早期選考がいつからか知って一足先に行動開始! 業界別の時期を解説

この記事のアドバイザー

早期選考はいつから開始?答えは○○!

目次

  1. 早期選考がいつから始まるか知ってライバルから一歩リードしよう! 
  2. そもそも早期選考とは? 早期選考の概要を解説
  3. ①早期選考とは就活解禁の3月1日以前に始まる選考のこと
  4. ②就活早期化により早期選考は今後も活発化することが予想される
  5. ③早期選考の内定率は3~4割
  6. 早期選考を受ける前に知っておきたい! 企業が早期選考を実施する理由をチェック
  7. ①早期に優秀な人材を確保したいから
  8. ②志望度の高さを判断したいから
  9. ③選考のスケジュールに余裕を持たせたいから
  10. 早期選考はいつから? 早期選考と本選考のスケジュールの違いを確認しよう
  11. 早期選考:大学3年生の夏頃から動き出し秋~冬頃に選考を受ける
  12. 本選考:大学3年生の3月から動き出し4年生の6月以降選考を受ける
  13. 志望する業界の早期選考はいつから? 早期選考を実施している業種7選
  14. ①外資系コンサル
  15. ②情報通信業(IT)
  16. ③外資系メーカー
  17. ④外資系金融
  18. ⑤総合商社
  19. ⑥ベンチャー企業
  20. ⑦マスコミ・テレビ業界
  21. 自分は早期選考を受けるべき? 判断の手助けになるチェックリスト
  22. ①自分の興味やキャリアの方向性は明確か
  23. ②早期選考を受けられる企業が自分に合っているか
  24. ③早期選考のメリットやデメリットは把握できているか
  25. ④志望する企業が早期選考のほうが有利になる業界か
  26. 情報網をフル活用! 早期選考を実施している業種や企業の探し方6つ
  27. ①就職四季報をチェックする
  28. ②オファー型の就活サイトを利用する
  29. ③早期選考をおこなう企業が集まるイベントに参加する
  30. ④OB・OG訪問をおこなう
  31. ⑤リクルーター面談で案内してもらう
  32. ⑥就職エージェントを活用する 
  33. 第一歩はここからふみ出す! 早期選考を受けられる5つのルート
  34. ①インターンに参加する
  35. ②企業に直接エントリーする
  36. ③逆求人サイトでスカウトを受ける
  37. ④第三者から紹介してもらう
  38. ⑤早期選考イベントに参加する
  39. 早期選考を受けるときこそ意識すべき2つの注意点
  40. ①スケジュール管理を徹底する
  41. ②内定承諾は慎重に検討する
  42. 早期選考がいつからなのか知って今できることから始めよう! 

早期選考がいつから始まるか知ってライバルから一歩リードしよう! 

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活を控えた学生から

「早期選考を実施している企業の探し方は?」
「自分が早期選考を受けるべきかわからない」

といった質問が寄せられます。早期選考は、就活解禁の3月1日以前より始まる選考のことです。就活の早期化で早期選考を実施する企業も増えていることから、乗り遅れないために何をしたら良いかと不安に感じている人もいますよね。

この記事では、早期選考を実施している業種やその探し方、早期選考へのルートなどを解説します。自分が早期選考を受けるべきなのか判断の手助けとなるチェックリストも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそも早期選考とは? 早期選考の概要を解説

早期選考の概要
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就活生

早期選考は、就活解禁前の3月1日以前に始まる選考のことなんですね。

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キャリアアドバイザー

はい。しかし、業界によっては面接が解禁される6月1日以前に始まる選考のことを指している場合もあります。

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就活生

ということは、自分が志望する業界や企業の選考スケジュールをしっかり把握しておくことが重要ですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。まずは早期選考についての理解を深めていきましょう。

①早期選考とは就活解禁の3月1日以前に始まる選考のこと

早期選考とは、就活が解禁する3月1日以前に始まる選考のことを指します。

通常の選考は厚生労働省が発表している「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」において、政府(内閣官房、文部科学省、厚生労働省、経済産業省)が推奨するスケジュールに沿って進められます。

政府が推奨する就職・採用活動日程(2024年度・2025年度)
  • 広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
  • 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
  • 正式な内定日:卒業・修了年度の10月日以降

