【5分で攻略】SPI「物の流れと比率」ポイント&解き方を徹底解説

この記事にコメントしたキャリアアドバイザー

  • #面接官経験あり#大手企業 出身#人材業界 出身
    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000人以上に講演。現在はキャリアアドバイザーグループの責任者として年間約1,000人の学生の相談に乗る。
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目次

  1. 2分でわかる! 絶対に押さえておきたいポイント&解き方のコツ
  2. SPI「物の流れと比率」における共通の前提条件
  3. 前提条件①「直線ルート」はそのまま掛け算する
  4. 前提条件②「ルートの合流がある場合」は足し算をする
  5. 前提条件③「経由地がある場合」は前後を連続して掛け算する
  6. 1問1分で解いてみよう! SPI「物の流れと比率」練習問題
  7. 問題①図を表す正しい数式を選ぶ問題
  8. 問題②最終的に到着する割合を求める問題
  9. 問題③複数の中継地点から特定の数量を逆算する問題
  10. もっとSPIの問題を解きたい人は「Webテスト模擬試験ツール」がおすすめ!
  11. ほかのSPIの単元について知りたい人はこちらから!

SPIの非言語分野で出題される「物の流れと比率」。人や物の流れを式に置き換え、数量や比率がどのように変化するのかを読み解く問題です。

計算自体は基本的な割り算ができれば解けますが、複数の記号を扱わねばならないため、頭が混乱しがち。苦手意識を持つ学生の多い単元です。

そこでこの記事では「物の流れと比率」の解き方を、就活のプロであるキャリアアドバイザーが解説。本番を明日に控えた就活生でも簡単に解法を理解できるよう、絶対におさえておくべき問題や効率的に解くポイントに絞って解説します。

コンテンツ制作・チェック体制について

※本記事の問題は、生成AI(人工知能)を活用しキャリアパーク! 就職エージェントの編集部が作成しています。すべての問題に対し、Webテストに精通した外部パートナーによる一次チェック、Webテスト支援経験を持つキャリアアドバイザーによる最終チェックを実施。出題内容の妥当性と正答性を十分に確認したうえで、就活生の皆様が安心して対策に取り組めるコンテンツとして公開しています。

2分でわかる! 絶対に押さえておきたいポイント&解き方のコツ

物の流れと比率に苦手意識を持ってしまう最大の原因は、前提となる条件の理解不足にあります。

前提となる条件は、基本的にいつも同じ。だからこそ、一度覚えてしまえば本番でもスピーディーに解けるようになりますよ。

以下の「絶対に押さえておきたいポイント」を理解したうえで、次の章で紹介する前提を深く理解して解法のコツをつかみましょう。

絶対に押さえておきたいポイント
  • 基本的な3つの前提条件を覚えておく
    →「直線ルート」「ルートの合流がある場合」「経由地がある場合」の3パターンを覚える
  • いきなり計算せず、まずは文字の式を完成させる
    →まずは文字のまま式を整理し、最後に数値を当てはめる
  • 「何を問われているか」を先に確認する
    →「最終的な割合」を求める問題なのか「特定の業者の在庫数」を求める問題なのかによって解く手順が変わるため、初めに問題の最後の一文を読んでゴールを明確にする
吉川 智也

吉川 智也

一見すると文字や記号が多くて難しそうに見えますが、計算自体は中学生レベルの足し算・掛け算・一次方程式しか使いません。流れを分解して一つずつ計算すれば、拍子抜けするほど簡単に解けるようになります。

ただし記号をたくさん使うので、頭のなかだけで考えようとすると混乱は必至です。数値や途中式は、必ず図に書き入れるようにしましょう。

SPI「物の流れと比率」における共通の前提条件

「物の流れと比率」では、事前に理解しておくべき3つの前提条件があります。

この条件をきちんと理解さえしておけば、どんなに図が複雑な問題が出てもスムーズに解けるようになりますよ。

前提条件①「直線ルート」はそのまま掛け算する

前提条件①「直線ルート」はそのまま掛け算する
吉川 智也

吉川 智也

「業者Aにある製品のうち、割合 p が業者Bへ送られる」ことを表す図です。

このとき、送り先であるBに届く量(B)は、元の量(A)に割合を掛けたものになります。数式で表すと、次のようになります。

B = pA

<ワンポイントアドバイス>
Aが100個あるとして、送る割合 p が0.3なら、Bに届くのは 0.3 × 100 = 30個 ですよね。「スタート × 割合 = ゴール」と覚えましょう。

前提条件②「ルートの合流がある場合」は足し算をする

前提条件②「ルートの合流がある場合」は足し算をする
吉川 智也

吉川 智也

「業者Aから割合 p、業者Bから割合 q がそれぞれ業者Cに集まる」という流れを表す図です。

このとき、合流地点であるCに届く量(C)は、Aから来た量(pA)と、Bから来た量(qB)を合計したものになります。数式で表すと、次のようになります。

C = pA + qB

<ワンポイントアドバイス>
図にすると小難しく感じますが、「Aルートから30個、Bルートから20個が同時に流れてきたら、合流地点Cにはあわせて50個(30+20)届く」というだけのことです。矢印が1つの場所に集まっていたら足し算をすると覚えましょう。

