目次
- サマーインターンは他の就活生に差を付けるチャンス
- そもそもサマーインターンとは?
- 7~9月に実施されるインターン
- 期間は数日から2週間以上などさまざま
- 他の時期と比べて学生の参加率が高い
- オンライン形式での実施も増えている
- サマーインターンのタイプ別の実施内容
- 実務型
- グループワーク型
- サマーインターンに参加することの4つのメリット
- ①選べるインターンの数が多い
- ②夏休み期間であればスケジュールの調整がしやすい
- ③早い段階で就活準備を始められる
- ④企業によっては本選考が有利になることも
- サマーインターンに特に参加すべき人の特徴
- 早めに就活を始めたいが何をすればいいのかわからない
- 学生時代に力を入れて取り組んだことが特にない
- サマーインターンに参加するための3ステップ
- ①参加したい企業の情報収集
- ②ES作成・エントリー
- ③面接などの選考
- サマーインターン先の企業を選ぶときの3つの判断基準
- ①業界や職種
- ②プログラム内容
- ③開催時期と期間
- サマーインターンで好印象を残す秘訣
- 基本的な知識は事前に覚えておく
- 基本的なビジネスマナーを守る
- 自分で考えて動く姿勢を見せる
- インターン終了後はお礼のメールを送る
- サマーインターンを就活に活かすための3つのコツ
- ①夏の間にしておくべきことをインターン先の人に聞いてみる
- ②夏の間に人脈を作って秋冬の就活に活かせるようにする
- ③本選考までは時間が空くため学んだことの記録を付けておく
- サマーインターンに受からないときの対処法
- 応募書類の内容を見直してみる
- 就職エージェントに相談をしてみる
- 違う業界のインターン先に応募をしてみる
- サマーインターンを活用して本選考を有利に進めよう!
サマーインターンは他の就活生に差を付けるチャンス
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「サマーインターンは参加しないと就活で不利になりますか?」
「サマーインターンを本選考に活かすにはどうすればいいですか?」
サマーインターンについて考え始めた就活生からこのような相談を受けることがあります。サマーインターンに参加しなければ本選考を突破することができないということはありませんが、就活が本格的に始まる前の夏の間にインターンに参加して、着実に経験を積んでいる学生との間には差ができてしまうことは確実です。
裏を返せば、サマーインターンに参加しておくことは、参加していなかった就活生に差をつけるチャンスともいえます。さらには、サマーインターンの経験を効果的に就活に活かすためのコツを事前に理解しておけば、コツを知らないまま参加しているほかの就活生にも差を付けることができますよ。
この記事では、サマーインターンに参加することのメリットの紹介から、サマーインターンを本選考に活かすためのコツなどを解説します。効果的なサマーインターンへの取り組み方を知ってほかの就活生に差をつけたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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そもそもサマーインターンとは?
まずはサマーインターンがなにかを知らなければ、応募のための準備も、効果的な取り組み方も考えられません。
いつから開催されていて、どのくらいの期間で、どのくらいの学生が参加しているのか、基本にして確認が必須な情報をこの後では解説していますので、参加を考えている人は必ず確認しておきましょう。
そもそもインターンについてがまだよくわかっていない場合は、こちらの記事が参考になりますよ。
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7~9月に実施されるインターン
サマーインターンは字の通り7~9月の夏の間に開催されるインターンとなり、非常に多くの企業がインターンを開催しています。数でいえば夏は一年の中で最もインターンの開催数が多く、その選択肢の豊富さから夏の参加を選択をする学生も多いです。
サマーインターンに参加することは、早い段階で企業や仕事への理解を深められることとなり、選考対策として大きなアドバンテージが得られます。インターンへの参加を希望しているのであれば、ぜひ夏の参加を検討しておきましょう。
応募時期は5~6月が一般的
サマーインターンの応募は夏に始まるわけではなく、実際の応募時期としては夏以前の5~6月が一般的です。夏のインターンだからと油断して応募を後回しにしていたら、参加したかったインターンの募集が締め切られてしまった。そうなってしまえば目も当てられません。
サマーインターンに参加したいのであれば、まずはスケジュールを確認しておきましょう。エントリーしたい企業を探す必要もありますので、5~6月の応募時期に向けて4月頃にはインターン先に選びたい企業を探し始めておくと安心です。
