目次
- 国際学部の就職先は多岐にわたる! 活かせる強みを企業選びの参考にしよう
- そもそも国際学部とは
- 世界の文化や政治経済などを幅広く学ぶ学部
- 世界の平和と繁栄を目指す国際人を育成
- 就職に強い? 国際学部の就活事情
- グローバル化が進む現代では重宝される人材
- 学んだことがそのまま役立つとは限らない
- 視野の広さやコミュニケーション能力をアピールできる
- 就職先を選ぶ際に役立てよう! 国際学部で身に付く3つのスキル
- ①異文化コミュニケーション力
- ②国際的な広い視野
- ③高い語学力
- 学生に人気! 国際学部のおもな就職先9選
- ①国際公務・国際機関
- ②商社
- ③メーカー
- ④航空会社
- ⑤旅行代理店
- ⑥ホテル
- ⑦マスコミ
- ⑧コンサルティング
- ⑨IT企業
- 国際学部の学生が就活でアピールするための3つの対策
- ①国際機関や外資系企業のインターンシップに参加する
- ②留学して異文化コミュニケーション力を上げる
- ③ビジネスで通用する語学力を磨く
- 語学力の高さをアピール! 国際学部生におすすめの資格3選
- ①TOEIC
- ②実用英語技能検定
- ③国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
- 選考対策も念入りに! 国際学部の就職活動でよく問われる質問と回答例
- なぜ国際学部を選んだのですか?
- ゼミで学んでいることを教えてください
- 国際学部の就職についてよくある質問に回答!
- 国際学部での学びを活かせる就職先は多い! 効果的にアピールして選考突破を目指そう
国際学部の就職先は多岐にわたる! 活かせる強みを企業選びの参考にしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。国際学部で学んでいる学生から、
「国際学部の就職先にはどんな企業がありますか?」
「国際学部の就職事情を教えてください。」
といった声が寄せられています。
国際学部の学生がスムーズに就職するためには、就職でアピールできる国際学部の強みや、国際学部の先輩たちがどのような業界に就職しているかを知っておくと便利です。
この記事では、国際学部の就職で役立つアピールポイントを解説します。国際学部の就職事情や、国際学部で学んだことを活かせるおすすめの業界も解説するので、ぜひ参考にしてください。
そもそも国際学部とは
国際学部とは、世界を視野に入れたグローバルな人材を育てることを目的とした学部です。
「世界」という広い分野を学びの対象にしているため、同じ国際学部でも学ぶことは学科やゼミによって幅広いのが特徴です。その性質上、語学力の強化に力を入れる大学も多いですが、基本的には語学そのものよりもグローバルな視野の獲得を目的としているため、外国語学部ほど語学に特化することはありません。
3年次以降は自分が関心のある国際的な研究課題を見つけ、卒業研究へと仕上げていきます。
世界の文化や政治経済などを幅広く学ぶ学部
国際学部における学びの内容は個々人の興味に基づいて多岐にわたります。それぞれの研究を通して国際的な視点を身に付けられることは、他学部にはない大きなメリットです。
- 世界各地の歴史文化
- 紛争などの国際関係
- 国際政治
- 世界的な経済動向
こうした国際的な学びには、座学も必要ですが、実際に他国の人とかかわりをもつ国際交流も大いに役立ちます。
大学での学びのなかで国際交流への関心を高め、留学はもちろんのこと、在学中に国際交流イベントやボランティア活動に参加したり、国際的なプロジェクトに参加するなど、積極的に活動する人が多いことが特徴ですよ。
世界の平和と繁栄を目指す国際人を育成
国際学部では学生の興味によってさまざまな活動や研究がおこなわれていますが、最終的には多国間の相互理解を築き、平和な国際関係を目指すことが大きな目標です。
一人ひとりが他国の民族性や歴史といったバックグラウンドへの理解・受容を通して、お互いに争うことのない世界を実現し、お互いがともに繁栄することを目指していきます。
キャリアアドバイザー
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就職に強い? 国際学部の就活事情
就活生
国際学部での学びは好きなのですが、内容が幅広過ぎて、就職に活かすのは難しそうな気がしています。
キャリアアドバイザー
そんなことはないですよ。グローバル化が進む今、国際学部の広い視野は多くの企業にとって魅力的です。
就活生
そうなんですか。学部にいると皆似たようなタイプなので、当たり前かと思っていましたが……。
キャリアアドバイザー
もっと自信を持ってください! とはいえ、自分が置かれた状況を正しく理解することは大切なので、国際学部の就活事情について解説しましょう。
実際に国際学部から就職を目指す学生であれば、国際学部が就職に強いのか、そうでないのかが気になるのは当然です。
結論からいえば、国際学部には就職に強い側面があります。詳細は後述しますが、企業でも国際学部の学生がもっているスキルは貴重だと考えていますよ。
しかし、ただ国際学部に所属しているというだけでアピールにつなげることは難しいのも事実です。国際学部を強みとして活かすためには、国際的な面における自分の長所を理解し、アピールしていく必要があります。
グローバル化が進む現代では重宝される人材
現代は大企業だけにとどまらず、さまざまな業種・企業でグローバルビジネスが本格化しています。各企業で海外のパートナーと交渉ができる人材が求められているなかで、国際学部の学生は重宝されていますよ。
