目次
- 文系は営業以外でも活躍できる! 職種を知って視野を広げよう
- 文系が活躍しやすい営業以外の仕事23選
- ①人事・総務
- ②経理
- ③事務
- ④法務
- ⑤生産・販売管理
- ⑥調達・購買
- ⑦マーケティング
- ⑧企画・商品開発
- ⑨広報・PR
- ⑩経営企画
- ⑪コンサルタント
- ⑫人材コーディネーター・キャリアカウンセラー
- ⑬ドライバー
- ⑭介護職
- ⑮施工管理
- ⑯システムエンジニア
- ⑰プログラマー
- ⑱Webデザイナー
- ⑲記者・ライター
- ⑳教師・塾講師
- ㉑地方公務員
- ㉒国家公務員
- ㉓NPO・NGO職員
- 文系が営業以外の仕事に就職するための4つの戦略
- ①営業以外の仕事に就いているOB・OGに話を聞く
- ②希望職種に関連するスキル獲得や実績づくりに取り組む
- ③営業以外の枠で応募できる「職種別採用」や「未経験OK」の求人を選ぶ
- ④選考で営業以外の仕事に関連する適性と成長意欲をアピールする
- 文系で営業以外の仕事がしたいなら視野を広げて自分に合った仕事を探そう!
文系は営業以外でも活躍できる! 職種を知って視野を広げよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の文系学生からよく、
「文系はほとんど営業に配属されるんですよね?」
「営業職には抵抗があるのですが、それ以外の仕事に就職できますか?」
といった相談を受けます。確かに、文系の学生が営業職に就くのはよくあることです。それに抵抗があり、将来の進路に悩んでいる学生も少なくありません。ただ前提として、文系であったとしても営業以外の仕事に就くことは可能ですよ。
この記事では、文系学生が活躍しやすい営業以外の仕事を紹介します。自分の希望の職種に就職するための就活戦略も解説するので、今後の就活に役立ててくださいね。
文系が活躍しやすい営業以外の仕事23選
文系で営業以外の仕事に就職できるといっても、具体的にどんな仕事が候補としてあるのかイメージがわかないと就活を進めるのは難しいですよね。
そこで、文系学生が活躍しやすい営業以外の仕事23職種を紹介します。それぞれの職種について、具体的にどのような業務をするのか、就職するにはどのようなスキルや就活上の工夫が必要になるのかを解説するので、興味を持てる職種を探してみてくださいね。
①人事・総務
人事は採用や教育などを通して会社の人材管理をおこなう職種で、総務は労務管理や社内イベント運営などを通して社員が働きやすい環境を整える仕事です。業務範囲で重なる部分があるため、同じ管理部門の仕事として「人事・総務課」とまとめている会社もあります。
- 採用(採用計画の策定・求人広告作成・応募者対応・面接調整など)
- 教育(階層別研修やスキル研修の企画・運営)
- 社内制度の整備(人事評価やコンプライアンスなどの設計・運用)
- 労務管理(勤怠管理・社会保険の手続き・労働安全衛生など)
- 社内イベント運営(社内行事や株主総会などの企画・運営)
人事・総務は、総合職採用で入社し他職種を経験してから配属されるケースが多いです。しかし新卒採用で人事職や管理部門に限定した採用をおこなっている企業もあるので、新卒で人事・総務になれる可能性もゼロではありません。
- パソコンスキルや簿記・法務の知識を身に付ける
- 縁の下の力持ちとして集団を支えた経験をアピールする

キャリア
アドバイザー
文系で文章作成力やコミュニケーション能力、法律に関する知識などがある場合、それらを十分に活かせる仕事です。
人事を目指したいと思ったら、志望動機で深い業務理解と経験を活かしたアピールが重要です。志望動機の詳しい書き方は以下の記事で紹介しているので、気になる場合はチェックしてくださいね。
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②経理
経理は、経費や予算など会社のお金の流れを管理する仕事です。業務では簿記の知識が求められるので、専門性の高い職種といえます。
- 入出金管理
- 経費精算
- 請求書・領収書の処理
- 決算(月次決算・四半期決算・年間決算)
- 税務申告
新卒で経理になるルートとしては、総合職採用で配属を狙うか、職種別採用で経理を募集している会社に入るかの2つがあります。
経験者が優先的に採用される傾向があり新卒で経理になるのはハードルが高いですが、もし文系で経済学や商学などを勉強していた場合はその知識をそのまま活かすことができます。
