自己PRと長所の違い|例文9選を参考に使い分けを理解しよう!

この記事のアドバイザー

目次

  1. 自己PRと長所の違いを理解して、自信を持ってアピールしよう
  2. 就職活動における自己PRと長所の違いとは
  3. 自己PRとは
  4. 長所とは
  5. 自己PRと長所の違い
  6. 面接官が自己PRとや長所の質問する意図
  7. 強みや人柄を把握して自社で活躍できるか確認したい
  8. 自己PRと長所をアピールする際のポイント5つ
  9. ①アピールポイントは1つにする
  10. ②同じエピソードの使い回しはNG
  11. ③長所と短所は一貫性を持たせるようにする
  12. ④自己PRと長所は同じ内容にしない
  13. ⑤企業が重視している点を押さえる
  14. 自己PRと長所の作成時にやっておくべき3つの準備
  15. ①自己分析を徹底的におこなう
  16. ➁業界研究で特徴を把握する
  17. ③企業研究で求める人物像を知る
  18. 自己PRと長所の効果的な作成方法
  19. 結論→理由→エピソード→まとめの順番を意識する
  20. エピソードは具体性を持たせる
  21. 仕事にどのように活かせるのかをアピールする
  22. 自己PRと長所を作成した後にチェックすべきポイント
  23. 矛盾点がないか
  24. 客観性があるか
  25. 採用担当者に響く! 高評価につながる自己PRと長所の例文9選
  26. ①好奇心旺盛をアピールする場合
  27. ②協調性をアピールする場合
  28. ③責任感をアピールする場合
  29. ④コミュニケーション能力をアピールする場合
  30. ⑤リーダーシップをアピールする場合
  31. ⑥チームワークをアピールする場合
  32. ⑦行動力をアピールする場合
  33. ⑧計画性をアピールする場合
  34. ⑨集中力をアピールする場合
  35. 自己PRと長所が思い浮かばないときの対処方法
  36. 短所はポジティブに捉えて長所に変える
  37. 過去を振り返ってみる
  38. 第3者に相談する
  39. 自己PRと長所の違いを把握して、就活を有利に進めていこう!

自己PRと長所の違いを理解して、自信を持ってアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「面接で自己PRと長所を聞かれるのですが、何が違うのでしょうか?」
「自己PRと長所をそれぞれどのように書けば良いのかわかりません」

といった質問を受けます。自己PRと長所は、どちらも自身の良いところを伝える、という意味では同じため、使い分けに戸惑っている学生も多いのではないでしょうか。しかし、この2つではそれぞれ採用担当の質問意図が異なるので、面接で聞かれた際はこの違いをきちんと理解して回答する必要があります。

この記事では、自己PRと長所の違いや、アピールする際のポイント、作成時の注意事項から例文までお伝えしていきます。記事を読んで自己PRと長所をうまく使い分け、自分自身の強みを最大限アピールできるようになりましょう。

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就職活動における自己PRと長所の違いとは

まずは、就活における自己PRと長所の違いについて確認しておきましょう。この2つの違いを理解しないまま、抽象的なイメージで作成してしまうと、似たような内容になってしまったり、質問と答えがうまく合致せず、面接官が意図した答えが出てくるまで何度も回答を深掘りさせる手間をかけてしまいます。

自己PRと長所の違いを正しく理解し、採用担当に効果的なアピールをしていきましょう。

自己PRとは

自己PRとは、自分の強みを伝え、企業にとって採用するメリットがあることをアピールすることです。つまり、「私にはこういう強みがあるので、入社したらこんな良いことがありますよ」と採用担当にアピールするということです。

ただし、単に自身の長所を話すのではなく、大切なのは、企業側の視点に立って考えるということです。

そのためには、その長所によって自分は何ができるのかを「強み」として具体化し、企業にとってその強みが入社後にどのように役に立つのかをイメージできるように伝えていく必要があります

自己PRについてはこちらで詳しくまとめています。

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長所とは

長所では、自己PRとは反対に、自分の視点で見た、自身の優れている点(とりえ)を伝えます。つまり、自分の性格や人柄の中から良いところを見つけて企業に伝えるということです。

これまでに家族や友人から、「明るいね」、「真面目だよね」など、自身の性格について指摘されたことのある方は多いでしょう。 自己分析や他己分析によって見つけた自身の性格の中から自分で良いところだと思う点を抜粋し、長所として企業にアピールしていきましょう

長所についてはこちらで解説しています。

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自己PRと長所の違い

自己PRと長所はどちらも自分の良いところをアピールするという点では同じです。しかし、自己PRは「企業側の視点」に立って、「仕事で活用できる強み」を伝えるもの、長所は「自分の視点」から見た「自身の性格や人柄」を伝えるものという点で異なります

そのような違いを意識すると、それぞれの質問で伝えるべき内容も変わってくるということがわかるのではないでしょうか。次の項目では、さらにこの2つについて面接官が質問する意図を見ていくので、それらを確認したうえで、どのような回答をしていけば良いのか具体的に考えていきましょう。

上原 正嵩

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違いがわからないと双方にとってデメリットだらけです

自己PRと長所について、それぞれの違いを理解していないと、面接官が学生の強みを適切に判断することが難しくなってしまいます。日常生活の会話で、「夜ご飯は何を食べたい?」と聞いて「旅行をしたい」といわれたら、相手が食べたいものの意図を汲み取るために少し考え込んでしまうのではないでしょうか。

面接の場でも同様です。企業は自己PRを通じてどのような貢献ができそうか知りたいにもかかわらず、その情報を学生の話から得ることができなければ、何となく察していかなければいけません。最悪の場合、その解釈と学生が伝えたいことに齟齬が生まれてしまう可能性もあります。これでは双方にとっていいことは何もありません。それぞれの違いをしっかりと学んでいきましょうね。

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面接官が自己PRとや長所の質問する意図

面接官が自己PRや長所を質問する意図について確認していきましょう。この2つについて面接で聞かれた際、面接官はそれぞれの質問で学生から知りたいことが異なります。

違いを認識せずに同じような回答をしてしまうと、面接官にとっては、自分の知りたいことが学生から伝わってこないため、印象としてあまり良くないうえ、アピールとして不十分になってしまいます。

質問意図を正しく理解したうえで内容をうまく整理し、面接官が求める回答をしていきましょう。

強みや人柄を把握して自社で活躍できるか確認したい

面接官が自己PRや長所を聞く意図は、質問を通して強みや人柄を把握することで、その学生が自社で活躍できるかを確認するためです。

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アドバイザー

自社で活躍する人材というのは「スキルや能力を用いて企業の利益に貢献する人材」、および「職場環境に適応し、長く働き続けてくれる人材」のことです。

せっかく採用してもその学生のスキルや能力が自社の仕事にうまく活かせなかったり、職場の人間関係になじめず、すぐに退職となってしまっては企業としても困ります。そのため、企業ごとに「自社で活躍する人物像」のイメージを軸として持ち、企業とマッチングする人材を面接で見極めようとしているのです

