目次
- 自己PRで資格取得をアピールするなら過程が重要! 好印象につなげる方法を知ろう
- まずはここから! 資格取得を自己PRでアピールする前に知っておくべき3つの前提
- ①資格の取得自体はアピールにつながらない可能性がある
- ②資格取得に向けて努力できたスキルが評価される
- ③「資格取得に向けて勉強中」でもアピールになる
- アピールすべきポイントはここ! 資格取得で評価される強み
- ①資格取得を志した「向上心」や「チャレンジ精神」
- ②資格取得のために時間を作って勉強した「計画性」
- ③課題が生まれても対策を検討して乗り越えられた「分析力」や「対応力」
- ④状況の変化があっても勉強を続けた「継続力」
- ⑤実際に資格を取得するまでやり遂げた「業務遂行力」
- 過程を具体的に伝えるのがカギ! 自己PRで資格取得を伝える4ステップ構成
- ①資格取得を目指した自分ならではのきっかけを伝える
- ②目標設定から実現までの過程を中心に伝える
- ③取得までの過程で課題があればどう乗り越えたのか具体的に伝える
- ④資格によって得た力を企業でどう活かすのかを明確にする
- アピール内容別! 資格取得をベースにした自己PR例文6選
- 例文①向上心・チャレンジ精神
- 例文②計画性
- 例文③分析力・対応力
- 例文④継続力
- 例文⑤業務遂行力
- 例文⑥資格取得に向けて努力している点
- 自己PRで資格取得を伝える際の4つの注意点とNG例文
- 資格取得自体を目的にした内容にしない
- 企業の業務に関係しない資格をアピールしない
- 資格の数や難易度だけをアピールする内容にしない
- 資格について嘘や誤った情報を伝えない
- 今からでも目指せる! 自己PRでアピールにつながる資格例
- 自己PRで資格取得をアピールすることについてよくある質問に回答!
- 資格取得を自己PRするなら過程と活かし方を伝えて効果的にアピールしよう!
自己PRで資格取得をアピールするなら過程が重要! 好印象につなげる方法を知ろう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「自己PRで資格取得を取り上げても良いですか?」
「取得した資格を上手にアピールするコツはありますか?」
といった質問を受けることがあります。努力して取得した資格があるなら、自己PRに活かしたいですよね。ただ、資格取得はそれだけでは評価されないことも多く、資格を取得したこと自体よりも、過程をアピールしたほうが好印象につながることがありますよ。
この記事では、自己PRで資格取得をアピールする際に意識したいポイントや、資格取得を伝える4ステップ構成、資格取得をベースとした自己PRの例文10選などを解説します。コツを押さえて、資格取得を効果的に伝えましょう。
まずはここから! 資格取得を自己PRでアピールする前に知っておくべき3つの前提
就活生
キャリアアドバイザー
それは良いですが、資格の取得自体は評価につながらないこともあるので注意が必要ですよ。
就活生
え、どういうことですか?
