目次
- 顔採用の噂があるからといってあきらめる必要はない
- そもそも顔採用は存在する?
- 「顔」だけじゃない! 企業が顔採用する人の特徴
- 身だしなみに意識が行き届いている
- メイクやヘアスタイルの美意識が高い
- 第一印象の重要さを理解している
- 所作や笑顔の大切さを理解している
- 顔採用することが多い業界
- 美容業界
- マスコミ業界
- 広告業界
- アパレル・宝飾品業界
- 航空業界
- 顔採用されにくい業界
- 企業が顔採用する4つの理由
- ①顧客へのイメージがいい
- ②売上につながる
- ③社員の士気が上がる
- ④美意識が仕事に関係する
- 企業の顔採用の見分け方
- 会社説明会やOB・OG訪問から判断する
- HPやパンフレットの社員紹介を確認する
- 顔採用の企業の選考を突破するための6つの対策
- ①顔まわりを整える
- ②女性は就活メイクを取り入れる
- ③男性はヒゲと髪型に注意する
- ④笑顔で相手の目を見て話す
- ⑤自信を持ってはきはきと話す
- ⑥姿勢を整える
- 企業の顔採用の理由を知って対策しよう
顔採用の噂があるからといってあきらめる必要はない
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活をしている学生から、次のような質問を受けることがあります。
「志望する企業が顔採用をしているかもしれないのですが……」
「外見に自信がない場合は顔採用の企業は避けるべきですか?」
結論から言えば顔採用は確かに存在しますが、それは必ずしも多くの人が想像するような「美人・イケメンだけを採用する」というものではありません。
対策次第で顔採用の選考に突破できる可能性も十分にあります。そこでこの記事では、企業が顔採用する理由や顔採用しやすい業界、顔採用といわれる選考を突破する人の特徴や対策について詳しく解説していきます。
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そもそも顔採用は存在する?
就活生
キャリアアドバイザー
確かに能力や人柄も大事ですが、見た目が選考に影響することはあります。
就活生
えっ、そうなのですか。
ショックだな……。
キャリアアドバイザー
ただ、イケメンや美人など造作というより、表情が明るくて好印象という意味であることが多いですよ。
あくまでも噂レベルにとどまることも多い顔採用ですが、確かに一部の業界や職種では顔採用は存在します。企業が顔採用する理由は後で詳しく解説しますが、相手への印象が重要な意味を持つ仕事であるなど、企業にも見た目を重視する理由がある場合がほとんどです。
顔採用といっても清潔感や雰囲気の良さ、自分を良く見せるセンスといったものが見られていることもあります。
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企業が顔採用をしていると聞くと、マイナス印象を持つ人が多いかもしれません。ですが、就活生が入社後にミスマッチを起こさないように顔採用を取り入れていることは知っておくべきです。
就職活動では、社風や働き方などが合っているかどうかマッチングの判断をしています。また、説明したとおり営業職などは取引先クライアントとやりとりが発生するため、クライアントが容姿を重視していると就職後に挫折経験が多くなってしまいミスマッチになりかねませんよね。
このように企業は就活生が入社後に活躍できるかどうか判断する場として、企業によっては顔採用をおこなわざるおえないことは理解しておきましょう。
顔採用をおこなっていること自体を倫理的にタブーと捉えた方が良いのではないかと疑問を持っている人もいると思います。もちろん「美人だから採用」のように容姿だけで選考をおこなっていたらマイナス評価をするべきです。ですが、容姿だけで選考判断をしていることはありませんので、マイナス評価をする必要はありませんよ。
また、顔採用であっても十分に選考対策をすることはできますよ。これから紹介する企業が重視しているポイントと対策方法をきちんと理解して、顔採用をおこなっていても就活準備を進めていきましょう。
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「顔」だけじゃない! 企業が顔採用する人の特徴
- 身だしなみに意識が行き届いている
- メイクやヘアスタイルの美意識が高い