しかし、これらのスケジュールはあくまでも推奨されているもので、法的な拘束力はありません。企業もさまざまな理由から採用活動を早め、優秀な人材を確保しているのです

吉川 智也

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経団連の指針が撤廃され政府主導になったことで就活の早期化が加速

2021年の新卒採用活動において、経団連が従来の6月選考開始の指針を撤廃し、政府主導でより柔軟な採用活動を推奨する方針が打ち出され、6月の選考開始時期にとらわれない採用活動が開始されました。

この変更により、企業ごとに柔軟な採用スケジュールを決めやすくなったことに加え、売り手市場の影響もあり、就活の早期化が加速しました。その結果、従来の就活スケジュールではなく、早期選考に備える就活生が増えたのです。

選考直結型インターンシップの増加や採用スケジュールの多様化にも大きな影響

また、早期選考の広まりにともない、選考直結型のインターンを開催する企業も年々増加しています。特に外資系企業やベンチャー企業などは、早期に優秀な学生を確保するため、選考直結型のインターンを開催する傾向が強まっています。

このほか、採用スケジュールを早期化する企業、これまでどおりのスケジュールで進める企業、あえて採用時期を遅らせる企業など、採用スケジュールも多様化しており、就活生は自分のペースで就活しやすくなった一方、就活に取り組む期間が長期化する傾向にあります。

②就活早期化により早期選考は今後も活発化することが予想される

就職みらい研究所の「就職プロセス調査」によると、2025年卒の就活が解禁される前である2024年2月1日時点での内定率は、前年同月比+4.0ポイントの23.9%となっていました。

また、2024年1月中に最終面接を受けた学生の割合は約2割で、前年比4.5ポイントの増加です

内定率が前年同月比で上回っていることをふまえると、就活は早期化していると考えられますよね。企業が多様な採用日程を設定していることもあり、早期選考は今後も活発化すると予想されますよ。

就活の早期化について詳しくはこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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③早期選考の内定率は3~4割

就職みらい研究所の「就職プロセス調査」によると、2025年卒の2024年3月1日時点での内定率は40.3%でした

【参考】24年卒・23年卒の就活解禁時点での内定率
  • 24年卒:30.3%
  • 23年卒:22.6%

過去2年分と比べても、早期選考の内定率は2〜3割程度だったものが、現在では3〜4割程度に上がっていることがわかりますね。

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キャリアアドバイザー

早期選考の内定率が上がっていることから、早期選考にチャレンジするのも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

④早期選考で内定を取得した企業の業種はIT系が最も多い

前述の「就職プロセス調査」では、25年卒が就活解禁の時点ですでに内定を取得している企業の業種は、24.4%の「情報通信業」がトップという結果になっています。次いでサービス業が19.2%、機械器具製造業が16%という結果です。

情報通信業(IT系)は、ほかの業種よりも割合が高いことから、業界全体で早期選考がおこなわれていることがわかり、早期選考で内定を獲得したい学生にとって狙い目の業界と言えますよ

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早期選考を受ける前に知っておきたい! 企業が早期選考を実施する理由をチェック

「できるだけ早い段階で内定を獲得したい」「早めに就活を終わらせたい」という目的をもって早期選考を受ける人もいると思います。同じように企業にも、早期選考を実施する理由がありますよ。

なぜ企業が早期選考を実施しているのか、選考を受ける前にその理由を押さえておきましょう。

①早期に優秀な人材を確保したいから

早期選考を実施する企業は、ほかの企業よりも先に優秀な人材を確保することを目的に選考をおこなっています。近年の採用活動が、採用スケジュールの多様化や売り手市場などさまざまな理由により困難を極めているためです

早期選考を実施して優秀な学生に早期に内定を出すことで、自社の成長に必要な人材を確保できます。また、ほかの企業も早期選考を実施していることから、遅れをとらないために通常よりも早めにスケジュールを組んで優秀な人材を集めているのです。

成瀬 遼

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早期選考を受けている学生は就活に意欲的な学生が多い傾向にある

キャリアアドバイザーとしてこれまで数多くの就活生をサポートしてきましたが、早期選考を受けている学生は、自分で企業を探してインターンに参加したり、就活関連のセミナーを受けるなど、就活に意欲的な学生が多い傾向にあります。

就活の早期化が進んだとはいえ、まだ従来のスケジュールで就活を進める学生も多いなか、早期選考を受ける学生は早い時期から内定獲得を目指し、積極的に行動を起こしているわけなので、意欲的な学生が多いのもうなずけますよね。