自己PRは企業に貢献できる強みを知るため

自己PRを面接官が聞く際は、学生が入社した後に自身の強みを活かしてどのように貢献できるのかを知るためです。

つまり、どれだけ優れた能力であっても、企業にとってあまりメリットがないと判断されると高評価にはつながりにくいため、強みとして何をアピールするかは慎重に考えていきましょう。たとえば、海外取引がなく、海外への進出も考えていない国内企業に英語力をアピールしても、その企業にとってはあまりメリットがありませんよね。

自己PRで伝える強みは志望する業界や企業、職種によって変えていく必要があります

長所は人柄を判断するため

面接官が長所について質問する意図は、その学生の人柄を判断するためです。さらに言うと、学生の人柄によって、企業の社風に合っているかを判断しています。

企業の社風と学生の人柄がうまくマッチングしていれば、入社後もまわりの社員との人間関係の構築がしやすく、ミスマッチによる早期退職を防ぐことができます。

社風とは企業の雰囲気のことですが、企業の中でも職種によって多少雰囲気は異なってくるので、希望する職種によっては、そこに焦点を合わせてアピールしても良いでしょう

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キャリア
アドバイザー

面接官は長所の質問によって、その学生がしっかりと自己分析をおこない、自分を正しく理解しているかも見ているため、企業の社風に合わせて自分の長所を偽ることはおすすめできません。

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自己PRと長所をアピールする際のポイント5つ

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就活生

自己PRと長所の違いがよくわかりました。しかし実際に面接の場となると、うまくアピールできるのか不安です。

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キャリア
アドバイザー

自分の魅力を最大限にアピールするためにはポイントがいくつかあります。一つずつ確認して不安を解消していきましょう。

ダラダラと長く話したり、内容が矛盾していると、せっかくのアピールポイントがうまく面接官に伝わらず、マイナス評価につながってしまう可能性があります。

自己PRと長所を適切にアピールするために、これから説明するポイントを押さえたうえで、内容をうまく整理して伝えていきましょう。

①アピールポイントは1つにする

採用されたいという気持ちから、「私は真面目で、忍耐力があって、主体的に物事に取り組み……」といったように、アピールする長所をいくつも書いてしまう学生もいますが、採用担当からすると何を伝えたいのかわからず、印象にも残りにくくなってしまいます。

また、ポイントがいくつもあるとそれぞれの長所とエピソードとのつながりも弱く、全体として一貫性のない、根拠が薄い内容になりがちです。自己分析と企業研究をしっかりとおこない、最も伝えるべきポイントは何かを自分の中で明確化しておきましょう

②同じエピソードの使い回しはNG

自己PRと長所で同じエピソードを使いまわすのは避けましょう。

まったく同じエピソードを話してしまうと、採用担当から、

  • 「学生時代に頑張ったことはそれだけしかないのかな」
  • 「就活に対する準備ができていない」

と思われますし、強みや長所を支える根拠としても弱いです。

「大学での研究が自分の中で一番頑張ったことだから、どうしても伝えたい」という思いがあるかもしれませんが、同じ「研究」というテーマであっても、「ゼミ合宿の発表で努力したこと」や「研究成果を出すために工夫したこと」など、エピソードの内容は異なるものとしましょう

③長所と短所は一貫性を持たせるようにする

面接では、長所の後に短所もあわせて聞かれることがあります。その際に長所と短所に矛盾点があると信ぴょう性が薄れ、面接官から不信感を持たれてしまいます。

長所と短所は表裏一体です。短所を考えるときは長所とセットとして考え、両者に一貫性があるような内容にしましょう。

例としては、「几帳面で細かい箇所まで目が届くこと」が長所であれば、「小さなことが気になって物事に取り組み始めるのに時間がかかること」が短所と言い換えることができます。

伝える内容に一貫性があることで、面接官はその学生がどのような人物なのかをイメージしやすく、自己分析ができていることのアピールにもなります。なお、短所を伝える際は、それを克服するためにどのような努力をおこなっているかまで伝えると前向きな姿勢が伝わり良いでしょう

④自己PRと長所は同じ内容にしない

先述したとおり、自己PRと長所では面接官の質問意図が異なるので、自己PRと長所は同じ内容にしないようにしましょう。

自己PRと長所を聞かれた際に、どちらも「協調性がある」として似たようなエピソードを選んでしまうと、せっかくの限られた時間で同じことを繰り返すだけとなり、アピールの仕方としてもふさわしくありません。

しかしながら、自己PRと長所でまったく正反対のことを述べてしまうと、全体としての軸がぶれてしまい、人物像があやふやとなってしまうので、両者は関連性のあるものとすべきです。

たとえば、自己PRの強みを「協調性がある」として、長所を「傾聴力がある」にすると、両者は異なりますが、人とかかわることが得意という点で一貫性があり、人物像をイメージしやすくなります

⑤企業が重視している点を押さえる

自己PRと長所では、企業が重視している点を押さえてアピールをするようにしましょう。

企業は選考を通して、

  • 入社後、どのように貢献してくれるのか
  • 自社の社風や業務への適性があり、求める人物像に合致しているか
  • 企業への志望度が高く、入社後も長く働いてくれるのか

を判断しています。これらを考慮せず、自分の言いたいことばかりアピールしてしまうと、判断基準に満たないとみなされてしまう可能性があります。

企業が重視している点をうまくアピールするためには、自己分析や業界・企業研究をしっかりとおこない、自分が企業で戦力となれることが採用担当にしっかりと伝わるような内容にしましょう

長尾 美慧

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同じエピソードでも細分化すれば違う内容にできます

何度も繰り返すように、企業は学生のことを多面的に知りたいと思っています。そのため、同じエピソードだけを話すことは避けてください。もしも面接の場で突然質問をされて、咄嗟にほかのエピソードが思い浮かばなかったとしても、同じエピソードの中から異なる場面を思い浮かべてみてください。

たとえば、「テニスサークルで仲違いがあったが解決に向けて行動した」というエピソードがあったとすれば、それをさらに分解してみましょう。解決まで1ヶ月ほどかかったなら、自己PRでは最初の1週間での出来事を細かく話し、長所では最後の1週間での出来事を細かく話す、というように工夫をすることもできるでしょう。

言語化するまで深めることが足りていなかったとしても、起きたことに対する事実や周囲の反応、自分の気持ちなどを分析して、多様な角度でエピソードを話せるようにしましょうね。

自己PRと長所の作成時にやっておくべき3つの準備

自己PRと長所の作成時にやっておくべき3つの準備

自己PRと長所をアピールする際のポイントを押さえたら、実際に内容を作成していきましょう。

とはいえ、いきなり文章を考えていくのではなく、これから説明する3つの準備をあらかじめしておくようにしましょう。準備をしっかりおこなってからの方が内容がうまく整理され、余計な時間をかけずにスムーズに作成することができます。