- 第一印象の重要さを理解している
- 所作や笑顔の大切さを理解している
顔採用される学生の特徴を見てみると、必ずしも顔だけが見られているわけではないことがわかってきます。
中には、その企業で働くうえで大切なこと・必要なことを満たしている学生を採用することで、結果的に顔採用しているように見えているだけというケースもあります。
どのような学生が「顔採用」と言われる企業に通過しやすいのか見ていきましょう。
身だしなみに意識が行き届いている
顔採用される学生の特徴としてまず挙げられるのが、身だしなみに意識が行き届いているということです。
特に社外の人と接する機会の多い業種・職種の場合は、相手に失礼のないよう、清潔感のある身なりをすることが求められます。
このように、顔採用しているように見える企業でも、実際は他の企業よりも身だしなみがしっかりできているかどうかを厳しく見ているだけ、というケースもあります。
キャリアアドバイザー
同じ人であってもヨレヨレの服を着ているより、ピシッと糊のきいたスーツを着ているほうが信頼感があり、ルックスも良く見えますよね。
就活の身だしなみについてはこちらの記事でも解説しています。
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メイクやヘアスタイルの美意識が高い
顔採用される学生の特徴として、メイクやヘアスタイルを含めた身なりへの美意識が高いということも挙げられます。
自分の特徴やTPOに合ったメイクやヘアスタイルをすると、いっそう見た目が良く見えるので、顔採用をしている企業の選考にも通過しやすいのです。
美容業界やアパレル業界などではメイクやおしゃれも、自社商品のアピールやイメージアップ、集客につながる重要な仕事のひとつとなるため、自分の外見に対する意識が高いことは重要な素質となります。
第一印象の重要さを理解している
メラビアンの法則によると、人の第一印象は3~5秒で決まり、その第一印象を左右する要素の55%は視覚情報、つまり外見であると言われています。
短い面接の時間内で面接官に良い印象を持ってもらうためには、志望動機や熱意もさることながら、外見も非常に重要だということです。
このことを理解している学生は、清潔感のある身だしなみ、自分の顔色や表情が良く見えるメイクなどを意識しているため、自然と顔採用をしている企業の選考にも通過しやすくなるのです。
所作や笑顔の大切さを理解している
造作がモデルのように整っていなくても、なんとなく素敵に感じる人っていますよね。そういう人の多くは、美しい所作や人を魅了する笑顔を備えているものです。
所作や笑顔は顔そのものの美しさに関係なく、その人を魅力的に見せてくれるので、顔採用をしている企業の選考にも通りやすくなります。
また、所作が丁寧な学生や笑顔が素敵な学生は、顔採用の企業ではなくても「誠実に仕事をしてくれそうだ」「上司や顧客とも良い関係を築きながら仕事をしてくれそうだ」という印象に映るため、意識して身につける努力も大切です。
好印象を与える身振り手振りについてはこちらの記事で確認してください。
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自分がどのような話し方をしているか、自分が第三者からどのように見えているかを熟知している人は意外にも少ないのではないでしょうか。まずは第三者からのフィードバックの前に、自分の現状を知ることが大切です。
自分を客観視するためには、面接練習などを録画をすることがおすすめですよ。そうすることで、メイクやヘアスタイルを確認するとき以外の自分がどのように第三者から映っているのか確認することができます。また動画を撮ることで、視覚情報だけでなく聴覚情報を一緒に確認することができますよね。すると、目線が下がったときに声が暗くなっていないかや、口角を上げてハキハキ話せているかなどが確認できますよ。
客観的に自分を分析できていないと、アドバイスのイメージが湧かないこともあります。ですが、実際に自分の面接練習の録画を観ると「たしかに直した方が良い」などとイメージが湧きやすくなりますよ。第三者からのアドバイスをより活かすためにも、まずは自分を客観視することから始めましょう。
顔採用することが多い業界
次に、顔採用することが多い業界を見ていきましょう。なぜその業界では顔採用が多いと言われているのか、その業界で言うところの顔採用とは実際どのようなものなのかも合わせて解説していきます。
