企業によって変わります。そのため、働きやすい企業かどうかを見極めるポイントを知っておくことが大切です。

ここでは、そのなかでも働きやすいベンチャー企業という絞り方で探す際に押さえておきたいポイントを6つ解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①資本金が極端に少なくないか

資本金はビジネスを始める際に準備した手元にあるお金です。資本金が極端に少ないとなると会社として今使えるお金があまりない場合もあり、倒産するリスクがほかの企業より高い可能性があります。

しかし、資本金が少ないからといってすべての企業が倒産しやすいとは限らないため、決めつけないように注意しましょう。

一つの基準ではありますが、以前は株式会社では1000万円、有限会社では300万円が最低額の資本金として必要となっていました。そのため、資本金が何十万円など300万円を大幅に下回っている企業は、企業としてすぐに使えるお金が少なく不測の事態に対応しづらい状況にあるため、少し注意したほうが良いかもしれません。

改定された会社社法について、法務省が解説している「会社法の施行に伴う会社登記についてのQ&A」で述べられているように、現在は資本金1円から会社を立ち上げられますが、最低300万円必要だった時期もあることは認識しておきましょう

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資本金は働きやすい企業を判断する一つの指標ではありますが、資本金が少ないのには何らかの理由がある可能性もあります。資本金だけで企業を判断しないように気を付けてくださいね。

②離職率が高い状態が数年間続いていないか

離職率が高い状態が数年間続いている場合は、社員の働く環境が良くない可能性が考えられます。

社員が長く定着しないのは、働く環境の改善や社員に対するケアができていないことが理由かもしれません。創業時は多少未整備な部分があるかもしれませんが、その状態が常態化しているとなると、社員よりもほかのことに力を注いでる企業の可能性が高いです

厚生労働省が令和5年8月に発表した「令和4年雇用動向調査結果の概況」によれば、無作為に抽出した約15,000の事業所の離職者を対象に調査したところ離職率は15.0%でした。そのため、これを大きく上回っている企業は少し注意したほうが良いかもしれません。

また、離職率が高い状態が数年間続いている場合は、さまざまな求人サイトに頻繁に募集を出していることも多いです。求人サイトや四季報などを確認して、社員が離れていない会社かどうか確認してみてください。

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もちろん企業規模拡大のためや専門性のある人材を求めて、多くの求人を出している企業もあります。多くの求人を出している企業だからといって離職率が高いとは言い切れないことは理解しておきましょう。

離職率の調べ方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

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③採用人数が企業規模に対して過度に多くないか

新卒が働きやすい企業かを判断する際には、新卒の採用人数にも着目してみましょう。もし企業規模が小さいにもかかわらず、大量の新卒者を採用しているのであれば、一定数が辞めることを前提に採用人数を多くしている可能性があります。

たとえば、現在の社員数が40人にもかかわらず、新卒を30人募集している企業は、多少新卒の社員のなかから辞めても良いように多めに採用しようとしている場合があるので注意しましょう。

ただし、事業により力を入れるために一気に採用を強化している企業もあるので、展開している事業の実績や離職率なども踏まえて、企業を見極めてくださいね

④会社の業績などに対して待遇や給料が極端にズレてないか

離職率の高いベンチャー企業では、待遇や給料の設定がほかの企業と比較して著しくずれている可能性があります。なかには、採用人数を確保するために待遇や給料を極端に良いように強調している企業もあるので、注意しましょう

ちなみに、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果によれば、大学卒の初任給は22万8500円が平均値となっています。

あくまで一つの指標ではありますが、この基準を大きく上回ることや下回っている企業ではないかを見極めつつ、自分の働きを適切に評価してくれる企業への入社を目指しましょう。

⑤口コミサイトや周りの人からの評価はどうか

企業の情報を集めるには企業ホームページ(HP)や会社説明会などが一般的ですが、企業発信の情報は自社に興味を持ってもらうために一部をピックアップして掲載している可能性もあります。そのため、これらの情報だけでは実態はわかりません。

そこで、その企業の現場社員のリアルな声や評価が書かれている「口コミサイト」を活用して、実態を把握してみると良いでしょう。もちろん個人の意見のためすべてが正しい情報とは限りませんが、多くの社員が述べている内容は信憑性が高いといえます