また、簿記の資格を取得するなどして知識を付けて就活に臨めば採用につながる可能性もありますよ。
- 経済学や商学の知識をアピールする
- 会計ソフトの操作スキルを身に付ける
- MOS(Excelの資格)や日商簿記(2級以上)を取得する
- サークルやアルバイトでの売上管理・会計経験をアピールする
新卒から経理になる方法について詳しくは以下の記事で解説しています。合わせてチェックしてくださいね。
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③事務
事務は、社内の運営や社外とのやりとりを総合的にバックアップする仕事です。企業全体のサポート業務を担う「一般事務」のほかに、営業事務や貿易事務など特定の職種や分野のサポートをおこなう「専門事務」があります。
- 書類作成・整理
- データ入力
- 社内環境整備
- 来客対応
- 小口金管理・伝票処理
- 郵便物の管理・発送
文系の場合、資料作成のスキルや授業で身に付けた文章理解力などを活かすことができますよ。
- 日商簿記・MOS・ビジネス文書検定・日商PC検定などの資格をとる
- 一般事務だけでなく専門事務も選択肢に入れて内定の確率を上げる
事務職のメリット・デメリットや、事務職を目指すうえで意識したいことなどについて以下の記事で詳しく解説しています。気になる場合はぜひ読んでみてくださいね。
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④法務
法務は、契約トラブルの解決や予防など、会社の経営を法律の面からバックアップする仕事です。
- 契約書類の作成・確認
- 社内規定の整備
- コンプライアンス教育
- 知的財産管理
- 訴訟・トラブル対応
- 株主総会・取締役会の運営
法学部出身なら学校で学んだ知識をそのまま活かせる可能性が高く、選考も有利になる場合がありますよ。
新卒で法務になるには、総合職採用で入って配属を希望するルートが一般的です。しかし、まれに職種別採用で法務の採用をおこなう企業もあるので、会社経営に関する法律の知識を身に付けて選考に臨めば採用される可能性もあります。
- 民法や会社法など法律の知識を身に付ける
- 簿記やビジネス実務法務検定®の資格をとる
⑤生産・販売管理
生産・販売管理は、製品が顧客に届くまでのプロセスを管理・改善する仕事です。メーカーや流通業、小売業、製造業での募集が多いです。
- 生産計画の立案・調整
- 受発注管理
- 入出庫管理
- 製造工程管理
- 在庫コントロール
文系出身者のなかにはデータの整理・分析スキルが高い人もいますが、そういったスキルを活かせる仕事ですよ。
生産・販売管理の職種別採用は、ほとんどおこなわれていません。そのため新卒から目指す場合は、まず総合職採用で入社し自分の適性や経験をアピールして配属を狙う必要があります。
- アルバイトでの在庫管理やサークルなどでのイベント進行の経験をアピールする
- 計画性の高さや数字に強いことをアピールして適性を示す
⑥調達・購買
調達・購買は、会社が商品やサービスを提供するうえで必要な原材料や部品などを外部から調達する仕事です。メーカーや商社、製造業での募集が多いです。
- 仕入れ先の選定・交渉
- 発注・納期管理
- コスト管理
- リスク管理
- 海外メーカーとの取引
レポート作成で身に付けたリサーチ力や、他者と議論しながら物事を進める交渉力などを活かすことができますよ。
新卒で調達・購買の職種別採用がおこなわれているケースはあまり多くありません。しかし総合職採用で入ってから業務への適性を示せれば、新卒でも配属される可能性があります。
- コスト感覚を身に付けるために簿記やデータ管理スキルを磨く
- 海外との取引に対応できるよう語学力を高める
⑦マーケティング
マーケティングは、会社の商品・サービスが売れる仕組みをつくる仕事です。
- 市場調査
- 販売戦略立案
- プロモーション企画の立案
- 効果測定
消費者の生活状態や行動心理を理解する必要があり、社会学や心理学、統計学などの知識を活かすことができます。
マーケティングは人気の職業の一つであるため、新卒で目指すなら長期インターンの参加や勉強などを通して、ほかの学生との差別化を狙う必要があります。
- 企業の長期インターンに参加してマーケティング経験を積む
- 書籍や講座などでマーケティングの理論や事例について勉強する
- 事業会社の職種別採用に応募する
