目次
- 「成績優秀者」をアピールするガクチカの作り方
- 題材別! 「成績優秀者」のガクチカ|内定者の例文3選
- 【内定者例文①大学(特待生)】26卒 近畿大学 コンサル業界
- 【内定者例文②大学(GPA)】26卒 北海道大学 人材業界
- 【内定者例文③高校(テストの成績)】26卒 日本大学 教育業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①成績の自慢で終わっている
- ②環境のレベルが低かったと思われる
- ③定量的な数値が用いられていない
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「学業に打ち込み優秀な成績を収めた」という経験は、学生の本分を完遂した素晴らしい実績です。しかし、ガクチカとしてアピールする際、「ただ成績が良かった」と伝えるだけでは、採用担当者の心は動きません。
そこでこの記事では、実際に「成績優秀者」であることをガクチカでアピールし内定を獲得した26卒学生の例文を紹介。「成績優秀者」となった経験を効果的に伝える方法や注意点についてプロの目線から詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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「成績優秀者」をアピールするガクチカの作り方
題材別! 「成績優秀者」のガクチカ|内定者の例文3選
【内定者例文①大学(特待生)】26卒 近畿大学 コンサル業界
私の強みは、複数の目標に対して計画を立て、着実に実行する「自己管理能力」です。
大学生活では、学業と2つのアルバイトの両立に注力しました。当初は多忙を極め、どちらも中途半端になる危機感がありました。
そこで私は、タスクの優先順位付けと隙間時間の徹底活用をおこないました。具体的には、1週間のスケジュールを可視化し、講義の合間や移動時間を課題に取り組む時間としてルーティン化しました。
この徹底した時間管理の結果、期日前の課題提出を習慣化でき、昨年度は成績優秀者として特待生に選出されました。
また、アルバイト先でも安定したパフォーマンスが評価され、新人教育などの責任ある業務を任されるようになりました。
社会人としても、この自己管理能力を活かして複数の業務を並行してこなし、着実に成果を上げてチームに貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!困難のなかで成果を収めた工夫を語ろう
「1週間のスケジュールの可視化」「隙間時間のルーティン化」という具体的なアクションによって、「アルバイトと両立しながら特待生を獲得」という難しい目標を見事に達成した過程が明確で素晴らしいです。
単に「学業に集中した結果特待生が取れました」というのも素晴らしい経験ですが、アピールとしては不十分。困難な環境のなかで工夫を凝らして成果を収めた経験こそ、採用担当者の心を動かします。
ただ、一つ意識してほしいのが困難の乗り越え方が「忙しかったけど頑張りました」といった抽象的な精神論になっていては逆効果ということ。入社後の再現性に乏しいという印象を持たれてしまいます。
困難の乗り越え方を語る際は、必ず企業に入社後も再現できるプロセスとして筋道を立てて論理的に言語化することを意識してくださいね。
好成績を収めるために徹底的な「自己管理」をおこなった人は、以下の記事で「自己管理力」のアピール方法を学びましょう。
「自己管理能力」の自己PR例文! 26卒内定者の実例とNG添削
【内定者例文②大学(GPA)】26卒 北海道大学 人材業界
私の強みは、高い目標達成に向けて自らロードマップを描き、完遂する「戦略的な主体性」です。
私は大学での学びを早期に実務レベルへ昇華させるため、「通常4年次におこなう卒業論文を3年次中に完成させる」という計画を立案・実行しました。
前例の少ない挑戦でしたが、教授やゼミ生に自ら働きかけて協力を仰ぎ、膨大なデータ収集と統計分析が必要な「株主優待新設が株価と投資家行動に及ぼす影響」という難易度の高いテーマに取り組みました。
学業と研究を両立させるために徹底したタスク管理をおこない、限られた時間を最大限に活用した結果、論文の早期完成の目処を立てると同時に、GPA3.89/4.3という高成績を収めることができました。
自ら高いハードルを課し、周囲を巻き込みながら成果を出し切るこの姿勢は、貴社の業務においても再現できると確信しています。
キャリアアドバイザーが読み解く!「協調性」を感じさせるエピソードを盛り込もう!