キャリアアドバイザー
顔採用をすることが多い業界を目指す場合は、企業側が何を求めて顔採用をしているのか、よく理解して対策を練ることが重要ですよ。
美容業界
顔採用することが多い業界としてまず挙げられるのが、美容部員や美容クリニックなどの美容業界です。
たとえば美肌になれる施術を売りにしている美容クリニックで肌荒れが目立つ人が働いていたり、化粧品を売る美容部員が似合わないメイクをしたりしていたら、施術や商品に対する顧客からの信頼度が落ちてしまいますよね。スタッフはブランドや店の「顔」であり、「この人のようになりたい」と憧れを持ってもらえる存在である必要があるのです。
キャリアアドバイザー
メイクや美容の手入れにこだわりを持ち、自分らしく輝いて見えることが大切なので、必ずしも飛びぬけた美人である必要はありません。
美容部員に向いている人の特徴はこちらの記事を読んでください。
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マスコミ業界
マスコミ業界も、顔採用をする業界として有名です。特にアナウンサーは、採用基準として容姿も見られる傾向が強いです。
綺麗ごとを抜きにして考えると、やはり容姿の優れたアナウンサーは視聴者から人気が出やすいですし、顔が大きく映る中でニュースを読み上げる以上、アナウンススキルだけではなくアップにされても違和感がない容姿は必要になってくるからです。
キャリアアドバイザー
アナウンサーは視聴者からの人気も大切である分、顔採用の中でも容姿に対するチェックが厳しいといえます。
アナウンサー以外のマスコミ業界では顔で左右されないことがほとんどです。マスコミ業界の特徴についてこちらの記事で解説しています。
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広告業界
広告会社では大口の顧客を獲得することが非常に重要なので、その分、高い営業力が求められます。
営業力はトークスキルや市場調査能力、相手の懐に入る能力、プレゼン能力などさまざまな能力を組み合わせて高めていくものですが、人から好印象を持たれやすい容姿にも左右される部分があります。
キャリアアドバイザー
ただし、必ずしもモデルやタレントのような美形である必要はありません。
高いスキルを感じさせる、自信に満ちた佇まいや洗練された身だしなみが重視されます。
見た目以上に広告業界で求められる人物像について、こちらの記事で確認してください。
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アパレル・宝飾品業界
アパレル・宝飾業界も、顔採用が多いと言われる業界の1つです。
たとえばアパレルショップでは店員が自社ブランドの服を着て店頭に立つことが多いですよね。この時、その店員が服に合ったメイクやヘアスタイルをしていたり、その服の良さが際立つ体型をしていたりすると、服がいっそう魅力的に見えます。
その結果、顧客の購買意欲が高まり売り上げが上がることもあるので、アパレル業界では顔採用がおこなわれることが多いのです。
キャリアアドバイザー
あくまでも顔だけではなくスタイルやヘアメイクのセンス、スタイルといった全体的な印象が見られる点は、押さえておきましょう。
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航空業界
航空業界、特にキャビンアテンダントも、顔採用の多い業界だと言われています。
フライト中に顧客と接するキャビンアテンダントは、航空会社の「顔」であり花形でもあります。こうしたことから、清潔感や所作、マナーといった外見的な印象が採用時にも重視されるのです。
キャビンアテンダントの場合は幅広い年齢・職業・性別の顧客に接することになるので、いわゆる万人受けする印象の良さが必要になってきます。
キャリアアドバイザー
キャビンアテンダントに求められるメイク・ヘアスタイル・所作などについては、専門のスクールで指導を受けられるので、検討してみましょう。
見た目だけではない、航空業界の選考対策についてはこちらの記事を読んでください。
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キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