キャリアアドバイザー
資格取得を自己PRでアピールする前に、3つのポイントを押さえておきましょう。
もちろん資格の内容が実務にダイレクトで活かせるような内容であれば評価要素になりますが、資格で学んだ内容が業務に直結するとは限りません。また資格を取得したからといって仕事ができるようになるわけでもありませんよね。
そのため資格取得の自己PRでは、資格を取得したことだけでなく、取得するまでの過程や努力も重要な評価項目になりますよ。資格取得を自己PRで取り上げる前に、そういった前提となるポイントを理解しておきましょう。
履歴書での資格の記載方法はこちらの記事で解説しています。
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①資格の取得自体はアピールにつながらない可能性がある
企業が自己PRで確認したいのは、以下のような点です。
- 学生の人柄
- 強み
- 価値観
特にスキルよりもポテンシャルが重視される新卒の自己PRでは、取得した資格の種類や数よりも、これからともに成長していけそうな人柄かどうかを知りたいと思っています。自己PRから「これまでどのような経験をしてきたのか」「入社したらどのように活躍してくれそうか」などを推測するわけです。
もちろん資格取得に向けて努力した点は素晴らしいですが、資格の内容だけでは人柄を判断することはできません。そのため、「〇〇の資格を取得しました」だけでは、アピールにつながらない可能性があります。
資格を取得したことに加え、勉強中に乗り越えた課題や自分なりに工夫したことなど過程を盛り込みながら自分の強みを伝えましょう。
キャリアアドバイザー
もちろん難易度の高い資格を取得していることで意欲の高さを示すことはできますが、その場合でも「どのように努力したのか」という過程を伝えることが重要です。
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②資格取得に向けて努力できたスキルが評価される
資格取得自体はアピールにつながらない可能性があるものの、資格を取得するために努力したエピソードから、人柄や資質を伝えることができます。
目標を達成するために取り組み方を考える計画性や、課題に対する対応力などは、社会人になってからも活かせる能力だからです。まずは資格取得に向けて、自分がどのような努力をしたのかを振り返ってみましょう。
- 限られた時間をやりくりして勉強した→計画性
- 直面した課題を乗り越えた→臨機応変な対応力
- 状況の変化があっても最後まで諦めず勉強を続けた→粘り強さ
自分なりの課題や努力したことを伝えれば、ほかの学生との違いも知ってもらえます。資格を取得するまでの過程や努力したことを思い出し、自分の強みといえるポイントがないか考えてみましょう。
キャリアアドバイザー
難易度の低い資格でも、困難を乗り越えた経験など、努力なしには取得できなかったエピソードがあれば評価につながる可能性がありますよ。
粘り強い性格をアピールするコツはこちらの記事を参考にしてください。
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③「資格取得に向けて勉強中」でもアピールになる
就活生
現在資格を取得するために勉強中で、資格取得はこれからなのですが……。
キャリアアドバイザー
資格取得に向けて勉強中の場合もアピールできますよ。
就活生
勉強中であることを伝えるだけで良いのですか?
キャリアアドバイザー
資格取得予定の場合は、これまでの経緯や、どのように努力中であるかを伝えることでアピールになりますよ。
たとえば、資格取得を目指したものの取得には至らず、現在も努力中であることは「マイナスイメージにつながるのでは」と感じるかもしれません。しかし、諦めずに目標を達成しようとする姿勢は、高評価につながります。
勉強中であることを伝える場合は、1日の勉強時間など具体的な数字を示す書き方にすると努力が伝わりやすくなります。試験日が決定している場合は、試験日も記載しておきましょう。
- 応募先の業界に関連する資格を取得予定→志望度の高さのアピール
- 一度落ちたものの、再び挑戦しようと勉強の方法を変えて努力している→柔軟性のアピール
- すでに取得した資格のワンランク上の資格を勉強している→向上心のアピール
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
学業やアルバイト、サークル活動などで忙しい学生生活の中、資格取得に向けて努力したエピソードがあると、企業からは学習意欲が高く向学心のある人材だという印象になりやすいです。特に金融やITの業界だと、その傾向も強くなります。
金融やITの業界では業務で必要となる資格が多く、継続的に勉強できる人材が必要とされています。たとえば、銀行では証券外務員やファイナンシャルプランナーなどの資格が業務をするうえで必須だったり、IT企業ではITパスポートや基本情報技術者などの資格取得をして知識を蓄えたりすることが大切になります。