- マーケティング支援会社に入社する
マーケティング職への新卒就職について詳しくは以下の記事で解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
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⑧企画・商品開発
企画・商品開発は、自社の新しい商品・サービスを考案し、試作や検証を繰り返してリリースにつなげる仕事です。
ものづくりをしている製造業や食品業界、化粧品・日用品メーカーなどで求人募集がおこなわれることが多いですが、自社サービスを開発しているIT企業や商社・流通関係の会社でも募集しているケースがあります。
- リサーチ
- 新商品・リニューアル商品の立案
- 検証
- 広告・宣伝
- 販売促進
大学の授業で培ったプレゼン力や、さまざまな分野の知識を組み合わせるアイデア力などを活かすことができますよ。
企画・商品開発は顧客のニーズを深く理解している必要があり、現場経験が求められるため新卒募集はあまり多くありません。新卒採用の間口は狭いと考えて、以下のような工夫をすることが大切です。
- トレンドへの敏感さや論理的思考力など企画に必要な適性をアピールする
- 商品プランナーや販路コーディネータなどの資格を取得して知識があることを示す
企画職の詳しい仕事内容や就活の進め方などについては以下の記事で解説しています。興味を持ったら一度目を通してみてくださいね。
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新卒で企画職に就くのは難易度が高いものの、実際に文系から企画職に就職した人もいますよ。企画職を志望した理由や就活時に工夫したことについて、インタビューをしました。
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⑨広報・PR
広報・PRは、企業に関する情報発信をおこない、消費者や株主などのステークホルダー(利害関係者)との信頼関係を構築する仕事です。
- 情報発信(WebサイトやSNSの更新、ニュースリリース配信など)
- メディアの取材対応
- イベント企画(展示会や商品発表会など)
- PR戦略立案
文系の授業で培った文章作成力や人間関係の構築力などを活かせますよ。
事業会社では、広報・PRに限定して新卒採用の窓口を設けているケースはほとんどありません。総合職採用で入社した後に配属されるケースが一般的です。
確実に広報・PRとしてのキャリアを積みたい場合は、クライアント企業の広報・ PR活動を支援するPR会社や広告代理店で経験を積む道もありますよ。
- 学生時代のサークルなどでの広報活動経験やSNS運用実績をアピールする
- PR会社や広告代理店なども応募先の選択肢に入れる
⑩経営企画
経営企画とは、売上の状況やライバル企業の動向などを見ながら、会社の中長期的な経営戦略を練る仕事です。
- 情報収集・分析:自社と競合他社の状況を把握する
- 中期経営計画の策定:分析した結果から現在の課題に対する解決策を考える
- 新規事業戦略の立案・実行:課題を解決するための具体策を実行する
文系の授業で身に付けたデータ分析スキルや、プレゼン力などを活かすことができますよ。
経営企画は会社の事業方針を決める重要なポジションであるため、一般企業では新卒で採用をおこなっているケースはほとんどありません。
しかし、クライアント企業の経営戦略にかかわる経営コンサルティング会社や税理士法人では新卒・未経験者の採用が実施されているケースがあります。
- 財務・経理・税法・マーケティングなどの知識を身に付ける
- インターンなどでの企画立案経験やプロジェクトマネジメント経験をアピールする
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⑪コンサルタント
コンサルタントとは、企業が抱える課題について相談に乗り、一緒に問題解決に取り組む仕事です。個人で活動している人もいますが、まずは「戦略系コンサル」「IT系コンサル」などコンサルティング会社に所属してキャリアを積むのが一般的です。
- クライアント企業へのヒアリング
- 提案に向けた各種調査・分析
- 戦略の立案・提案
- 戦略の実行支援
文系の授業で培った課題発見力やリサーチ力、プレゼン力などを活かして活躍できる仕事ですよ。
コンサルティング業界は新卒採用を積極的におこなっている企業が多く、文系学生にも多くのチャンスがあります。
