目次
- 観光学部におすすめの就職先を知ろう!
- 【観光学部の学生の内定先】先輩が選んだ就職先を公開!
- 観光学部の学生におすすめの就職先12選
- ①ツアープランナー
- ②法人営業
- ③フロント
- ④コンシェルジュ
- ⑤ホテル開発
- ⑥客室乗務員
- ⑦交通インフラの総合職
- ⑧観光行政職(公務員)
- ⑨プロモーション企画
- ⑩地域コーディネーター
- ⑪パーク運営(総合職)
- ⑫マーケティング・広報
- 観光業界以外の就職先を目指す場合のポイント
- ①観光を選ばない理由をポジティブ変換する
- ②これまでの学びをどう活かせるか言語化する
- ③ほかの業界を選ぶ理由を明確にする
- 【Q&A】観光学部の就職先に関してよくある質問に回答!
- Q.観光業界以外への就職は不利になる?
- Q.観光業界では英語などの語学力はどのくらい求められる?
- 観光学部におすすめの就職先を知って自分に合う環境を見つけよう!
観光学部におすすめの就職先を知ろう!
(リンクを押して飛ぶ)
「観光について学んできたけれど、どのような就職先があるのだろう……」
いざ就職活動を始めると、自分の学びをどう仕事に活かせば良いのか悩んでしまいますよね。
観光学部で培ったおもてなしの心や地域の魅力を発信する力は、実は旅行業界だけでなく幅広いビジネスで高く評価される強みです。
この記事では、観光学部生ならではの強みを活かせるおすすめの就職先や、観光業界以外の就職先を目指す場合のポイントを解説します。
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【観光学部の学生の内定先】
先輩が選んだ就職先を公開!
観光について専門的に学んできた先輩たちが実際にどのような道を選んだのかは、これからの進路を考えるうえで一番参考になるリアルな情報ですよね。
まずは、観光学部の先輩たちが実際に内定を獲得した業界や具体的な就職先を見ていきましょう。
| 【就職先に関する調査】 ・調査方法:ポート会員へのダイレクトメール ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するポート株式会社 ・調査対象者:観光学部出身の26卒の会員の15人 |


ホテルやブライダルを含むサービス系を中心に、建設・施工やIT、メーカーなど、多様な業界へ進出している様子がわかります。
職種別に見ると、学業で培ったホスピタリティや提案力を直接活かせる販売・接客系や営業系が大きな割合を占めています。一方で、空間づくりや技術的なアプローチに携わるその他技術系職種への就職実績も存在します。
このように、観光学部で身につく対人対応力や課題解決スキルは、旅行・ホテル業界だけに留まらず、幅広い業界・職種で高く評価される汎用性を持っています。
まずは興味のある業界・職種との相性を確認しましょう
就活をしていると、興味のある業界や職種が自分に合っているのかと不安になりますよね。
そこで活用したいのが「業界&職種マッチ度診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたが志望する業界や職種との相性がわかります。
ミスマッチを避けるためにも、必ず診断しましょう。
観光学部の学生におすすめの就職先12選
| 業界・分野 | おもな職種 | 企業例 |
|---|---|---|
| 旅行(代理店) | ① ツアープランナー ② 法人営業 | ・JTB ・エイチ・アイ・エス(HIS) ・近畿日本ツーリスト ・リクルート(じゃらん) |
| 宿泊(ホテル・旅館) | ③ フロント ④ コンシェルジュ ⑤ ホテル開発 |
・星野リゾート ・帝国ホテル ・森トラスト・ホテルズ&リゾーツ ・アパホテル |
| 交通インフラ(航空・鉄道) | ⑥ 客室乗務員 ⑦ 交通インフラの総合職 |
・日本航空(JAL) ・全日本空輸(ANA) ・JR各社(東日本旅客鉄道・東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道など) ・東急電鉄 |
| 公的機関・DMO(観光地域づくり法人) | ⑧ 観光行政職(公務員) ⑨ プロモーション企画 ⑩ 地域コーディネーター |
・森ビル ・三菱地所 ・独立行政法人都市再生機構(UR都市機構) ・地域のまちづくり会社 |
| テーマパーク・レジャー | ⑪ パーク運営(総合職) ⑫ マーケティング・広報 |