おすすめの口コミサイト

また、その企業の現場社員やOB・OGなど、知り合いがいる場合は直接話を聞いてみるのもおすすめです。現場でしかわからない感覚や雰囲気、実態を把握できるでしょう。

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キャリアアドバイザー

興味をもった企業は事業や仕事内容だけではなく、社風や職場環境などの評価も確認して自分に合った企業に応募してくださいね。

⑥明確な理念やビジョンを立てているか

企業には、ビジネスを通じて成し遂げたいビジョンや、大切にしたい理念があるのが一般的です。

理念は企業の行動指針であり、ビジョンは企業が達成すべき社会目標です。この企業としての軸が曖昧であると、企業が窮地に立たされたときに決断に迷いが生まれ、進むべき方向を判断できなくなってしまいやすくなります

また、社員としても仕事のモチベーションがなくなる原因になるので、具体的に頭でイメージできる企業の軸があるかどうかは事前にチェックしておくと良いですよ。

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キャリアアドバイザー

また、ビジネスモデルやどのように利益を出しているのかを確認することも重要です。どこかに欠陥があると利益を出しづらくなり、最悪倒産するリスクもあるので注意しましょう。

目指すキャリアから逆算! ベンチャー企業へのミスマッチな就職を避ける3ステップ

ベンチャー企業へのミスマッチな就職を避ける3ステップ
  • 将来目指したい自分像を書き出す
  • 書き出した「目指したい自分像」に近づく方法を洗い出す
  • ベンチャー企業という環境でかなえられるかを考える
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就活生

ここまでの説明でベンチャー企業に就職したい気持ちも出てきました。このまま進めても大丈夫でしょうか?

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就活で受ける企業の幅を広げるのは大切なことです。ただ、ベンチャー企業に就職して自分の目的がかなえられるかは確認しておきましょう。

就活は自分に合う仕事や、かなえたい目的を達成するための手段を選ぶものです。数多くある企業のなかからベンチャー企業を選ぶ際は、自分の将来像から逆算して問題ないかを事前に確認しておくと良いでしょう。

ここでは自分の目的に対してミスマッチな就職を避けるための3ステップを紹介するので、順番に取り組んでみてくださいね。

①将来目指したい自分像を書き出す

目的地がわからないと自分にとってどの就職先がベストなのかを判断できません。まずは、自分が将来なりたいと思い描いている自分像を書き出してみましょう。

この自分像は仕事のキャリア像だけに限りません。私生活やライフイベントも含めた「将来こういう生活がしたい」や「将来こういう人になっていたい」と思う理想像を書き出してみてください。このときに、何も制限を持たずに自由に想像してみることがポイントです。

将来像をうまく書き出せない場合は、以下の方法を実践してみると良いですよ。

将来の自分像を書き出せない場合におすすめの方法
  • 過去を振り返って自分が楽しかったことから将来を想像してみる
  • 憧れの人やロールモデルを見つけてみる
  • 漠然とでも良いので将来やってみたいことを書き出してみる
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キャリアアドバイザー

必ずしも仕事で目指したい将来像がなくても気に病む必要はありません。仕事をしながら見つかることもあるので、自分の得意なことや好きなことから就職先を選ぶのも一つの手段です。

こちらの記事ではキャリアビジョンの例を紹介しているので、将来の自分像を書き出す際の参考にしてみてください。

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②書き出した「目指したい自分像」に近づく方法を洗い出す

将来目指したい自分像が明確になったら、どうすればその自分像に近づけるか、方法を洗い出してみましょう。このときのポイントは、考えられる道筋をできるだけ多く考えてみることです。

人生はどこで何が起こるかわかりません。計画通りにはいかないことのほうが多いでしょう。その際に一つの道筋にだけに絞ると、いざというときに方向転換することが難しくなってしまいます。

いくつかの選択肢を持っていれば目指す自分像を途中で諦めることも少なくなるでしょう

自分で考えても方法があまり思いつかないときは、以下のように自分の頭以外の情報も参考にすると自分像を見つけやすいですよ。

目指したい自分像に近づく方法が思いつかないときの対処法
  • 自分像に近いロールモデルが辿ってきた道筋を参考にしてみる
  • 書籍やネットで目指している自分像になるための方法を検索してみる
  • 就職エージェントなどキャリアの専門家に目指し方を相談してみる