- インターンに参加してコンサルティングの経験を積む
- 論理的思考力やデータ分析、課題解決力などをアピールする
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⑫人材コーディネーター・キャリアカウンセラー
人材コーディネーターは、おもに人材派遣会社や人材紹介会社に所属し、自社サービスに登録した求職者と求人を出している企業をマッチングさせる仕事です。
- 求職者の面談:登録情報の確認や要望のヒアリングをおこなう
- 社内選考:求人に適した求職者を選定する
- 就職後のフォロー:求職者との定期的な面談や相談内容への対応をおこなう
文系出身者の場合、コミュニケーション能力のなかでも特に「傾聴力」を活かすことができます。
キャリアカウンセラーは個人のキャリア形成をサポートする仕事で、人材業界に加えて教育機関や民間企業の人事部門など幅広い場所で活躍しています。一般的に新卒で採用されることはあまりなく、人材業界で経験を積んでから目指すキャリアとなります。
- 相談者との面接・キャリア分析
- 職業適性検査や職業興味検査などの実施
- 能力開発や職業、地域労働市場に関する情報の提供
- コミュニケーション能力の高さをアピールするために面接対策を徹底する
- キャリアコンサルタント資格を取得する
人材コーディネーターやキャリアカウンセラーが多く所属する人材業界は、人の人生に大きくかかわる仕事で向き不向きがあります。まずは自分が向いているのか確認しておくと安心ですよ。
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⑬ドライバー
ドライバーは、自動車を運転して人や荷物などを運ぶ仕事です。物流を支えるトラックドライバー、旅客を乗せるバスドライバー、人を送迎するタクシードライバーなどさまざまな種類があります。
- 自動車の運転
- 顧客対応
- 荷物の積み込み・積み下ろし
- 納品書や伝票の受け取り・内容確認
- 車両点検・清掃
文系出身で、地理・物流に関する意識やコミュニケーション能力を身に付けられていればそれを活かすことができます。
ドライバーは、一般的な運転スキルを持っていれば文理関係なく応募できますよ。人手不足の傾向があるため、積極的に採用がおこなわれていて間口が広い職種といえます。
- 普通免許を取得しておく
- アルバイトでの接客・営業経験をアピールする
⑭介護職
介護職は、高齢者や障がいを持つ人の日常生活をサポートする仕事です。グループホームなどの施設で働くケースもあれば、利用者の家に訪問して介護をおこなうケースもあります。
- 入浴や食事、移動などの介助
- 買い物・洗濯などの生活サポート
- 居室の清掃
- 利用者とのコミュニケーション
- レクリエーションの実施
- 利用者家族との連絡
心理学部などで学んだ経験がある場合、身に付けた心理学や福祉学の知識、コミュニケーションスキルなどを活かせる仕事です。
介護職は人手不足が続いており、文理不問で新卒の募集をかけています。福祉系の大学を出ていなくても、入社後に研修を受けて資格を取ることで専門的なスキルを磨くことができますよ。
- 体力やコミュニケーション力の高さをアピールする
- 介護職に興味を持ったきっかけを話して志望理由に説得力をもたせる
介護職のやりがいや新卒で就職するメリットなどを以下の記事で解説しています。あわせて確認してみてくださいね。
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⑮施工管理
施工管理とは、ゼネコン(総合建設会社)やハウスメーカー、設備工事会社などに所属し、建設現場や土木工事現場などで工事の工程や予算、品質面、安全面について管理する仕事です。
- 工程管理:納期までに工事が完了するようにスケジュールを管理する
- 品質管理:設計どおりに工事が進むように施工方法や材料などを管理する
- 安全管理:安全装備のチェックなど作業員が安全に働けるように管理する
- 原価管理:工事が予算内に収まるようにコストを管理する
施工管理は建築学科や土木工学科の学生が採用されやすい傾向がありますが、入社後に研修をおこなう前提で文系出身者を採用する企業もあります。
さまざまな立場の人と交渉して全体の調整をおこなう機会が多いため、文系で身に付けたコミュニケーション力を活かすことができます。
- 体力や協調性、リーダーシップなど企業が求める素質・スキルがあると示す