就活に意欲的な学生は最終的に就活を成功させているケースが多い

また、早期選考を受けるなど就活に意欲的な学生は、自己分析や筆記試験、面接対策など事前準備もしっかりできており、本選考の経験も豊富なため、最終的に志望度の高い企業から内定を獲得するなど、就活を成功させているケースが多いです。

もちろん早期選考を受けたからといって、すべての学生が納得する形で就活を成功させられるわけではありません。ただ、事前準備や慣れが合否を大きく左右する就活において、意欲があり、早い段階から行動している学生のほうが有利なのは間違いないでしょう。

②志望度の高さを判断したいから

早期選考を実施する企業は選考を通じて、学生の志望度の高さを判断したいと考えます。これは、企業が入社後も高いモチベーションを維持し、成長を続けてくれる人材を求めているためです

また、志望度の高い学生は内定を辞退する可能性も低い傾向にあります。企業にとって、学生の志望度の高さを判断することは、採用活動を効率良くおこなうためにも必要です。

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キャリアアドバイザー

早期選考を実施する企業に対し、学生側は面接やエントリーシート(ES)で、いかに志望企業に対する理解度や志望動機を具体的に伝えられるかが重要になりますよ。

③選考のスケジュールに余裕を持たせたいから

早期選考を実施する企業には、早期に選考を実施することで選考スケジュール全体に余裕を持たせ、入社前の研修や人材育成を計画的に進めたいという意図があります。

一般的なスケジュールで選考を進めると、すでに内定の出ている学生も多く、思うように採用活動が進まない可能性があるためです

実際に、内閣府が実施している「学生の就職・採用活動開始時期などに関する調査(令和5年度)」によると、「内々定を1社以上受けた」と回答した人が就職活動が終わったと考える時期は、31.2%で6月が最多となっています。

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キャリアアドバイザー

早期選考をおこなって早めに内定を出すことで、入社前の研修や教育の環境を整えられるというメリットもありますよ。

早期選考はいつから? 早期選考と本選考のスケジュールの違いを確認しよう

早期選考と本選考のスケジュールの違い
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就活生

早期選考は、就活解禁前の3月1日以前に始まる選考だということはわかりました。しかし、具体的にいつから始まるのでしょうか。

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キャリアアドバイザー

企業にもよりますが、大学3年生の夏頃から動き出す企業が多いですよ。ここから詳しく解説します。

ここでは、早期選考はいつから始まるのか、具体的なスケジュールとともに本選考との違いについても解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

早期選考:大学3年生の夏頃から動き出し秋~冬頃に選考を受ける

早期選考を受ける場合、準備は大学3年生の秋までに完了しておくのがおすすめです。理由としては、早期選考はおおよそ大学3年生の10月頃から始まり、就活解禁である3月1日付近に内定が出ることが挙げられます

早期選考は選考が早く完了する分、就活解禁前から動き出さなければならないため、本選考だけを受けるケースと比べて準備に時間が必要です。

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キャリアアドバイザー

企業の選考スケジュールも多様化しているため、志望する業界や企業のスケジュールはよく確認し、準備を進めていきましょう。

本選考:大学3年生の3月から動き出し4年生の6月以降選考を受ける

本選考は、政府が推奨するスケジュールに沿って進められる選考のことです。就活が解禁される3月1日からエントリーをしたり説明会に参加したりして、大学4年生の6月1日以降に選考を受けます。

ただし、6月1日の面接解禁を待たずに選考をおこなう企業もあり、この場合も早期選考と呼ばれることがあります

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キャリアアドバイザー

就活が早期化していることから、本選考に臨むにしてもESや自己分析といった準備はできるだけ早く始めるのがおすすめです。

こちらの記事では、就活の軸を見つける方法や面接で就活の軸を聞かれた際の例文などを紹介しています。自己分析にも必要な就活の軸を、早い段階から見つけておきましょう。

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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

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もし39点以下を取ってしまったら早期の改善が必要です。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。

志望する業界の早期選考はいつから? 早期選考を実施している業種7選

早期選考を実施するかどうかは業界によって異なります。就活をおこなううえで、自分が志望する業界の選考スケジュールを把握しておくことはとても大切です。

「選考スケジュールを把握していなかったことで選考を受けられなかった」という事態を避けるためにも、早期選考を実施している業種を押さえておきましょう。

業界の知識を深めたい人や、ESでの志望業界の書き方を知りたい人はぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。