①自己分析を徹底的におこなう

あまり考えずに表面上の長所のみで内容を作成すると、自分の中で整理ができていないため、面接で深掘りされたときに回答に詰まったり矛盾が生じてしまいます。自己分析をしっかりとおこない、これまでの行動や経験などあらゆる面から自身の性格を洗い出し整理することで、自分の軸ができあがり回答に一貫性を持たせることができます

なお、自己分析の方法としては、自身のこれまでの行動や気持ちに対して、「Why? (なぜ)」で深掘りしていくのがおすすめです。

自身の行動には必ず理由があります。そこを深く追及していくことで、行動の芯となっている自分の価値観や自分らしさが浮き彫りとなり、それが強みや長所につながっていきます。

強み弱みを把握するための自己分析方法はこちらで解説しています。

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➁業界研究で特徴を把握する

自己分析で自分を知ることができたら、業界研究と企業研究によって、自己PRの強みや長所の内容を決めていきます。

まずは業界研究でその業界の特徴をつかんでみましょう。業界によって雰囲気やその業界に向いている人の特徴、仕事内容は大きく異なります。最初に業界全体のおおまかな方向性を知ることで、企業研究をおこなった際に企業ごとの違いもより明確になるでしょう

業界研究の方法としては、業界地図が載っている書籍を読み、業界の特徴と代表的な企業を確認しましょう。また、業界ごとの合同企業説明会に参加すると、実際に業界で活躍する社員の雰囲気を知ることができます。

周りと差がつく業界研究の方法はこちらで解説しています。

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③企業研究で求める人物像を知る

面接官は自己PRと長所の質問を通して、入社した後にその学生が活躍できるか、企業に貢献できるかを判断しています。

業界や企業、職種によって、求められる能力やスキルは異なりますし、企業の社風や年齢構成などによって職場の雰囲気はまったく違ったものになります。

そのため、インターンシップやOB・OG訪問、企業のホームページ(HP)に載っている先輩社員のインタビュー記事など、あらゆる情報源を用いてその企業がどのような人材を求めているのか確認し、それに則したアピールをするようにしましょう

自己PRと長所の効果的な作成方法

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就活生

自己分析と業界・企業研究によって、求める人物像とアピールすべき内容の方向性が決まりました。早速自己PRを書いてみます。

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キャリア
アドバイザー

自己PRや長所を書き出す前に、作成方法を確認しておきましょう。せっかく内容が良くても、書き方一つで損をすることがないようにしたいですね。

書類選考や面接において自身の魅力を最大限表現するためには、内容はもちろん、伝え方も重要です。これから説明する作成方法に沿って、効果的な自己PRと長所を作成していきましょう。

結論→理由→エピソード→まとめの順番を意識する

自己PRや長所を伝える際は、「結論→理由→エピソード→まとめ」の順番を意識して話すようにしましょう

  • 結論:「私の強み(長所)は〇〇です」
    まず最初に結論を一言で述べます。そうすることで、面接官は「この学生はこのことについて話したいんだな」と要点を理解したうえで話を聞くため、その後の話が頭に入ってきやすくなります。
  • 理由:「所属する〇〇部では、~~をするよう心掛け、~~を成し遂げました」
    結論の次にその理由を簡単に述べます。理由は主観的な感想や他人からの意見などではなく、この後のエピソードにつづく具体的な経験をもとに話すようにします。ただし、エピソードの中で理由を含めて話す方が流れとしてスムーズな場合は、結論の後にエピソードを続けても問題ありません。
  • エピソード:「昨年、部内において~~という問題が起こり……」
    結論の裏付けとなるエピソードを話します。エピソードの内容としては、小学校や中学校のことではなく、可能な限り最近のものを話しましょう。
  • まとめ:「この強みを活かして貴社の〇〇の業務で~~という形で貢献していきます/貴社で仕事をするにあたり、~~の面でこの長所を活かしていきたいです」
    最後に、これまで話した内容のまとめとなる言葉で締めくくります。このまとめがあることによって、全体として整理されたまとまりがある内容となり、学生が最もアピールしたいことが何なのかを面接官にしっかりと伝えることができます。

エピソードは具体性を持たせる

エピソードでは客観的に見て根拠として納得できる内容にするため、可能な限り具体的な行動や実績を話すようにしましょう

たとえば、「テニス部で部長だったのでリーダーシップがあります」と言われても、具体的にリーダーシップを発揮した根拠がないので信ぴょう性に欠けます。「チームをまとめるために部員への声かけを徹底した」など、何をしたのか具体的な行動を示すことで、言葉だけではないことが面接官に伝わります。

仕事にどのように活かせるのかをアピールする

先述したとおり、自己PRと長所を話す際には、最後にまとめとして、仕事にどのように活かせるのかアピールをして締めくくるようにしましょう。自己PRでは、質問を通して「入社後の戦力となりうるか」を見られています。

したがって、志望している企業の仕事において、具体的にどのように強みを活かせるのかまで言及するようにしましょう。そうすることで入社後のイメージがしやすく、企業研究がしっかりとできているアピールにもなります。

長所であれば、学生の人柄が「社風にうまくなじめるか」を見ています。業界や企業、職種の特徴や雰囲気を踏まえたうえで、その長所を活かして仕事にどのように取り組むかの姿勢をアピールすると、職場環境に適応していけることのアピールができますね

自己PRと長所を作成した後にチェックすべきポイント

自己PRと長所を作成した後のチェックポイント

自己PRと長所を作成できたら、下記のポイントをチェックして見直しをおこないましょう。自分では良いと思って作成した文章でも、再度見直すことで客観的に全体を見ることができ、細かなミスや矛盾点に気づきやすいです。

また、見直しの際には読むだけではなく、声に出してみたり、友人や家族などの第三者に聞いてもらうと新たな視点で修正点が見えてくる場合もあります。

特に面接ではその場で話を聞いて一度でスムーズに理解してもらう必要があるため、内容はよりわかりやすく、伝わりやすいものとすべきです。

矛盾点がないか

自己PRと長所では、同じ内容にはしないようにと先述しましたが、作成後は両者を比較して矛盾点がないか確認しましょう。

自己分析をおこなうと、自身の性格がさまざまな要素から成り立っていることがわかります。それらを整理することなく、書き連ねていってしまうと軸がぶれて矛盾が生じる場合があります。

さらに自分の軸がないまま面接を受けると、回答するうちに何が重要なのかが自分でもわからなくなり、結果として「その場で思いついたことを言っているのかな」、「自己分析ができていないな」と判断されてしまいます。

自分を構成している要素の中で最も重要なものが何かまで突き詰めて徹底的に自己分析をおこない、自己PRでも長所でも、すべての質問への回答に一貫性を持たせておくことが大切です