・オリエンタルランド ・ユー・エス・ジェイ(USJ) ・富士急行 ・サンリオエンターテイメント |
観光学部では、旅行やホテルの知識だけでなく、地域の魅力を見つける力や相手のニーズを察するホスピタリティなど、多くの場面で役立つスキルを学んでいます。
そのため、一言に観光・旅行業界と言っても、企画や手配、接客、地域創生まで、あなたの強みを発揮できる職種はたくさんあります。
まずは、どのような分野で自分の学びが活かせるのかをチェックしてみましょう。
①ツアープランナー
旅行会社の顔として、個人旅行のプランや団体向けのツアーパッケージを企画・手配する仕事です。
顧客が「どのような旅をしたいか」を丁寧にヒアリングし、交通手段や宿泊先、現地でのアクティビティを組み合わせて特別な体験を作り上げます。
観光学部で学んだ地理や文化、世界遺産の知識などをそのままプランニングに反映できるのが大きな強みです。
また、観光地としての魅力を客観的に分析する視点や旅行者の目線に立った快適なスケジュールを設計するスキルなど、在学中に培った知識がダイレクトに活かせます。
- 旅行や外出のプランを企画するのが好きな人
- 話題のスポットを調べるのが得意な人
- 自分の工夫で誰かを喜ばせる仕事がしたい人
- まだ知られていない地域の魅力を世の中に広めたい人
旅行会社での具体的な働き方や就職活動のコツについてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
旅行会社就職人気ランキング|仕事内容4種と志望動機例文をご紹介
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
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応募してから後悔しないためにも、必ず診断しましょう。
②法人営業
学校や企業などの団体を対象に、修学旅行や社員旅行、視察、研修などのイベントを提案・サポートする仕事です。
単に既存の旅行プランの提案だけでなく、相手の組織が抱える課題や目的に合わせて、オーダーメイドの企画を提案します。
観光学部で身に付けたホスピタリティをベースにしながら、顧客の立場に立って親身に考える力を大いに発揮できます。
さらに、地域や交通機関との交渉といった「ビジネスの仕組み」を学んできた経験は、社外関係者とのスムーズな調整業務にも大いに役立ちます。
- 幹事や主催者の悩みに寄り添いイベントや旅行を企画したい人
- 「団体を動かす大型案件」に携わりたい人
- 多くの関係者と連携し一つの企画を作り上げたい人
- クライアントごとの課題に応じたオーダーメイド提案がしたい人
法人向けの提案営業や志望動機の書き方については、こちらの解説も読んでみてください。
BtoB営業について知る:
BtoB営業とは? 業界や仕事内容、向いてる人|志望動機例文付き
営業の志望動機の書き方を学ぶ:
競争が激しい営業職は志望動機の差別化が重要|アピールのコツも解説
③フロント
ホテルのエントランスで顧客をお迎えし、チェックイン・チェックアウトの手続きや、周辺観光地の案内などをおこなう仕事です。
ホテルに滞在するすべての人に「来て良かった」と感じてもらえるよう、最初の印象を形作る重要な役割を持っています。
授業で学んだホスピタリティ論や、マナー、異文化コミュニケーションの知識を最もダイレクトに活かせるポジションです。
海外からの顧客への対応でも、大学で身に付けた国際的な感覚や相手を尊重するおもてなしの視点が大きな強みになります。
- 困っている人を放っておけない人
- 互いに気持ちの良いやり取りを心掛けている人
- 直接「ありがとう」と言ってもらえる仕事がしたい人
- 質の高い接客スキルを身に付けたい人
ホテル業界のフロント職に特化した志望動機の組み立て方は、こちらの記事が参考になりますよ。
ホテルフロントの志望動機の作り方|例文10選とホテルの魅力の探し方も紹介
あなたが受けないほうがいい業界・職種を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う業界・職種を知ることが鍵です。しかし、それがどんな業界・職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
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早めに自分に合う業界・職種を知って、就活を成功させましょう。