このような業界だけでなく、社会人になると業務をするにあたって学ぶことが多いので、資格取得のエピソードを自己PRにすることは、学習意欲が高く業務上必要な知識やスキルを自ら学ぶことができるというアピールになりますよ。
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アピールすべきポイントはここ! 資格取得で評価される強み
自己PRでアピールできるのは、資格取得を志したことや時間のやりくり、目標を達成するまで諦めなかったことなどさまざまあります。
ここからは資格取得を伝えて評価につながりやすいスキルを5つ解説するので、自分はどの項目をアピールできるのかを考える際の参考にしてみてください。
①資格取得を志した「向上心」や「チャレンジ精神」
企業が成長するためには、企業を支える従業員自身の向上心やチャレンジ精神が欠かせません。そのため、「今以上に知識を増やしたい」「さらに成長したい」など、資格取得を目指した向上心やチャレンジ精神は、企業からも高く評価されます。
また、たとえば、
就活生
現在簿記3級を保有しているものの、さらに上を目指すために簿記2級の勉強中です。
とさらに上級の資格を狙っていることも伝えると、現状に満足せず、常に上を目指す向上心をアピールすることができますよ。
キャリアアドバイザー
常に成長し続けようとしていて、企業の業績アップにも貢献してくれることが感じられる人材は企業も採用するメリットを見出しやすいわけですね。
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②資格取得のために時間を作って勉強した「計画性」
資格の取得は一朝一夕ではできません。試験を受けるためには、ある程度の勉強時間の確保が必要です。ただ、サークル活動やアルバイトなど、学業以外のことに取り組む必要もあって、自由に使える時間には限りがありますよね。
そのようななか、資格を取得するために「〇月〇日までに一通り勉強を終わらせておく」など、目標や期日を決めて行動してきたはずです。
自分なりに資格取得までのスケジュールを立て、実際に資格を取得したり、これから取得するために努力している点は、計画性があることをアピールできますよ。
キャリアアドバイザー
社会に出ても期日までに取り組まなければならない仕事が多く、目標達成のために計画をして実行する力は欠かせません。
計画性を効果的にアピールするための言い換え表現はこちらの記事で解説しています。
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③課題が生まれても対策を検討して乗り越えられた「分析力」や「対応力」
資格を取得するまでの間には、難問にぶつかったり、実力がなかなか伸びなかったりと課題に直面するケースもあります。想定外の課題に直面しても、乗り越えて達成できた場合、自己PRでは「分析力」や「対応力」をアピールできます。
- 一度試験に落ちた
- どうしても覚えられない苦手な部分が出てきた
- 想定以上に難易度が高く、勉強が試験日まで間に合わない可能性が出てきた
一度試験に落ちた場合は、何が問題だったのかを分析し、これからどのように対応すれば良いのか考えて行動できたことが「分析力」や「対応力」のアピールにつながります。
キャリアアドバイザー
「どうしても覚えられない部分が出てきたものの、勉強の方法を変えてみた」「途中でスケジュールを変更して対応した」など、臨機応変に対応できる力も強みになりますよ。
分析力をアピールする自己PR例文はこちらの記事で確認してください。
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④状況の変化があっても勉強を続けた「継続力」
どのようなことでも毎日コツコツ続けるのは難しいものですよね。
特に資格取得は数カ月単位での勉強が必要になるため、途中で状況が変化することもあります。「学園祭の実行委員になり、一時的に勉強できない時期があった」「途中でアルバイトを始めなければならなくなった」など、さまざまな状況が考えられます。
勉強できない時期が続いたり、勉強時間を削らざるを得ない状況になるなど、状況の変化があれば資格取得に向けて勉強を断念してしまう場合もあります。
どのような状況になっても一度決めた目標に向かって続けられる「継続力」は誰にでもあるものではなく、大きな強みになるのです。
キャリアアドバイザー
地道に努力し続けられる点を自己PRでしっかりアピールしましょう。
継続力を自己PRにする際の注意点はこちらの記事で解説しています。
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継続力をアピールする際は、具体例と仕事での再現性を意識すると高評価が得られます。 この記事では企業が求める継続力やアピール時のポイント、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、自分の強みを効果的にアピールしましょう!