海外の企業とビジネスのやり取りをする際には、語学力や国内でのコミュニケーション能力だけでは十分ではありません。相手先の文化的事情・バックグラウンドへの理解や、違いを認めようとする姿勢が必要です。その点で外国の諸事情に関心が高く、知見もある国際学部の学生は期待できますよね。
キャリアアドバイザー
グローバル化が進み、海外とのビジネスに必要なのは語学力だけではないという認識が広まってきたからこそ、国際学部の学生への評価が高まっています。
学んだことがそのまま役立つとは限らない
ただし、国際学部での学習内容や研究の内容を、就職してからそのまま役立てられるとは限りません。
国際学部の研究領域は国際政治のほか、各国の民主運動、人権、ジェンダー、移民、政策など、政治学や社会学、歴史学の分野に幅広く分布しています。もともと視野の広い問題を扱っている分、国際機関なら直接的な関係がありますが、一般的な民間企業の場合、事業内容に研究内容が関係しない可能性も少なくありません。
とはいえ国際学部で培った語学力、対応力、海外を相手にできるコミュニケーション能力は、国際ビジネスを手掛ける企業を中心にどこでも役立ちます。
キャリアアドバイザー
自分の専門や研究内容に絞ると企業が限られてしまう可能性があるため、あまりとらわれ過ぎずに就活することが大切ですよ。
視野の広さやコミュニケーション能力をアピールできる
国際学部の学生が就活でアピールできるのは、世界を想定できる視野の広さや、海外の人を相手に意思疎通を図れるコミュニケーション能力です。
国際学部では、たとえばアメリカへ留学に行き、中国、オーストラリア、インド、カナダ、イタリア、中東といったさまざまな地域の学生と交流の経験を持つなど、在学中に海外の人とコミュニケーションをとる機会に多く恵まれます。
そのなかで、相互理解に基づくコミュニケーション能力や自分が言いたいことを伝えられる語学力が身に付きます。こうしたスキルは社会に出てそのまま役に立つことが多く、就活でも企業にアピールできる大きなポイントですよ。
コミュニケーション能力の効果的なアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。
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キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
企業が国際学部の学生に期待する能力としては、「高いコミュニケーションスキル」「幅広い視野」「課題解決能力」などが挙げられます。世界的にグローバル化が進んでいる近年では、グローバルな教養と語学力を身に付けた人材の活躍が期待されているためです。
たとえば高いコミュニケーションスキルには、国際学部で学べるコミュニケーション論などで相手の社会や文化、立場を理解したうえで自分の意見を論理的に相手に伝える力を向上させることができるでしょう。グローバルな視点から身に付いた高いコミュニケーションスキルを活かして、海外の企業とやりとりするなどの活躍も期待されます。また、幅広い視野を活かした課題解決能力などを発揮する活躍も期待されています。複雑に絡み合った世界的な問題を分析するための広い視野など、国際人としての教養が身に付いているだろうと思われているためです。
このように、国際学部での学習を通じて身に付けた「高いコミュニケーションスキル」「幅広い視野」「課題解決能力」などは商社や観光業界だけでなく、サービス業界やメーカー企業などでも存分に強みを発揮することができるでしょう。
就職先を選ぶ際に役立てよう! 国際学部で身に付く3つのスキル
国際学部の学生であれば、せっかく在学中に身に付けた国際学部ならではのスキルを就活でも活かしたいと考える人もいるでしょう。国際学部での勉強で得たスキルをアピールすることで評価につながるだけでなく、スキルの特性を知ることで就職先を選ぶ材料にもなりますよ。
そこで、国際学部で身に付くおもなスキルに焦点を当て、それぞれのポイントを紹介します。
①異文化コミュニケーション力
異文化コミュニケーション力は、まさに国際学部ならではのハイレベルなスキルといえます。単純に文化的背景の違う人とコミュニケーションをとるのではなく、自分と相手との違いを理解し、またその違いを尊重することが大切です。
異文化コミュニケーション力は以下のような場面で必要とされます。
- 交渉相手の国や文化によって表現を変えられる
- 日本のビジネスマナーにとらわれず柔軟に対応できる
- 上下関係にとらわれず対等な関係性を築ける
グローバルな企業では、他国の企業とやりとりをおこなう際に異文化コミュニケーション力が欠かせません。互いの文化的背景に対する理解が不足していると、業務上のトラブルに発展し、ビジネスが成り立たないこともありますよね。
キャリアアドバイザー
深い異文化理解があれば、お互いが納得できる落とし所を見つけたり、よりステップアップしたプランを提案するなど、最終的に利益を増やすことに貢献できます。
②国際的な広い視野
国際学部で身に付くスキルの一つに、国際的な視野があります。
日本で暮らしている人の多くは、日本の文化のなかで生きているため、良くも悪くも日本国内の視野だけに頼って生きてしまいがちです。問題が起きたときも日本的な解決を求めますが、グローバルな企業では通用しないことがあります。
その点、国際学部の学生は在学中にすでに「海外の人はどうなのか」を考慮することに慣れているのが強みです。