客観性があるか

自己PRも長所も、客観的に見て納得できる内容にしましょう。回答があまりに主観的な内容に偏ってしまうと、面接官から疑問に思われてしまうケースもあります。

また、自分一人で考えた長所と、面接を通して面接官が抱いた印象が異なっていた場合も情報の信ぴょう性が薄まるので、そのためにも自身の回答における客観性は必要です。

面接官に納得してもらうためには、まわりから言われたことや評価、具体的な行動や実績など、誰が見てもそうだと思える根拠を入れておくことが大切です

吉川 智也

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矛盾が生じていないか何度も読み直しましょう

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、強みとエピソードに矛盾がないか何度も検討をしてください。最初のうちは「コツコツと努力をする」ことを強みと考えて、それにマッチするエピソードを考えていたとしても、エピソードを練っていく段階で強みの言い換え表現が思い浮かぶかもしれません。そこで強みの言葉を変えてみると、今度はエピソードの言い回しもまた変更する必要があるかもしれません。

このように、自己PRや強みを考えることに終わりはありません。だからといって考え続けるだけで止まってしまうと本末転倒なので、面接やフィードバックをもとに改善していきましょう。

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採用担当者に響く! 高評価につながる自己PRと長所の例文9選

ここからは参考として、高評価につながる自己PRと長所の例文を見ていきましょう。

同じアピールポイントを使って、自己PRと長所の例文を載せているので、どういった違いがあるのかや、どのような点が評価されているのかを確認してみましょう。

①好奇心旺盛をアピールする場合

好奇心旺盛とは、未知のこと、新しいことに強い興味を持ち、積極的に知ろうとすることです。好奇心旺盛で新しいことに挑戦していく姿勢は、チャレンジ精神が豊富で主体性があり、入社後も成長力が高い人材として評価されます。

一方、アピールする際は注意も必要です。たとえば、「私は好奇心旺盛で、やりたいことには何でも挑戦します。1年生の頃は塾講師、2年生はカフェ、現在は本屋のアルバイトをし、さまざまな職種を経験しました」というような自己PRでは、飽き性で継続力がないと判断される可能性があります。

好奇心旺盛をアピールする際は、挑戦したことを書き連ねるのではなく、責任を持って取り組んだことがわかるようにしましょう

好奇心旺盛をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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自己PRで好奇心旺盛をアピールするコツ5選|OK・NG例文付き

自己PR

例文

私の強みは、好奇心旺盛なことで、自分が知りたいと思ったことは、新しい環境であっても臆せず飛び込んでいきます。ゼミのフィールドワークでベトナムを訪問し、経済状況と発展について研究する機会がありました。最終日に現地学生との交流があり、そこで都市部と農村部では生活や考え方・慣習に大きく差異があることを知りました。

訪問では都市部だけの視察で帰国となりましたが、私は、経済状況の把握には農村部の実態も知るべきだと感じ、長期休みを利用して農村部にホームスティをしに行き、単独で現地調査をおこないました。都市部よりも英語が通じず言語面では苦労しましたが、村の生活を直接体験し、村人と交流したことで新たな研究の気づきを得ることができました。

貴社は現在、事業の多角化に注力されていますが、私はこの強みを活かして新事業における市場調査や販売方法を模索し、事業の発展に貢献していきます。

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キャリア
アドバイザー

好奇心旺盛、という言葉を自分なりに解釈してより具体化できていますね。ベトナムの農村部に単独で行くというエピソードからは、行動力の強さやチャレンジ精神も感じ、新たな事業に対しても戦力として貢献してくれるイメージが持てます。

長所

例文

私の長所は、好奇心旺盛であらゆる情報源から知識を吸収し活かしていけることです。アルバイト先のパン屋でも、店の課題に対して情報を多方面から探り、打開策を提案しました。

店の近くには競合店も多いため、店長は毎月新商品を打ち出していましたが、最近は案が尽きてきて苦戦しているようでした。そこで私は少しでも力になれないかと思い、コンビニや、雑誌・インターネットで人気商品や流行を広く探り情報収集をしました。

さらにパン屋をめぐり、店員の方と話しながらその特徴やこだわりを聞き、ヒントを集めました。そしてメニュー案を自分なりに作成し、店長に提案したところ、いくつか試作品を作ってくれ、改良を重ねて商品化に結びつけることができました。

自分が好奇心で調べたことが成果として出るのはうれしく、貴社においてもこの長所を発揮し、変化の多いIT業界で常に情報のアンテナを持って知識を習得し、顧客に最適な提案をしていきたいです。

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アドバイザー

ただ行動した内容を書くのではなく、その理由や思いを書けていて学生の人物像がイメージしやすいです。店長からの指示ではなく、自分から進んで役に立とうと行動したところに積極性や人柄の良さが出ていますね。志望するIT業界の特徴とうまくからめており、業界研究ができていることのアピールもできています。

②協調性をアピールする場合

協調性とは、さまざまな価値観・考えを持った人たちと協力して同じ目標に向けて努力していけることを指します。

まわりの意見を聞いて、衝突が起こらないように空気を読んで合わせることを協調性と勘違いしている人もいますが、そうした受動的な姿勢は、チームが良くない方向に進もうとしたときでも従ってしまうと思われ、選考ではあまり評価されません。

相手の立場や意見も尊重したうえで、チームを正しい方向性に導くためにときには自分の意見を主張することも必要です。協調性をアピールポイントとする場合は、主体的に周囲とコミュニケーションを取り、課題達成のために行動したことがわかるようにしましょう

協調性をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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自己PR

例文

私の強みは、異なる立場の人の間に立ち、目標のために協力しあえる環境を作り出すことです。アパレルショップのアルバイトでこの強みを発揮しました。店舗では社員とアルバイトの間で仕事に対する温度差があり、距離感がある状態でした。

私は全体として協力し合える環境を作り出すため、匿名でお互いの良かったところを書いてロッカーに貼ることを提案しました。さらに、売上向上のための接客のコツを社員に聞き、ポスターを作成して事務所に貼ることで、売上に対する意識共有を図りました。

その結果、スタッフ同士でポジティブな声かけが増え、接客レベルも向上したことで、年末セールでは地域のグループ店舗で売上2位となることができました。貴社では海外赴任も多く、さまざまなバックボーンを持った社員と仕事をしていくことになりますが、私はこの強みを活かし、メンバーの連携強化をサポートし貴社の売上向上につなげていきます。

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キャリア
アドバイザー

課題解決のための行動からは、協調性だけでなく、仕事に対するポジティブな姿勢を感じ、好印象を持ちます。海外赴任が多いという企業の特色に合わせて、具体的な貢献の仕方が書かれているため、企業研究のアピールもうまくできていますね。

長所

例文

私の長所は協調性です。所属するサッカー部では部員の意見の相違を考慮しつつ、それらを最大限に活かせるような対策を実行し、チームをサポートしました。

サッカー部は人数が多く、試合も練習も上級生メインのため、不満を言う1年生が多くいました。一方、上級生も、不満ばかりで意欲的に参加しない1年生を良く思っていないようでした。
私は部員全員が楽しく、積極的に練習できる環境に改善したいと思い、1年生に一部の練習メニューや部内試合の戦略を主体となって考えてもらうことを提案しました。これらを考えるためにはメンバー全員の戦力を把握する必要があるため、自然と先輩にアドバイスを求め、それが交流の機会にもなると考えたからです。