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⑤実際に資格を取得するまでやり遂げた「業務遂行力」
仕事では自分の仕事を最後までやり遂げる「業務遂行力」も求められます。業務を遂行するためにはスケジュールを考え、途中で問題が発生しても柔軟に対応しながら最後までやり遂げなければなりません。
なかには期間が限られている仕事や、複数のプロジェクトを同時に進めなければならないケースもあります。
そこで、学業と並行しながら実際に資格取得までたどり着けた点から業務遂行力をアピールすることで、魅力的な自己PRにできますよ。
キャリアアドバイザー
業務遂行力をアピールする場合は、期間が限られていた、複数のことを同時に進めなければならなかったなど、勉強を進めるうえで困難があったことや、どのように乗り越えたのかも伝えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
資格取得に至るまでの過程をアピールすることが大切ということはここまで解説した通りです。ただ、さまざまな学びにつながった前提のもと、資格の取得に失敗したというエピソードに触れる場合、自動車運転免許など多くの人が持っているような資格を題材にしてしまうのは避けるのが無難です。採用担当者に「比較的取得しやすい資格をなぜ取れないのか」という疑問や不安を抱かせてしまう可能性があります。
一方で、簿記2級やTOEIC800点以上など取得までにある程度の時間を要するものに関しては、取得までの過程が重視されるため、資格取得に失敗したエピソードに触れたとしてもマイナスなイメージになることは少ないと考えられます。
資格取得に失敗したエピソードに触れた場合、多くの採用担当者は失敗の原因とそれを受けて改善したことを質問するはずです。それらを明快に話せるように準備をして、社会人として失敗を経験したときにもそこから学べる人材であるとアピールしていきましょう。
就活で高評価につながりやすい業務遂行力の高め方はこちらの記事で解説しています。
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過程を具体的に伝えるのがカギ! 自己PRで資格取得を伝える4ステップ構成
資格取得を自己PRでアピールする場合は、資格を取得するまでの過程をなるべく具体的に伝えましょう。どんな努力をしてきたのか、そこで得られたことは何か、それらを明確に伝えることで企業側もあなたの魅力を理解しやすくなりますよ。
ここからは効果的に伝えることができる4ステップの構成を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
①資格取得を目指した自分ならではのきっかけを伝える
企業は学生が持っている資格そのものだけでなく「なぜその資格を取得しようとしたのか」という動機の部分にも注目しています。
資格取得を目指した理由を知ることで、学生の考え方や人柄などを想像したいと考えているため、まずは資格取得を目指したきっかけを伝えましょう。
- 授業で資格を知り、理解を深めたいと思った
- 幅広い知識を得たいと思った
- スキルアップのために挑戦した
- 夢を実現するために必要だと思った
授業で興味を持ったことがきっかけであれば「探求心がある」、スキルアップのために挑戦したのなら「向上心がある」と評価してもらえる可能性がありますよ。
②目標設定から実現までの過程を中心に伝える
次に資格取得の目標を設定してから、それを実現するまでの過程を伝えます。
ただ「毎日勉強しました」「〇カ月で取得しました」と簡易的な事実と結果を伝えるだけよりも、日々どのように努力したのか、数字なども加えてできるだけ具体的に伝える方が効果的です。
- 1日5時間ずつ勉強すると決めて、毎日朝と晩に勉強しました
- 1日にテキスト10ページは対策すると決め、難しい内容だった場合は夜通しテキストに向き合って勉強しました
- サークル活動と学業でまとまった勉強時間がとれなかったため、通学中の電車の中と就寝前の1時間は勉強時間と決めて実践しました
どのように勉強したのかを具体的に伝えることで、面接官が努力したことをイメージしやすくなります。「継続力がある」「計画性がある」といった資質もより伝わりやすくなりますよ。
③取得までの過程で課題があればどう乗り越えたのか具体的に伝える
資格取得までに課題があったり、壁にぶつかるときもありますよね。取得までの過程で生まれた課題をどのように乗り越えたのか伝えることで、プラスの評価につながりやすくなります。
- 課題①:「途中からアルバイトを始めたため、帰宅後に勉強する体力がなくなった」
- 解決策①:「アルバイトの日は勉強しないと割り切り、その代わり休日は勉強時間を2時間プラスした」