単に「授業の成績が良かった」だけでなく、自ら3年次での卒論完成という高い目標を設定し、周囲を巻き込んで達成したという主体性が大きな加点要素です。
「成績優秀者」をアピールするガクチカは、「一人で黙々と勉強しました」といった内容になりがち。しかし、この例文では「教授やゼミ生に自ら働きかけて協力を仰ぐ」という、他者と協働して成果を出したエピソードを盛り込めているため、高い協調性を感じさせます。
多くの場合、企業に入社後はチームで協力して働くことになります。そのため、「成績優秀者」をアピールする際は内向きな工夫だけでなく、「周囲と協力して目標を達成した」という伝え方ができると評価につながりやすいですよ。
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協調性を自己PR・ガクチカにしたい人
「協調性」をアピールする自己PR例文! 26卒内定者の実例も紹介
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主体性の自己PRを作成したい人
「主体性」の例文|26卒内定者の実際の自己PRを公開
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周囲を巻き込む力の自己PRを作成したい人
例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方
【内定者例文③高校(テストの成績)】26卒 日本大学 教育業界
強みは、自分が納得するまで熱心に取り組むことができるコミット力です。
高校時代の定期テストでは、苦手な科目で50人中45位を取るという悔しい経験をしました。これをバネに、問題を解く際に湧いていた疑問に徹底的に向き合うことにしました。
具体的には、課題ノートの両端に、課題の疑問点や不明点をすべて書き出し、その内容を教師に納得できるまで質問し続け、得られた回答をメモに取るという行動を継続しました。
結果、最終的には平均点を大幅に上回る高得点を獲得し、学年50人中2位の成績を達成できました。また、教師から学年でお手本となるノートとして選出されました。
この強みは、提供するサービスに対し、現状のままで良いのか常に疑問を持ち、顧客ニーズの徹底的な追求と課題解決に貢献できると考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!挫折を乗り越えた経験が採用担当者に刺さる
「成績優秀者」のエピソードを話す際、一度挫折した状況から這い上がったプロセスを伝えると、採用担当者に刺さりやすいです。「企業に入社後も簡単にはくじけずに困難に立ち向かってくれそう」というポジティブな印象につながります。
また「わからないことを放置せず、徹底的に質問する」という素直かつ意欲溢れる姿勢が盛り込めている点も評価ポイント。新入社員はほとんどの場合未経験で入社をするため、貪欲に学びに行く姿勢が重要。ガクチカで高い学習意欲をアピールできると、採用につながりやすいですよ。
さらに、施策前後の成績の向上を定量的な数値で表せている点も素晴らしいです。ここが曖昧だと採用担当者には「本当に成績上がったの?」と懸念を抱かれてしまうので、成績優秀者であることをアピールするのであれば、必ず定量的な数値を記載するようにしましょう。
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「部活動で苦労したこと」の例文|26卒内定者の実例とNG添削付き!
NG例文|アドバイザー添削付き
①成績の自慢で終わっている
私の強みは、学習能力が高く、常にトップの成績を維持できることです。
大学入学当初から、すべての授業において最高評価である「S」を取得することを目標に掲げました。学力には自信があったため、事前に提示された課題をこなしただけで、3年間連続で学部内の成績上位1%に入り、無事すべての授業で「S」を取得することができました。
この高い学習能力を活かし、貴社に入社後も業務をいち早く覚え、即戦力としてトップの成績を出して貢献したいと考えています。
好成績を収めるための工夫に言及しよう
確かに成績は素晴らしいですが、「課題をこなしただけで好成績を取れた」という記述からは、あなたの工夫や思考が見えてきません。
単なる「学力の自慢話」ではなく、「好成績を収めるためにどんな工夫をしたのか」、そして「その経験が入社後どう活かせるのか」に言及しましょう。
私の強みは、目標から逆算して計画を立て、地道な努力を継続できる点です。
大学では学部トップ1%の成績を目標とし、その達成に向けて自身の学習計画を徹底的に管理しました。
膨大な範囲を網羅するため、闇雲に勉強するのではなく、各シラバスから「求められる到達度」を分析。そこから逆算して月・週・日単位のタスクに落とし込み、進捗に遅れが出た際は週末でカバーする運用ルールを設けました。