企業が見つかったら次はインターンの応募時期の確認です。いつからエントリーが開始され、いつまでに応募書類を送ればいいのか、スケジュール帳やカレンダーなどにメモしておきましょう。
インターンの申し込みについてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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期間は数日から2週間以上などさまざま
インターンの開催期間は数日から2週間以上と企業によってさまざま。数日の短いインターンであれば集中的に取り組むことができ、数週間のインターンであればより企業や仕事への理解が深めることができるでしょう。
インターンが始まってから自分の予定と合わないことが発覚し辞退することとなれば、インターン先の企業に迷惑をかけてしまいます。インターン先が志望企業であれば本選考にも影響が出る可能性もあるので、開催時期を調べる際は必ず開催期間も併せて確認しましょう。
他の時期と比べて学生の参加率が高い
HR総研と就活会議が実施した2021年卒学生の就職意識調査のデータが示す通り、文系・理系ともにもっともインターン参加者が多いのは8月となり、全体を通して夏をインターンの参加時期に選択している学生の多さがよくわかります。
さらにいえば、それだけ早めに就活の準備を始めたいと考えている就活生が多いともいえるでしょう。
早めに対策を始めることはその分対策に時間を充てられることとなり、時間をかけておこなう入念な対策は、就活に対する自信につながります。就活に漠然とした不安を抱えている人こそ、効果的な就活対策が早めにできるサマーインターンが効果的ですよ。
オンライン形式での実施も増えている
通信技術の発達やデバイスの普及率が高くなった背景もあり、インターンにおいてもオンライン方式を採用する企業が増えています。志望企業のインターンはどういった開催方法を採用しているか事前に確認し、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
なお、オンラインの開催の場合、自宅のネット環境が悪ければスムーズに参加できない場合があります。
オンライン開催にあたって必要な機器は貸し出しされるのか、それとも自分で用意する必要があるのか、オンライン開催にあたって不安や疑問があれば、インターン先の企業に事前に確認しておけば安心して参加ができますよ。
オンラインインターンの詳しい情報はこちらの記事で確認できますよ。
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サマーインターンのタイプ別の実施内容
- 実務型
- グループワーク型
インターンには大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれのタイプによって実施内容が変わってきます。せっかくインターンに参加するのであれば、内容に興味が持てる、自分のやり方に合ったタイプのインターンを選ぶのがよいでしょう。
この後ではタイプ別にそれぞれの実施内容をまとめているので、インターンを選ぶ際の参考にしてくださいね。
実務型
実務型のインターンは、インターン先の企業でおこなわれている実際の業務に参加するタイプのインターンです。実務型の名の通り、インターン先の企業の実際の仕事に携われるため、その種類は仕事の数だけあり多種多様です。
- 営業同行
- ライター
- 編集
- デザイナー
- システムエンジニア
実際の業務を体験することでより仕事への理解が深まり、自分にその仕事は合っているのかといった部分を確認することができます。そこで得られた情報や知見は、今後の就活の方向性を決めるうえで大いに役立ってくれるでしょう。
グループワーク型
グループワーク型のインターンは、あらかじめ企業が用意したインターン用のプログラムに参加するタイプのインターンです。新規事業の企画や新商品のアイデア出しなどから、業務中に発生した課題に対しての解決方法をグループで話し合うなどが一般的です。
- 新商品や新しいサービスの企画を立案する
- 提示された課題に対する解決案を話し合い発表する
インターン用のプログラムといえども実際の業務に近い内容を体験でき、その仕事が自分の適性に合っているかを確認することができます。
なお、グループで課題に取り組む形式であることからその企業で働く社員との交流が少ない傾向にありますが、企業によっては社員との交流を目的とした座談会をプログラムに組み込んでいることもあるため、まずはどんなプログラム内容になっているのかを確認するようにしておくと安心です。
またグループワーク型のメリットとして、開催期間が数日間から数週間と選択肢が豊富な点が挙げられることから、スケジュールの調整に不安がある人はグループワーク型インターンの参加を検討してみましょう。
サマーインターンに参加することの4つのメリット
