目次
- 三次面接は独自の対策が必要! 重視される2つのポイントを知ろう
- 二次面接までとの違いは? 三次面接の3つの特徴
- ①面接時間が長い
- ②面接官の役職が高い
- ③最終面接の場合もある
- 企業視点で解説! 三次面接で企業が見ている2つのポイント
- ①高い入社意欲があるか
- ②自社にマッチする人材かどうか
- 念入りな準備が重要! 三次面接の対策方法5ステップ
- ステップ①今までの面接を振り返る
- ステップ②志望企業だけでなく競合他社への理解も深める
- ステップ③OB・OG訪問をする
- ステップ④質問例から回答を準備しておく
- ステップ⑤役職者にしか聞けない逆質問を用意する
- これだけは押さえて! 三次面接でよく聞かれる質問と回答ポイント
- 他社ではなく自社を選んだ理由は?
- 配属先の希望ややりたい仕事は?
- 他社の選考状況を教えてください
- 内定を出しても就活は続けますか?
- ジャンル別に紹介! 三次面接では逆質問の質が評価を分ける
- 「経営方針」に関する逆質問
- 「サービス」に関する逆質問
- 「風土」に関する逆質問
- 油断禁物! 三次面接を受けるときの注意点
- ①二次面接までとの一貫性を意識する
- ②無理に目立とうとする必要はない
- ③言葉遣いやマナーに気を付ける
- 三次面接に関するよくある質問に回答!
- 三次面接は難易度が高い! 今まで以上に準備を徹底して選考に臨もう
三次面接は独自の対策が必要! 重視される2つのポイントを知ろう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「三次面接では何を見られますか?」
「三次面接では今までの面接と同じ対策では不十分でしょうか?」
といった質問をよく受けます。就活では、一次面接、二次面接……最終面接と複数回面接がおこなわれることが一般的です。二次面接を突破し三次面接までたどり着くと、次はどんなことを聞かれるのかドキドキしますよね。「ここまで来たら内定を獲得したい!」と、企業に対する思いがさらに強くなった人も多いでしょう。
実は三次面接は、一次面接や二次面接とは質問内容や評価ポイントが異なります。そのため、三次面接には三次面接に適した対策をとることが大切です。
なお、企業の中には三次面接以降も複数回面接を実施する企業もありますが、この記事では三次面接が選考終盤の場合、または最終面接の場合について解説します。特徴やよく聞かれる質問、面接を受けるときの注意点を紹介しているので、ぜひ対策に役立ててください。
一次面接と二次面接の違いについて知りたい人は、こちらの記事も参考もあわせて確認しておきましょう。
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二次面接までとの違いは? 三次面接の3つの特徴
三次面接は、選考の終盤におこなわれることが多く、内定獲得を左右する重要なステップといえます。選考通過率を上げるためには、まず三次面接がどのような面接なのかを知ることから始めましょう。
ここでは、三次面接の特徴について、二次面接までとの違いを交えながら解説します。
①面接時間が長い
多くの場合、三次面接まで進むと選考人数がある程度絞られてきます。一次面接・二次面接で一定の水準に満たない学生を落とし、三次面接では一人ひとりの適性や意志をよりしっかりと確認する、というイメージです。そのため、三次面接では一人あたりの面接時間が長く、より踏み込んだ質問をされる傾向があります。
また、単に面接時間が長くなるだけでなく、ライバルの質も変わってきます。企業から一定の基準を満たしていると判断された優秀な学生ばかりが残っているため、求められるレベルはさらに高くなると思っておきましょう。
②面接官の役職が高い
一般的に面接は、終盤になるにつれて面接官の役職が高くなります。三次面接は選考の終盤として位置づけられていることが多いため、面接官は課長や部長、あるいは役員などの役職者がおこなう可能性が高いです。年齢的も面接が進むにつれて高くなる傾向が高いといえますね。
経験が豊富で会社を良く知る人が面接をおこなうため、小手先のテクニックではごまかせません。「二次面接を突破したからもう大丈夫だろう」と油断していると、準備不足であることが相手に伝わってしまい、合格は遠のいてしまうので気を引き締めて臨むようにしましょう。
三次面接を社長が実施する可能性もあります。社長面接で聞かれる質問についてはこちらの記事で紹介しています。
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③最終面接の場合もある
前述したように三次面接は選考の終盤であることが多いですが、なかには最終面接として三次面接をおこなう企業もあります。その場合、面接官は役員クラスである可能性が高く、評価基準もこれまでとは変わってくるため注意しましょう。
また、最終面接と聞くと、「面接は確認程度でもうほとんど内定が決まっているのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、実際には最終面接で落ちることも大いにあります。企業によって選考の進め方や方針は異なるため、最終面接まで残ったことに安心して、対策が疎かにならないよう注意が必要です。