- 課題②:「一度試験に落ちてしまった」
- 解決策②:「苦手な部分を分析し、その部分を重点的に勉強して次の試験に合格した」
課題に直面しても自分なりの工夫をし、努力したことが伝わるようにしましょう。目標を達成したことも大切ですが、諦めずに努力し続ける姿勢も魅力的なアピールポイントですよ。
④資格によって得た力を企業でどう活かすのかを明確にする
仕事で資格を活かせる場合はそれを伝えることはもちろん、資格を取得する際に得た力や強みをどのように活かすのかも伝えましょう。
- 課題に直面しても柔軟に対応できる力が身に付いたため、仕事で問題が発生してもしっかり対応し成果をあげたい
- 限られた期間で目標を達成する計画性が得られたことを活かして、着実に仕事を進めていきたい
- 資格に挑戦したチャレンジ精神を活かして未経験のことにも挑戦し続けていきたい
うまく活かし方が思いつかないときは、企業のHPや採用サイトを見て、実際に働いた場合のイメージを膨らませることから始めてみましょう。OB・OG訪問や説明会に参加して、現場の声を参考にするのもおすすめですよ。
キャリアアドバイザー
企業の業務内容や求める社員像に関連する内容をアピールするようにすると、さらに高評価につながりやすくなりますよ。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
アピール内容別! 資格取得をベースにした自己PR例文6選
- 向上心・チャレンジ精神
- 計画性
- 分析力・対応力
- 継続力
- 業務遂行力
- 資格取得に向けて努力している点
向上心や計画性、継続力など、自己PRで資格取得をアピールできる内容はさまざまです。とはいえ、具体的にどのようにアピールするのが効果的なのか迷ってしまいますよね。
ここからは、アピールしたい内容別の例文6選を紹介します。すでに資格を取得している場合はもちろん、現在資格取得のために勉強中の場合の例文も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
例文①向上心・チャレンジ精神
私の強みはチャレンジ精神があることです。
大学の授業で法律に興味を持ったことをきっかけに、ビジネス実務法務検定試験を受験してみたいと考え、挑戦してみることにしました。当時は法律に関する知識がほとんどなかったため、1年間毎日2時間ずつ勉強して3級を取得しました。
その後よりレベルの高い知識を習得したいと思い、さらに1年かけて毎日2時間勉強し、2級に合格できました。3級の勉強をしたときよりも問題演習に取り組む回数を増やし、苦手分野を把握したうえで苦手な部分を中心に勉強したことが良かったのだと思います。
貴社へ入社したら、資格取得で得た知識とチャレンジ精神を活かし、どんなことでも前向きに取り組んでいきます。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
これまであまり触れることのなかった分野の資格取得に挑戦してみたことも、向上心やチャレンジ精神があることをアピールできていますね。
例文②計画性
私は何事も計画性を持って行動できることが強みです。
大学では経済学を専攻しており、将来は金融業界で仕事をしたいと考えていました。金融業界に就職するために在学中に何かできることはないか考え、浮かんだのが金融関連の資格取得です。そこで、就職した際に即戦力になれるよう証券外務員の資格取得を目指しました。
アルバイトもしており時間が限られていたため、1日に勉強できる時間を考慮しつつ、どのくらいの時期に受験できるかを考えてスケジュールを立て、資格取得を実現しました。
貴社でもこの計画性を活かして、着実に業務を進めていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
将来のことや時間の使い方を考えて、実現までの計画を立てられる点をアピールできている例文ですね。
例文③分析力・対応力
私は物事を分析し、柔軟に対応できることが強みです。
マイクロソフト社のソフトを使う企業が多いことや、パソコンスキルを高めたいという思いから、2年前にMOSの資格を取得することを決めました。初めは順調だったものの、途中から思ったように勉強が進まなくなりました。
勉強が進まなくなった理由を考えて気が付いたのが、グラフの作成や変更が苦手で時間がかかっているという点です。そこでわからない部分を直接教えてもらえるパソコン教室に入会し、苦手分野を克服して合格できました。
入社後は課題や変化に直面しても、強みである分析力と対応力を活かして乗り越えていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
一見マイナスイメージになりそうなエピソードでも、それを乗り越えて目標を達成したのであれば、自己PRでアピールできます。