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①外資系コンサル

外資系コンサルは、大学3年生の春頃からエントリーできる企業も多く、どの業界よりも早く選考が進んでいきます。

外資系コンサルでよくある選考スケジュール
  • 夏選考:大学3年生の春頃に選考が始まって夏に内定を出す
  • 冬選考:大学3年生の秋頃に選考が始まって冬に内定を出す
  • 通年採用を導入

外資系コンサルは、応募者が殺到する人気業界でありながら、採用人数の少ない就職最難関業界です。マッキンゼー・アンド・カンパニーのように一度応募すると再受験できない企業もあるため、どの時期にどの企業を受けるかは慎重に検討する必要がありますよ。

②情報通信業(IT)

情報通信業(IT)の早期選考は、大学3年生の10月頃からおこなわれています。

情報通信業は、学生が早期選考で内定を取得している業種で最も割合の高い業界です。IT系企業のなかには、慢性的に人手不足が続いている状況を抱えている企業があることが理由として挙げられます

このような背景から早期選考を実施して、早期に優秀な人材を集めています。

情報通信業(IT)の企業例

情報通信業(IT)の理解を深めたい人には、この記事もおすすめです。21職種のなかから、自分に合いそうな仕事を見つけましょう。

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吉川 智也

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ベンチャー企業や都市部の企業のほうが早期選考を実施する傾向にある

ひとえにIT系企業といっても、その種類は多岐にわたりますが、数あるIT系企業のなかで、早期選考を実施している企業にはいくつかの特徴があります。自分の希望する企業が早期選考をするかどうかを見極めるためにも、これらの特徴は押さえておいてください。

早期選考を実施しているIT系企業の最大の特徴は、ベンチャー企業など比較的規模の小さな企業という点です。大手企業や人気企業に比べ知名度で劣るため、早期選考を実施し早い時期に優秀な学生を採用しようという狙いがあります。

また、東京や大阪など都市部のIT系企業のほうが、早期選考を実施しているケースが多いのも特徴の一つです。企業と学生の数が多く、採用競争が激化していることに加え、情報が集まりやすく、採用トレンドを取り入れやすいため、早期選考を実施する企業も多いのです。

③外資系メーカー

外資系メーカーの早期選考は、大学3年生の9~12月頃におこなわれています。外資系企業は経団連に所属していないということもあり、一般的な選考スケジュールとは別のスケジュールであることが多くなっていますよ

外資系メーカーも例にもれず、早期選考を実施している企業が多い業界です。

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キャリアアドバイザー

外資系メーカーといっても、その種類はさまざまです。もちろん、企業によって採用スケジュールや選考のフローは異なるため、志望企業が定まったら必ず確認するようにしましょう。

④外資系金融

外資系金融も例にもれず、早期選考を実施している企業の多い業界です。多くの場合、大学3年生の9月頃から早期選考がスタートします

一方で、メガバンクや証券会社、生命保険会社などの日系金融は、通常のスケジュールで選考が進んでいきます。外資系金融と日系金融では業務内容や報酬制度など、異なる面も多々ありますよ。

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キャリアアドバイザー

選考を受けるときには、早期選考を実施しているかどうかだけではなく、就活の軸や将来のキャリアまで見すえて検討するようにしてくださいね。

⑤総合商社

総合商社の選考開始は3月1日からと、一般的なスケジュールで選考が進みます。しかし、インターンやOB・OG訪問などで出会った優秀な学生にはそれより早く内々定を出すこともありますよ

総合商社は、学生に人気の業界です。大学3年生の夏頃に実施されるインターンに参加するのにも選考を突破しなければなりません。そのため、大学3年生の春頃から準備を進めるのをおすすめします。

総合商社の企業例として挙げたのは、5大商社と呼ばれる企業です。商社全体の就活のポイントや働く魅力についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参照してくださいね。

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⑥ベンチャー企業

ベンチャー企業は、メガベンチャー・ミドルベンチャーともに早期選考を実施している企業が多い業界です。

ベンチャー企業の早期選考時期
  • メガベンチャー:大学3年生の秋~冬頃
  • ミドルベンチャー:大学3年生の冬頃

ベンチャー企業の選考の特徴には、通年採用を導入していたり、インターンを選考のフローに組み込んでいたりすることが挙げられます。ただし、企業によって選考フローは異なるため、志望する企業がベンチャー企業の場合には、しっかりと企業研究をおこないましょう。

