目次
- 2分でわかる! 絶対に押さえておきたいポイント&解き方のコツ
- SPI「物の流れと比率」における共通の前提条件
- 前提条件①「直線ルート」はそのまま掛け算する
- 前提条件②「ルートの合流がある場合」は足し算をする
- 前提条件③「経由地がある場合」は前後を連続して掛け算する
- 1問1分で解いてみよう! SPI「物の流れと比率」練習問題
- 問題①図を表す正しい数式を選ぶ問題
- 問題②最終的に到着する割合を求める問題
- 問題③複数の中継地点から特定の数量を逆算する問題
- もっとSPIの問題を解きたい人は「Webテスト模擬試験ツール」がおすすめ!
- ほかのSPIの単元について知りたい人はこちらから!
SPIの非言語分野で出題される「物の流れと比率」。人や物の流れを式に置き換え、数量や比率がどのように変化するのかを読み解く問題です。
計算自体は基本的な割り算ができれば解けますが、複数の記号を扱わねばならないため、頭が混乱しがち。苦手意識を持つ学生の多い単元です。
そこでこの記事では「物の流れと比率」の解き方を、就活のプロであるキャリアアドバイザーが解説。本番を明日に控えた就活生でも簡単に解法を理解できるよう、絶対におさえておくべき問題や効率的に解くポイントに絞って解説します。
※本記事の問題は、生成AI(人工知能)を活用しキャリアパーク! 就職エージェントの編集部が作成しています。すべての問題に対し、Webテストに精通した外部パートナーによる一次チェック、Webテスト支援経験を持つキャリアアドバイザーによる最終チェックを実施。出題内容の妥当性と正答性を十分に確認したうえで、就活生の皆様が安心して対策に取り組めるコンテンツとして公開しています。
2分でわかる! 絶対に押さえておきたいポイント&解き方のコツ
物の流れと比率に苦手意識を持ってしまう最大の原因は、前提となる条件の理解不足にあります。
前提となる条件は、基本的にいつも同じ。だからこそ、一度覚えてしまえば本番でもスピーディーに解けるようになりますよ。
以下の「絶対に押さえておきたいポイント」を理解したうえで、次の章で紹介する前提を深く理解して解法のコツをつかみましょう。
- 基本的な3つの前提条件を覚えておく
→「直線ルート」「ルートの合流がある場合」「経由地がある場合」の3パターンを覚える - いきなり計算せず、まずは文字の式を完成させる
→まずは文字のまま式を整理し、最後に数値を当てはめる - 「何を問われているか」を先に確認する
→「最終的な割合」を求める問題なのか「特定の業者の在庫数」を求める問題なのかによって解く手順が変わるため、初めに問題の最後の一文を読んでゴールを明確にする
SPI「物の流れと比率」における共通の前提条件
「物の流れと比率」では、事前に理解しておくべき3つの前提条件があります。
この条件をきちんと理解さえしておけば、どんなに図が複雑な問題が出てもスムーズに解けるようになりますよ。
前提条件①「直線ルート」はそのまま掛け算する

「業者Aにある製品のうち、割合 p が業者Bへ送られる」ことを表す図です。
このとき、送り先であるBに届く量(B)は、元の量(A)に割合を掛けたものになります。数式で表すと、次のようになります。
B = pA
<ワンポイントアドバイス>
Aが100個あるとして、送る割合 p が0.3なら、Bに届くのは 0.3 × 100 = 30個 ですよね。「スタート × 割合 = ゴール」と覚えましょう。
前提条件②「ルートの合流がある場合」は足し算をする

「業者Aから割合 p、業者Bから割合 q がそれぞれ業者Cに集まる」という流れを表す図です。
このとき、合流地点であるCに届く量(C)は、Aから来た量(pA)と、Bから来た量(qB)を合計したものになります。数式で表すと、次のようになります。
C = pA + qB
<ワンポイントアドバイス>
図にすると小難しく感じますが、「Aルートから30個、Bルートから20個が同時に流れてきたら、合流地点Cにはあわせて50個(30+20)届く」というだけのことです。矢印が1つの場所に集まっていたら足し算をすると覚えましょう。
前提条件③「経由地がある場合」は前後を連続して掛け算する

「ある商品が業者Aから業者Bへ割合 p で送られ、Bに届いたなかからさらに割合 q が業者Cに送られる」という流れを示す図です。
このとき最終地点のCに届く量(C)は、1つ手前のBに届いた量(B = pA)に、さらに割合 q を掛けたものになります。数式で表すと、次のようになります。
C = qB
※Bに pA を代入すると、 C = q(pA) = pqA となります
<ワンポイントアドバイス>
Aに100個あったとして、最初の割合 p が0.5、次の割合 q が0.4とします。するとまずBに届くのは 0.5 × 100 = 50個 ですね。
次にCに届くのは、その50個の40%なので 0.4 × 50 = 20個 となります。これは最初から 0.5 × 0.4 × 100 = 20個 と一気に掛け算しても同じ結果になります。
「経由地がある場合は、その前後を連続して掛け算する」と覚えましょう。
1問1分で解いてみよう! SPI「物の流れと比率」練習問題
問題①図を表す正しい数式を選ぶ問題