MOS資格の試験内容や対策はこちらの記事で解説しています。
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MOS資格でPCスキルをアピールしよう!就活での活かし方を解説
MOS資格は就職で社会人の基礎能力であるPCスキルを証明できるので就職を有利に進められますよ。 この記事ではMOS資格の試験概要、対策法、アピール法などをキャリアアドバイザーが解説します。 MOS以外で就職に有利な資格も説明するので参考にしてくださいね。
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例文④継続力
私の強みは継続力があることです。
私の夢は不動産業界に勤め、都市の発展に貢献することです。高校生のときに夢を実現するためできることに少しずつ挑戦していこうと思ったことをきっかけに、宅地建物取引士の資格取得を目指しました。
資格取得にはある程度の勉強時間が必要なので、1年間の長期的な計画を立てて取り組みました。実家から通学しているため通学時間が長く、まとまった勉強時間が確保できないことから、何度か挫折しそうになったことがあります。
しかし、そのたびに夢を実現するため自分で決めたことだと思い出し、通学中の電車の中で勉強するなど、隙間時間を見つけて勉強し、無事に試験に合格しました。
貴社に入社できたら、継続力を活かして一つひとつの仕事にコツコツ取り組んでいきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
難易度の高い資格や長期間かけて取得した資格の場合、途中で諦めずに最後まで継続する力がある点をアピールできますよ。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
例文⑤業務遂行力
私は、一度定めた目標は必ず達成する力を持っていると自負しています。
高校受験や大学受験でも第一志望に入学する目標を達成しましたが、特にこの力が発揮されたのは資格を取得するまでの過程です。大学の授業で簿記に興味を持ち、簿記2級を取得したいと思いました。
ただ、半年かけて毎日2時間勉強したものの、一度不合格となり悔しい思いをしています。それでも一度掲げた目標を途中で投げ出したくなかったため、簿記の基本的な部分をしっかり理解できるよう、3級の問題集が完璧に解けるようになるまで繰り返しました。それから再び2級の問題集で毎日2時間勉強し、次の試験で合格しました。
社会人になっても目標は必ず達成する業務遂行力を活かして、最後まで諦めずに業務を遂行したいと考えています。
キャリアアドバイザー
挫折してしまいそうな状況でも、目標を達成するために努力できる姿をアピールできていますね。資格取得に向けてどんな姿勢で努力を続けてきたのかがわかり、入社後の働きにも期待できる内容です。
例文⑥資格取得に向けて努力している点
私の強みは、目標を達成するために努力を惜しまないことです。
就職活動を始めるにあたり、仕事をはじめ幅広い場面で役立つと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しようと思いました。2カ月後に実施される試験に向けて、現在も勉強中です。試験まであと少しなので、毎日2~3時間過去問を重点的に勉強しています。
入社後は都度目標を設定し、貴社に貢献できるよう努力し続けたいと考えています。
キャリアアドバイザー
試験日までどのくらい勉強するのか、入社後はどのように努力するのかを伝えて資格取得に向けて励む姿をアピールしましょう。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
資格取得のエピソードをもとにどんな強みをアピールするか迷ったときは、企業が求める人物像から逆算して考えましょう。企業の求める人物像とは違う強みをアピールした場合、採用担当者は採用するメリットを見いだしづらくなってしまうからです。
企業が求める人物像を把握するためには、企業研究が欠かせません。採用サイトをみたり、会社説明会に参加したりして情報を集めましょう。また採用サイトにある社員インタビューを読み、その社員の強みやスキルを考えると、企業の求める人物像をより具体的に理解することができますよ。
企業が求める人物像が理解できたら、資格取得のエピソードを整理して、人物像に適した強みをアピールしてくださいね。
自己PRで資格取得を伝える際の4つの注意点とNG例文
就活生
アピールしたい資格がいくつかある場合はどうしたらいいですか?
キャリアアドバイザー
資格の取得自体よりも過程を具体的に伝えるためにも、資格の数は一つか同じ種類に絞ったほうが良いですよ。
就活生
うーん……。資格の種類は何でもいいのですか?