その結果、学年を超えて仲が深まり、以前よりも1年生から意見が積極的に出るようになったことでチーム全体の士気も上がりました。私はこの長所を活かし、貴社においてもメンバーそれぞれの意見を尊重しながらより良いパフォーマンスができるようサポートし、仕事がしやすい環境づくりに貢献します。

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ただ人の意見を聞くだけでなく、それらをまとめて活かせる案を自分で考えて実行したところに主体的な協調性があらわれていて好感が持てますね。エピソードに自分なりの考え方や価値観を書いていることで、この学生の人柄が表れており、長所の質問意図に適した回答になっています。

③責任感をアピールする場合

責任感とは、自分が引き受けたこと、やるべきことに対して、責任をもって最後まで全うしようとする気持ちのことです。責任感がある人は、仕事に対しても納期を守り、途中で投げ出さずに目標達成に向けて成し遂げる姿勢から、信用がおける人材として評価されます。

しかしながら、「アルバイトで任された仕事をすべて成し遂げた」とするだけでは、仕事をしたことしか伝わりません。責任感をアピールする場合は、その中での困難や課題を示し、どのように行動したことで解決していったのかまで具体的にわかるエピソードとしましょう

責任感をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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エピソード別例文8選! 自己PRで責任感を上手にアピールするには

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例文

私の強みは、責任感が強いことです。家庭教師のアルバイトでも、成果を出せるまで根気強く生徒と向き合うよう心掛けていました。昨年担当した生徒は数学への苦手意識が強く、「志望校にはどうせ落ちる」と勉強に対してまったく意欲を見せませんでした。

生徒が自主的に勉強するためには、自己肯定感を向上させ、数学への自信をつけてもらうことが大切だと思い、私は次の2点を実行しました。①生徒のレベルに合わせた問題集を作成し、簡単な問題から解いて徐々にレベルを上げていく。②問題を間違えても解こうとした努力を具体的な言葉で毎回評価する。

さらに①②により習得した分野を表にして可視化することで、成長していることがわかるようにしました。

その結果、少しずつ結果が出てくるようになり、志望校に合格することができました。貴社の人事職においても、責任感をもって人材配置や研修制度構築の一端を担い、社員が働きやすい環境づくりに貢献します。

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目標達成のために必要なことを自分なりに分析して行動しており、責任感の強さがよく表現できています。また、志望する人事職の中で、社員の活躍や成長にかかわる、特に責任感が問われるであろう仕事内容を選んで考えて書いており、職種理解ができていることがわかりますね。

長所

例文

私の長所は、責任感の強さです。所属する旅行サークルでは、ほかにも兼部している人が多く、イベントも長期休みにしかないため、新入生の半分以上は徐々に来なくなり、サークルの存続が危うい状況が続いていました。

ほかのメンバーは残る人だけで楽しめれば良いという考えでしたが、私は、せっかく入ってくれた新入生たちにサークルを通じて楽しい思い出を作ってもらいたいと思い、新入生勧誘のリーダーとして次の施策を実行しました。①旅行に限定せず、スポーツ大会や勉強会で部員同士の交流を増やす。②新入生の情報は上級生全員に周知し、学内で積極的に声をかけて接点を増やす。

その結果、新入生を受け入れる環境ができたことで参加率が向上し、入部した30名中、28名が現在も所属し、参加してくれています。私はこの長所を活かし、仕事においても常に責任感を忘れず、課題に対して適切なアプローチをして解決へと導きます。

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ほかのメンバーに流されず、自分なりにサークル活動への考えを持って課題に向き合っており、責任感の強さがエピソードでよく表現できています。また、「責任感が強い」という長所には1人で背負いこむという短所が隠れていますが、自分1人ですべて背負わず、ほかのメンバーと協力していっていることでその点をカバーできています。

④コミュニケーション能力をアピールする場合

コミュニケーション能力とは、相手とスムーズに意思疎通ができる力のことです。種類としては、自分の意見や感情などを言葉で伝えたり、相手の話した内容を聞いて理解する「言語コミュニケーション」と、言語以外の身振り手振りなどで情報を発したり、感じ取ったりする「非言語コミュニケーション」に分類できます。

アピールポイントとして、「コミュニケーション能力がある」と回答すると、これらすべてを含むこととなり、抽象的な印象を持ちますし、面接での受け答えがスムーズでない場合などに矛盾を感じやすいです。

したがって、強みや長所として用いる場合は、「人にわかりやすく伝えるのが得意」、「相手の思っていることを汲み取る力がある」など、具体的に説明すると良いでしょう

コミュニケーション能力をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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例文

私の強みは、相手の考えに対して、要点を押さえて的確に汲み取る力です。私は現在、コールセンターでアルバイトをしています。電話対応でクレーム対応をおこなう際、相手の言っていることがわからず何度も聞き返し、余計に怒らせてしまうことが何度かありました。

こうしたクレームを円滑に処理するため私は、①「5W1H」を意識して各情報を整理する。②相手の声のトーンや話し方から、何に最も不満を感じているのかを汲み取る。③相手の欲しい情報のみを簡潔に伝える。の3点を意識して対応するようにしました。

その結果、対応の後にお褒めの言葉をいただくことが増え、1件あたりにかける時間もより短くすることができました。貴社のITコンサルタント業務においても、この強みを活かして顧客の要望を的確に把握し、課題解決のための戦略を組み立て利益に貢献します。

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コミュニケーション能力を「聴く力」に絞ってわかりやすく表現できています。顧客の要望を正しく理解することが重要なコンサル職において、そうした事情を理解して強みとつなげているところにも、好印象を持ちます。

長所

例文

私の長所は、その場の空気を読んで良好な人間関係を作り出すことです。所属する学科で2年生の時、新入生オリエンテーション合宿の担当に選ばれた際には、1年生同士の交流をサポートしました。

合宿では、入学1週間後におこなわれるということもあり、始めはお互いに気を使ってなかなか話せない学生が多くいました。そこで私は、事前アンケートの情報をもとに、共通する話題がありそうな学生同士を引き合わせ、話のきっかけを作るようにしました。

また、ゲームでは率先して見本を見せ、わざとミスして笑いを取ったり、大きな声で名前を呼んで応援したりして場の空気感を和らげるように心掛けました。

すると徐々に1年生同士でも話が盛り上がるようになり、合宿後のアンケートでは95%の人から満足したという回答を得ました。貴社ではチームでの仕事がメインとなりますが、チーム内で必要なことを適切に把握し、全員で連携して仕事を進めていける環境をつくっていきます。