最終面接を突破するためのポイントを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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企業視点で解説! 三次面接で企業が見ている2つのポイント
就活生
三次面接は二次面接までの対策ではダメなのですね……。ちなみに三次面接では何が見られているのでしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! では企業が三次面接で見ている2つのポイントを解説しますね。
一次面接などの選考序盤では、「質問にきちんと答えられるか」「一緒に働きたいと思える人材か」など、社会人としての基本的な部分や個人的な印象を軸に評価がおこなわれます。これに対し三次面接では、「より優秀な人を選ぶ」「内定を出す人を決める」という側面が強くなります。
つまり、二次面接までと三次面接以降では、企業側の視点や基準が変わるということです。効果的な対策をするために、三次面接において企業がみているポイントを押さえておきましょう。
①高い入社意欲があるか
選考の終盤に差し掛かっている三次面接は、選考結果が採用に直結する可能性が高いです。
また、これまでの選考とは違い同じようなレベルの応募者が揃っているため、モチベーションの高さが大きな評価ポイントとなります。そのため、一次面接や二次面接でも入社意欲は確認されますが、三次面接はより入社意欲が重視されると理解しておきましょう。
もし内定を出しても辞退されてしまった場合、企業としては大きな痛手を負うことになります。いくら優秀な人材でも入社してくれないことには意味がないため、「内定を出したら確実に入社する」という意思を示すことが大切です。
面接で熱意を伝える方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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②自社にマッチする人材かどうか
一次面接や二次面接と同様に、三次面接でも企業との相性が重視されます。面接官は役職者であることが多いため、現場視点というよりも、企業が持つ雰囲気や価値観に合っているかどうかが判断基準になります。人柄や能力、職種適性など、さまざまな視点でマッチする人材を選んでいるといえるでしょう。
新卒採用では、成長性やモチベーションの高さ、将来の方向性といったポテンシャル面が重視される傾向にあります。もちろん能力面も評価対象にはなりますが、面接官が確認したいのは将来性であるため、無理に自分を良く見せようとせず自然体で臨みましょう。
キャリアアドバイザー
自分を取り繕って内定を獲得しても、入社後にミスマッチを感じてしまう可能性があります。入社後に後悔しないためにも、ありのままの自分で臨むようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
一次・二次面接では、基本情報やスキル、経験などの確認をおこない、一定の水準に満たない学生を選別します。しかし、三次面接以降ではこれらの基本的な要件を満たすだけでなく、企業の将来的な成長や変革に対応できる素質を持つ個人を発見し、より優秀な人材の見極めることが目的です。
だからといって一次・二次面接で聞かれたことは三次面接で質問されないわけではありません。それまでの回答と三次面接での回答に一貫性がないと、マイナスの印象をもたれてしまう可能性があるので気をつけましょう。回答に一貫性を持たせるためにも、一次・二次面接で何を聞かれて、何を答えたのかなどをしっかり振り返ることが重要です。
また、一次・二次面接ではさらっと流された内容も、三次面接ではさらに深堀りされる可能性があります。企業についても自分自身についても突っ込んだ質問をされることを予測し、企業研究や自己分析を深め、あなた自身の考えをしっかりと答えられるように準備しておくことが大切です。
念入りな準備が重要! 三次面接の対策方法5ステップ
三次面接が選考の後半の場合、一人あたりの持ち時間が長く、より深い質問をされることが多いです。また、同レベルの学生が残っていることから、どれだけ面接対策をしたかが合否の分かれ目になります。
では、三次面接ではどのような対策が必要なのでしょうか。三次面接の対策方法を知って、選考突破率アップを図りましょう。
ステップ①今までの面接を振り返る
まずは、今までの面接を振り返り、反省点を洗い出しましょう。具体的には、一次面接や二次面接で聞かれた質問に対しどう回答したのか、自分の考えをきちんと伝えられたのかを思い出します。
- 面接の質問と回答
- 逆質問と回答
- 特に興味を持ってくれた内容
- うまく回答できなかった質問
当時の面接官の反応を踏まえ、三次面接でどう答えれば良いかシミュレーションしてみましょう。特に、うまく答えられなかった質問に対しては、応募先のリサーチをしっかりおこない確実に答えられるようにしてくださいね。
キャリアアドバイザー
また、質問への回答だけでなく、身だしなみやマナー、会場に到着する時間など面接前の行動も確認することが大切です。
就活のマナーについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、今一度確認しておきましょう。