目指したい自分像に近づく方法を洗い出す際には、キャリア形成について理解しておくと良いでしょう。こちらの記事を参考にしてください。

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③ベンチャー企業という環境でかなえられるかを考える

目指したい自分像までの道筋がひと通り洗い出せたら、その工程がベンチャー企業という環境で成し遂げられるものなのか考えてみましょう。ベンチャー企業に就職してもかなえられないと感じた場合は、別の企業も視野に入れたほうが良いかもしれません

ベンチャー企業への就職は、数多くの企業があるなかの一つの選択肢です。再度視野を広げて自分に最もマッチした就職先は何かを考えてみてください。

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キャリアアドバイザー

就活を進めるなかで、考えていた目指したい自分像よりも「この企業に就職したい」と企業自体に惹かれる場合もあるでしょう。その際は今の自分にとってどのような選択がベストなのか、自分の気持ちに正直になって考えてみてくださいね。

堀内 康太郎

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新卒でベンチャー企業に入社するならどんな知識やスキルを身に付けたいか想定しよう

新卒でファーストキャリアとしてベンチャー企業を選ぶのであれば、若いうちからどのような知識やスキルを身に付けたいかを明確にしておくことで、より成長スピードを速めることができるでしょう。

新卒でベンチャー企業に就職するのはリスクもありますが、新しいビジネスを開拓しようとしているベンチャー企業ならではの経験を積むことができます。ただし、将来どのような人物になっていたいかや、何を身に付けたいかが明確になっていないと、チャンスが来てもうまく活用できません。ベンチャー企業という土台を活かしてどのように自分の力をつけるのか考えておきましょう。

また、身に付けた力で何を成し遂げたいのか、将来像を描いておくことも重要です。入社前にベンチャー企業でどのようなキャリアステップをふみ何を実現したいのかを考慮して企業を選べば、モチベーションも維持できるうえ、自分自身の成長にもつながるでしょう。

自分との相性も大切! ベンチャー企業が向いているかを見極める4つの適性診断

ベンチャー企業が向いているかを見極める4つの質問
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就活生

ベンチャー企業で働きたい気持ちもあり魅力的にも感じているのですが、実際に自分がベンチャー企業に合うか少し不安です……。

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キャリアアドバイザー

たしかに相性は大事ですね。ベンチャー企業に適性があるか一緒に確認していきましょう。

新卒でベンチャー企業に就職するのは危ないかだけではなく、ベンチャー企業自体が自分に合った就職先なのかを見極めることも重要です。ここでは、ベンチャー企業との相性を判断する質問を紹介するので、自分に問いかけて確認してみてくださいね。

①変化を楽しめるか

ベンチャー企業は成長段階であるため、軌道修正や新しい事業を始めることも少なくありません。企業が方向転換や新しいことを始めた場合、社員もそれに合わせて対応する必要があるため、この変化を楽しめる人はベンチャー企業に向いているといえます。

一方で、変化を楽しめないとスピード感についていけず、業務に支障が出てしまうかもしれません。毎日同じ仕事をするよりも変化や刺激のある仕事に携わりたい人は、多くのことを吸収し成長につなげることができるでしょう

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キャリアアドバイザー

企業の変化に対応するだけではなく、自分自身を変化させることも求められるので、柔軟性も必要になります。

企業が求める柔軟性について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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②責任が大きい状況がストレスにならないか

先に述べたように、ベンチャー企業は若いうちから責任ある立場を任せられることが多いです。責任が大きいことに対してプレッシャーやストレスをあまり感じない人は、ベンチャー企業で活躍できるといえます。

ベンチャー企業は社員数や部署の数が少ない傾向にあるため、必然的に一人ひとりに任される仕事の範囲は広くなり、仕事に対する責任も大きくなります。その分、自分で意思決定できることも多くなるため、自分の意見をプロジェクトや業務に反映させやすいです

早いうちにチームをけん引する立場となり、プロジェクトなどを動かしていきたい人には向いているといえますね。

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キャリアアドバイザー

成長中の企業では、次々に仕事が舞い込んでくるため迅速な意思決定も必要になります。責任感の強さだけでなく、意思決定の速さも求められると認識しておきましょう。

責任感はベンチャー企業を目指す際に強力なアピールポイントにもなります。責任感の強さを自己PRする際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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③上昇志向の強い人たちと仕事がしたいか