選べる選択肢が豊富で、早い段階から就活の準備を始められるサマーインターンは、これから本格化していく就活における最良のスタートダッシュ。このチャンスを活かせるかどうかは、参加することで得られるメリットをきちんと理解しているかどうかにかかっています。
サマーインターンの応募期間を迎えても、参加することで得られるメリットを理解しないままでいれば、せっかくのチャンスを見逃してしまう可能性があります。応募期間が終わってしまう前に行動できるよう、この後で解説している5つのメリットをしっかりと確認しておきましょう。
①選べるインターンの数が多い
夏は1年でもっともインターンの盛り上がる季節となり、多くの企業がサマーインターンを開催しています。インターンの数が多いということは、それだけ豊富な選択肢の中から自分に合ったインターンを探せるということになり、参加を考えている人にとっては絶好のチャンスとなります。
この機会を逃せば、豊富な選択肢から自分に合ったインターンを探せるチャンスを失ってしまうだけでなく、早めに就活の準備ができるアドバンテージを失ってしまうことにもなります。自分に合ったインターンを探したい人は、サマーインターンの参加を検討しておきましょう。
②夏休み期間であればスケジュールの調整がしやすい
インターンは基本的にまとまった日数が必要なため、学生がスケジュールの調整がしやすい夏休み期間を活用できるよう、サマーインターンのほとんどが夏休み期間に開催されています。
学生といえども、授業にアルバイトと忙しい日々を送っている人が大半でしょう。夏季休暇が終わってしまえば、そういった忙しい日々の中にインターンが入ってくるために、インターンの日程と自分のスケジュールが合わず参加できない恐れがあります。
スケジュールの調整に不安があれば、時間に余裕のある夏休みの間に参加ができるサマーインターンを活用しましょう。
③早い段階で就活準備を始められる
大学3年生の夏となれば、就活が本格的に始まるまでにある程度時間の余裕があります。この段階で焦って就活の準備を始める必要はありませんが、この余裕のある夏の時期にサマーインターンに参加をしておくことができれば、非常に早い段階で就活の準備を進めることができます。
サマーインターンに参加するまでの対策は本選考の対策にそのまま活かすことができ、サマーインターンで得られる仕事や企業への深い理解は、今後の就活の方針を決めることに役立ちます。
キャリア
アドバイザー
就業体験を通して自分に合った仕事がわかる
サマーインターンを通じて実際にその仕事を体験してみなければ、志望している業界や職種が本当に自分に合っているのかを知ることはできません。入社をしてから「この仕事は自分に合っていないのかも」と気づいてしまえば、早期離職の事態を引き起こしてしまうことも。
その仕事内容に納得して働くことができるか、自分はその仕事を毎日こなすことができるのか、そういった就活のその先のことを夏の段階で把握することができれば、早い段階で就活の軸を定めることができ、悩むことなく就活のスタートダッシュを切ることができますよ。
ES作成や面接対策は本選考に活かせる
サマーインターンに参加するためには、書類選考と面接選考の突破が必要となる企業も少なくありません。そのためにエントリーシート(ES)や面接の対策を進めることになりますが、その経験はそのまま本選考にも活かすことができます。
本選考においても、基本はエントリー、書類選考、面接選考と大きな流れは変わらないため、サマーインターンの選考対策を通じて、志望動機や自己PRの作り方、面接の流れについてをこの早い段階で理解しておけば、今後の就活において非常に有利になります。
④企業によっては本選考が有利になることも
本選考に進んだ時、その企業のサマーインターンにも参加していたことがわかれば、採用側は「この就活生は夏の段階でインターンに参加するほどこの会社に興味を持っている」と入社意欲を評価するかもしれません。
入社意欲の高さは選考において非常に大切な評価基準となるため、サマーインターンに参加していたことをアピールできれば選考において有利です。さらには、企業によってはインターン参加者限定の早期選考といった特別待遇が用意されている場合も。
本選考でのエントリーを考えている志望企業がすでに見つかっているのであれば、必ずサマーインターンの開催の有無を確認し、可能であれば参加をするようにしましょう。
インターンに参加すると採用に有利になる理由は、こちらの記事でさらに詳細に解説されていますよ。
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サマーインターンに参加するメリットは、サマーインターン終了後から本選考までにまだ数ヶ月あるため、サマーインターンで自分の苦手分野を発見しても、それを克服するだけの自分を成長させる時間がたっぷり取れることです。
たとえば「サマーインターンの最後のまとめの発表で上手く話せなかった」という反省点があったとしても、本選考までにまとめ方やプレゼン能力を鍛える時間があります。「サマーインターンで課題に失敗してしまって自信を失った」場合でも、自信を回復させて面接までにメンタルを安定させることも可能です。