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ステップ②志望企業だけでなく競合他社への理解も深める
三次面接では入社意欲を確認するため、志望動機ややりたい仕事について聞かれることが多いです。その際、他社との違いに触れながらより深く突っ込まれる可能性があるため、徹底的に企業理解を深めておきましょう。
- 創業年
- 事業内容
- 社長名
- 経営戦略
- 直近の動向
一次面接や二次面接では、その企業を志望する理由だけでも問題ない場合もあります。しかし、企業をよく知る役職者がおこなう三次面接では、「他社ではなくなぜ自社なのか」が問われるため、競合他社についてのリサーチをおこないましょう。
キャリアアドバイザー
もちろん志望企業への理解を深めることも重要です。企業のホームページを読み込んだり、社長インタビューを見るなど、改めて企業研究をおこないましょう。
企業分析をするにはフレームワークを活用するのもおすすめです。効果的な分析についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ステップ③OB・OG訪問をする
三次面接の前は企業研究をしたうえで、可能であればOB・OG訪問もおこないましょう。OB・OG訪問をすれば、実際の業務内容や社内の雰囲気などよりリアルな情報を得ることができます。OB・OGが面接を受けたときの話を聞くのもおすすめです。
また、OB・OG訪問をしたことを面接官に伝えれば、志望度の高さのアピールにつながります。まだOB・OG訪問をしていない人はもちろん、これまでに訪れたことがある人も改めて訪問してみましょう。
キャリアアドバイザー
直接会うことが難しい場合は、メールや電話などでOB・OGにコンタクトを取る方法もありますよ。
OB・OG訪問を選考に役立てるコツを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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ステップ④質問例から回答を準備しておく
次に、想定される質問への回答を準備し、スムーズに答えられるよう練習しましょう。一次面接などの選考序盤では、学生の雰囲気や社会人としての素養が軸になるため、質問への回答以外の部分も大きく評価にかかわってきます。
しかし、三次面接では入社意欲がより重視されるようになるため、質問に答えられることは最低限のラインといえます。答えに詰まってしまうと「熱意がない」「準備不足だ」と捉えられ、採用候補から外れてしまう可能性が高いでしょう。
そのため、企業に関することや入社後のビジョンなど一般的な質問には確実に答えられるよう準備をしておきましょう。
キャリアアドバイザー
三次面接でよく聞かれる質問例についてはこのあと詳しく解説します。
ステップ⑤役職者にしか聞けない逆質問を用意する
一次面接や二次面接でも同じですが、面接の最後には「何か質問はありますか?」と逆質問をされることが多いです。その場で思いつくとは限らないため、あらかじめ用意しておくようにしましょう。
- 経営方針に関する質問
- サービスに関する質問
- 風土に関する質問
このときのポイントは、「役職者にしか聞けない質問」を用意することです。選考序盤では、若手~中堅社員が面接をおこなうことが多いため、配属先や1日のスケジュールなど現場目線の質問をしても問題ありません。
しかし、三次面接は管理職や役員がおこなうことが多いため、そのような質問をすると「今更そんなことを聞くの?」と違和感を持たれる可能性があります。事業内容や経営方針など、役職者だからこそ聞ける逆質問を用意しておきましょう。
キャリアアドバイザー
三次面接のおすすめの逆質問については後ほど詳しく紹介します。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
役職者にしか聞けない質問を考えるためには、企業のIR情報を確認して読み込むことがおすすめです。IR情報からは、ホームページや求人情報だけではわからない企業の実態について、詳しく知ることができます。また、今後の企業の目指す方向性、ビジョンや取り組み、現在抱えている課題についても確認することができますよ。
それらの情報をもとに、自分なりに研究をして面接での質問を考えることがおすすめです。役職者の立場や彼らが直面している課題に対する質問を考えることができると、面接でのアピールにつながり、高評価を獲得することができるでしょう。
IR情報の見方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してください。
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実は簡単なIRの見方を紹介|就活が有利になる4つの確認ポイント
IR情報の見方を知っておくと、重要な情報を得ることができ、企業研究、志望動機や自己PRの作成に重宝しますよ! この記事では、IR情報の概要、重要性、開示情報、読み方などをキャリアアドバイザーが解説します。 適切な読み方を理解し、就活を有利に進めましょう!