問題1
“前述の「物の流れと比率」における共通の前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は3つの業者E、F、Iから業者Hへの製品供給ルートを表している。このとき、Hに供給される量を表す数式として、正しいものはどれか。
選択肢
解答・解説を確認する
正解は A(H = r(pE + qF) + sI)です。
ポイントは、Hにたどり着くルートを分解し「合流は足し算」「経由は掛け算」のルールを適用すること。
まず、Hに到着するルートは「Gを経由するルート」と「Iからの直接ルート」の2つに分かれます。GはEとFから合流するため pE + qF となり、ここから割合rでHへ向かうため r(pE + qF) となります。
もう一方のIからHへのルートは sI と表せます。最後にこの2つのルートがHで合流するため、両方を足し合わせて H = r(pE + qF) + sI となります。したがってAが正解です。
<ワンポイントアドバイス>
複雑な図形に見えても、ゴールから逆算して「どのルートとどのルートが合流しているか」を分解して考えれば、案外単純な計算で済みます。まずは一つずつ分解して考えてみましょう。
問題②最終的に到着する割合を求める問題

問題2
“前述の「物の流れと比率」における共通の前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は、業者Kから業者Nに製品が供給されるまでのルートを示している。a = 0.5、b = 0.3、c = 0.2、d = 0.6、e = 0.7 である。
このとき、KからLとMに出荷された製品の総量のうち、最終的にNに納品される量は何%か。
選択肢
解答・解説を確認する
正解は D(72.5%)です。
この問題で意識したいのは、全体の出荷量と最終的な納品量をそれぞれ計算し、最後に割合を求めること。
まず、Kからの総出荷量はL向け(0.5K)とM向け(0.3K)を足して 0.8K になります。次にNへの納品量を考えます。L経由のルートは 0.5K に0.6を掛けて 0.3K です。一方、M経由のルートはKからの直接分(0.3K)とL経由分(0.5K × 0.2 = 0.1K)が合流して 0.4K となり、そこに0.7を掛けて 0.28K となります。
Nにはこれらが合流するため 0.3K + 0.28K = 0.58K。これを全体の出荷量で割ると 0.58K ÷ 0.8K = 0.725 となり、72.5%。したがってDが正解です。
<ワンポイントアドバイス>
ルートが分岐したり合流したりする問題は、頭のなかだけで計算するとミスしやすくなります。必ず手元の図に数値をメモしながら進めましょう。
問題③複数の中継地点から特定の数量を逆算する問題

問題3
“「物の流れと比率」の問題に共通する前提条件”にもとづき、以下の各設問に答えよ。
上記の図は、3つの業者P、Q、Rから、最終的に業者Uへ製品が供給されるルートを表している。a = 0.4、b = 0.5、c = 0.8、d = 0.5、e = 0.4 である。
業者Pの在庫数が100、業者Rの在庫数が150であり、最終的に業者Uに集まった製品の総数が98のとき、業者Qの初期在庫数はいくつか。
選択肢
解答・解説を確認する
正解は A(120)です。
この問題のポイントは、最初に全体の流れを示す数式を完成させることです。
最終地点Uに集まる数は、SからのルートとTからのルートが合流するため U = dS + eT 。ここにS(aP + bQ)とT(cR)を代入すると、U = d(aP + bQ) + e(cR) という式が完成します。
問題文の数値をすべて当てはめると 98 = 0.5(40 + 0.5Q) + 48 となり、括弧以外の部分を整理すると 50 = 0.5(40 + 0.5Q) とまとめられます。両辺を2倍すると 100 = 40 + 0.5Q となり、40を移項して整理すると 60 = 0.5Q から Q = 120。したがってAが正解です。
<ワンポイントアドバイス>
代入する数値が多くなると混乱しやすくなります。まずは文字だけの状態で最終的な数値を求める長い数式を作り、そこから数値を当てはめて考えると、早く正確に解けますよ。
もっとSPIの問題を解きたい人は「Webテスト模擬試験ツール」がおすすめ!
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SPI対策では「適切な時間配分」と「頻出パターンの理解」が重要。効率的に、かつ着実に実力を伸ばすためにも、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
ほかのSPIの単元について知りたい人はこちらから!
スキマ時間で解けるSPIの問題は、以下の記事からも挑戦できます。効率的に対策したい人は、ぜひ挑戦してみましょう。
- SPI 二語の関係(包含関係)
- SPI 二語の関係 (原料・材料関係)
- SPI 熟語の成り立ち 修飾語と被修飾語
- SPI 熟語の成り立ち(動詞と目的語)
- SPI 熟語の成り立ち(前後の語が反対の意味)
- SPI 語句の意味①
- SPI 語句の意味②
- SPI 語句の用法(多義語の意味の識別)
- SPI 仕事算(2人の共同作業)
- SPI 仕事算(途中交代)
- SPI 速度算(平均の速さ)
- SPI 速度算(旅人算)
- SPI 損益算(利益の計算)
- SPI 損益算(定価の計算)
- SPI 損益算(原価の計算)
- SPI 損益算(複数個の売買)
- SPI 確率(順列)
- SPI 確率 少なくともA
- SPI 確率 AかつB
以下の記事では、SPIの対策方法について解説しています。詳しく知りたい人は、あわせて要チェックです。
<SPI全般>
SPI3完全攻略|高得点を取るための対策方法を例題付きで解説
7つの手順で必ず高得点! SPI勉強法を分野別・形式別に徹底解説
<言語>
SPIの言語対策は語彙力と傾向の把握が重要! 直前の対処法付き
<非言語>
SPIの非言語問題の対策法|主要問題の例題と解き方を解説

一見すると文字や記号が多くて難しそうに見えますが、計算自体は中学生レベルの足し算・掛け算・一次方程式しか使いません。流れを分解して一つずつ計算すれば、拍子抜けするほど簡単に解けるようになります。
ただし記号をたくさん使うので、頭のなかだけで考えようとすると混乱は必至です。数値や途中式は、必ず図に書き入れるようにしましょう。