メガベンチャーの企業例
ミドルベンチャーの企業例

⑦マスコミ・テレビ業界

マスコミ・テレビ業界も、早期選考を実施している企業が多い業界です。業界の慣習として早期選考をおこなう企業が多く、早期選考は大学3年生の秋頃からおこなわれています。

インターンを選考フローに組み込んでいる企業も多く、インターンへの参加は必須と言えるでしょう。そのため、大学3年生の春頃から準備を進める必要がありますよ。

堀内 康太郎

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インターンを選考フローに組み込んでいる企業は実務面の適性を重視している傾向にある

マスコミ・テレビ業界のなかで、インターンを選考フローに組み込んでいる企業については、実務面の適性を重視している傾向にあります。特にテレビ局や制作会社などは、専門的かつ独自の仕事内容が多いため、実際の業務に適性があるかどうかを重視しているのです。

そのため、インターン内容についても、視聴率データの分析や番組制作の補助、報道取材のサポートなど、マスコミ・テレビ業界ならではの実践的な業務が多いのが特徴となります。

人気企業は選考フローにインターンを入れ、活躍できる学生を見極める

このほか、就活生に人気のある企業ほど、インターンを選考フローに組み込んでいるケースが多いのも特徴の一つです。そもそもマスコミ・テレビ業界自体が人気業界であり、そのなかでも知名度のある企業については、毎年多くの就活生のエントリーが集まります。

そのなかから将来的に活躍できる優秀な学生を採用するためにも、学歴や経歴だけでなく、インターンを通じて業界に対する熱意の高さや業務適性などを見極めているのです。

自分は早期選考を受けるべき? 判断の手助けになるチェックリスト

自分が早期選考を受けるべきか判断の手助けになるチェックリスト

これまで解説した早期選考の概要や、本選考とのスケジュールの違いを含めて、はたして自分は早期選考を受けるべきなのかと考える学生もいると思います。

そこで、判断の手助けとなるチェックリストを紹介します。自分に当てはまるものがないか、一つずつ確認していきましょう。

就活のスケジュールを立てるコツはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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①自分の興味やキャリアの方向性は明確か

すでに興味を持った業界がある場合や、キャリアの方向性が明確な場合には、早期選考のスケジュールを把握して就活を進めていきましょう。

上記のような業界は一般的なスケジュールで就活を始めても、エントリーが締め切られている可能性もあります。

すでに興味のある業界があることや、キャリアの方向性が定まっていることはとても素晴らしいことです。せっかくの興味やキャリア形成の可能性を潰さないためにも、情報収集は欠かさずにおこなってくださいね。

②早期選考を受けられる企業が自分に合っているか

興味が持てなかったり、自分に合ってないのに「早期選考を受けられるから」という理由でチャレンジしても、なかなかうまくいかなかったり、入れたとしてもミスマッチの要因になります。

ただ、もし早期選考を受けられる企業で自分にマッチしている企業があるなら動き出しましょう。早く挑戦できるということはそれだけチャンスが増えるということになりますよ

早期選考を実施している企業が自分に合っているかどうかは、自分の企業選びの基準とマッチしているかどうかで判断できますよ。

企業選びの基準としてチェックしたいポイント例
  • 社風
  • 待遇
  • 企業理念
  • 福利厚生
  • 教育制度

たとえば、具体例のなかで「社風」を企業選びの基準としている場合、早期選考を実施している企業のなかに自分が求める社風の企業があれば、積極的に早期選考を受けたほうが良いと言えます。

こちらの記事では、上記以外にも企業を選ぶ基準や自分に合った会社を選ぶステップを解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

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③早期選考のメリットやデメリットは把握できているか

早期選考にもメリットとデメリットがあります。それらをきちんと把握し、加味したうえで早期選考を受けるかどうか判断するのもおすすめですよ。

早期選考を受けるメリット
  • 早々に内定を獲得できる可能性がある
  • 就活を早くから経験できる
  • 一部の選考が免除になることがある
  • 本選考の練習になる
早期選考を受けるデメリット
  • 準備不足のままでは内定を獲得できない
  • 競争率が高まる
  • 同じ企業の本選考にエントリーできない可能性がある