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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
これだけは押さえて! 三次面接でよく聞かれる質問と回答ポイント
就活生
二次面接までの質問の振り返りと競合他社についても調べました! 次は三次面接で聞かれる質問の対策ですね!
キャリアアドバイザー
その通りです! では三次面接でよく聞かれる質問と回答のポイントについて解説しますね。
三次面接に限ったことではありませんが、面接において想定される質問への回答を用意しておくことは非常に大切です。無理に自分を取り繕う必要はないとはいえ、その場ですぐに自分の考えを言語化することは簡単ではないからです。
ここでは、三次面接でよく聞かれる質問と、答えるときのポイントを紹介します。どんな質問が来るのかは企業によって異なりますが、自信を持って臨むためにも以下の質問への回答は最低限準備しておきましょう。
- 他社ではなく自社を選んだ理由は?
- 配属先の希望ややりたい仕事は?
- 他社の選考状況を教えてください
- 内定を出しても就活は続けますか?
他社ではなく自社を選んだ理由は?
先ほども説明したように、内定に直結することが多い三次面接では特に入社意欲が重視されます。そのため、「なぜ他社ではなく自社に入社したいのか?」という質問を受ける可能性が高いです。
この質問に対しては、応募先への入社意欲を示すことはもちろん、その理由を具体的に答えることが大切です。「企業理念に共感したから」「やりたい仕事ができそうだから」などと抽象的な回答をすると、マイナスな印象を持たれる可能性があるため注意しましょう。
配属先の希望ややりたい仕事は?
三次面接では志望度の確認や入社後の配属先の参考のために、やりたい仕事について聞かれることがあります。ここで答えに詰まってしまうと、「なんとなく受けに来ているだけ」という印象を持たれかねないため、明確に答えられるよう準備しておきましょう。
仕事内容については 一次面接や二次面接でも聞かれますが、三次面接は面接官が役職者であることが多いため、長期的な目標を絡めて伝えることが大切です。5年後、10年後にどんな存在になっていたいか、何を成し遂げたいのかといった将来のビジョンをアピールすることで、好印象を得ることができますよ。
キャリアビジョンの例はこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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キャリアビジョン例11選|例文から選考で刺さるビジョンを作成!
就活においてキャリアビジョンを考える際は、例を参考にするのも方法の1つです。この記事では例だけでなく、キャリアビジョンの考え方についてもキャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください
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「10年後の自分」を考える際の方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。
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【例文11選】「10年後の自分」は5つの方法で見つけられる!