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実際にした行動の前者では「話す」、後者では「行動」によってコミュニケーションの活性化が書かれており、長所の説得力が増しますね。また、エピソードには明るく活発な人柄がよく表れており、コミュニケーション能力を補強する要素となっています。

⑤リーダーシップをアピールする場合

リーダーシップがあるとは、組織を正しい方向に導くためにメンバーをまとめたり、指導していく力のことを指します。

リーダーシップをアピールできるのは部長などの役職者のみと思われがちですが、重要なのは役職ではなく、チームのために何をしたかです。チームに良い影響を与えた経験があれば、役職についていなくてもリーダーシップをアピールすることができます。

リーダーシップをアピールする方法はこちらも参考にしてみてください。

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例文

私の強みは、状況に応じてまわりの人に働きかけ、コミュニケーションを円滑にすることです。私は結婚式場でアルバイトをしています。仕事では、式によって段どりや個々の役割が変わり覚えることが多い一方、ミスは絶対に許されないため、プレッシャーから辞めてしまう新人が多くいました。

そこで私は、業務開始前に新人が苦手とする業務やトラブル時に誰がサポートするかの情報を全スタッフに共有し、現場ではいつもよりも多く声かけをおこなうようにしました。

さらに式後にはほかのスタッフを交えて良かった点を評価し合ったり、今後の改善点を一緒に考えるようにしました。

その結果、ほかのスタッフ間でも連携して新人を支えようとする意識が強くなり、新人の退職率を2割減少させることができました。貴社に入社できたら、店舗管理業務においてこの強みを活かし、店長としてスタッフの連携強化と売上向上に貢献していきます。

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志望する企業で店長を希望しているようですが、スタッフの育成は店長の大きな仕事の一つです。エピソードとして「新人教育」を選んだことで、入社後の戦力としてのアピールがうまくできていますね。

長所

例文

私の長所は、リーダーシップがあることです。所属するバレーボール部では、代替わりによってチームのレベルが落ちてしまい、それ以降大会では初戦敗退が続いていました。

そこで私は、1人ひとりの良さが引き立つような施策を実行し、メンバーの士気を上げることで技術向上と結束力の強化につなげました。

具体的にはまず、個人の強みを活かしてチーム全体を強化することを考えました。ジャンプアタックが得意な人には、アタック練習のメニュー担当になるなど、1人ひとりの得意なことを「指導者」としてほかのメンバーに教えてもらうようにしました。また、他大学との練習試合を増やし、ファインプレーを積極的に褒め、全員にポジティブな声かけをするようにして、試合自体を楽しめるように心掛けました。

その結果、チーム力が向上し、昨年秋の地区大会では準決勝まで残ることができました。貴社においてもこの長所を活かし、チーム全体に良い影響を与えることができるよう貢献していきます。

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部長でなくても、自分から積極的にチームが勝つために必要なことを考え、周囲を巻き込んで実行していく点にリーダーシップを感じます。また、試合を楽しめるようにポジティブな声かけをした点に、周囲に好影響を与える明るい人柄が表れており、職場においてもうまく適応していくことができる人材として評価されるでしょう。

⑥チームワークをアピールする場合

チームワークとは、目標に向かってチームのメンバーが協力して成果を上げていくことです。企業では、1人で完結する仕事はほぼなく、まわりの人と協力して仕事をしていくことが求められるので、チームワーク力があるかどうかは採用担当としても見ておきたいポイントの一つです。

「チームワーク力」そのものはチーム全体の力を指するので、これをアピールポイントとする場合は、チーム内の自分の役割と、チームワーク力向上のためにした行動まで具体的に説明する必要があります。

「チームを引っ張る指導役」、「メンバー同士の間に入る調整役」、「チームに入れない人をサポートする補佐役」など、いずれもチームには必要な存在ですが、自分がその中でどんな存在としてチームに貢献したかがわかるようにしましょう

チームワークをアピールする方法はこちらでも解説しています。

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例文

私の強みは、目標達成のためにチームで協力しあえる環境を作り出せることです。前期のゼミ合宿ではグループごとの研究発表があり、私のグループではアルバイトなどで忙しい人と、研究に時間をかけたい人がおり、作業分担で衝突が起こってしまいました。

そこで私は、まず各メンバーの行動予定表を作成し、作業時間を数値で明確化しました。そのうえで時間のある人は先行研究の洗い出し、忙しい人は通学時などの隙間時間でできる要点整理など、各人に適した役割をふり、進捗状況の共有をしました。

その結果、お互いの状況が見えたことで不満も減り、短い期間で協力して成果を出すことができたため、発表では1くらいを取ることができました。貴社ではシステムエンジニア職として工程管理を徹底し、現場のプログラマーと適切な役割分担をおこなってプロジェクトを円滑に進め、企業の利益に貢献していきます。

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志望するシステムエンジニア職と、エピソードの行動がうまくリンクしていて企業へのアピールとして説得力があります。具体的な仕事内容にも触れていることで、職種への理解があることも伝わりますね。

長所

例文

私の長所は、チームワークを活かして課題を達成していく点です。所属する吹奏楽部では練習が厳しく即戦力が求められますが、私は、そんな中でも部員全員が活動しやすい環境づくりを心掛けていました。

ある日、1年生が全体練習で何度も注意され落ち込み、練習に来なくなってしまったことがあり、それがきっかけでほかの初心者の参加率も悪くなっていく事態に発展しました。私はその状況を打開するため、初心者に対して指導担当を1対1でつけ、全体練習では最低限のミスの指摘だけにとどめて、具体的な指導は個別でおこなうよう提案しました。また、上級生に1日1回は1年生に声をかけてもらい、上級生全体で1年生をサポートする体制を作りました。

その結果、徐々に部全体の雰囲気が良くなり、参加率は毎回9割を超えるようになりました。貴社でもこの長所を活かし、1人ひとりへの細かな気遣いを心掛け、チームで仕事を円滑に進めていけるよう貢献していきます。

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部活動の中で、自分が何を心掛けているのか書かれており、文章全体からこの学生の考え方や、気遣いができる人柄が伝わってきます。チームワークを活かして上級生みんなで新入生をサポートできるよう貢献した点に、協調性やコミュニケーション力も感じますね。

⑦行動力をアピールする場合

行動力とは、目標のために、自分が考えたことを行動に移せる力です。目標達成に向けて行動するということは、計画を練り、ときには周囲を巻き込みながら失敗を恐れずにチャレンジしていくことが必要なので、行動力がある人材は、企業にとって重宝されます。

行動力をアピールする場合は、自身のした行動だけではなく、どういった考えで、どんな課題を達成するために行動したのかがわかるエピソードとしましょう。強みや長所を、「行動力がある」から、より自分の特徴を踏まえた具体性のある表現に言い換えるのもおすすめです。

行動力をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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例文

私の強みはフットワークが軽く、課題解決に向けて積極的に行動できることです。アルバイト先のカフェでも、問題が起こった際はすぐに行動を起こして改善するよう心掛けていました。