- プロジェクトを考えるときに、海外の事例やリソースも視野に入れる
- 問題を解決するために国内だけでなく、海外のステークホルダーも納得できるような方法を考える
- 国際情勢を鑑みながらプロジェクトを進行させる
キャリアアドバイザー
就活の時点で幅広い視野が備わっているため、グローバル企業の就活では評価につながりやすい場面もあります。
③高い語学力
国際学部の目的は語学力の習得ではなく、国際的な相互理解です。しかし、諸外国との相互理解を深めるために基本的な語学力は不可欠であり、教養として語学力を学ぶ機会が他学部よりも多くなります。
グローバル化の進む社会においては、就職してすぐに海外からかかってきた電話を取り、対応しなければならない可能性もあります。ビジネスシーンでも通用する高い語学力はグローバル企業にとって大きな魅力の一つです。
- 英語など、日本語以外の言語を使い取引をまとめる
- 海外の動画や新聞などから業界の最新情報を集める
- 海外のユーザーとコミュニケーションをとりサービスに反映させる
一方、就活では語学力以外の部分も重視されます。国際学部の学生も数が多く、他学部でも語学を修めている学生はたくさんいるためです。
キャリアアドバイザー
就活で語学力をアピールする場合は、語学力のみではなく、コミュニケーション能力や問題解決能力といった別のスキルを合わせてアピールするようにしましょう。
語学力を活かせる就職先はこちらの記事で解説しています。
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国際学部の学習を通じて身に付いた力を魅力的にアピールするためには、自らの経験にもとづいた自分ならではのエピソードを盛り込むことが大切です。
たとえば、留学経験をしたことがある人は語学力の向上もアピール材料になりますが、「なぜ留学しようと思ったか」や「何を意識して学びを深めたか」などの経験を伝えることがとても重要です。自分の取り組みで異文化コミュニケーション力を培ったことや、国際的な広い視野を獲得したことなどを具体的に話せるようにしておきましょう。
留学経験がなくても、在学中に何かしら目標を定めて頑張った経験をアピールすると効果的です。特に「TOEIC〇〇点を達成しました」など数字を取り入れてアピールすると説得力をもたせられますよ。また、観光業やグローバルな環境でのアルバイト経験など、国際学部につながりの深い活動をしていれば、それを押し出すことも有効ですね。ぜひ改善点や活かした強みなどをエピソードとともに伝えてみてくださいね。
学生に人気! 国際学部のおもな就職先9選
- 国際公務・国際機関
- 商社
- メーカー
- 航空会社
- 旅行代理店
- ホテル
- マスコミ
- コンサルティング
- IT企業
就活生
せっかくなら大学で学んだことを就職先で活かしたいですが、そうすると絞られてしまう気がします。
キャリアアドバイザー
たしかに、たとえば中東の紛争問題について学んだ人がそれを活かして就職しようと思うと絞られますよね。ただ、国際学部の異文化コミュニケーション力は、幅広い職業で活かすことができますよ。
国際学部の学生は、語学力や、国際学部ならではの異文化コミュニケーション力を活かした企業へ就職する例が多くみられます。直接、海外とのやりとりが発生する企業や機関はもちろん、国内でも外国からの観光客をもてなすような業種も就職先の候補になるでしょう。
この項目では、国際学部の学生に人気の主要な就職先について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
①国際公務・国際機関
国際学部の卒業生のなかには、公務員として国際機関に勤め、国際公務にあたる人もいます。
- 国際連合
- 電気・郵便・気象など幅広い分野にまたがる国際的専門機関
- 世界保健機関、国際労働機関
- 国際協力関連団体
国際公務はこれらの機関で働き、国際的な問題を国のレベルで解決にあたる仕事です。国際的な基準に基づき労働環境が整っており、能力主義の風潮や男女機会均等があるなど、働きやすいと考える人もいるはずです。
キャリアアドバイザー
大きな機関で大きな仕事を手掛けたい、世界平和に直接貢献したいと考える人におすすめですよ。
②商社
商社は、数多くのメーカーの下支えとなってモノの流通をコントロールする企業です。原材料を海外から輸入し国内で販売したり、メーカーの営業をサポートしたりしています。
- 商品の買い付け、売買
- 事業投資
- 事業経営・企画
商社の社員は総合的なビジネスのサポーターとして、国内外の企業と交渉をおこなうため、語学力が欠かせません。また海外とスムーズな交渉を進めるためには、交渉相手の文化的バックグラウンドをよく理解しておく必要があります。
国際学部の学生は、異文化理解における高い意欲とスキルをもっているため、商社に入社すればそのスキルを存分に発揮できますよ。
キャリアアドバイザー
商社にとっても、異文化コミュニケーション力のある学生は大変魅力的な存在です。
商社の選考対策はこちらの記事で解説しています。
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③メーカー
世のなかに流通しているさまざまな製品をつくる企業を、総合してメーカーと呼びます。製造するモノは多種多様で、一つのモノを作る過程をすべて自社でおこなっているメーカーもあれば、製品の一部分だけを製造しているメーカーもあります。