10年後の自分についてを面接で聞かれることはよくあります。そこでうまく回答することができなければ、せっかくのチャンスを活かせないばかりか、マイナスな印象につながってしまうことも。対策必須の頻出質問と言えますよ。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、10年後の自分の考え方から、回答方法、また回答の参考となる例文を11個紹介しています。就活対策としてとても役立つ記事なので、ぜひチェックしてくださいね。
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他社の選考状況を教えてください
三次面接では、他社の選考状況について聞かれることも多いです。企業によって考え方は異なりますが、この質問をする大きな理由としては「就活の軸を知りたいから」ということが挙げられます。就活の軸を知ることで、入社への意欲や価値観を確認しようとしているのです。
たとえば、製薬系企業を複数受けている場合は、製薬業界に興味があることの説得力が増します。一方で、IT業界、食品業界、建設業界といったように統一性がないと、企業は「結局何がやりたいの?」と違和感を持ってしまいます。
志望業界はいくつあってもかまいませんが、明確な軸を持って就活をしていることはきちんと伝えましょう。
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他社の選考状況の答え方で焦らないためには事前の準備が欠かせません。この記事では企業が選考状況を質問する意図や答える際の注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。回答の例文もあるので、選考状況の答え方に不安がある学生は参考にしてくださいね。
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内定を出しても就活は続けますか?
内定が目前に迫る三次面接では、「内定を出したら他社を辞退しますか?」「今後も就活は続けますか?」と、ストレートに聞かれることがあります。
この質問に対しては、「内定が出たら入社します」「就活を終了します」と即答するのが基本です。少しでも迷う素振りをみせると面接官は「内定を出しても辞退されるかもしれない」と不安を感じるため、自信を持ってはっきりと答えましょう。
仮にまだ迷っている状態だったとしても、内定を獲得したい気持ちがあるのであれば、その場では言いきってしまって構いません。よく考えた結果後から辞退することは可能なので、まずは即答して高評価を得ることに意識を集中させましょう。
内定先を決められないときの対処法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、複数志望企業がある人はぜひ参考にしてください。
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内定承諾を迷うとき、きちんと自分と向き合うことは入社後の納得感につながります。 この記事では、内定承諾に迷う人がすべきこと、やってはいけないこと、保留・辞退連絡例文をキャリアアドバイザーが解説します。 内定に迷う不安を解決して、就活をやり切りましょう!
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ジャンル別に紹介! 三次面接では逆質問の質が評価を分ける
- 「経営方針」に関する逆質問
- 「サービス」に関する逆質問
- 「風土」に関する逆質問
就活生
三次面接でよく聞かれる質問への対策もできました! 最後は逆質問の用意ですね。
キャリアアドバイザー
その通りです! 三次面接では逆質問の質が合否を分けるといっても過言ではないので、念入りに準備しましょう。
三次面接では意欲が重視される傾向にあるため、逆質問でいかに「その企業に興味があるか」を伝えられるかが重要です。しかし、初めて三次面接を受ける場合、具体的にどんな質問をすれば良いのかわからない人も多いでしょう。
三次面接におすすめの逆質問例をジャンル別に紹介するので、三次面接を受ける前にぜひ確認してくださいね。
「経営方針」に関する逆質問
三次面接は自社をよく知る役職者が担当することが多く、経営方針について聞ける貴重な機会といえます。ホームページや求人などで企業理念を確認したり、IR情報で経営状況について確認してみましょう。
- 経営方針として〇〇を掲げていらっしゃいますが、そのために新入社員にはどんなことを期待していますか?
- 今後〇〇の影響が予想されますが、どのような経営をお考えでしょうか?
- 10年後の御社は今と比べてどのように変化しているとお考えですか?
- 企業理念である○○を体現するために、△△様が大切にしていることは何ですか?
また経営方針について質問をする際は、自分の考えを交えながら質問をすることで、意欲のアピールをすることができますよ。
「サービス」に関する逆質問
多くの経験を積んできた役職者は、企業がおこなう事業を深く理解しており、現場で働く若手~中堅社員とは異なる視点を持っています。そのため、「他社に打ち勝つための戦略」を絡め、サービスや商品に関する逆質問をするのも良いでしょう。
- ○○のサービスにおける、競合他社と比べた御社の最大の強みは何ですか?
- 御社のサービスの課題について教えてください。
- 先日、御社の○○サービスのプレスリリースを拝見したのですが、なぜ今回今までと異なる年齢層をターゲットにしたのでしょうか?
- 今後どのような新サービス展開をお考えでしょうか?