顔採用をすることが多い業界として紹介した中に志望度が高い業界がある人は、どのような外見の特徴や傾向がある人が採用されているか気になりますよね。これらの業界で内定を獲得している人は、表情が明るい人が多い特徴がありますよ。
顔採用をおこなっている理由は紹介したとおり、プレゼンや接客で取引先クライアントやお客様と対面するときに好印象であることがあります。どんなに容姿が整っていても、表情が暗いと印象が悪くなってしまいますよね。そのため、面接のように緊張するシーンでも明るい表情をつくれるかどうかは重視しているポイントの一つですよ。
またプレゼンや接客だけでなく、表情が明るい人がいると職場の雰囲気も明るくなりますよね。そのため、社外だけでなく社内のモチベーションを上げる人材としても高評価を得ることができるのです。顔採用をおこなっている企業で内定獲得するために、まずは自然に明るい表情をつくることを意識しましょう。
顔採用されにくい業界
顔採用が多いと言われる業界は上で解説したとおりですが、一方で、次のような業界は顔採用が少ないと言われています。
- 公務員
- メーカー
- 物流業界
公務員は公務員試験で採用が決まるので、外見に関する評価が採用を左右することはありません。メーカーや物流では外見よりもチームで働くためのコミュニケーション能力が重視される点などから、顔採用が少ないと言われています。
とはいえ清潔感のある身だしなみをすることは社会人として当然のマナーなので、顔採用されにくい業界であれば見た目に無頓着で良いわけではありません。面接にはしっかり身だしなみを整えて臨みましょう。
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企業が顔採用する4つの理由
改めて、企業が顔採用をする理由4つを整理してみましょう。顔採用というと不公平、正当な選考ではないと思われがちですが、顔採用にも理由があることが多いです。
また、顔採用という表面的なワードに惑わされず、顔採用をする理由まで理解すれば、企業側が求める学生像がより深く理解できるため、面接対策にも役立ちます。
「顔採用することが多い業界」のリストに入っていなくても、志望する企業にこの4つの理由が関係する点がないか、ぜひチェックしてみてください。
①顧客へのイメージがいい
企業が顔採用をする理由としてはまず、顧客へのイメージが良いということが挙げられます。
企業の顔として社外の顧客と接する機会の多い職種では特に、顔採用される傾向が高くなります。
なお、顧客に良い印象を持ってもらうという意味では、単に顔自体がきれいな学生だけでなく、素直さや誠実さ、親しみやすさ、愛嬌などが感じられる学生も、採用されやすい可能性があります。
キャリアアドバイザー
志望する企業にとってイメージが良い、必要とされる社員とはどんな人なのか、特徴を考えてみましょう。
②売上につながる
外見的な印象が良い学生を採用すると、売上にもつながりやすくなります。
たとえば営業職なら見た目の印象が良いと顧客に話を聞いてもらいやすくなり、美容部員なら、顧客に憧れられる要素がある方が売上につながりやすいなど、容姿が印象だけでなく売上に直結する場合があります。
企業が存続していくためには社員たちにしっかり営業実績を上げてもらう必要があるので、その実績に外見的な要素が影響してくるのであれば、やはりそれを無視して採用活動をするわけにはいかないのです。
キャリアアドバイザー
ただし、現在では多様性のある美しさが求められているため、自分らしい魅力を磨く努力をすることが選考突破につながる場合もあります。
③社員の士気が上がる
企業が顔採用をする理由として、社員の士気が上がるというものも挙げられます。
一緒に働く同僚の中にきれいな人や格好いい人がいれば、
社員
あの人みたいに格好よく働きたい。
社員
あの人にいいところを見せたい。
という心理が働き、士気が上がるというのは、ある意味自然なことですよね。
また、入社した企業の先輩たちが洗練された身なりでバリバリ働いていれば、自分も早く成長したいというモチベーションにつながります。
このように企業全体の士気が上がるという考えから、顔採用をしている企業もあります。
④美意識が仕事に関係する
業界によっては、美意識が仕事に関係するという理由で顔採用をしている企業もあります。