サマーインターンの職業体験やグループワークで自分の苦手分野に気づいてしまったとしても、本選考までには成長する時間がたくさんあることをふまえて、失敗を恐れずどんどんチャレンジしましょう。
サマーインターンに特に参加すべき人の特徴
- 早めに就活を始めたいが何をすればいいのかわからない
- 学生時代に力を入れて取り組んだことが特にない
サマーインターンの概要やメリットを理解したとしても、「自分はサマーインターンに参加するべきなのか」と判断がつかない人は少なからずいるでしょう。
そういった、まだサマーインターンに参加することに踏ん切りがつかない人は、この後で解説している特に参加すべき人の特徴に当てはまっているかを確認しておきましょう。
1つでも当てはまるなと感じたら、ぜひサマーインターンの参加を検討してくださいね。
早めに就活を始めたいが何をすればいいのかわからない
「早めに就活の準備を始めておきたいけど何をすればいいのかわからない」といった状態にある人は、実は珍しくありません。自己分析、企業研究、ES対策……。「就活 準備」で検索をすればいろいろ出てくるものの、まだ就活の実感も湧かない夏では行動も起こしにくいですよね。
ですが、そんなときこそ総合的な就活対策を早めに始められるサマーインターンが効果的ですよ。
サマーインターンはまだ就活が本格化する前の夏の段階から書類選考や面接選考を経験することができるため、本選考の対策にそのまま活かせますし、またインターンを通して企業や仕事への理解が進めば、本選考を受けたい志望企業探しにも役立てることができます。
学生時代に力を入れて取り組んだことが特にない
「学生時代に力を入れたこと」は選考において頻出の質問とされ、かつ自己PRの軸にもなりうる非常に重要なポイントです。しかし、人によっては特に何も思いつかない場合もあるでしょう。
インターン経験は選考において評価ポイントの1つとなり、力を入れて取り組んだこととしてアピールすることになんら違和感はありません。
学生生活を振り返ってみて、面接でアピールできることが特にないのであれば、「学生時代に力を入れたこと」を夏の間に用意しておくためにサマーインターンに参加しておきましょう。
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社会人になることに対してプレッシャーを感じている学生は、社会人の普段の様子を見ることができるサマーインターンに参加しておくと良いでしょう。
サマーインターンによっては現場に配属されるタイプのものもあります。社員が仕事に取り組む姿や社員同士がおしゃべりしている姿を見ることで、会社で働く実感がつかみやすくなり、社会人になることへのプレッシャーも緩和しやすくなります。逆に「自分は民間企業の社員に向いていないから公務員がいい」となった場合、この夏の時期であればまだ公務員試験の勉強に切り替えることも可能ですよ。
「働くことが怖い」と考えている学生ほど、その気持ちが凝り固まる前にサマーインターンに参加しておくことをおすすめします。
サマーインターンに参加するための3ステップ
サマーインターンに参加するにしても、ただエントリーをするだけでは参加できないことがほとんどです。多くの企業はインターンの参加にも書類選考と面接を設けており、きちんと流れを理解して対策を進めておかなければ、インターンに全落ちしてしまう可能性もあります。
この後ではサマーインターンに参加するための流れを3ステップにわけて解説していますので、サマーインターンはどういった流れで選考が進み、どういった対策が必要なのかを、ここで確認しておきましょう。
①参加したい企業の情報収集
サマーインターンに参加をしたいと考えたら、まずは自分の得意なことや興味のあることを軸に、就活情報サイトなどを活用してサマーインターンの募集情報を探してみましょう。
参加したいサマーインターンを決めたら、そのインターン先の企業の情報を集める必要があります。エントリー後は書類選考や面接選考が待っているため、この段階でしっかりと企業理解を深めておけば、その後の選考対策に活かすこともできますよ。
就活情報サイト
ネットで「就活」と検索すれば出てくる、企業が提供する就活情報サービスが該当します。サマーインターンを開催するとなれば、ほとんどの企業がこの就活情報サイトに募集要項を掲載をするため、さまざまな企業のサマーインターンについて調べてみたい場合において非常に役立ちます。
就活情報サイトはネットで調べればたくさん出てきますので、ひとまずは目に留まったものを選んで見てみるのがよいでしょう。数の多さを活かして多数のサイトと比較しながら併用してみるのも効果的です。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターにもサマーインターンの情報は集まっています。就活情報サイトには載っていない、企業から直接届いた募集などもあるため、サマーインターンの参加を検討している場合は一度確認してみるのが良いでしょう。