④コンシェルジュ
ホテルの滞在客から寄せられる、多種多様なリクエストに臨機応変に対応するプロフェッショナルです。
レストランの予約や、サプライズの相談、観光地の選定など、マニュアルにない要望に対して一人ひとりに合わせた最高の提案をおこないます。
観光学部で広げた観光地やアクティビティ、文化に関する深い知識がそのまま活用できます。
また、顧客の隠れたニーズを察知する「聞く力」や、地域の魅力をわかりやすく伝える発信力など、学部での学びが信頼関係を築く土台になります。
- 人の悩みを聞いて解決策を考えるのが得意な人
- 特定の分野について深く調べるのが得意な人
- 誰かのために工夫を凝らす仕事がしたい人
- 臨機応変に対応するのが得意な人
⑤ホテル開発
新しいホテルの土地選定からコンセプト企画、オープンまでのスケジュール管理を一貫して担う仕事です。
単にホテルを建てるだけでなく、「地域にどう貢献し街の魅力を高められるか」という広い視点が求められます。
観光学部で培った観光開発や地域経営の知見を活かし、街全体の発展を見すえたプロジェクト推進に力を発揮できます。
- 流行のスポットに足を運ぶのが好きな人
- 地図を見るのが好きな人
- 「形」として残る仕事がしたい人
- 人を巻き込みながら物事を進めるのが得意な人
ホテル業界への就職に役立つアピール方法や志望動機は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
例文12選|ホテル業界の志望動機の書き方を4ステップで解説
⑥客室乗務員
航空機に搭乗し、乗客が安全かつ快適に目的地まで移動できるようサポートする仕事です。
シートベルトの確認や非常時の誘導といった安全管理に加え、機内食の提供や快適な空間づくりをおこなうサービス業務も担います。
多国籍の人が利用する機内では、観光学部で培った国際理解の視点や、多様な文化への配慮が不可欠です。
また、限られた時間のなかで一人ひとりの要望を素早くキャッチし、適切に対応するホスピタリティ能力が非常に重宝されます。
- 協力して物事に取り組むのが好きな人
- 周りの状況を見てやるべきことを察知できる人
- 多様な文化やバックグラウンドを持つ人とかかわりたい人
- マナーを大切にできる人
航空業界の全般知識や空港で活躍するさまざまな仕事について知りたい人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。
航空業界について学ぶ:
航空業界の就活を成功させる4つの秘訣|業界研究と職種一覧
空港で働く仕事を知る:
空港で働く仕事26選|仕事内容や資格・スキルを徹底解説
あなたが受けないほうがいい職種は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職種を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
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自分に適性のある職種を早めに知って、就活を成功させましょう。
⑦交通インフラの総合職
鉄道、航空、バスなどの移動インフラを運営する企業で、駅の企画運営や列車のダイヤ作成、路線周辺の活性化事業などを担当する仕事です。
人々の日常の暮らしや、観光客の円滑な移動を支えるためのシステムやサービスを企画します。
観光学部で学んだ「交通と観光のつながり」に関する知識を直接活かせるのが強みです。
移動手段としての利便性だけでなく、移動中を特別な体験にするための企画などを考案するうえで大学での学びが活きます。
- ルールに沿って物事を進められる人
- 旅行のスケジュールを細かく管理するのが得意な人
- 社会貢献度の高い仕事がしたい人
交通・鉄道などのインフラ業界で選考を有利に進めるための志望動機のコツはこちらの記事で解説しています。
インフラ業界の志望動機|分野別の例文と作成のコツ
⑧観光行政職(公務員)
都道府県や市区町村の観光課などで、地域の観光ポスター作成やイベント企画、国内外からのプロモーションをおこなう仕事です。
地域の魅力を引き出し、多くの人に訪れてもらうための施策を考えます。
まさに観光学部で学ぶ「地域活性化」や「観光地計画論」がそのまま実務に直結します。
いかに観光資源(自然や文化)を守りながら持続可能な観光を推進するかという、大学で深く学んだ専門知識や論理的なアプローチが重宝される分野です。