たとえば化粧品販売の仕事の場合、美意識が高ければ商品に関する知識や効果的な使い方などについて、自然とどん欲に知識を得ようとするはずです。その結果、顧客に対してより良い商品紹介ができるようになり、顧客からの信頼が得られ、売上につながります。
こうした理由から美意識の高い学生を多く採用した結果、自分をよりきれいに見せることに長けた社員が集まり、顔採用をしていると言われるようになった企業もあると考えられます。
企業の顔採用の見分け方
就活生
志望する企業が顔採用しているのかどうか知りたいです。
キャリアアドバイザー
顔採用を公言する企業は少ないので、ちょっとしたリサーチの工夫が必要ですよ。
続いて、企業の顔採用の見分け方を解説していきます。すでに顔採用の多い業界・少ない業界については解説しましたが、顔採用の多い業界でもすべての企業が顔採用しているとは限りませんし、その逆もまたしかりです。
どうすれば顔採用している企業を見分けられるのか、確認していきましょう。
会社説明会やOB・OG訪問から判断する
企業が顔採用をしているかどうか見分けるポイントの1つが、会社説明会やOB・OG訪問です。
会社説明会やOB・OG訪問では実際にその企業で働く人々を見ることができるので、そこで外見の良い人が多いと感じたのであれば、顔採用の可能性があります。
ただし、採用活動の際に企業の顔となる人事部については、その特性上、ある程度多くの人から好印象を持たれやすい外見の人が担当している可能性があります。そのため、人事部の人だけを見て顔採用かどうかを判断するのは避けるべきだといえます。
OB訪問の方法についてはこちらの記事を読んでください。
関連記事
【OB訪問ガイド】やること・おすすめの実施時期・質問内容まで網羅
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HPやパンフレットの社員紹介を確認する
ホームページ(HP)やパンフレットの社員紹介でもその企業で働く人々を見ることができるので、顔採用かどうか判断する参考になります。
ただし、HPやパンフレットの場合は企業側もある程度外部からの見え方を気にしている可能性があるので、以下の点には留意してください。
- プロに依頼してきれいに写真を撮ってもらっていたり、いつもより入念に身だしなみを整えたりしていることがある
- パンフレットの表紙などは実際の社員ではなくモデルを写していることがある
- 社員の中でもとくに目を惹く外見の社員を選んで載せていることがある
HPやパンフレットについてはあくまでも参考程度とすること、個人写真よりも社員の集合写真や何気ない職場の様子の写真を参考にすることがポイントです。
顔採用の企業の選考を突破するための6つの対策
最後に、顔採用の企業の選考を突破するための対策を解説していきます。
ここまでに解説したとおり、顔採用といっても必ずしも顔立ちが見られているとは限りません。全体的な見た目の印象や、見た目から推測される意識が重視されている場合は、たとえ顔の造作に自信がなくても対策次第で選考突破率を上げられます。
もちろん、6つの対策をバッチリすれば、顔採用ではない企業への印象もぐっと良くなりますよ。
①顔まわりを整える
- 髪が乱れていたり、おくれ毛が出たりしていない
- 顔に髪がかかっていない
- 髪で輪郭を隠さない
- 前髪が長すぎない(長い場合は横に流す)
顔採用では、清潔感・明るさ・感じの良さなどが重要になってきます。顔まわりが整っているかどうかでそのあたりの印象は大きく変わってくるので、ぜひ意識してみてください。
顔まわりの髪がボサボサだったり、前髪が目にかかるほど長かったりすると身だしなみができていない印象になってしまいます。顔まわりにかかる髪も、普段ならおしゃれに見えるかもしれませんが、暗く、人柄がわかりにくい印象になりがちです。
小顔効果のために髪で輪郭を過度に隠すことも、就活の場では避けるべきです。自信がないイメージや消極的なイメージを持たれやすくなります。
就活におすすめのヘアスタイルについてはこちらの記事でも解説しています。
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②女性は就活メイクを取り入れる
- 華美になりすぎない
- 強すぎず、個性を生かしたアイメイクで印象アップ
- 眉毛は細すぎずナチュラルに
- アイシャドウはナチュラルな色を選び、ラメ入りは避ける
- チークはピンクやコーラル系を選ぶ