サービスに関する質問をする際は、「御社の主力サービスは何ですか?」など、調べればすぐにわかる質問は控えましょう。
「風土」に関する逆質問
企業の風土については、「経営の立場から見てどう考えているか」というニュアンスで質問するようにしましょう。経営層目線の風土を知ることで、どのような社員を求めているかを確認できます。
- 御社で活躍されている方にはどのような共通点がありますか?
- 現場の社員に対して、どのようなスタンスで働いてほしいと考えていますか?
- 〇〇様はどうして御社を選ばれたのでしょうか?
- 仕事においては、どのような能力や結果が評価されるのでしょうか?
ただし、面接官は役職者や役員であるケースも多く、その場合は社員の人間関係や雰囲気など現場寄りの質問にならないよう注意してくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
逆質問は3つから5つほど用意しておくことをおすすめします。面接は、限られた時間でおこなわれるため、時間内で質問できるのは、実際は2〜3個くらいです。
しかし、自分が用意していた逆質問の内容を面接官が面接の最中に話をしてしまうことがあります。面接官がすでに話したことを逆質問として質問してしまうと、相手の話を聞いていない人、話を聞けない人だと思われてしまう可能性がありますよね。
想定外のことや自分が受ける面接の時間も想定したうえで、逆質問は多めに用意しておくと安心ですよ。
最終面接におすすめの逆質問を知りたい人は。こちらの記事も参考にしてください。
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最終面接の逆質問では企業が自分の軸にマッチするかを確かめると有効ですよ! この記事では最終面接でおすすめの逆質問、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 面接前にいくつか用意して万全な状態で臨みましょう。
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油断禁物! 三次面接を受けるときの注意点
就活生
逆質問の準備もできたので、これで三次面接の対策はばっちりですね!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 三次面接に臨む前に注意点についても確認しておきましょう。
三次面接は一人あたりの持ち時間が長く、より細部まで見られるため、油断すると思わぬところでマイナス評価を受けかねません。また、一次面接や二次面接にはない、三次面接ならではの注意点もあります。
自分の実力を最大限発揮して結果につなげるために、三次面接を受けるときに意識すべきポイントをみていきましょう。
①二次面接までとの一貫性を意識する
1つ目のポイントは、二次面接までの回答と一貫性を持たせることです。対策に意識が向きすぎるあまり、三次面接のことで頭がいっぱいになる人もいるかもしれません。
しかし、三次面接の面接官にはこれまでの情報が伝えられており、それと照らし合わせながら学生を評価しています。一貫性がないと判断されると内定は遠のいてしまうため、もし同じような質問をされたときにはあまりかけ離れた回答をしないように注意しましょう。
ただし、面接官の中にはあまり先入観を持たず、自分の目で見たことを重視する人もいるため、過度に心配する必要はありません。自分の思いを正直に伝えれば大きく乖離することは少ないので、自然体で臨みましょう。
②無理に目立とうとする必要はない
「三次面接まできたからには絶対に受かりたい」と、自分を強くアピールして目立とうと考えている学生もいるかもしれません。しかし、無理に目立とうと奇をてらった発言をすると、かえって悪い印象になってしまう可能性があるため避けましょう。
三次面接に進んでいるのは、二次面接までの選考で企業から評価されているからです。そのため意外性をアピールしても、良い意味でのインパクトよりも違和感の方が勝ってしまうため、メリットは少ないでしょう。
そもそも三次面接は、大人数を見てふるいにかける段階ではないため、目立つことに重きを置く必要はありません。自分の新たな一面を見せても良いですが、印象をガラリと変える発言は避けた方が無難です。
③言葉遣いやマナーに気を付ける
三次面接になると面接時間が長くなり、オンライン面接から対面面接に切り替える企業も多くなります。一つひとつの所作がじっくり見られてしまうため、言葉遣いやマナーにも気を配りましょう。緊張がほぐれると言葉がフランクになりやすいので、特に面接の後半は注意してください。
また、三次面接の面接官は役職者であることが多く、必然的に年齢層も高くなります。若手~中堅社員以上に言葉遣いやマナーを重視する人もいるので、二次面接よりもさらに気を引き締めましょう。
キャリアアドバイザー
「慣れているから大丈夫」と思うのではなく、改めて礼儀や言葉遣い、身だしなみを確認することをおすすめします。
就活の身だしなみについてはこちらの記事で詳しく紹介ているので、あわせて確認しておきましょう。
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就活の身だしなみは超重要!好印象の与え方を男女別に解説
第一印象が重要視されがちな面接では、就活での身だしなみはとても重要です。今回は、就活生の身だしなみで見られているポイントと、気をつけたい身だしなみポイントをキャリアアドバイザーが男女別に紹介していきます。面接当日の身だしなみチェックポイントも紹介しているので、面接直前にもチェックしてみてくださいね。
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三次面接に関するよくある質問に回答!