キャリアアドバイザー
あまり企業に関係ないものは避けたほうが良いですよ。あくまでアピールにつなげる目的のもと考えてみましょう。他にも注意したいポイントを紹介しますね。
自己PRで資格取得を伝える際には、いくつかの注意点があります。それぞれの注意点を解説するのと合わせてNG例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
資格取得自体を目的にした内容にしない
企業が自己PRを通して知りたいのは「学生の人柄や強み、価値観」です。そのため、資格取得自体が目的になっているような、企業が知りたいポイントが押さえられてない内容にならないよう注意しましょう。
応募先の企業に入社するなら取得しておいた方が有利になる資格があり、資格を保有している点を伝えたいケースもあるかもしれません。
その場合は、「〇〇の資格を取得しました」という部分だけを強調するのではなく、その資格をどのように活かしたいのかも付け加えます。
キャリアアドバイザー
「資格取得で得た知識を活かして即戦力になりたい」など、資格があることで就職後にどのように活躍できるのかを伝えましょう。
就職をするにあたり、仕事で役立つ資格を取得しようと考え、どのような仕事にも活かせるMOSの資格取得を目指しました。資格取得によりパソコンに関する知識が深まったと思います。
入社後は資格取得で得たパソコンスキルを活かしたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
資格を取得したことや、結果として知識が増えた点にしか触れておらず、どんな人柄であるかが伝わりません。どのように努力したのかをより具体的に伝え、資格だけでなく人柄や資質をアピールするようにしましょう。
企業の業務に関係しない資格をアピールしない
取得した資格が応募先の企業の業務にまったく関係しない場合は、自己PRでアピールするのは避けたほうが無難です。
たとえば、アパレル業界への就職を希望しているのにもかかわらず、医療事務の資格があることを伝えても仕事に活かせるイメージはできませんよね。また、企業の採用担当者が「本当は医療業界に就職したいのではないか」と疑問に感じてしまう可能性もあります。
仮に資格取得を通して計画性や継続力など自分の強みをアピールできるエピソードがあっても、企業とあまりにかけ離れた資格を自己PRで伝えるのは避けたほうが無難です。
NG例文
(IT関連の企業に応募する際、簿記2級の資格取得を自己PRに利用した例)
私は目標を達成するために計画し、遂行する力を持っていることが強みです。
経済の授業を受けた際、簿記の知識を得たいと思い、簿記2級の資格取得を目指しました。直近の試験日までは3カ月しかなかったため、1日3時間勉強する時間を設けたり、勉強する範囲を期間ごとに区切って計画を立てました。
途中思うように勉強が進まない時期がありましたが、自分なりに工夫をして資格取得という目標を達成しています。御社ではエンジニアの採用ということで簿記の資格を活かせる場面は少ないかもしれませんが、入社後は計画性と業務遂行力を活かして仕事を進めたいと思います。
キャリアアドバイザー
具体的な数字を取り入れており計画の立て方や業務遂行力がある点は伝わりますが、IT業界に対する興味や働きたいという熱意は伝わらない内容となっています。資格取得をアピールするのであれば、志望業界や企業の仕事に関連する内容を伝えるようにしましょう。
資格の数や難易度だけをアピールする内容にしない
複数の資格を取得していたり、難易度の高い国家資格を取得しているのは素晴らしいことです。しかし、たくさん資格を取得したことや難易度の高さにこだわった内容では、企業が知りたいと考えていることが伝わりません。
特に複数の資格を取得している場合は、取得した資格に一貫性がないと「保有する資格を増やしたいだけなのではないか」と捉えられてしまう可能性も考えられます。
資格の数や難易度の高さだけを伝えるのではなく、資格を取得したいと思ったきっかけや資格取得までの道のりを中心に伝えましょう。
NG例文
私の強みは向上心があることです。
高校生で最初に英検2級の資格を取得してから、知識の幅を広げたいと思うようになり、ほかの資格取得も目指すようになりました。高校生から現在までに25個の資格を取得していますが、これからも取得し続けようと考えています。
貴社に入社できたら、さまざまな場面で保有している資格を活かしたいと思います。また、現状に満足せず、向上心を持って仕事に取り組みたいです。
キャリアアドバイザー
一定の期間で多くの資格を取得したことは伝わりましたが、この内容だと資格の数を増やすことが目標となっている印象を受けますよね。自己PRでアピールするのなら、保有している資格のなかから、応募先の企業で活かせそうな資格をピックアップして、どのように取得に向けて努力したのかを伝えましょう。
資格について嘘や誤った情報を伝えない
資格取得をアピールする場合は、真実を忠実に伝えなければなりません。たとえば、「TOEICで590点だったものの600点と伝えた」「来週が試験日で絶対に合格する自信があるため、前回合格したことにした」などです。