また大学を通しての掲載となるため、信用度の高い企業である可能性が高いです。サマーインターン先の企業選びに不安がある場合は、大学のキャリアセンター経由で届いた募集から選んでみましょう。
企業のHP
企業によっては、就活情報サイトや大学のキャリアセンターにもサマーインターンの募集情報を掲載していない場合があります。その場合自社のホームページ(HP)や特設サイトで募集をかけているケースがあるため、気になっている企業がある場合はその企業名で検索をしてHPを確認しておきましょう。
なお、自社サイトのみに掲載をしている場合、企業に直接メールを送って連絡をしなければなりません。その際はこちらの記事で解説をしているビジネスメールのマナーを必ず確認してから送るようにしましょう。
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②ES作成・エントリー
サマーインターンに参加したい企業が見つかったら、次はES作成・エントリーの段階に入ります。基本的にはエントリーの後にESの提出が求められるため、どういったフォーマットでいつ頃までにESを提出する必要があるのか、締め切りを手帳やカレンダーにメモしておきましょう。
提出期限がわかったら、次はES対策を進めましょう。対策を通じて、クオリティーの高いインターンへの意欲を感じさせる志望動機や自己PRが用意できれば、書類選考を通過できる可能性が格段に上がります。
自己分析や企業研究を通して、「なぜインターンに参加したいのか」「なぜその企業でなければならないのか」といった部分を突き詰めておきましょう。
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企業はなぜ同業他社ではなく自社を選んだのかについてを大切な評価ポイントとして設定しており、ここの説明が他の企業にも当てはまるような浅い内容だと、入社意欲が低いと判断されてしまいます。
「なぜその企業を選んだのか」については、自己分析で自分の興味の方向性を知り、企業研究で他の企業には無いその企業だからこその魅力を見つける必要があります。
どちらも欠かすことのできない大切な要素になりますので、ESを作る前に必ず進めておくようにしましょう。なお、自己分析の進め方を確認したいときはこちらの記事をぜひ活用してくださいね。
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そのため、入念に準備をしていたにもかかわらずその倍率の高さが影響して選考に落ちてしまうことも。そういったときに1社しかインターンの応募をしていないのであれば、そこから参加できるところを探さなければならず、サマーインターンには間に合わなくなる可能性が非常に高いです。
仮に選考に落ちてしまっても他の選考にチャレンジができるよう、最低でも5社以上はエントリーをしておきましょう。
③面接などの選考
書類選考を突破すれば、次に待っているのは最後の関門である面接選考です。面接では質問を通して学生の資質や意欲をより深くチェックしようとしているため、正直に答えつつも、インターンへの意欲や企業とのマッチング度をアピールできるよう意識しましょう。
なお、練習もなしにいきなり本番の面接に挑んでしまっては、面接の流れや雰囲気がわからず、その場の雰囲気に飲まれてしまって本来の力が発揮できないことも。
面接は頻出の質問などがある程度わかっているため、事前に回答内容を用意し、模擬面接などで面接の練習を重ねておくようにしましょう。
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面接練習で対策しよう
効果的な面接の練習方法として、模擬面接が挙げられます。本番を想定した環境で面接の練習をすることができ、質問にきちんと答えられるか、話し方に違和感はないか、姿勢に問題はないかといった、評価に影響するであろうポイントを事前に確認することができます。
模擬面接といった面接練習をせずにぶっつけ本番で面接に挑んでしまえば、そういった評価にかかわるポイントに問題があることに気づけず評価を落としてしまう可能性が高いです。本番の面接に挑む前に、一度は模擬面接をしておきましょう。
こちらの記事では模擬面接のやり方から効果的におこなう方法までを解説しているので、面接練習として模擬面接を考えている場合は、一度目を通しておくようにしましょう。
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サマーインターン先の企業を選ぶときの3つの判断基準
- 業界や職種
- プログラム内容
- 開催時期と期間
サマーインターンの参加を考えているものの、なかなかエントリー先の企業を選びきれない場合は、この後で解説をしている3つの判断基準をもとに複数の候補を選んでみましょう。
何も基準がない状態よりも圧倒的に選びやすく、かつ自分に合ったインターンが見つかりやすくなりますよ。
①業界や職種