ベンチャー企業に就職する人は、自分を成長させたいと考えて入社する人が多いです。そのため、この上昇志向の強い人たちが多くいるなかで、自分自身も一緒に仕事をしながら成長していきたいと考える人は、ベンチャー企業に向いています。

一緒に仕事をする人は自分自身に大きな影響をもたらします。ベンチャー企業で働く人たちは、仕事への意欲も高く日ごろから自己研鑽に取り組んでいるため、仕事で成果を出したいと思う人にとっては良い刺激になるでしょう。

一方で、周りの人がどんどん成長していくので、自分自身も努力をし続けないと社内で差が開いていきます。これをプレッシャーやストレスに感じる人はつらくなってしまう可能性があるので注意しましょう

④積極的に新しい仕事にチャレンジしたいか

ベンチャー企業は新しいビジネスモデルやサービスを扱う企業であるため、今までにない仕事にかかわる機会も少なくありません。自ら積極的に新しい仕事にチャレンジし、自分自身で仕事を進めていきたいと考える人はベンチャー企業に向いているといえます

一方で、新しいことに挑戦する際に失敗するのが怖いと感じたり、新しい業務を習得するのが苦手だと感じる人は、精神的に負担がかかってしまう可能性があります。自分がどのようなタイプなのか、過去の出来事や取り組んだことを振り返りながら考えてみてくださいね。

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キャリアアドバイザー

失敗が怖いと感じていても、何度か挑戦するうちに克服できることもあります。ベンチャー企業に就職したいと思う人はチャレンジしてみるのも一つの手ですよ。

ベンチャー企業の選考でチャレンジ精神をアピールする際には、こちらの記事も参考にしてみてください。

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入念にチェック! 自分に合うベンチャー企業に就職するための3つの準備

自分に合うベンチャー企業に就職するための3つの準備
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就活生

ここまでの解説を受けて、ベンチャー企業にも応募してみようと思いました! なるべく自分に合う企業に就職したいのですが、どうやって判断すれば良いでしょうか?

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キャリアアドバイザー

自分に合うベンチャー企業に就職するためには、志望企業のことをさまざまな方法を使って調べてから判断すると良いですよ。

ベンチャー企業と一口にいっても、さまざまな企業があります。自分に合った企業に就職するには、志望企業の実態について入念に調べておくことが重要です。ここで紹介する方法を参考に行動に移してみてくださいね。

①実際の現場を見る:インターンや会社見学を通じて自分の目で確認する

志望企業について調べる方法はいくつかありますが、実際にそのベンチャー企業の職場環境や働いている社員を見るのが、一番イメージしやすいです。

ベンチャー企業では早い段階からインターンや会社見学を実施している企業も多いため、興味がある企業にはぜひ参加して自分の目で確かめてみましょう。企業やネットの情報では感じ取れない社風や職場の雰囲気を感じ取りやすくなりますよ。

企業の事業や仕事内容、実績などももちろん重要ですが、数値化できない感覚的な部分も企業選びには大事です。特に人と環境は仕事をするうえで重要な要素になるので、意識して見てみてくださいね。

こちらの記事ではインターンの探し方を解説しているので、インターン先を探す際には参考にしてみてください。

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また、会社見学に行く際はマナーを守ることも大事です。会社見学に参加する前にこちらの記事を参考にして対策を進めてくださいね。

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服装についてはこちらの記事を参考にしてみましょう。イラスト付きで詳しく解説していますよ。

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②現場社員の意見を参考にする:OB・OG訪問や口コミサイトで情報を集める

企業HPや会社説明会などで、会社概要や事業内容、理念やビジョンなど企業が意識的に発信している情報はある程度知ることができます。しかし、実際に社員が働いて感じていることは見えてこないでしょう。

そこで、OB・OG訪問をして現場の雰囲気や具体的な業務内容を知ることや、口コミサイトで現場社員のリアルな意見を参考にしながら、その企業で働く姿をイメージすることが大切です。

働き方や実際の業務内容が自分に合っていなかったら仕事がつらくなってしまうでしょう。自分が働きやすい環境を見極めるためにも、実態把握は欠かせません

OB・OG訪問をする際は、こちらの記事で対策を進めてみてください。

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③就活に詳しい人に相談する:大学の職員や就職エージェントを頼る