- サークルや学生団体などでプロジェクトを計画的に進めた経験をアピールする
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施工管理の志望動機を書くために、業界の仕事内容を押さえるのは不可欠です。今回は施工管理を目指す就活生に向けて、キャリアアドバイザーが施工管理の志望動機を徹底解説! 構成方法や企業が求めるスキルも紹介するので、志望動機作成の参考にしてみてくださいね。
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実際に施工管理の仕事に就職した人もいます。施工管理を選んだ理由や内定獲得に向けて取り組んだことについてインタビューしました。
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⑯システムエンジニア
システムエンジニア(SE)は、顧客の要望に沿ってシステムの設計・開発をおこなう仕事です。
- 顧客の要求分析・要件定義
- 基本設計・詳細設計
- システムの障害対応・メンテナンス
- 進捗管理などのマネジメント業務
システムエンジニアは顧客やチームメンバーとコミュニケーションをとりながら業務を進める仕事であり、文系学生が活躍しやすい仕事の一つといえます。
- ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格を取得する
- コミュニケーション能力の高さやチームマネジメント経験などをアピールする
文系からシステムエンジニアを目指すうえで大切なのが「志望動機」です。大学の専攻と関連性がない仕事を選ぶ理由について、説得力のある内容が求められます。志望動機の書き方について詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせて読んでみてください。
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新卒未経験のSE職は、仕事内容の理解や熱意、適性をアピールすることが内定獲得のカギとなります。 この記事ではSE職の仕事内容、向いている人、役立つ資格、志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 文理別志望動機例もぜひ参考にしてくださいね。
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⑰プログラマー
プログラマーは、コンピューターが正常に動作するようにWeb、アプリケーション、組み込みシステムなどのプログラムを組む仕事です。
- プログラミング:JavaScriptなどのプログラミング言語でプログラムを作成する
- テスト:作成したプログラムが問題なく動作するか試す
- 運用・保守:プログラムが正常に動作するよう継続的に管理する
プログラマーは、文系で身に付けた読解力や論理的思考力を活かすことができます。就職ではスキルや実績が非常に重視されるため、実力を証明できる成果物があれば新卒でも就職することが可能ですよ。
- 作りたいプログラムに合ったプログラミング言語を習得する
- 自分でアプリやWebサイトなどを開発して実績としてポートフォリオを作成する
新卒からプログラマーになる方法について詳しくは以下の記事で解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
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⑱Webデザイナー
Webデザイナーは、ユーザーが使いやすいWebサイトのデザインを考える仕事です。フリーランスとして活躍している人がいる一方、Web制作会社やマーケティング会社、事業会社のWeb部門などに所属しているケースもあります。
- クライアントとの打ち合わせ(予算・サイトの目的・コンセプトなど)
- レイアウト・配色の検討
- UI/UX設計
- バナー・LP制作
ユーザー目線での制作が求められるので、文系で学んだ心理学や社会学などの知識を活かすことができますよ。Webデザイナーはデザインの基礎知識やスキルが備わっていれば、新卒で入社することも十分可能です。
- PhotoshopやIllustratorなどのデザイン制作ソフトを使えるようにしておく
- UI/UXに関する知識や事例などを勉強しておく