興味のあることや自分の得意分野と共通点がある業界や職種を軸に、サマーインターンを募集している企業の情報を集めてみることで、段々と候補が絞れてくるでしょう。なお、自分の得意なことや興味のあることがわからないといった場合は、自己分析が効果的です。
また、自分の得意なことや興味のあることは理解しているけど、それでもインターン先に選びたい業界がなかなか絞れないといった場合は、こちらの記事で解説されている方法が参考になりますよ。悩んだときはぜひ活用してくださいね。
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②プログラム内容
サマーインターンはどの企業も同じ内容という訳ではなく、企業も自社の魅力を伝えるためにさまざまなプログラムを用意しています。
プログラムの内容はサマーインターンの募集要項に書かれているため、その内容に興味が持てるか、自分の成長につながりそうかを判断の基準にしてみましょう。
プログラム内容が自分に合わなければ、せっかくのサマーインターンが苦痛に感じてしまう可能性も。納得してサマーインターンを終えるためにはプログラム内容が非常に大切な要素になるため、必ず確認するようにしましょう。
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③開催時期と期間
そもそもの話ですが、サマーインターンの開催時期が自分のスケジュールと合っていなければ参加することができないため、まずは参加できるのかどうかを必ず確認するようにしましょう。
開催時期に加えて、開催期間の確認も欠かせません。数週間をかけてじっくり進める方がいいのか、それとも密度の高い内容を短期間で進める方がいいのか、自身の適性に合った方針を選ぶことができれば、より意欲的にサマーインターンに参加することができますよ。
どういった方針が向いているのかわからない場合は、普段の自分の作業の進め方を参考にしてみたり、決めきれない場合は友人に自分はどちらのタイプが向いているか聞いてみるのも良いでしょう。
短期インターンについてはこちらの記事で詳細に解説してますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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サマーインターンで好印象を残す秘訣
インターン先の企業の本選考にもエントリーしていた場合、数十分の面接でしか知り得ない情報しかない他の学生に比べれば、インターンを通してすでに良い印象を持っている学生への企業からの評価はおのずと高くなるでしょう。そうなれば大きなアドバンテージを得た状態で選考をスタートできます。
そういった背景があることを踏まえると、サマーインターンといえども採用側にアピールできるチャンスであると捉えて行動するほうが良いでしょう。
サマーインターンで好印象を残す方法についてはこの後で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
基本的な知識は事前に覚えておく
サマーインターンが決まった段階で、その企業の事業内容から企業理念、代表の氏名といった基本的な知識は覚えておきましょう。
企業も学生に専門的な知識やスキルは求めませんが、サマーインターン先の企業概要といった、最低限のことも覚えていない学生に対しては企業も「この学生は意欲が低い」と判断せざるを得ません。
サマーインターンまでに覚えておきたい最低限の知識は企業のHPから確認できますので、まずはそこから調べるようにしてみましょう。併せてその企業の主要なサービスや商品まで覚えておくとさらに好印象です。
- 企業理念
- 事業方針
- 代表取締役の氏名
- 主要な商品、サービス
インターン前の準備に関してはこちらの記事が参考になりますよ。
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インターン成功のカギは、事前の準備! 実は事前の準備次第で、インターンで学べることが大きく変わります。今回はインターンに必要な準備を3段階に分けてキャリアアドバイザーが解説していきます。しっかりと準備をして、万全な状態でインターンに臨みましょう。
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基本的なビジネスマナーを守る
サマーインターン中の立ち振る舞いにおけるマナーに不安が残る学生も多いでしょう。しかし、企業側も学生に完璧なマナーを求めることはありませんので、基本的なビジネスマナーさえ守れていれば問題はありませんよ。
押さえておきたい基本的なビジネスマナーは上記のチェックリストにまとめましたので、これだけは事前に確認しておきましょう。
- 15分前には到着するようにする
- 扉を開けるときはノックをする
- 挨拶と返事はきちんとする
- メモを取る姿勢を見せる
- 丁寧な言葉遣いを心掛ける