- 自社製品の製造(電気、衣料品、食品、自動車、医薬品など)
- 他社製品の一部分だけを製造
- 海外に製造を依頼し、日本国内で卸す
メーカーのなかには原材料や半製品を海外から輸入している企業があります。反対に、製造したモノを海外に卸しているメーカーもありますが、いずれも海外との交渉が必要になります。
商社同様、海外との交渉ごとには異文化コミュニケーション力が欠かせません。メーカーでも海外事業部を中心に、国際学部の学生が能力を発揮できるチャンスがたくさんありますよ。
キャリアアドバイザー
世界を舞台にしたモノづくりに携わりたい、という人にぴったりの仕事ですね。
メーカーの選考対策や志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください。
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④航空会社
航空会社も、国際学部の学生に人気のある企業です。航空会社ではキャビンアテンダント(CA)だけでなく空港勤務のグランドスタッフ、空港警備や空港管理の分野まで、さまざまな職種での活躍が期待できますよ。
- CAとして航空機に搭乗客の要望に応える
- グランドスタッフとして搭乗前後の案内やトラブル対応をおこなう
- 空港ラウンジスタッフとして海外からの旅行客に対応する
航空会社では顧客や関係会社とのやり取りにおいて異文化コミュニケーションが必須になります。離発着や荷物などのトラブルに対応することもあり、相手の文化的背景も理解した細やかな対応が求められるためです。
キャリアアドバイザー
海外拠点で勤務する可能性もあり、海外で仕事をしたい人にも人気の職業です。
航空業界の職種一覧や業界研究についてはこちらの記事を参考にしてください。
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⑤旅行代理店
国際学部の学生のなかでも、世界を見ることが好きな人、旅行好きの人は、旅行代理店を志望することがよくあります。
旅行代理店では、ツアー旅行や交通機関・宿泊施設などをコーディネートする際に語学力が必要とされます。海外旅行の担当者になれば、海外との交渉は外国語を用いるのが一般的です。
- 海外旅行のためのホテルや交通機関を手配する
- 現地駐在の担当者として海外拠点に勤務する
- 日本旅行を希望する海外からの顧客に対応する
語学以外でも、海外のパートナーと交流し、その国の魅力を知ったうえで、顧客に案内ができるやりがいのある仕事です。
キャリアアドバイザー
国や場所の魅力を顧客に効果的に見せ、心に残る旅を作り上げられるのは、深い異文化理解があってこそですよね。
旅行会社の人気ランキングはこちらの記事で解説しています。
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⑥ホテル
ホテル業界は、各国からのゲストを迎える国際的な仕事です。フロントで外国語を使うのはもちろんのこと、コンシェルジュなどは顧客の要望を聞く専門職として動くため、より繊細な対応力を必要とします。
- 海外からの宿泊予約に外国語で対応する
- 滞在中の外国人に、宗教的な背景を加味しつつおすすめの飲食店を紹介する
- 海外のツアー会社からの問い合わせに対応する
国際学部の学生は在学中に外国語の習得のほか、海外の人との交流を積極的におこなっているため、ホテルの仕事においても重宝されます。各国の文化的背景を理解したうえで細やかな対応ができれば、宿泊客にも喜ばれるため、リピーターの獲得にも役立ちますね。
キャリアアドバイザー
ホテルでは宿泊客や予約客の要望を聞く前に、気持ち良く過ごせるよう先回りをすることも多いため、気配りをするのが好きな人におすすめです。
ホテル業界の今後の展望や向いている人の特徴はこちらの記事で確認しておきましょう。
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⑦マスコミ
マスコミの仕事では、一部に国際情勢やエンタメなど、国際的な情報を扱う側面があります。
国際的な情報は、取り上げ方によっては海外からの反発を招く可能性もあり、扱いが難しい分野です。また取材にあたっても、その国や地域に根付いたバックグラウンドが把握できていなければ、正確な情報を得ることはできません。
- 海外特派員として現地に駐在し、最新のニュースを届ける
- 戦争や貧困など、テーマに沿った取材をおこない、ドキュメンタリー番組などを制作する
- 写真や映像を通して海外を日本に紹介する
扱う情報のなかには、貧困、戦争といった重要性の高い話題も含まれており、現代の国際関係のほか、これまでに人類が築きあげてきた歴史に対する深い理解も必要です。
キャリアアドバイザー
国際学部で学んだ国際関係についての教養をマスコミ業界で活かせる可能性がありますよ。
マスコミ業界で押さえておきたい業界知識はこちらの記事で解説しています。
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マスコミ業界で働きたい学生必見! ライバルと差がつく業界知識を伝授
マスコミ業界は多くの職種があるため、業界理解を深め自分の行きたい職種を絞ることが大切です。 この記事ではマスコミ業界の分類、職種、向いている人、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 倍率が高いので早めに対策を始めて、ライバルに差をつけてくださいね!