- 自分のデザインを集めたポートフォリオを作成する
⑲記者・ライター
「記者」は新聞社や放送局など報道系のマスメディアで記事執筆や取材を担当する仕事、「ライター」は雑誌社・出版社・編集プロダクションなどで記事の執筆や企画・編集を担当する仕事です。
- 記事の企画・構成作成
- 取材・調査
- 執筆
- 編集
文系で培った表現力や社会学・心理学・経済学などさまざまな知識を活かすことができますよ。
記者・ライターとして就職するにはまず「基礎的な文章力」が必要です。文書力は日頃のインプット・アウトプットで鍛えることができるので、記者・ライターになりたい場合は今からその習慣を付けましょう。
- 自分でブログを書いたり情報発信をしたりして文章力を鍛える
- 自分の記事をまとめた「ポートフォリオ」を用意しておく
新卒からライターを目指す方法について詳しくは以下の記事で解説しています。ライターの仕事に興味がある場合は一度目を通してみてくださいね。
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新卒からライターを目指すことはできます。この記事では新卒からライターになるための選択肢や就職先をキャリアアドバイザーが解説します。ライターになるために今からできる対策についても紹介しているので、ライターを目指したい学生は参考にしてくださいね。
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⑳教師・塾講師
教師・塾講師は、学校や塾で特定の授業を担当して学習者の学力アップや進路実現をサポートする仕事です。
- 授業の計画・実施
- 生徒・保護者対応
- 教材・テスト作成
- 進路指導
教師や塾講師は新卒採用が積極的におこなわれていて、ほかの職種に比べると採用の間口が広いといえます。教育学や社会学など、文系の学部で学んだ知識を活かしやすいという点でもおすすめです。
- 学校教員の場合:教員免許を取得して教員採用試験に合格する
- 塾講師の場合:塾や家庭教師などのアルバイト経験や教育への熱意をアピールする
塾講師への就職を実現する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
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塾講師への就職は業務内容を適切に理解することで熱意が伝わる志望動機が書けますよ! この記事では塾の業務内容、やりがい、向いている人、必要な準備などをキャリアアドバイザーが解説します。 志望動機例文を8つ紹介するのでES作成の参考にしてくださいね。
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㉑地方公務員
地方公務員は、市町村・都道府県の職員、警察・消防の職員など、地方自治体の機関で働く公務員です。なかでも、市町村・都道府県の職員は事務系職種と技術系職種に分かれており、事務系職種なら文系学生の採用も多いですよ。
- 役所の窓口業務
- 上下水道などのインフラ整備
- 学校・図書館など公共施設の管理運営
文書の作成能力や社会学、地理学などの知識を活かすことができる仕事です。
- 地方自治体の採用試験に合格する
- 地域で成し遂げたい目標を設定して貢献意欲をアピールする
地方公務員の仕事の魅力や向いている人の特徴などについて以下の記事で解説しています。合わせて確認してみてください。
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例文11選|地方公務員の志望動機は「地域への思い」が差別化のカギ
地方公務員の志望動機で差別化するには「地域への思い」が欠かせません。この記事ではキャリアアドバイザーが地方公務員の志望動機で盛り込むべきポイントや注意点を紹介します。志望先、志望理由別の志望動機例文も紹介しているので、地方公務員に興味がある学生は参考にしてください。
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㉒国家公務員
国家公務員は、省庁や裁判所など国が管理する機関で働く公務員を指します。就職の入り口は「国家総合職」「国家一般職」「国家専門職」の3つのカテゴリに分かれています。
- 国家総合職:政策の企画や立案をおこなう
- 国家一般職:事務として政策や法案を実行する