- 特定の地域に強い愛着を持っている人
- 行事の運営に参加するのが好きな人
- 地域や社会全体の役に立つ仕事がしたい人
- さまざまな立場の人とかかわり信頼関係を築ける人
公務員として観光業界にかかわりたい場合は、公務員ならではの就活に取り組んでいく必要があります。こちらの記事も参考にして対策を進めましょう。
公務員の自己PRのコツを学ぶ:
例文8選! 公務員試験の自己PRは合否判定の大きなウエイトを占める
公務員で活かせる資格をチェックする:
公務員に必要な資格と役立つ資格一覧! スキルをアピールしよう
⑨プロモーション企画
観光地やホテル、旅行商品の魅力をWebやSNS、イベントなどを通じて発信し、「行ってみたい」と思わせるきっかけを作る仕事です。
マーケティングの知識を観光学部で学んでいるからこそ、単に流行を追うだけでなく、「なぜこの場所が選ばれるのか」というヒットの背景や消費者心理まで理解でき、ユーザーに刺さる企画を生み出せます。
- 写真や動画で発信するのが好きな人
- トレンドに敏感な人
- 自分のアイデアで人をワクワクさせたい人
- 変化を楽しみながら情報発信やPRに挑戦したい人
企画職の基本的な業務内容や就職するためのルートはこちらで確認してください。
企画職とは? 5つの仕事内容から就職をかなえる志望動機例文を紹介
⑩地域コーディネーター
地域住民、企業、行政、そして観光客など、さまざまな関係者の間に立って意見をまとめ、地域活性化プロジェクトを推進する仕事です。
たとえば「過疎化する地域に観光客を呼び込むための新しい特産品づくり」や、古民家を活用した新しい宿泊施設の立ち上げなどを手掛けます。
「持続可能な観光地づくり」や「観光コミュニティ論」など、地域の人々と一緒に新しい体験を創り出してきた経験をそのまま活かせるのが特徴です。
利害関係が異なる人たちの意見をしっかり聞き、全員が納得する結論を導くための調整能力が大きな武器になります。
- 幅広い世代やタイプの人と円滑に話せる人
- 双方の考えを聞いて意見を調整できる人
- 地域やコミュニティに深くかかわり発展を支える仕事がしたい人
- 現場に自ら足を運び課題を見つけ出せる人
「地元や地域を盛り上げる仕事をしたい」と考えている人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
地元で働くなら地元独自のパイプを使った情報収集がカギ|利点も紹介
⑪パーク運営(総合職)
テーマパークやレジャー施設において、顧客が安全に楽しめるようにアトラクションの運営管理やスタッフの指導のほか、季節イベントの企画やグッズの販売計画などをおこなう仕事です。
テーマパークの基礎知識をはじめ、非日常の空間を演出するサービスマネジメントの手法をそのまま活用できます。
また、スタッフの育成やチームビルディングといった組織全体の意欲を高めるアプローチは、現場を指揮する日々の実務において大いに役立つはずです。
- 「こうしたらもっとおもしろいかも」とイベント等のアイデアを出すのが好きな人
- お互いにアドバイスし合って前向きなチームを作るのが得意な人
- 自分の工夫やサービスでたくさんの人を笑顔にできる仕事がしたい人
- 多くの人と協力して一つの空間を作り上げる達成感を味わいたい人
⑫マーケティング・広報
消費者の行動データを分析して狙うべきターゲットを特定し、魅力的な情報発信を通じて観光地やホテルのブランド価値を高める仕事です。
経営学や統計学、観光プロモーション論といった大学での理論的な学びをストレートに発揮できます。
単に情報を届けるだけでなく、データから時期ごとの動向を予測し、根拠に基づいた的確なアプローチを展開できる点が大きな強みとなるでしょう。
- データの分析やランキングを読み解くのが得意な人
- ヒット商品が流行する理由を深掘りできる人
- 企画の成果が数字で見える仕事がしたい人
- 世の中のニーズを察知しアイデアを形にできる人
マーケティング職を目指すうえでの現実や、熱意が伝わるアピール方法はこちらをチェックしてください。
新卒でマーケティング職に就くのは難しいと言われる理由を知る:
マーケティング職は新卒では難しい? 3つの差別化で選考突破しよう
マーケティングの志望動機のコツを学ぶ:
マーケティング職の志望動機の作り方|10例文付きでポイント解説
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!観光学部の学生が適職を見つける極意!