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⑧コンサルティング
コンサルティングは、依頼者である企業などの問題点を洗い出し、改善点を提案して、業績アップに役立つ手助けをする仕事です。コンサルティングファームに所属してコンサルティング業務をおこない、将来的にはフリーのコンサルタントとして独立するといったキャリアプランも描くことができますね。
- 戦略系コンサルタントとしてクライアント企業のグローバル戦略策定にかかわる
- 人事系コンサルタントとして、海外進出を含めた人事課題の解決に努める
- ITコンサルタントとして、IT企業の海外リソース利用を援助する
コンサルティングファームとは、コンサルタントが数多く所属している企業です。多くのクライアントからコンサルティング業務を請け負い、チームや担当制でクライアントの課題を解決に導きます。
コンサルティングファームにもさまざまな種類がありますが、外資系コンサルティングファームでは外国語を利用する機会がより多いのが特徴です。またそれ以外でも、グローバル企業のコンサルティングをする場合には外国語を使った交渉が必要になりますよ。
キャリアアドバイザー
顧客の業績を上げるには海外市場の情勢、海外ステークホルダーの意向などを把握しておくことも大切であり、国際学部で培ったスキルが随所に発揮される仕事といえます。
コンサルティング業界の志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください。
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コンサル業界の志望動機で盛り込むべき要素とは|例文付きで解説
コンサルならではの志望動機づくりのために知っておきたい4つの要素を紹介します。今回の記事ではキャリアアドバイザーがコンサル業界で求められる人物像を元に、職種別の志望動機例文も紹介するので、コンサル業界を目指す就活生のみなさんは必見です。
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⑨IT企業
日本のIT業界は現在、急激に国際化が進んでいます。国際学部の学生が将来的に活躍できる場が、これから大いに広がる可能性がある業界です。
これまでにも、IT分野の最新情報が英語で発表されるなど、英語力が問われる場面は多々ありました。そして現在、IT業界では、日本国内の社内リソースを有効活用するため海外の人材を活用する動きが活発化しています。
- 海外企業に自社で請け負ったシステム開発を委託し、打ち合わせを重ね完成へ導く
- 外国語でおこなわれるIT先進企業の発表を受け、最新のシステムに対応する
- 外国語を基盤につくられたプログラムを学び業務に活かす
プログラミング、アプリ開発といった作業を海外に発注するにあたり、IT業界で需要が高まっているのが、グローバルな視点をもった人材です。そのため、ほかの業界と同様、国際学部の学生にみられるような語学力・異文化理解のスキルが重要視されています。
キャリアアドバイザー
IT業界でも理系の学生だけでなく、国際事情にくわしく広い視野をもつ国際学部の学生へのニーズが高まっていますよ。
IT業界の特徴やおもな業種はこちらの記事で解説しています。
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IT業界は情報技術で生活を豊かにする業界! 構成する5業種を紹介
IT業界への就職を目指した時、どのような仕事があるのかわからなかったり、就職をするためのコツを知りたいと感じることもありますよね。この記事では、キャリアアドバイザーがIT業界に関する基礎知識や希望のIT業界に就職するためのコツを解説していきます。ぜひ参考にして適職を見つけてくださいね。
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国際学部の学生が就活でアピールするための3つの対策
国際学部の学生は、国際理解や文化・歴史に関連する研究を専門的におこなっています。しかし、民間企業の業務にかかわることは少なく、いざ就活をするとなると「何をアピールすれば良いのか」と迷ってしまうこともありますよね。
国際学部の学生が就活で長所をアピールするためには、3つのポイントを押さえておくのがおすすめです。それぞれ解説するので、ぜひ早めに準備を始めましょう。
①国際機関や外資系企業のインターンシップに参加する
就活を意識し始めたら、国際機関や外資系企業が実施するインターンシップに参加すると効果的です。
インターンでは、実際の仕事がどのようにおこなわれているのか、どのような部分で海外とのやりとりが生じるのかを、現場で見ることができます。これは、国際学部の学生として大学で学んでいることが、現場でどのように活かされているのかを体感できる、ということでもあります。