昨年、近隣の新規店舗オープンにより客足が大きく減ってしまったことがありました。そこで私は、新規顧客獲得のため、街を散策し人の流れを調査しました。結果、駅近くの運動公園に部活動の学生が定期的に集まっていることがわかり、私はそこにターゲットを絞って、店長と相談しつつ次の戦略を実行しました。①学生割引が付いたチラシの配布。②運動後の人のため、たんぱく質が含まれる既存メニューを組み合わせたランチセットを展開。③多人数でも座りやすいテーブル配置に変更。

その結果、学生同士で口コミが広まり、少しずつ以前と同じ程度まで売上を取り戻すことができてきました。貴社の営業においても行動力をもって新たな顧客のニーズを見つけ出し、売上向上に貢献していきます。

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きちんと事前調査をしてから作戦を立てて実行しているため、考えなしにすぐ行動するだけではないことがわかります。計画性と行動力を兼ね備えた人材であることが伝わってきますし、企業に貢献できる強みをうまくアピールできていますね。

フットワークの軽さをアピールしたい人はこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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長所

例文

私の長所は行動力です。コーチとして指導している出身高校のバスケットボール部では、チームの問題をいち早く察知し、積極的に解決していくことで活動に支障が出ないようサポートしています。

以前、社会人コーチと部員の間に壁があるように感じ、部員から話を聞いたところ、指導が厳しく、必要以上に恐縮していることが原因だとわかりました。私は、部員たちには前向きな姿勢で練習に臨んでもらいたいと思い、コーチと部員の距離を縮めるべく、①コーチも選手として交じり、同じ立場で体力づくりをしたり部内試合の作戦を考える。②練習以外での交流イベントを定期的に実施。の2点を実行しました。

その結果、部員からも積極的にコーチに意見するようになり、チームの質も上がったことで、先月のグループ予選では1位通過をすることができました。私はこの長所を活かし、仕事においても課題達成のために新しい施策を積極的に考え、実行していきます。

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自分のためではなく常にチームのことを考え、部員が活動しやすい環境を作ろうと行動する姿勢に、まわりを気遣う優しい人柄や考え方が出ています。職場でも周囲と協調しながら仕事ができるように感じ、職場で活きる長所として適切にアピールできています。

⑧計画性をアピールする場合

計画性とは、ある課題を達成するために計画を立てて実行していく力のことを指します。しかし仕事をしていくうえで、必要となる計画性とは、

  • 課題達成のために必要なタスクを洗い出す力
  • 納期までの日数を逆算してスケジュールを立てていける力
  • トラブルが起こっても冷静に対処し、計画通り進めていく力

などを総合的に含めており、たとえば「試験勉強のために毎日1時間勉強した」というだけでは計画性がある根拠とはなりませんし、自身の考え方や価値観が採用担当に伝わりません。

計画性をアピールする場合は、結果だけではなく、限られた時間の中で効率的にタスクをこなしていくために自分がどう考え、何を工夫したのかがわかるようにしましょう

計画性をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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例文

私の強みは計画性があることです。所属する研究室で、前期にグループごとのプレゼンテーションをおこなうことになったのですが、インターンの時期と重なったことで各々のスケジュールに余裕がないという問題がありました。

そこで私は、まず発表までの残り日数から1週間ごとのスケジュールを逆算し、メンバーの就活日程を書き出したうえで、期間ごとの担当を決めました。そして各期間でのタスクを洗い出し、メンバーに振り分けて引継ぎしながら作業が滞らないように心掛けました。

その結果、予定よりも少し早く作業を完了させることができ、発表では8組中2くらいを取ることができました。この強みを活かし、貴社のコンサルタント業務においても、顧客の要望を期間内に最善の形で提供できるように尽力します。

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エピソードが企業の仕事にも活きてくる内容で、入社後も戦力として活躍していくイメージが持てますね。計画的かつ合理的に仕事を進めている姿勢がよく表現できています。

長所

例文

私の長所は、目標に向けてスケジュールを管理し、計画的に物事を進められることです。大学1年生の時、社会人になる前に多様な価値観に触れてみたいと感じ、海外留学を決意しました。しかし希望するプログラムの条件としてTOEFL iBT68以上を取る必要があり、私はその時点で55しかありませんでした。

そのため、応募締切の半年後までにスコアを上げるべく、1ヵ月ごとに過去問題での目標点数を設定し、参考書や単語帳の進めるペースを月単位で管理。さらに朝7時からカフェで英会話レッスンを30分おこない、総合的なスキル向上を図りました。

実践会話は難易度が高く苦労しましたが、知っている表現の中から相手に伝わるよう工夫し、習ったことは必ず夜に復習して身に着けました。その結果、TOEFL iBT70を取ることができ、希望通り留学に参加することができました。貴社の営業職においても目標達成のために計画的に戦略を練り、新規顧客を獲得していきます。

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資格試験のために計画的に勉強したというエピソードはよくありますが、この学生は参考書を計画的に進めるだけではなく、目標点数を月ごとに決めたり、英会話レッスンをするなど自分なりに勉強法を考えて行動した点が評価できます。また、朝から勉強に意欲的に取り組む様子から、タフさも伝わってきますね。

⑨集中力をアピールする場合

集中力とは、一つのことに意識を集中させて取り組む力を指します。企業においては、研究職や事務職などの職種において、1人で集中して作業に取り組まなければいけない場面で活用できるスキルです。

集中力という言葉だけでは抽象的なので、集中した時間とこなした量を数値化したり、集中力を保つためにした工夫や、取り組んだ成果を書くことで長所に説得力を持たせましょう

また、集中力にはその短所として「まわりが見えていない」、「ほかのことをおろそかにしてしまう」があります。集中力をアピールする場合は、一つのことに集中したことだけではなく、まわりと協力しておこなった、ほかの仕事とメリハリをつけながら集中した、など集中力以外の長所を交えて書くと短所をカバーすることができます。

集中力をアピールする方法はこちらでも解説しています。

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例文

私の強みは、集中力の高さです。データ入力のアルバイトでは、ミスを極力減らしつつ正確なタイピングを心掛けました。仕事は単純作業の繰り返しですが、長い時間黙々と続けるのは思っているより大変で、さらに出来高制のため効率よく稼ぐためには正確性とスピードの両方が必要でした。

そこで私は、作業時間を分割し、各時間におけるノルマを自分で設定しました。さらに、1日の中でも作業効率の良い午前中は入力作業のみを集中して多くこなし、午後は資料整理などの雑用で体を動かしながら仕事をすることでメリハリをつけるようにしました。

その結果、短時間で完成度の高いデータを多く提出できたことで、学業と部活動に支障が出ない範囲で、給料を上げていくことができました。貴社の営業職においても、潜在顧客に対して効率的かつ効果的なアプローチをおこない、新規案件の獲得につなげていきます。