もし一人で応募する企業を決めきれなかったり、どのベンチャー企業が良いのか迷ったら、自分だけで考えずに就活に詳しい人に相談してみましょう。特に大学の職員や就職エージェントに頼ってみるのをおすすめします。

自分一人でよくわからないまま突き進むより、詳しい人に頼りながら進んでいくほうが、かかる負担も減り選考対策に時間を回すことができます。正しい情報やアドバイスをもらうこともできるでしょう。

また、企業選びだけではなく、選考を突破するための対策もおこなってくれます。サポート力の高い人たちの力を借りながら自分に合う企業への就職を目指してくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

ベンチャー企業ならではの経営者との近さを活かして「生の情報」を取りに行こう

ベンチャー企業は社員の平均年齢が若いことに加え、経営者自身がさまざまな交流会やイベントに参加したり、採用や広報活動にSNSなどを活用しているケースも多いです。そのため、大企業などに比べて、気軽に話を聞きやすいという特徴があります。

特にSNSの場合、経営者や社員が個人でアカウントを運用しており、学生との交流にも積極的な人が多いため、ダイレクトメール(DM)機能などで直接コミュニケーションを取れるケースもあります。SNSであれば使い慣れている人も多いため、気軽に利用できますよね。

自分に合うベンチャー企業を探すのであれば、実際にその会社で働いている人の声のような生の情報が最も重要になります。ベンチャー企業ならではの特徴などをしっかりと活かして、積極的に生の情報を取りにいくことを心掛けてくださいね。

ベンチャー企業は本当に危ないのか気になっている就活生からよくある質問に回答!

新卒でベンチャー企業に就職することは危ないと耳にし、調べるなかで疑問に思うことや不安なことがある人もいますよね。ここではキャリアアドバイザーがベンチャー企業が危ないのではないかと感じている学生の質問に回答するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • ベンチャー企業が危ないと言われる理由は何ですか?

    ベンチャー企業が危ないと言われやすい理由として、成長途中の企業であることがベースにあります。具体的には、まだ創業から年数が経っていないため、社内環境や教育制度があまり整っていなかったり、業績が軌道に乗るまでは社員への還元が少ないことが挙げられます。

    また、人材も十分に集められていない場合もあり、一人あたりの業務量が増えることで残業時間が増えたり、休日出勤が発生してしまう企業もあるでしょう。

    特に新卒で就職する場合は、事業がうまくいかず最悪倒産するリスクもあることを踏まえると、ベンチャー企業は危ないと言われてしまいやすいと考えられます。

    ただし、上記のような理由があるからといって必ずしもベンチャー企業は危ないと一概には言えません。企業ごとにさまざまな特徴があるため、あくまで一つの指標として考えてくださいね。

  • 危ないベンチャー企業の見分け方はありますか?

    危ないベンチャー企業の共通点として「社員をあまり大事にしてない」と感じる要素が多い傾向にあります。たとえば、企業規模に対して採用人数が過度に多い場合や、離職率が高い状態が数年間続いている企業は、社員が会社に定着するような職場環境が整っていないと考えられます。

    さらに、会社の業績などに対して待遇や給料が極端に多かったり少なかったりする場合は、学生の気を引こうとしている可能性もあるので注意が必要です。

    また、「企業として存続する基盤が不安定」な企業も危ないベンチャー企業の特徴の一つといえるでしょう。たとえば、資本金が極端に少ない場合や、明確な理念やビジョンが立てられていない場合は、長く経営することが難しいかもしれません。

    上記に当てはまるからといって、確実に危ないベンチャー企業だとは一概にはいえませんが、一つの指標として参考にしてみてくださいね。

すべてのベンチャー企業が危ないとは限らない! 自分の目的と適性に合う企業を選ぼう

新卒でベンチャー企業に就職するのは危ないと耳にすることもあるかと思いますが、すべてのベンチャー企業が危ないわけではありません。働きやすいベンチャー企業も多くあります。

ベンチャー企業の特徴や実態を把握したうえで、ポイントを押さえて自分自身で危ないベンチャー企業かどうかを見極めることが重要です。

また、ベンチャー企業を目指す際はそもそもベンチャー企業が自分に合っているか、さらには志望企業が自分にマッチしているかを事前に確認することも大切になります。

イメージだけで判断せず、自分自身の軸で企業を見極めたうえで、納得感を持てる就職先への入社を目指してくださいね。

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