「なぜ観光に惹かれるのか」を掘り下げよう
本当に自分に合う企業を探そうと思ったら、まずは「なぜ自分は観光に魅力を感じるのか」という本質的な理由を掘り下げてみてください。そうすると、
・過疎化が進む地域に人を呼び込みたい→公務員や地域開発
・海外の顧客とかかわりたい→語学を活かせる職種や外国人向けの接客販売
といった原点があるはずです。ここが言語化できれば自ずと目指すべき方向性が見え、観光以外の選択肢も自然と広がっていきます。
表面的な業界名にとらわれず、自分が「何にやりがいを感じるのか」を明確にすることが、自分に合う企業を見つける一番の近道ですよ。
観光業界以外の就職先を目指す場合のポイント
「観光学部だから、就職先もやっぱり観光業界に絞ったほうが良いのかな……」と悩む必要はありません。
大学で学んだことや培った強みは、ほかの業界でも非常に高く評価されます。
ここからは、観光業界以外の就職先を目指す際に意識したいポイントを3つ紹介します。
①観光を選ばない理由をポジティブ変換する
面接などで「なぜ観光学部なのに観光業界ではないの?」と聞かれたときに、マイナスな理由をそのまま伝えてしまうのは避けましょう。
面接官に納得してもらうためには、以下のように「観光の学びを通して、より広い視野で仕事がしたくなった」などの前向きな姿勢を伝えるのがポイントです。
・観光業界は景気の波に左右されやすく不安定だと感じたため、安定しているIT業界を志望しています
・旅行会社やホテルは土日休みが取りづらく、残業も多そうなので、ワークライフバランスが整ったメーカーを志望しています
・観光地の活性化について学ぶなかで、一時的な集客だけでなく、地域の持続可能な発展を支えるためには「日常を支えるITインフラ」が必要だと気づき、IT業界を志望しました
・ホテルでの実習を通じて「顧客に寄り添うおもてなし」にやりがいを感じましたが、一度きりの宿泊ではなく、企業の成長を長期的に支えるパートナーになりたいと考え、法人営業を志望しています
このように、自分の「やりたいこと」のスケールが大きく広がった結果として他業界を選んだ、というストーリーに仕上げることで、説得力のあるポジティブな方向転換として面接官にも好印象を残せます。
②これまでの学びをどう活かせるか言語化する
観光学部では、講義やゼミ、実習などを通じてビジネスで役に立つさまざまなスキルが身に付いているはず。
自分が持っているポテンシャルが、志望する業界や職種でどのように役立つのかをきちんと言葉にして説明できるように整理しておきましょう。
| 強み | 身に付けた背景 | 活かせるビジネスシーン・職種 |
|---|---|---|
| 課題発見・リサーチ力 | 統計データを見るだけでなく、自ら現地に足を運び、隠れた課題を見つけ出してきた | ・マーケティング ・新規事業開発 ・コンサルティング |
| ホスピタリティ(傾聴力) | 多様な価値観やニーズを持つ旅行者と向き合い、言葉にされていない「本当に求めていること」を先回りして察知する訓練をした | ・BtoB(法人向け)営業 ・カスタマーサクセス ・接客・販売 |
| 企画・プロデュース力 | 一見「何もない」と思われる地域から、独自の歴史や文化といった魅力を見つけ出し、人を惹きつけるストーリーや計画を作った | ・PR・広報職 ・Web広告・マーケティング ・イベント企画 |
| 異文化理解・受容力 | 海外観光客との交流を通じ、価値観の違いを乗り越えて信頼関係を築いた | ・メーカー(グローバル部門) ・プロジェクトマネージャー ・人事・組織開発 |
このように、「観光学部ならではのユニークな経験」と「一般企業で求められる実務能力」をしっかりと結びつけて伝えることが、ほかの学生との差別化につながります。
③ほかの業界を選ぶ理由を明確にする
「なぜ観光業界ではないのか」をポジティブに言い換えるのと同時に、「では、なぜこの業界でなければならないのか」という志望動機を固めることが最も重要です。
ここが曖昧だと、面接官に「観光業界の選考に落ちたから、滑り止めで自社を受けているのかな?」と思われてしまう可能性があります。

学生
私のやりたいことは、観光地の一時的な盛り上げではなく、○○という技術やサービスを通じて地域や人々の生活を日常から豊かにすることです。
それができるのはこの業界(または御社)だからこそであると確信しております。
などのように、その業界ならではの魅力や強みに焦点を当てて熱意を伝えましょう。
業界ならではの志望理由を伝えるためには、業界研究が欠かせません。詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてください。
周りと差がつく業界研究ノートの作り方|状況別の活用法まで解説
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ホスピタリティの押し出しすぎに要注意!