インターンに参加するためには、以下のような方法がおすすめです。
- 注目している企業の採用情報をホームページやSNSでこまめにチェックして応募する
- 就活サイトやインターン検索サイトを使う
- 大学のキャリアセンターや就職課で情報を得る
- ダイレクトリクルーティングサイトに登録しておく
インターンに参加すると、就活の本番で自己PRを書くときや、面接に進んだとき、自分のもつスキルを業務にどう活かせるのかを具体的にアピールしやすくなるのがメリットです。
キャリアアドバイザー
インターンの結果、もし自分に不足しているスキルがあると感じたなら、就活までに対策を開始しておきましょう。
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②留学して異文化コミュニケーション力を上げる
国際文化学部ならではの強みをアピールするために、留学して異文化コミュニケーション力を上げておくのも良いですね。
異文化コミュニケーション力を活かせる業種は多岐にわたるため、留学はどの業種での就活にも役立つ経験となりますよ。国際学部では留学プログラムが用意されていることも多いので、可能であればぜひプログラムを利用してみましょう。
留学には、以下のようなメリットがあります。
- 多様な文化背景をもつ人と交流し、異文化コミュニケーション力を上げられる
- 生きた語学を使うことで、表現力が身に付く
- 海外に人脈を作れる
- 主体性をもって行動することに慣れる
留学する際は、異文化コミュニケーション力を向上させることをはっきりと目的に定め、留学先での課外活動に力を入れるなど、充実した体験ができるよう心掛けましょう。
キャリアアドバイザー
もし留学をしない場合は日本国内で国際交流のできるプログラムを探し、積極的に参加しておくことをおすすめします。
留学経験の効果的なアピール方法はこちらの記事で解説しています。
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自己PRで留学をアピールするときは前後のプロセスが欠かせません。今回は留学をアピールする際に知っておくべきことや、アピールできる強みについて紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、強み別に例文6選も解説するので、参考にしてくださいね。
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③ビジネスで通用する語学力を磨く
国際学部では1年次・2年次から語学力を磨くことを要求されますが、就職を見すえ、早い段階からビジネスで通用するレベルの語学力を習得すると効果的です。
どの言語でも、ビジネスシーンでは一般の会話で登場しないような単語や言い回しを使うことがあります。日常会話レベルであれば問題なくても、ビジネスシーンでは通用しない可能性があるため注意しましょう。
また、国際学部以外にも語学力を武器に就活する人は多いため、ただ「英語が話せます」と言うだけでは就活で大きなアドバンテージになりにくいことは押さえておきましょう。
キャリアアドバイザー
「自分自身のステップアップのため、ビジネス英語を身に付けています」など、語学力を学ぶ目的や意欲までアピールできれば、さらに好印象です。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
国際学部で学べることは語学だけではありません。語学力に自信がない人や国際機関に関心がない人はこれら以外で身に付いたスキルを積極的にアピールしましょう。
たとえば、国際学部では各国の文化を比較する力が養われやすいかと思います。そのため、自国の文化や歴史への理解、各国の思想を学ぶなかで得た高い国際感覚をアピールするのも一つの手です。また、国際的なコミュニケーションを学ぶ場面も多いと思うので、異なる立場にある他者とのコミュニケーションの仕方への理解が深まると考えられます。さまざまな国や地域の実情をとらえ、多角的な視点で問題点を分析し解決案を考える場面も多いため、課題解決力も養いやすいですね。
このような視野の広さや教養、各国の事情を読み解く国際感覚や高いコミュニケーションスキルは、効果的なアピール要素になります。どのような場面で活かされたかも伝えられるように、日頃から意識しておくのがおすすめですよ。
語学力の高さをアピール! 国際学部生におすすめの資格3選
- TOEIC
- 実用英語技能検定
- 国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
国際学部に在籍しており、就活で語学力の高さをアピールしたい場合は、語学関連の資格を取得しておくと便利です。資格があることで、どの程度の語学力なのか明確に伝えることができますよ。
そこで、国際学部の学生が就活までに取得しておきたい語学資格を紹介します。
①TOEIC