とはいえ、サマーインターン中は初めてのことばかりで、マナーに気を遣っていられないような場面に直面することもあるでしょう。
そういったときこそ、「自分のふるまいは他人から見て一緒に働きたいと思えるか」といった視点で一度確認してみることが大切です。そういったことを意識して行動ができていれば、良い印象を残してサマーインターンを終えることができるはずです。
下の記事では就活のマナーを解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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自分で考えて動く姿勢を見せる
サマーインターンといえども、ただ言われたことだけに取り組んでいるだけでは、「参加意欲が低い」と判断されてしまう可能性があります。加えて、そういった意識で取り組んでいては、せっかくのサマーインターンもただの作業になってしまい、自身の成長にもなりません。
指示されたことを終えて空き時間ができてしまったときなどは、「何かできることはありますか?」と聞くようにするなど、自分で考えて動く姿勢をアピールしましょう。積極性と入社意欲が評価されます。
この自分から考えて動こうとする姿勢は、社会人として働くことになったときにも評価されるため、このサマーインターンの段階で癖づけておけば後々必ず役に立ちますよ。
インターン終了後はお礼のメールを送る
サマーインターンの開催期間は企業によって異なりますが、どれほどの期間であれ、企業は開催のために多くの時間とコストをかけてサマーインターンを開催をしています。
そういった前提を踏まえると、お礼メールを送ることは好評価につながるというよりも、送らないと失礼にあたる最低限のマナーとなります。サマーインターンを終えた後は必ずお礼をメールで送りましょう。
とはいえ、お礼のメールを書くことに慣れておらず、どうやって書けばいいのかわからない場合もあるでしょう。そういったときはこちらの記事が参考になりますので、ぜひ活用してくださいね。
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サマーインターンを就活に活かすための3つのコツ
- 夏の間にしておくべきことをインターン先の人に聞いてみる
- 夏の間に人脈を作って秋冬の就活に活かせるようにする
- 本選考までは時間が空くため学んだことの記録を付けておく
サマーインターンに参加しているといえども、そこで得られるメリットをどうやって就活に活かすのかを理解していなければ、活用のしようがありません。
多くのメリットが得られるサマーインターンにせっかく参加するのであれば、その機会を十全に活かせるよう、サマーインターンを就活へ活かすためのコツをこの後の解説を読んでしっかりと理解しておきましょう。
①夏の間にしておくべきことをインターン先の人に聞いてみる
就活を成功させるために夏の間に何をしておくべきなのかは、自分だけではなかなか判断がしづらいものです。しかし、サマーインターンに参加しているのであれば、そのサマーインターン先の社員の人から効果的なアドバイスを得ることができます。
サマーインターン先に選んだということは、少なからずその企業には興味を持っているはずです。つまりはその企業で働いている人は、いわば自分の目標の先にいる人ともいえます。
そういった人に直接就活のアドバイスを求めることができるチャンスはなかなかありません。ここで夏の間にしておくべきことを聞いて、早い段階で就活の準備を始められる、時間に余裕があることのメリットをしっかり活かせるようにしましょう。
②夏の間に人脈を作って秋冬の就活に活かせるようにする
サマーインターンに参加することで得られるものの1つに「人脈」があります。サマーインターン先の企業の人から、同じく参加していた学生など、サマーインターンに参加しなければ得られなかったつながりです。そしてそのつながりは、今後の就活において大きく効果を発揮します。
インターン先の人と親しくなれば、就活に悩んだときに採用側としてのアドバイスを求めることができ、同じ企業でインターンをしていた学生とは、就活の情報を交換し合ったり、共に頑張る姿を見せあうことでモチベーションの維持にもつながります。
就活に活かせる人脈を夏の段階で得られることは、他の学生対して大きなアドバンテージとなりますよ。このチャンスを活かせるよう、サマーインターンでは人脈を作ることも意識しておきましょう。
キャリア
アドバイザー
早い段階から就活の準備を始められるこのチャンスを活かせるよう、サマーインターンでは人脈を作ることも意識しておきましょう。
③本選考までは時間が空くため学んだことの記録を付けておく
サマーインターンは夏の開催ということで、本選考の開催までに時間が空いてしまいます。その間にサマーインターンを通して得られた学びや気づきを忘れてしまえば、得られるメリットを十全に活かしきれなくなってしまいます。