結果、3年連続で成績上位1%を達成し、すべての授業で最高評価の「S」を取得しました。 貴社においても、目標に対して現状とのギャップを分析し、着実に計画を実行に移すことで成果に貢献します。
②環境のレベルが低かったと思われる
学生時代に最も力を入れたのは、語学の授業でクラス1位の成績を取ることです。
私の履修したクラスは必修ではなく、単位取得が容易だという理由で集まった学生が大半でした。そのため、授業中に寝ている人やスマートフォンをいじっている人が多く、全体の士気は非常に低い状態でした。
私は周囲に流されることなく、毎回真面目に出席し、ノートもしっかり取るよう心掛けました。また、提出物も期限より早く出すようにしました。
その結果、期末テストではクラスで唯一の満点を取り、圧倒的な差をつけて1位になることができました。この真面目さを活かし、貴社の業務に貢献します。
他者を下げることで自分を良く見せるのは逆効果
この内容では「周囲のレベルが低かったから1位になれたのでは?」と、成果のハードルそのものを疑われてしまいます。
また、「周りが不真面目だった」と他者を下げる表現も、ネガティブな印象につながる恐れがあるため危険です。もっと自分自身が直面した課題や工夫に焦点を当てて書き直しましょう。
学生時代に力を入れたのは、未経験から始めた語学学習においてクラス最高評価を獲得することです。
新しい言語の習得において、当初は文法の複雑さに苦戦し、テストの点数も伸び悩みました。そこで私は「インプットとアウトプットのサイクル」を改善すべきだと考え、留学生のコミュニティに積極的に参加して実践的な会話の機会を週に3回設けました。
また、間違えた文法事項は自分専用のノートにまとめ、授業前に必ず見直すことを徹底しました。この地道な反復学習の結果、最終的にはクラスで最高評価を獲得し、日常会話レベルのスキルを身につけました。
貴社においても、未知の分野や困難な課題に対して自ら解決策を投じ、着実な成果を出すことで貢献したいと考えています。
③定量的な数値が用いられていない
私は大学時代、学業に真剣に取り組み、とても優秀な成績を収めました。
専門科目の授業は内容が難しく、最初は理解するのに非常に時間がかかりました。しかし、私は諦めずに一生懸命勉強しました。わからないところがあれば、何度も教科書を読み直し、友人ともたくさん議論を交わして理解を深めていきました。
毎日コツコツと努力を積み重ねた結果、最終的にはテストでとても良い点数を取ることができ、教授からもすごく褒められました。
この諦めずに努力する姿勢は、貴社で働くうえでも必ず役に立つと信じています。
主観的な表現ばかりで説得力がない
「とても優秀」「一生懸命」「たくさん」「とても良い点数」など主観的な表現ばかりで、どの程度の成果を出したのかがまったくわかりません。
成績や行動量をアピールしたいのであれば、必ず「定量的な数値」を盛り込みましょう。そうすることで、あなたの自己PRの説得力が格段にアップします。
私は大学時代、専攻分野の学習に注力し、上位5%の成績優秀者に選出されました。
専門科目は難易度が高く、初回のテストでは平均点を下回る悔しい結果でした。そこで私は学習方法を見直し、2つの施策を実行しました。
まず第一に週に1回、友人3人と自主的な勉強会を主催し、互いに知識を教え合うことで理解を深めました。次に、教授のオフィスアワーを週2回利用し、疑問点は必ずその日のうちに解消するように努めました。
この取り組みを半年間継続した結果、期末テストでは100名中3位の得点を獲得し、成績優秀者として表彰されました。
貴社でも、課題に対して適切なアプローチを考え、周囲を巻き込みながら泥臭く努力し続けます。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「優秀な成績」を獲得するまでのプロセスにフォーカス
キャリアアドバイザー
堀内 康太郎
プロフィールをみるガクチカで「成績優秀者」をアピールする際、最も意識すべきなのは「ビジネスにおける再現性」を証明することです。
企業はただ単に「テストの点数が高い学生」を求めているわけではありません。企業が評価するのは「自ら目標を設定し、課題を分析して、計画的に実行できる人材」です。したがって、ただ成績の良さをアピールするのではなく、「どのような工夫でその成績を獲得したのか」というプロセスに焦点を当てることを意識してください。
「目標設定→課題分析→施策の実行」というプロセスはすべての業務に活かせる汎用スキルです。この部分を解像度高く伝えることができれば、採用担当者は「入社後も同様のプロセスで貢献してくれそう」という印象を抱きます。
逆に、単に「優秀な成績を収めていました」というようなアピールだと、「分野が変わったら活躍できないのでは」という懸念につながるリスクも。優秀な成績を獲得したプロセスを再現性の高い自らのスキルとして言語化することで、初めて高評価を得ることができますよ。