メリットとデメリットの比較で判断しきれないときは、優先順位を付けて考えてみるのがおすすめです。正直今選考を受けるには力不足だと感じているものの、そのためにはまずは場数をふむ必要がある、そう思うなら受けてみようと判断できますよね。

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キャリアアドバイザー

もちろん無理に受けて時間ばかり浪費するのは得策ではありません。最終的な目標である「自分にあった企業に入る」を見すえて、ベストな選択は何かを考えてみましょう。

④志望する企業が早期選考のほうが有利になる業界か

早期選考において企業はインターンに参加した学生に選考の案内をして、内定を出していることがあります。そのため、早期選考を受けたほうが有利になる可能性のある業界もありますよ。 

実際に、就活会議が2023年10月13日に結果を発表した「インターンに関するアンケート」では、「インターン参加後に本選考につながりそうな案内を受けた」という人が66%存在する結果になっています。

早期選考を受けたほうが有利になる例
  • 早期選考を慣習としておこなっているマスコミ・テレビ業界
  • 一部の選考が免除される企業

志望する企業が早期選考を実施しているかどうかとあわせ、本選考とどういった違いがあるか、選考の内容も確認するようにしましょう。

情報網をフル活用! 早期選考を実施している業種や企業の探し方6つ

早期選考を実施している業種や企業の探し方6つ
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就活生

実際に早期選考を受けてみようと思っています。しかし、どのように探せば良いかわかりません。

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探し方は豊富にありますよ。情報網をフル活用しましょう。

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就活生

フルに活用するということは……併用しながら探せば良いのですね。

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キャリアアドバイザー

はい。併用が難しい場合には自分に合う方法を見つけて、効率良く探しましょう。ここからは早期選考を実施している業種や企業の探し方を6つ紹介しますね。

①就職四季報をチェックする

就職四季報とは、学生が知りたい企業の情報が網羅されたデータブックです。出版社は企業から掲載料を受け取っていないため、客観的・中立的な情報を手に入れることができます

就職四季報には、その企業の待遇や働き方以外にも選考・採用情報が載っています。これらをチェックすることで、志望する企業が早期選考を実施しているのかどうかがわかりますよ。

就職四季報に掲載されているデータ
  • Webテストの種類
  • 採用実績校
  • 採用人数
  • エントリー時期
  • 選考プロセス
  • 面接回数
  • ES通過率
  • 倍率
  • 選考ポイント
  • ESの出題テーマ
  • インターン経由の選考有無

就職四季報の活用方法はこちらの記事で解説していますよ。購入しようと考えている人にとって参考になる情報が満載です。

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②オファー型の就活サイトを利用する

オファー型の就活サイトとは、求職者である学生がそのサイトに登録すると、企業から直接スカウトや選考オファーが届くサイトのことです。

オファー型就活サイトの例

オファー型就活サイトを利用する企業は、「早期に優秀な人材を確保したい」と考え、学生にスカウトを送ります。このため、早期選考前である大学3年生のうちから利用を開始するのがおすすめですよ。

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もしあなたが大学1年生、もしくは大学2年生でも今のうちから登録しておくのがおすすめです。就活を始めるきっかけになり、早期内定につながるかもしれません。

③早期選考をおこなう企業が集まるイベントに参加する

就活イベントにはさまざまなものがありますが、早期選考をおこなう企業が集まるイベントに参加すれば、実際に早期選考を実施している企業に出会えます。

早期選考をおこなう企業が集まるイベント・イベントの見つけ方
  • ジョブトラ」に参加する
  • 各企業の「選考直結型説明会・セミナー」に参加する
  • type就活」を利用する
  • ONE CAREER」を利用する

早期選考をおこなう企業が集まるイベントはいわば、合同説明会型のイベントです。内容はイベントによって異なり、座談会やワークショップ、面談などがおこなわれていますよ。

志望する企業が就活関係のイベントに参加しているかどうか、企業の担当者に聞くのもおすすめです。 

④OB・OG訪問をおこなう

OB・OG訪問をおこなうことで、早期選考に関する情報を手に入れられる可能性が高まります。特にOB・OGが早期選考に参加した経験がある場合は、積極的に質問をしてみましょう。

早期選考についての情報をOB・OGから集めるための質問例
  • 「早期選考のスケジュールや流れを教えてください」
  • 「早期選考を受けて有利に感じた点はありますか」
  • 「早期選考で内定を獲得した場合、その後の就活にどのような影響がありましたか」
  • 「早期選考で重視されていると感じたポイントはなんですか」
  • 「早期選考のESで意識した点があれば教えてください」