三次面接まで進むと、「内定までもうすぐだ」「ここまで来たら絶対に受かりたい」と、企業への思いも強くなりますよね。一方で、三次面接だからこそ感じる不安もあるでしょう。
ここでは、三次面接に関して学生からよく聞かれる質問に、キャリアアドバイザーが回答します。ぜひここで疑問を解消して、自信を持って面接に臨みましょう。
-
三次面接の目的は何ですか?
企業によって異なりますが、三次面接の大きな目的は入社意欲や自社との適性を確認し、採用候補を選ぶことです。一次面接や二次面接では、「一定の基準を満たす人を絞り込む」という側面が大きいですが、選考終盤に差し掛かる三次面接では、「優秀な人材を選び取る」という段階に入ってきます。
そのため、自社のことをどれだけ理解しているか、内定を出したら確実に入社してくれるか、といった点が重視される傾向にあります。
-
三次面接ではどんな質問がされますか?
三次面接は、選考人数が絞られ内定が近づいている段階であることから、入社意欲に関する質問をされる可能性が高いです。志望動機はもちろん、「なぜ他社ではなく自社なのですか?」「内定を出したら他社の選考は辞退しますか?」など、つっこんだ質問や、内定意欲をストレートに聞かれることも少なくありません。
また、一次面接や二次面接に比べて役職の高い人が面接をおこなうため、将来のビジョンや成し遂げたいことなど、中長期的な目標を聞かれることも多いです。
-
三次面接の通過率はどれくらいですか?
一口に三次面接といっても、企業によってその位置づけは異なるため、一概に通過率は〇%とは言い切れません。ただ、難易度としては決して低くはないでしょう。なぜなら、三次面接は選考の終盤に差し掛かっていることが多く、自分と同レベルのライバルが残っているからです。
また、三次面接まで進むと、「一定の水準に満たない人を落とす」から「優秀な人だけを選ぶ」という基準に変化する傾向があります。自分の強みをアピールして面接官の心をつかむ必要があるため、しっかりと対策をして臨むことが大切です。
三次面接は難易度が高い! 今まで以上に準備を徹底して選考に臨もう
三次面接は、面接官の役職・年齢が高くなる傾向があり、より企業理解度や熱意が問われます。小手先のテクニックだけではごまかせないため、油断せずしっかりと対策をしておきましょう。
面接対策のポイントは、企業理解を徹底的に深め、三次面接に適した逆質問を用意しておくことです。可能であれば、OG・OB訪問をして、よりリアルな情報を集めておくと良いでしょう。無理に目立とうとする必要はないので、今できる対策をしっかりやって、リラックスして臨んでくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
三次面接を実施する企業は、比較的規模が大きい企業である場合が多いです。大きい企業の場合、部署が多く、部署ごとに採用担当者が違うことがほとんどです。それぞれの異なる担当者によって選考がおこなわれ、複数の視点から応募者を評価することを意図しているため、面接回数が増える傾向があるのです。
しかし、規模が小さい企業であっても、三次面接をおこなう可能性があるので、必ずしも大きい会社にだけ三次面接があるとは限りません。いずれにしても、三次面接は選考の終盤であることに変わりはないので、三次面接を突破すれば内定に近づくといえるでしょう。
上記はあくまでも目安と考え、応募先の面接は何回あるのか、選考プロセスをしっかりと確認して対策をするようにしましょう。