- リップは濃いめのピンクを選ぶ
女性の場合はメイクも重要なポイントとなってきます。業界によってはある程度自由度の高いメイクが求められることもありますが、基本的には無難かつ好印象を持たれやすい就活メイクを取り入れてみましょう。
見た目の印象が重視される顔採用の面接で特におすすめなのが、目などパーツの印象を上げるメイクです。目は面接で話をするときに面接官からしっかり見られるパーツであり、目の雰囲気によって顔全体の印象も変わってきます。
上品な華やかさがあり、意思の強さや物腰の柔らかさなど、自分の特徴が伝わるメイクを意識してみてください。
③男性はヒゲと髪型に注意する
男性の場合はメイクをしないことが多い分、見た目の印象の大部分がヒゲと髪型に左右されます。
ヒゲをおしゃれとして伸ばしている人もいますが、第一印象や清潔感が重視される就活シーンには不向きです。
髪型は、ショートやツーブロックベリーショートなど、清潔感や若々しさが感じられるものにすることがおすすめです。後頭部や襟足などの寝ぐせもしっかり直し、整えて面接に臨んでくださいね。
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④笑顔で相手の目を見て話す
顔採用の企業に限らない話ですが、笑顔で相手の目を見て話すことも重要です。
笑顔で話せば明るい印象を持ってもらいやすくなり、顔自体も仏頂面で話をするよりもはるかに魅力的に見えます。
顔採用といっても必ずしも顔の造形が見られているわけではなく、相手に良い印象を持ってもらう能力、相手の懐に入る能力などが見られていることもあるので、そういった意味でも笑顔は大切です。
キャリアアドバイザー
ずっと笑顔でいることが難しい人は、ときどき意識して笑顔を挟むとチャーミングな印象につながります。
笑顔が就活で有利な理由や生かし方はこちらの記事で確認してください。
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⑤自信を持ってはきはきと話す
- 相手の目を見て聞き取りやすいスピードで話す
- 話している途中で下を向かない
- 語尾が消えてしまったりせず、最後まではっきりと話す
- 話している最中に視線が泳いでいない
自信を持ってはきはきと話すことも、顔採用の選考では重要です。
どんなにパーツが整った人でも、おどおどして自信がなさそうに見えたり、暗く不健康そうに見えたりすると、企業で働きだしてからも顧客からの信頼を得られなさそうだと判断されてしまいます。
また、同じような外見でも、自信のある表情や自信からくる余裕・落ち着きが感じられると、採用側の印象に残りやすくなり、洗練された印象にもつながります。
顔採用の企業だと思うと自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんが、自信も自分を魅力的に見せるポイントの1つだと思って、はきはき話すようにしてくださいね。
好印象を与える話し方について、こちらの記事でも解説しています。
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⑥姿勢を整える
面接中に背筋を伸ばして姿勢を整えるだけでも、印象が大きく変わります。
猫背だと自信がなく暗い印象になりがちですが、姿勢が良ければそれだけで自信があって明るい印象になります。顔採用という観点から見たときにも、猫背では何となく野暮ったい印象になりがちなので注意する必要があります。
他の学生たちと並んでいるときにも、姿勢が良ければ際立った印象につながります。
キャリアアドバイザー
顔採用の企業では近い距離で見たときの顔の印象だけでなく、遠目で見たときの印象も確認されていることがあるので、背筋をしっかり伸ばしましょう。
企業の顔採用の理由を知って対策しよう
顔採用をしている企業は確かにありますが、必ずしも「美人・イケメンか」が選考基準となっているとは限りません。顔に限らない全体的な見た目や雰囲気が見られていることも多く、顧客に信頼感を与えられる人物を選んだ結果として顔採用のようになっているだけというケースもあります。
企業の顔採用の理由を知って適切な対策をすれば、顔採用の選考を突破する確率は上げられます。あきらめずにしっかり対策して臨みましょう。
顔採用なんて、本当にあるのでしょうか。
能力や人柄で見られていると信じたいですが……。