- 国家専門職:食品衛生など特定の行政分野で活躍する
国家公務員は、法学や政治学、経済学などの知識を活かすことができます。国家公務員になるには、国家公務員試験に合格した後、省庁などの個別の採用面接に合格する必要がありますよ。
- なるべく早い段階から国家公務員試験対策を始める
- 専門の予備校に通って試験対策することも可能
国家公務員には非常に多くの職種や試験区分があるため、まずはその仕組みを理解することが大切です。以下の記事で詳しく解説しているので一度目を通してみてくださいね。
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【わかりやすい図表付き】国家公務員は3つの種類別の対策が重要
国家公務員の種類は多岐に渡ります。この記事ではキャリアアドバイザーが国家公務員の種類をわかりやすい図表付きで解説します。国家公務員に向いている人は志望するうえで押さえておくべきポイントも紹介するので、国家公務員に興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。
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㉓NPO・NGO職員
NPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)は、国内外の社会課題の解決を目指して組織されている団体です。
- 団体の広報活動
- 資金調達
- イベント企画
NPO・NGOでは、国際関係学や社会学などの知識を活かすことができます。ほとんどの組織が少数精鋭で運営されていて、新卒採用をおこなっている団体はあまり多くありません。そのため就職を目指すなら実績づくりや専門知識の習得などが必要になります。
- インターンやボランティアとして団体の活動にかかわり実績をつくる
- 入りたい団体の活動に関連する専門知識を身に付ける
- 国際NGOを目指す場合は語学力を高めておく
キャリアアドバイザーが読み解く!就職先を考えるうえで「文系・理系」は重要?
文系・理系に縛られすぎるのはもったいない
文系・理系という区分は就職先を決めるうえでの一つの大きな指標にはなりますが、それに縛られて選択肢を狭める必要はありません。
たとえば、理系であってもコミュニケーション能力に自信があって人と喋るのが好きな人は多くいます。そのようなタイプであれば営業職で成果を出すことが見込めるので、営業をおすすめすることがありますね。逆に文系であってもコツコツ一人で作業を進めることが得意、というタイプであればエンジニアなどの専門職で力を発揮できるでしょう。
大切なのは、個人の個性に合わせて仕事を選ぶことです。文系・理系に縛られて選択肢を狭めてしまうのはもったいないですよ。
文系が営業以外の仕事に就職するための4つの戦略


就活生
やりたい職種はあるのですが、本当に自分がその仕事に就職できるか心配です。

キャリア
アドバイザー
そうですよね。希望の職種に就くためには、就活を戦略的に進めて周囲と差別化をする必要があります。
文系で営業以外の仕事に就くには、情報収集の段階から選考対策まで、就活のフェーズに応じてやるべきことがあります。
ここからは、希望の職種がある場合にぜひ取り組んでほしい4つの就活戦略を紹介するので、これから何をすれば良いか迷ったときの参考にしてくださいね。
①営業以外の仕事に就いているOB・OGに話を聞く
実際に営業以外の仕事で働いている文系出身の先輩に話を聞くことができれば、就活でどんな点に気をつけたら良いのか、どうやって職種を選べば良いのかなどがわかり、就活の進め方に関する悩みを減らすことができますよ。
- 大学の先輩や知人に聞く
- 大学のキャリアセンターに相談する
- 企業のホームページから希望職種に就いているOB・OGに連絡する
- OB・OG訪問アプリを使って職種で絞り込む
OB・OG訪問をするときは、貴重な機会を最大限に活用できるようにさまざまな工夫や準備が必要です。詳しくは以下の記事で解説しているので一度目を通してみてください。
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OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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②希望職種に関連するスキル獲得や実績づくりに取り組む