志望する企業にOB・OG訪問ができる環境が整っているのであれば、ぜひ参加してみてくださいね。

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志望企業のOB・OGは、大学のキャリアセンターや先輩経由、OB・OG訪問アプリを使うと見つけられますよ。

OB・OG訪問について、詳しくはこちらの記事で解説しています。アポの取り方から当日の質問例まで、実践方法が豊富です。

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⑤リクルーター面談で案内してもらう

リクルーター面談はリクルーターからオファーを受けて初めて参加できる、選考の一環という位置づけの面談です。

リクルーター面談は、企業へ自らオファーできるものではありません。リクルーター面談のオファーを受けるためには、リクルーターとの接点を持つことが大切ですよ

リクルーター面談のオファーを受けるためにあなたにできること
  • 企業のイベント・セミナーに参加する
  • インターンに参加する
  • プレエントリー・エントリーする
  • ESを提出する
  • 面接を受ける
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リクルーター面談を取り入れている具体的な業界として、金融業やメーカー、住宅・不動産業界などが挙げられます。

リクルーター面談について、詳しく知りたいという人はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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⑥就職エージェントを活用する 

早期選考を実施している企業を探すのに、就職エージェントを活用するのもおすすめです。その際に「早期選考を実施している企業」を希望すれば、希望に合う企業を紹介してもらえますよ。

就職エージェントは、自分に合う求人を紹介してくれるほか、ESの添削や面接対策など、就活支援を受けられるサービスのことです。一般には公開されていない非公開求人も豊富なので、早期選考を実施している企業を探すのにぴったりです

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就活エージェントは、基本的に無料で利用できるサービスです。早期選考を実施している企業を探す目的以外に、自分がどんなサービスを受けたいのか明確にして、エージェント探しをしてみてくださいね。

第一歩はここからふみ出す! 早期選考を受けられる5つのルート

早期選考を受けられる5つのルート

早期選考を実施している業種や企業の探し方がわかったところで、どうしたら早期選考を受けられるのか知りたいという人もいるのではないでしょうか。

早期選考を受けられるルートを知っておくことで、十分な対策を講じて選考に臨めますよ。

ここからは、早期選考を受けられる5つのルートを紹介していきます。利用できそうな方法を見つけて、早期選考に応募してみてくださいね。

①インターンに参加する

企業によっては、インターンに参加した学生向けにそのまま内定を出したり、先行採用枠を案内することがあります。そのため、インターンに参加することで早期選考を受けられる可能性が高まりますよ。

企業がインターンを実施する目的
  • 優秀な学生を囲い込むため
  • 自社のイメージアップのため
  • 学生の早期教育のため

そもそも、インターンは学生が職場体験をすることで、勉強に役立てたり、キャリアを考えたりするために実施されるものです

直近だと、政府が「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の方針を改正しました。政府の方針に基づいてインターンを実施する企業も多いため、覚えておいて損はないでしょう。

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インターンから早期選考を受けられる可能性の高い企業は、外資系企業やベンチャー企業ですよ。 

政府の方針も含め、インターンの基本的な知識についてはこちらの記事が参考になります。

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②企業に直接エントリーする

外資系企業やマスコミ・テレビ業界のように選考のエントリー開始時期が早い場合、企業へ直接エントリーすることで誰でも早期選考を受けられます。

また、外資系企業やマスコミ・テレビ業界の企業以外でも、ホームページや採用サイトで早期選考を受け付けている場合がありますよ

企業のホームぺージや採用サイトを定期的にチェックし、早期選考を実施している場合には積極的に受けるようにしましょう。

企業に直接エントリーするルートがおすすめの人
  • 志望する企業が決まっている人
  • 特定の業種や企業に強い興味がある人

こちらの記事ではエントリーの概要や平均的なエントリー数、エントリー方法など、エントリーすることについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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③逆求人サイトでスカウトを受ける

逆求人サイトで企業からスカウトを受けることで、早期選考を受けられるケースがあります。逆求人サイトは「オファー型の就活サイト」であり、自分のプロフィールを登録すると企業からスカウトを受けられる仕組みです。

就職みらい研究所の「採用活動中間調査 就職活動状況調査 データ集 2024年卒」によると、企業がスカウト・逆求人型サービスを利用開始した年は、2024年卒採用で開始したという割合が24.7%と最も高い結果となっています