前提条件③「経由地がある場合」は前後を連続して掛け算する

前提条件③「経由地がある場合」は前後を連続して掛け算する
吉川 智也

吉川 智也

「ある商品が業者Aから業者Bへ割合 p で送られ、Bに届いたなかからさらに割合 q が業者Cに送られる」という流れを示す図です。

このとき最終地点のCに届く量(C)は、1つ手前のBに届いた量(B = pA)に、さらに割合 q を掛けたものになります。数式で表すと、次のようになります。

C = qB
※Bに pA を代入すると、 C = q(pA) = pqA となります

<ワンポイントアドバイス>
Aに100個あったとして、最初の割合 p が0.5、次の割合 q が0.4とします。するとまずBに届くのは 0.5 × 100 = 50個 ですね。

次にCに届くのは、その50個の40%なので 0.4 × 50 = 20個 となります。これは最初から 0.5 × 0.4 × 100 = 20個 と一気に掛け算しても同じ結果になります。

「経由地がある場合は、その前後を連続して掛け算する」と覚えましょう。

1問1分で解いてみよう! SPI「物の流れと比率」練習問題

問題①図を表す正しい数式を選ぶ問題

問題①図を表す正しい数式を選ぶ問題

問題1

“前述の「物の流れと比率」における共通の前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は3つの業者E、F、Iから業者Hへの製品供給ルートを表している。このとき、Hに供給される量を表す数式として、正しいものはどれか。

選択肢

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吉川 智也

吉川 智也

正解は A(H = r(pE + qF) + sI)です。

ポイントは、Hにたどり着くルートを分解し「合流は足し算」「経由は掛け算」のルールを適用すること。

まず、Hに到着するルートは「Gを経由するルート」と「Iからの直接ルート」の2つに分かれます。GはEとFから合流するため pE + qF となり、ここから割合rでHへ向かうため r(pE + qF) となります。

もう一方のIからHへのルートは sI と表せます。最後にこの2つのルートがHで合流するため、両方を足し合わせて H = r(pE + qF) + sI となります。したがってAが正解です。

<ワンポイントアドバイス>
複雑な図形に見えても、ゴールから逆算して「どのルートとどのルートが合流しているか」を分解して考えれば、案外単純な計算で済みます。まずは一つずつ分解して考えてみましょう。

問題②最終的に到着する割合を求める問題

問題②最終的に到着する割合を求める問題

問題2

“前述の「物の流れと比率」における共通の前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は、業者Kから業者Nに製品が供給されるまでのルートを示している。a = 0.5、b = 0.3、c = 0.2、d = 0.6、e = 0.7 である。
このとき、KからLとMに出荷された製品の総量のうち、最終的にNに納品される量は何%か。

選択肢

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吉川 智也

吉川 智也

正解は D(72.5%)です。

この問題で意識したいのは、全体の出荷量と最終的な納品量をそれぞれ計算し、最後に割合を求めること。

まず、Kからの総出荷量はL向け(0.5K)とM向け(0.3K)を足して 0.8K になります。次にNへの納品量を考えます。L経由のルートは 0.5K に0.6を掛けて 0.3K です。一方、M経由のルートはKからの直接分(0.3K)とL経由分(0.5K × 0.2 = 0.1K)が合流して 0.4K となり、そこに0.7を掛けて 0.28K となります。

Nにはこれらが合流するため 0.3K + 0.28K = 0.58K。これを全体の出荷量で割ると 0.58K ÷ 0.8K = 0.725 となり、72.5%。したがってDが正解です。

<ワンポイントアドバイス>
ルートが分岐したり合流したりする問題は、頭のなかだけで計算するとミスしやすくなります。必ず手元の図に数値をメモしながら進めましょう。

問題③複数の中継地点から特定の数量を逆算する問題

問題③複数の中継地点から特定の数量を逆算する問題

問題3

“「物の流れと比率」の問題に共通する前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は、3つの業者P、Q、Rから、最終的に業者Uへ製品が供給されるルートを表している。a = 0.4、b = 0.5、c = 0.8、d = 0.5、e = 0.4 である。
業者Pの在庫数が100、業者Rの在庫数が150であり、最終的に業者Uに集まった製品の総数が98のとき、業者Qの初期在庫数はいくつか。

選択肢

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吉川 智也

吉川 智也

正解は A(120)です。

この問題のポイントは、最初に全体の流れを示す数式を完成させることです。

最終地点Uに集まる数は、SからのルートとTからのルートが合流するため U = dS + eT 。ここにS(aP + bQ)とT(cR)を代入すると、U = d(aP + bQ) + e(cR) という式が完成します。

問題文の数値をすべて当てはめると 98 = 0.5(40 + 0.5Q) + 48 となり、括弧以外の部分を整理すると 50 = 0.5(40 + 0.5Q) とまとめられます。両辺を2倍すると 100 = 40 + 0.5Q となり、40を移項して整理すると 60 = 0.5Q から Q = 120。したがってAが正解です。

<ワンポイントアドバイス>
代入する数値が多くなると混乱しやすくなります。まずは文字だけの状態で最終的な数値を求める長い数式を作り、そこから数値を当てはめて考えると、早く正確に解けますよ。

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吉川 智也

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