企業が求める人物像を第一に意識しよう
観光業界以外を目指す際に気をつけたいのが、自己PR。よく見られるのがホスピタリティを押し出しすぎてしまう学生です。
もちろんホスピタリティは魅力的な長所ですが、企業によってはおもてなし精神が第一でないところもあります。
たとえば不動産や営業職など、顧客へのおもてなしよりは向上心や稼ぐ姿勢が重視されがちな業界・職種もあります。ここに「おもてなしの心を持ってお客様を大切にできます」とアピールしても、社風とマッチしているようには感じられませんよね。
こうしたミスマッチを生まないためにも、自分の強みや経験が志望する業界の求める人物像と合致しているか、話す前にしっかり整理しておくことが大切です。
【Q&A】観光学部の就職先に関してよくある質問に回答!
ここからは、観光学部の学生から寄せられる、進路についての不安やよくある疑問にキャリアアドバイザーの視点から回答します。
「他業界を目指すのは難しい?」「英語はやっぱり必須?」といった気になるポイントをすっきり解決しましょう。
Q.観光業界以外への就職は不利になる?
A.他業界への就職が不利になることはありません。
日本の多くの企業では「大学で何を専門にしてきたか」以上に、学生時代の課題への向き合い方や行動力といったポテンシャルを評価して採用をおこないます。
観光学部で身に付く相手を思いやるホスピタリティや、自分の「当たり前」が通用しない相手と合意形成を図る異文化理解力、さらには地域活性化の過程で培った企画力などは、どれも業界を問わず重宝される汎用性の高いポータブルスキルです。
理系の専門職などを除けば、学部名が直接的な合否の理由になることはほぼないため、自信を持って幅広い業界に視野を広げてみてくださいね。
Q.観光業界では英語などの語学力はどのくらい求められる?
A.志望する企業によって求められるレベルは大きく異なります。
インバウンド対応が中心のホテルや旅行会社の海外部門では、TOEIC600〜700点以上の語学力が一つの目安となります。
一方で、国内旅行の企画や地域の観光振興などを担う職種では、入社時点で高度な語学力を必須としない企業も少なくありません。
選考で評価されるのは、単なるテストの点数ではなく「異なる文化を持つ相手と積極的に信頼関係を築こうとする姿勢」です。
完璧な語学力に縛られすぎず、言葉の壁があっても笑顔や身振り手振りを交えて丁寧にコミュニケーションを取った経験を伝えることが大きなアピールとなるでしょう。
観光学部におすすめの就職先を知って自分に合う環境を見つけよう!
観光学部で学んだホスピタリティや課題解決力、異文化理解力などのスキルは、観光・旅行業界にとどまらず、あらゆるビジネスシーンで高く評価される大きな強みです。
大切なのは、最初から視野を狭めてしまわずに、「大学での学びや経験をどう活かして働きたいか」を自分らしく整理すること。
幅広い強みを活かしてさまざまな選択肢を比べながら、あなたらしく輝ける理想のキャリアをぜひ見つけていってくださいね。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!観光学部の学生が目指す業界は?
キャリアアドバイザー
高橋 宙
プロフィールをみる第一志望で観光業界を目指す学生が多数!
支援してきた学生の進路としては、ホテルや旅行代理店などの観光業界が一番人気で、体感としては約6割の人がストレートに観光系の仕事へ進んでいます。
ですが、視野を広げてみると選択肢は意外と豊富です。たとえば、
・地域活性化→自治体職員
・PR→広告・イベント業界
というようなキャリアを選んでいる学生もいます。
最初から「第一志望でまったく別の業界を目指す」というケースは1〜2割程度とレアですが、観光で学んだ知識や視点はさまざまな業界で活かすことができますよ。