このことから、逆求人サイトからスカウトを受けると、早期選考に進める可能性は高くなっていると言えますよ。

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スカウトが来ることで、自分が求められているという自信にもつながり、就活にも前向きに取り組めるでしょう。

④第三者から紹介してもらう

大学のキャリアセンターや教授、OB・OGからの紹介によって、早期選考を受けられることもあります。また企業によっては、現役社員の友人や知人を紹介を受けて選考をおこなう「リファラル採用」を取り入れている場合もあります。

紹介から選考を受けることは、企業側から信頼できる人材として認識されやすく、通常の採用ルートに比べて早期に内定を獲得できる可能性が高まります

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新卒採用においてリファラル採用を狙うなら、インターンや勉強会、イベントなどで参加者と交流を深めることが大切です。紹介につながる可能性が高まりますよ。

⑤早期選考イベントに参加する

早期選考イベントとは
  • 合同説明会タイプ:早期選考を実施している企業が集まっておこなう
  • 単独説明会タイプ:早期選考を実施している企業が1社だけでおこなう

早期選考イベントは選考に直結する説明会やセミナーのことで、内容はイベントごとに異なります。これらのイベントは、就職活動のスケジュールが本格化する前に開催され、イベント後にすぐ選考につながるケースが多いです

早期選考イベントでは、会社説明会と同時に選考を受けられるので、効率良く就活を進めることができ、早期の内定獲得に近づきます。

早期選考イベントやイベントへの参加方法については「③早期選考をおこなう企業が集まるイベントに参加する」を参考にしてくださいね。

早期選考を受けるときこそ意識すべき2つの注意点

早期選考を受けるときに意識するべき2つの注意点
  1. スケジュール管理を徹底する
  2. 内定承諾は慎重に検討する

早期選考を受けるにあたっては、早期選考ならではの注意点もあわせて押さえておくことが大切です。事前に理解しておけば、思わぬ落とし穴を事前に回避することができますよ。

早期選考に挑むということは、スムーズに就活を進めたいということですよね。効率的に就活を進めていくためにも、まずはここで2つの注意点について押さえておきましょう。

①スケジュール管理を徹底する

選考が早期化することで、学業との両立が大変と感じる学生も多く、無理なく就活を進めるためにはスケジュール管理を徹底する必要があります。

スケジュール管理を徹底的におこなうことで、準備や企業研究、自己分析の時間をしっかり確保し、余裕を持って選考を受けられるようになりますよ

スケジュール管理を徹底する方法
  • 期間ごとに目標を立てる
  • やるべきことに優先順位をつける
  • スケジュール管理ツールを利用する
  • スケジュールを定期的に見直す
  • 「ToDoリスト」をチェックしながら進める
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就活を計画に沿って進められていれば、予定がブッキングしてしまっていても自分のペースで対応できるため、就活のストレスも軽減できます。

②内定承諾は慎重に検討する

早期選考で内定の連絡を受けたときには、衝動的に内定を承諾することは避けましょう。

内定という安心感を得たい気持ちもとてもよくわかりますが、後から内定を辞退するとなると、企業にも失礼になりますし、余計な手間もかかって就活に影響する可能性もありますよ

「周りにやめたほうが良いと言われた」「なんか不安だからやめておこう」など、深く考えずに内定や内定承諾を辞退してしまうのは、その後の結果に対して納得感が持てずに後悔する原因となるかもしれません。

内定承諾を迷うのはなぜなのか理由を明確にするとともに、その企業やほかに選考を受ける予定の企業のこともよく調べてから内定を承諾するか決めるようにしましょう。

内定承諾後も就活をしたいと考えている人は、こちらの記事が参考になりますよ。

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早期選考がいつからなのか知って今できることから始めよう! 

近年、就活の早期化により早期選考を実施する企業も増えています。あなたが志望する業界や企業がいつから採用活動を実施するのか知って、それに合わせて就活に取り掛かり始めることが大切です。

早期選考は、あくまであなたが将来活躍するための通過点に過ぎません。まずは、早期選考のためにいつから何をすれば良いのか、自分の今の状況やこれからの予定を考慮したうえで、スケジュールを立てていくと良いでしょう。

そして、周りに流されず、今できることから始めて内定を勝ち取ってくださいね。

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