文系学生が営業以外の仕事に就職するうえでネックになるのが、希望の仕事に直接的に関係するスキルや実績があまりないことです。
この弱点を補うために、できる限り早い段階からスキル獲得や実績づくりに取り組みましょう。
- 塾講師になるために塾でアルバイトを始める
- Webデザイナーになるためにデザインツールの勉強をする

キャリア
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就活までにスキル獲得や実績づくりが間に合わなかったとしても、就職に向けて努力しているというアピールにつなげることができるので、取り組んで損はありません。
③営業以外の枠で応募できる「職種別採用」や「未経験OK」の求人を選ぶ
新卒の場合は、総合職として一括で採用されてから入社後に適性をみて配属を決める方法が一般的であるため、希望していない営業職に配属される可能性があります。
しかし、なかには選考の段階で職種別にコースを分ける「職種別採用」を実施している企業もあります。この選考方法で入社すれば、営業に配属される可能性をなくすことができますよ。
- 求人サイトで職種のカテゴリを限定する
- 企業のホームページの採用情報に職種別の選考コースがないか確認する
- 特定の業界や職種に絞った求人サイトを活用する
また、専門的なスキルや経験が求められる職種であっても、新卒学生のポテンシャルに期待して未経験でも応募できる求人もありますよ。
- 求人サイトで「文理不問・人物重視・ポテンシャル採用」などのワードで絞りこむ
- 大学のキャリアセンターに掲載されている求人を確認する
④選考で営業以外の仕事に関連する適性と成長意欲をアピールする
希望の職種に関するスキルや実績が十分でなくても、応募書類や面接で仕事への適性があることや今後の成長意欲をしっかりアピールできれば、企業に将来性を期待してもらうことができ、選考突破の確率を上げることができますよ。
- その職種に向いている人の特徴に合った過去のエピソードを話す
- 就職に向けてすでに取り組んでいる自己研鑽の内容を説明する
- 入社後にどのような仕事を経験したいか具体的に説明する

キャリア
アドバイザー
まずは自分が応募する職種を決めて、どのような人が向いているのか調べてみましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!営業への就職は精神的にきつそうで避けたい……
営業のさまざまな形を理解したうえで判断しよう
営業に対して飛び込みやテレアポが多く精神的にきつい仕事という印象を持っている学生は多くいます。そのような人にいつも伝えているのは、営業と言ってもさまざまなスタイルがあるということ。
たとえば興味をもって連絡をしてきた相手のみに営業をする反響営業、既存の顧客との関係を深めて営業をしていくメーカーのルート営業など、新規の顧客以外を相手に営業をおこなうケースも数多くあります。
せっかく営業に適性があるにもかかわらず、先入観で営業を選択肢から消してしまうのは非常にもったいないです。不安があるならまずは説明会だけでも参加してみるのが良いですね。
文系で営業以外の仕事がしたいなら視野を広げて自分に合った仕事を探そう!
この記事では、文系が活躍できる営業以外の仕事を紹介しました。文系就職には多くの選択肢があるため、自分がやりたいと思える仕事をぜひ見つけてくださいね。
希望の職種に関する専門性がないことを不安に感じるかもしれませんが、今後の成長に期待してポテンシャル採用をしている企業も多くあります。まず自分はこれからどんな仕事をして、どんな人生を歩みたいのか落ち着いて考えてみましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーが読み解く!文系の就職先は営業がほとんど?
キャリアアドバイザー
津田 祥矢
プロフィールをみるおおよそ半数は営業以外の仕事に就職している
文系の学生に「文系は営業に進む人がほとんどですよね?」と質問されることがよくありますが、結論から言うとまったくそのようなことはありません。
これまで数多くの文系の学生を支援してきましたが、営業に進むのは体感で全体の半数程度ですね。ITエンジニアや施工管理、製造といった専門的な職業に進む人も数多くいますし、接客業に進む人もいます。
文系だから営業職にしかなれないというわけではなく、実際にはほかにも多くの選択肢があるので安心してくださいね。