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午前と午後で作業内容を変え、メリハリをつけているところに集中力を保つための独自の工夫ができている点が評価できます。集中力の高さだけでなく、現状を見て必要な行動ができるスキルの高さが感じ取れますね。

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例文

私の長所は、限られた時間の中で最大限の集中力を発揮して物事に取り組めることです。私は会計学を専攻しており、昨年簿記2級の受験に挑戦しましたが、部活動と両立しつつ勉強方法を工夫し、無事に合格することができました。

所属するラクロス部では平日は夕方5時から7時まで週4日、さらに土曜日も練習試合があり、勉強できる時間は限られていました。そこで私は朝5時に起床して6時〜7時までの1時間の間に過去問を解き、帰宅後は朝解いた問題の採点と参考書の見直しをおこなうというスケジュールを組みました。

アルバイトもあった日は疲労で眠気に負けそうなときもありましたが、妥協せず継続することが成果を出すためには必要だと思い、30分ごとに5分休憩をはさみながら勉強に集中するように心掛けました。

その結果、3ヶ月で試験に合格することができました。貴社においても、この集中力を発揮して正確なプログラミングを心掛け、チーム全体に良い影響が与えられるように尽力します。

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部活動の傍ら、朝と夜に継続して勉強をするのは、まさに集中力と体力がなければ難しいといえ、長所の根拠として説得力があります。また、自分なりの考え方を示しながらエピソードを書いており、全体からこの学生の人物像がイメージできます。

自己PRと長所が思い浮かばないときの対処方法

自己分析をおこなっても、どうしても自分の強みや長所が思い浮かばない、というときもあるかもしれません。そんなときはこれから説明する対処方法をもとに再度自分を見つめ直し、自分を構成する軸がどこにあるのか、何を主張すべきなのかを考えてみましょう。

始めから、「自己PR」を書かなければ、「長所」でうまくアピールしなければ、と考えてしまうとなかなか作成は進みません。

最終的に納得のいく内容に仕上げれば良いのですから、あまり重く考えず、一つずつ方法を試していくことで、自分を洗い出していきましょう。

短所はポジティブに捉えて長所に変える

自分の長所、というとなかなか思い浮かばない方もいるかもしれません。しかし、誰しも自身の欠点は割と目につきやすいものですから、まずは短所を考え、それをポジティブにとらえて長所に言い換えてみるのもおすすめです。

長所と短所は表裏一体で、「物怖じしてなかなか行動に移せない」という短所は、言い換えれば「計画性があり、慎重に行動できる」という長所になります。こうした慎重さは、細かい数字を間違いなく処理していく経理の仕事などで重宝される立派なスキルです。

長所がないと思っている人の大半は気づいていないだけなので、どのような性格も捉え方によっては大切な自分のスキルとなりうるということを忘れず、自己分析をおこなっていきましょう

短所と長所の言い換え
  • 心配性 ⇒ 計画性がある
  • おおざっぱ ⇒ 寛容
  • 飽きっぽい ⇒ 好奇心旺盛
  • プライドが高い ⇒ 負けず嫌い
  • 落ち着きがない ⇒ 行動力がある
  • 流されやすい ⇒ 協調性がある
  • 我が強い ⇒ リーダーシップがある
  • 神経質 ⇒ 几帳面
  • 仕切りたがり ⇒ 調整力がある
  • 優柔不断 ⇒ 柔軟性がある

短所を長所へ置き換える例はこちらで解説しています。

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短所を長所に置き換えれば、回答に説得力が生まれ、採用担当者の納得感が得られます。 この記事では、採用担当者が長所や短所を質問する意図や、置き換えのポイント、置き換え例文20選をキャリアアドバイザーが解説します。 一貫性のあるアピールで選考を突破しましょう!

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過去を振り返ってみる

長所も短所もうまく思い浮かばない、という場合は、「自分史」や「モチベーショングラフ」でもう一度自分の過去を振り返ってみましょう。

自分史では、これまでの人生でのできごとや行動、感じたことを歴史として書き出すことで客観的に自分を見直すことができます。また、モチベーショングラフとは、横軸を時間、縦軸をモチベーションの高さとし、年齢ごとに過去の自身のできごとを振り返って、時系列でモチベーションがどのように変化したのかをグラフで表したものです。

モチベーションの上下によって、できごとに対する自分の価値観や、長所、短所を明らかにしていくことができます

自分史の活用方法はこちらを参考にしてみてください。

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就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。

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第3者に相談する

自分で考えても長所が出てこない場合は、家族や友人、研究室の同期などの第3者に相談してみると良いでしょう。聞いてみると案外、自分で認識していなかった長所がいくつも出てくることもあります。

そうした第3者から言われたことを書いておき、何度も出てきたワードやエピソードを整理していくと、客観性のある長所や強みを作り出すことができます

就活エージェント

自己分析や他己分析をおこなっても考えがうまくまとまらない場合は、就職のプロに頼ってみるのも良いかもしれません。

就活エージェントは、基本的に無料で利用できます。専任のキャリアコンサルタントが担当につき、企業選びや選考対策、面接の日程調整から内定まで網羅的に就活をサポートしてくれます。

多くの学生と企業を見てきたプロですから、ヒアリングをおこなう中で学生が気づかなかった長所や強み、そして、そのスキルを最大限活かせる業界や企業を見つけてくれることでしょう

キャリアセンター

大学のキャリアセンターに相談してみるのもおすすめです。キャリアセンターの職員は多くの学生と面談してきているので、話している中で自己分析の助けとなるアドバイスをもらえることでしょう。

また、大学における就職事情を把握しているので、志望する企業で内定を獲得した先輩の特徴、傾向や、それに合わせた対策などを具体的に知ることもできます

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

1人で考えずに周囲とコミュニケーションを取っていきましょう

ここまで考えても、なかなかアイディアが思い浮かばない人もいるかもしれません。そのときには、ぜひ周囲の人に話を聞いてみましょう。自分の強みは、他者とかかわることで見えてくることが多いです。

おすすめなのは複数の人に聞いてみることです。普段何気なくおこなっている行動でも、たとえば少しせっかちな人から見た場合と、おっとりとした人から見た場合では持たれる印象は異なるはずです。どれが正解というわけではないので、たくさんの情報を集めて、その中から腑に落ちるものを選んでいきましょう。

ちなみに、他人に話を聞く場合には最初から答えを求めないようにしてください。相手もどの言葉が一番腑に落ちるか考えながら話していることが多いです。焦りすぎずに対策をすることを肝に銘じてくださいね。

自己PRと長所の違いを把握して、就活を有利に進めていこう!

自己PRと長所の違いは両者の違いをきちんと把握し、面接官の質問意図を理解して正しく回答することができれば、自身の魅力を最大限アピールすることができます。一方で、違いがわからず見切り発車で回答を作ってしまうと、企業の意図を汲むことができず不採用になりかねません。

この記事で解説したポイントを意識して効果的な自己PRと長所を作成し、就活を有利に進めていきましょう。

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