- 主催:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
- 試験日:月1回程度
- 特徴:リスニングとリーディング双方100問ずつのマークシート方式。合格・不合格がなく、990点満点のテストにおいて何点を獲得できたかで評価される。
- アピールできる目安:600点以上
TOEICは、おもにビジネスシーンを想定した英語でのコミュニケーション力を測定できるテストです。問題文にも社内での会話文が出されるなど、ビジネスでどの程度通用する英語力なのかを測ることができます。
そもそもある程度英語を得意とする層が受検することもあり、TOEICの平均点は600点前後です。就職活動で履歴書に書ける基準は470点以上といわれていますが、国際学部の学生であれば600点以上を目指すのがおすすめです。
キャリアアドバイザー
リスニングでアメリカ英語やイギリス英語など4カ国の英語が話されていることからも、世界各国を相手にしたビジネスでの英語力が試されるとも言えます。
TOEICの就活でのアピール方法はこちらの記事で解説しています。
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TOEICで700点以上は就職に有利になる場合が多くあります。今回は、TOEICで就職が有利になるケースと、有利にならないケースをキャリアアドバイザーが解説します。TOEICスコアを取得するメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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②実用英語技能検定
- 主催:公益財団法人日本英語検定協会
- 試験日:年間3回、個人か団体かにより日程は異なる
- 特徴:日本の学校制度とリンクしたレベル設定で、学校でも受験を推奨しているため受けやすい。内容は級によって異なる
- アピールできる目安:2級以上
実用英語技能検定は、いわゆる「英検」のことです。英検は文部科学省が後援となっている日本独自の検定で、中学校や高校でも受験を推奨しているため、すでに資格を持っている人も少なくないですよね。
就活で英語力をアピールするために必要な英検の級は、2級以上です。しかし英検が公式に発表しているレベルでは、2級は高校卒業程度で、大学中級程度は準1級、大学上級程度が1級という扱いとなっています。大学に入ってから受験していないという人は、上級レベルの受験を検討すると良いですね。
キャリアアドバイザー
TOEICで平均的なスコアである600点は、英検における2級~準1級のレベルといわれていますよ。
英検1級の就活での活かし方はこちらの記事で解説しています。
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英検1級は持っていると就職で有利にはたらきます。 この記事では英検1級の試験概要、TOEICとどちらが有利か、アピールのコツ、活かせる仕事、志望動機例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 英語力だけでなくプラスの強みもあわせてアピールして周囲と差をつけましょう!
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③国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
- 主催:公益財団法人日本国際連合協会
- 試験日:年2回 5月・10月ころ
- 特徴:コミュニケーション力重視の試験。採点ウエイトはリスニング問題が40%を占め、B級以上では作文、A級以上はネイティブ試験官との討論が含まれる。
- アピールできる目安:B級以上
国連英検は、公益財団法人日本国際連合協会が独自に実施している英語の検定試験です。上述の英検とは違う試験で、英検に比べると知名度が低くなっています。
試験内容は実用性が重視されており、英検に比べてリスニング問題も多く、国際舞台を想定した英語でのコミュニケーション力が問われます。E級~A級までの5段階に加えて、最上級の特A級があり、A級以上では国際時事問題に関するディスカッションの面接がおこなわれるなど、難易度の高い試験です。
就職では、B級以上で履歴書に記載できるといわれます。
キャリアアドバイザー
目安としてC級はTOEIC561点、B級は752点ほどのレベルですよ。
選考対策も念入りに! 国際学部の就職活動でよく問われる質問と回答例
- 「なぜ国際学部を選んだのですか?」
- 「ゼミで学んでいることを教えてください」
国際学部の就活では、面接官に国際学部ならではの質問をされることもあります。通常の面接対策だけでなく、国際学部であることを掘り下げた面接対策をしておくのが理想的です。
ここでは、就活の選考でよく問われる国際学部に関する質問や回答例について解説します。
なぜ国際学部を選んだのですか?