サマーインターンが終わったら、その日のうちに学んだことや気づいたことを忘れないようにメモしておきましょう。どういった課題に取り組み、そしてそれをどうやって解決したのか、そういったサマーインターンで得られた経験の記録は、今後就活を進めていくうえで必ず役立ちます。
- どんなことに取り組んだか
- どんなことに悩んだか
- どうやってその悩みを解決したか
- その取り組みに対しどんなフィードバックをもらったか
- インターン全体を通してどんな成長を得られたか
キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる
サマーインターンの経験を活かすために、インターン後はインターンで体験したことを再体験する機会を作るようにしてみてください。たとえば、人材紹介会社で営業職の職業体験ができるインターンに参加したなら、営業に関係するようなアルバイトやボランティアに取り組むようにすることが効果的です。
それによって、サマーインターンの営業経験で得た学びを深めることができるうえに、学びを学びだけで終わらせず自分のスキルとして身体になじませ会得することもできるでしょう。また面接で「インターンで営業職の職業体験をして顧客のニーズをヒアリングする重要性を学んだ」と伝えるだけより「インターンでの営業体験からよりヒアリング力の大切さを学び、さまざまな人と接することのできるボランティアにも取り組んだ」などと話すこともできますよね。
サマーインターンの経験はそれだけでも就活に活きるものではありますが、その経験と自分の能力をプラスで高めることのできる行動を取りましょう。さらにいえば、その行為自体が自己PRのアピールポイントになりますよ。
サマーインターンに受からないときの対処法
選考に受からず、サマーインターン先の企業が決まらないままただ時間だけが過ぎてしまう。そういったケースは実は珍しくありません。そういった状況に直面してしまったときは、焦らず原因を探り、対処法を見直すことが大切です。
選考に受からない状況を解決させるための効果的な対処法をこの後に続く内容で3つにわけて解説していますので、状況に応じて試してみてくださいね。
インターンに受からない原因とそれに対しての対処法はこちらの記事の解説が参考になりますよ。
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応募書類の内容を見直してみる
書類選考に受からない場合、2つのケースが考えられます。1つは「ESの内容の改善が必要なケース」、もう1つは「応募書類に不備があるケース」です。基本的には前者の「ESの内容の改善が必要なケース」がほとんどであるため、ES添削を依頼して改善点を見つけましょう。
- 就活エージェント
- 大学のキャリアセンター
- Web添削
- 知人友人
しかしそれでもなお書類選考に受からない場合、考えられるもう1つの原因である、「応募書類に不備があるケース」の可能性があります。企業が提出を求めている書類の内容を今一度確認し、不備がないかを入念にチェックするようにしましょう。
就職エージェントに相談をしてみる
ES対策や面接対策を見直しても選考に受からず、改善点が思いつかないようであれば、就職エージェントに相談をしましょう。
エージェントはこれまで多くの学生の悩みを解決してきた実績があり、就活のプロとしてサマーインターンの選考に受からない原因の発見とその対処法を的確にアドバイスしてくれるでしょう。
サマーインターンの選考になかなか受からないといった悩みは相談しづらく、一人で抱えてしまいがちです。しかし、一人で悩んでいても効果的な解決方法は思いつく可能性は低く、誰にも相談できずに悩みを抱えたままでは、モチベーションも下がる一方です。就活のことで悩んだときはすぐにエージェントに相談をするようにしましょう。
違う業界のインターン先に応募をしてみる
サマーインターンの選考になかなか受からない場合、その業界自体がマッチしていない可能性があります。業界を変えるだけで急に選考に受かり始めるケースもありますので、行き詰まってしまったときは違う業界に応募してみるのも1つの手です。
また、違う業界に挑戦してみることで視野が広がり、志望業界そのものが変わることもあります。本選考が始まってしまえば途中で志望業界を変えることが難しくなりますので、今のうちにさまざまな業界を見ておくことは、今後の就活の方針を決めることにも役立ちます。
サマーインターンを活用して本選考を有利に進めよう!
本格的に就活が始まる前の早い段階で、総合的な就活の準備を進められるサマーインターンは、選考突破の確率を格段にあげることができるチャンスです。本選考までまだ時間に余裕のある夏をどう活かせるかが、合否の分かれ目といっても過言ではありません。
初めての事ばかりで、サマーインターンに参加するまでの過程すら大変に感じてしまうかもしれませんが、ここでしっかりと準備を進めて、サマーインターンを成長の機会として活かすことができれば、その先に続く就活においても役立つ経験が得られるはずですよ。
総合的な就活準備を夏の段階で始めることができれば、選考対策として大きなアドバンテージを得ることができますよ。