資格には証明書の提示が求められることもあります。少しでも印象を良くしたい気持ちで嘘をついてしまうと、本当のことがわかったときに企業からの信頼を失ってしまうので注意が必要です。
キャリアアドバイザー
忙しいなか勉強時間を確保してやり遂げたことが伝わる例文ですが、もし簿記2級の合格がまだだった場合、不信感につながってしまいます。就活では自分にとってマイナスになることでも常に正確な情報を伝えましょう。
就活で嘘をつくことにメリットはありません。詳しくはこちらの記事で解説していますよ。
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今からでも目指せる! 自己PRでアピールにつながる資格例
自己PRでアピールにつながる資格には、以下のようなものがあります。
グローバル化が進む現代、幅広い業界で評価につながりやすいのがTOEICです。また、業務を遂行するにあたって役立つMOSやビジネス実務検定もアピールしやすい資格です。簿記やファイナンシャルプランナーなどは、お金に関する知識があることのアピールにつながりやすいですよ。
キャリアアドバイザー
いずれも社会人として成長したいという意欲が伝わる資格なので、合格を目指して勉強中の場合も、どのように努力しているのかをしっかりアピールしましょう。
今からでも目指せる就活に有利な資格はこちらの記事で解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
資格を持っていない学生は多いです。それでも問題はありませんが、資格取得に限らず企業にアピールできるエピソードが1つしかないような状態だと、企業からはあまり良い印象を持たれないと考えられます。
もしも企業にアピールできるエピソードがあまりないと感じているのであれば、その時点から資格取得を目指してみるのもおすすめです。そこで努力や工夫を重ねたことは、自己PRにもつながりますよ。
今から資格取得を目指すのであれば、入社を目指す企業と関連する資格を目指すのがベストです。入社意欲の高さをアピールすることにつながり、たとえ資格が取得できなくても入社意欲をアピールできることには変わりありませんよ。
自己PRで資格取得をアピールすることについてよくある質問に回答!
自己PRで何をアピールしようか迷った際、せっかくなら保有している資格をアピールしたいですよね。とはいえ、資格取得がアピールにつながるのかなど、疑問に感じることがあるかもしれません。
そこで資格取得を自己PRで伝えることについて、学生からよく寄せられる質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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自己PRで資格取得はアピールになりますか?
資格取得自体はアピールになりづらいものの、伝え方を工夫することでアピールにつなげることができますよ。自己PRでアピールする際は「〇〇の資格を保有しています」と資格をアピールするのではなく、資格取得を目指したきっかけや取得するまでの過程、どのように活かしたいのかを伝えることが大切です。
自己PRは自分自身の人柄や強みを伝えるものなので、資格取得のきっかけや取得するまでの過程を取り入れると人柄や強みが伝わりやすくなります。難易度の高い資格など、資格そのものもアピールしたい場合は、その資格を企業でどのように活かしたいのかもあわせて伝えるようにしましょう。
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資格取得に向けて勉強中であることもアピールになりますか?
資格取得に向けて勉強中であることもアピールになります。特に応募先の企業で必要な資格、一度落ちた資格にチャレンジしている場合、保有している資格よりも上の級を目指している場合です。応募先の企業で必要な資格なら、その企業に入社したいという熱意が伝わりやすくなります。再び資格取得にチャレンジしている場合は、諦めない姿が評価されやすいですし、上の級を目指している場合は向上心が評価されますよ。
これから資格取得を目指す場合や資格取得はしたいけれど何を取得すれば良いのかわからないという場合は、仕事に関連する資格や仕事で活かせる資格を選ぶのがおすすめです。就職活動と並行して努力している姿を伝えましょう。
資格取得を自己PRするなら過程と活かし方を伝えて効果的にアピールしよう!
資格取得自体は自己PRでアピールに直結しない場合があるものの、伝え方次第で高評価につながる可能性があります。資格を取得するまでの過程や入社後の活かし方を盛り込むと、資質や人柄を効果的に伝えられますよ。
また、資格取得に向けて勉強中の場合もアピールできます。志望企業に関連する資格があり、勉強を始めようか迷っている場合は積極的にチャレンジしてみましょう。
例文も参考にしつつ、資格取得を目指したきっかけや経緯を強みと結び付けて上手にアピールしてくださいね。
資格を取得しているので、自己PRではそれをアピールしようと思います。