数ある学部から国際学部を選択した理由は、よく聞かれる質問の一つです。自分の興味、関心はもちろんのこと、選考を受けている企業との関連性も考慮しながら回答することをおすすめします。
たとえばこの問いには、以下のように回答できます。
私はたくさんの国の人と理解し合い、お互いに対話を重ねることで、人と人とのつながりを作りたいと思い、国際学部への入学を決めました。
高校生のときスーパーでアルバイトをしていましたが、買いものに来てくださる外国人の顧客に真摯な対応をしているうちに、打ち解け、信頼していただくことができるようになりました。このような人の輪を大きくすることで、違った背景をもった人同士で争うことがなくなり、社会貢献につながると考えたことが入学のきっかけです。
キャリアアドバイザー
諸外国への興味や関心があることはほかの学生にも当てはまるため、自分なりのエピソードを加えて伝えましょう。
ゼミで学んでいることを教えてください
ゼミで学んでいることも、学生の興味の対象がわかる貴重な情報です。学びの内容が直接、企業の属する業界や業種にかかわっている必要はありません。ここでは、学生が主体的に考え、学びの内容や方向性を決めて、自分で動けているかどうかが問われています。
たとえば以下のように回答をまとめてみると良いでしょう。
私はゼミで、世界の教育開発と日本の教育について、その関連性や発展のプロセスを研究しています。
教育開発は教育の原点とも言えるものですが、同時に、持続可能な社会のありかたを体現するものでもあります。そのなかには日本の教育の今後を支える重要なヒントも隠されていると考え、学びのテーマとして掲げました。研究で得た知識は、御社の海外における事業開発や人材教育にも活かせるものと考えています。
キャリアアドバイザー
専門的な内容になる場合は、専門用語を多用するのは避け、面接官に伝わっていることを確認しながらわかりやすく話すように意識しましょう。
ゼミの経験に自信がある人は、自己PRでアピールすることも効果的です。こちらの記事も併せて参考にしてください。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
国際学部とは一見結びつかない業界や企業を志望する場合に「なぜ国際学部でうちの会社を志望したのか」と問われることもあるかと思います。その際は、身に付けた自分の強みが、その企業でどう活かせるのかを具体的に伝えられるように意識しましょう。
何が得意で強みなのかを把握することはもちろん大事ですが、それが志望企業で活かされないと魅力的な人材だとは思われにくいです。そのため、身に付けた知識やスキルをただ押し出すのではなく、企業研究からわかった企業の特徴に合わせて伝え方をカスタマイズしましょう。またその際、自分の人柄や特性を盛り込みながらアピールすると、企業側も自社にマッチした人材かを判断しやすくなります。
たとえばコミュニケーションスキルをアピールする場合、単に「コミュニケーションスキルがあります」と伝えるよりも「人に情報を伝えるときには相手の表情を見て理解度を確かめて確認します。そのため御社では〇〇という点で活かすことが~」と伝えることで、活躍する姿を具体的にイメージしやすくなるでしょう。また、「この強みを活かせると思い、御社の〇〇部署を志望しています」などと答えられるようにしておくと、さらに安心ですね。
国際学部の就職についてよくある質問に回答!
国際学部の就職について、よくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
国際学部の先輩たちが活躍している業界や国際学部の就活のコツを把握しつつ、志望業界や志望企業を絞るための参考にしてください。
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国際学部は就職に有利ですか?
国際学部に所属していることは、就職に有利といえます。社会全体がグローバル化しているため、国際的な広い視野をもった人材を採用したいと考える企業が多いためです。国際学部の学生にとっては、在学中に培った言語能力も大きな武器となります。語学系の資格を取得し、客観的に外国語スキルをアピールできるようにしておくと良いですね。
ただし、外国語のスキルだけで就職が有利になることはありません。留学などによって身に付けた異文化コミュニケーション力や、相互理解を前提とする国際的な舞台での積極性、提案力、ディベートスキルといったものを総合的にアピールすることで、就職において国際学部の優位性を最大限に活用することができますよ。
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国際学部の就職先にはどんなところがありますか?
国際学部の就職先はグローバル企業を中心にさまざまな選択肢が考えられます。国際機関に勤務する国際公務員は、地球規模での社会貢献をしたい人におすすめの就職先です。社会貢献という意味では、国際的な問題を追うことのできるマスコミでも能力を発揮できますよ。
言語能力だけでなく、国内と海外とをつなぐ仕事をしたいなら、商社、メーカー、コンサル業界もおすすめです。自分が外国を訪問したり、外国人の旅行者と対話をして海外を感じたい場合は、航空会社や旅行代理店、ホテル業界も選択肢に入りますね。
なお国際学部の卒業生に人気があるのは、航空会社、旅行・ホテルの業界です。近年ではコンサルやIT企業の人気も高まりをみせていますよ。
国際学部での学びを活かせる就職先は多い! 効果的にアピールして選考突破を目指そう
国際学部で身に付けたことを活かせる就職先はさまざまあります。国際学部での学びを通して身に付けた外国語のスキルと異文化理解は、グローバルにビジネスを展開する企業であればどこでも活かすことができますよ。
国際学部だからこの業界でなければならない、ということはありません。自分の興味・関心と照らし合わせながら企業選びをおこない、国際学部ならではのスキルを効果的にアピールしましょう。
国際学部の卒業生は、こうした世界の平和や繁栄を実現するために、世界中の人々との橋渡しをする重要な役割を担っているのです。