目次
- 自己PRと自己紹介の違いを知って伝えるべきことを理解しよう!
- ココが違う! 自己PRと自己紹介の基本的な4つの違い
- ①聞かれるタイミング
- ②見られるポイント
- ③伝えるべき要素
- ④時間配分
- 効果的に差別化しよう! 自己PRと自己紹介のまとめ方3ステップ
- ステップ①自己PRで伝えたいことを一言にまとめる
- ステップ②自己紹介でこれまでの経験に合わせて強みを伝える
- ステップ③自己紹介で伝えた強みを自己PRで補強する
- 面接官の心をつかもう! 人柄をアピールする自己紹介例文3選
- 例文①学生時代の活動に言及した自己紹介
- 例文②趣味や特技に言及した自己紹介
- 例文③性格に言及した自己紹介
- マッチ度をアピール! 活躍意欲が伝わる自己PR例文3選
- 例文①チャレンジ精神をアピールする自己PR
- 例文②勉強熱心な性格をアピールする自己PR
- 例文③思いやりのある性格をアピールする自己PR
- 自己紹介と自己PRの違いについてよくある質問に回答!
- 自己紹介と自己PRの違いは何ですか?
- 自己紹介と自己PRを作るときは何を意識すれば良いですか?
- 自己紹介と自己PRのアピール内容の違いを押さえて自分の魅力を押し出そう!
自己PRと自己紹介の違いを知って伝えるべきことを理解しよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「自己紹介と自己PRの違いは何ですか?」
「自己紹介と自己PRはどう使い分ければ良いでしょうか?」
といった質問をよく受けます。自己紹介と自己PRにはそれぞれ違った役割があり、アピールすべきポイントも異なります。効果的なアピールにつなげるためには、両者の違いを正しく把握したうえで、どのような内容を盛り込めば良いのかを理解することが大切です。
この記事では、自己紹介と自己PRの違いやまとめ方などについて解説していきます。それぞれの例文も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
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ココが違う! 自己PRと自己紹介の基本的な4つの違い

就活生

キャリア
アドバイザー
自己紹介と自己PRの違いは、おもに4つあります。一つずつ見ていきましょう。
自己紹介と自己PRのおもな違いは、「聞かれるタイミング」「見られるポイント」「伝えるべき要素」「時間配分」の4つです。
これらの違いをしっかりと理解することで、自己紹介や自己PRの内容も考えやすくなるため、ここでしっかりと整理しておきましょう。
①聞かれるタイミング
自己紹介と自己PRの違いとしてまず挙げられるのが、面接で聞かれるタイミングです。
- 自己紹介:面接の一番初めが多い
- 自己PR:面接序盤や終盤が多い
どのタイミングで聞かれるかを把握しておけば、心の準備がしやすくなり、本番の緊張も多少は和らげることができます。それぞれ見ていきましょう。
自己紹介:面接の一番初めが多い
自己紹介は基本的に面接の一番初めに聞かれます。これは、自己紹介には学生の大まかな人柄を知ること以外にも、以下のような意図があるからです。
- 手元の資料と目の前の学生が合致しているかどうかを確認するため
- コミュニケーションのきっかけを作るため
- 学生の緊張をほぐすため
自己紹介は面接の冒頭で聞かれることから、第一印象を大きく左右します。面接のスタートダッシュを決める意味でも、しっかりと内容を練っておきましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!好印象を残す自己紹介の極意
自己紹介は第一印象を決めるからこそ表情・姿勢・発声法が重要
自己紹介は多くの場合面接の一番初めの質問であり、ここでうまく話せるとその後の面接も流れに乗ってうまくいく可能性があります。「出だしが肝心」という言葉もありますよね。そのため、自己紹介でまず意識してほしいのが表情や姿勢、声の出し方です。
背筋をピンと伸ばして面接官と目線を合わせると、真剣さや誠実さが伝わり好印象が得られます。姿勢が悪いと自信がないイメージにつながりやすいので注意しましょう。
また声のトーンやスピードは、相手が聞きやすいことを意識してくださいね。緊張のせいで語尾が小さくなる人もいますが、最後まではっきり言い切ることが大切です。面接で聞かれるのは、あなたに関する質問です。自分について堂々と語れるようしっかりと自己分析をしたうえで、よく練習しておきましょう。
自己PR:面接序盤や終盤が多い
自己PRを聞かれるタイミングは企業によって異なりますが、面接の序盤や終盤に聞かれることが多い傾向にあります。
自己PRは学生の強みやスキルを把握することが目的であるため、具体的な質問パートで聞かれることが一般的です。「自己PRをお願いします」といったように直接的に聞かれるケースもあれば、以下のような質問を通して間接的に聞かれるケースもあります。
- あなたの強みは何ですか?
- これまでの経験でアピールできることはありますか?
自己PRは学生の大きなアピールポイントの一つとして企業側も注目しているため、どの企業であってもほぼ確実に聞かれます。どのタイミングで聞かれても落ち着いて対応できるよう、しっかりと準備をしておきましょう。

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アドバイザー
ただし、企業によっては自己PRが聞かれないこともあります。もし言い残したことがある場合には、最後の逆質問の時間で「自己PRのお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と聞いたうえで伝えるのも一つの手ですよ。
②見られるポイント
自己紹介と自己PRの違いとしては、見られるポイントも挙げられます。
- 自己紹介:第一印象や人柄
- 自己PR:スキルや将来性
自己紹介や自己PRを通じて、企業が何を知ろうとしているのかを理解することで、どのような内容にすれば良いのかが見えてくるようになります。それぞれチェックしていきましょう。
自己紹介:第一印象や人柄
自己紹介で見られるポイントは、おもに第一印象や人柄です。
自己紹介はあくまで面接の導入部分ですが、どのような内容を話すのかによって、面接官は学生の大まかな人柄を知ることができます。
また、前述の通り、自己紹介は面接の冒頭で聞かれることから、第一印象を大きく左右する重要なパートです。この段階で面接官から良い印象を持ってもらうことができれば、その後の面接での受け答えでも好印象につながりやすくなる反面、印象が悪いと後から挽回するのに時間がかかってしまいます。
表情や姿勢、話すスピードや声の大きさも含め、面接官の第一印象を悪くしないよう、しっかりと準備しておきましょう。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ持っておくべき自己紹介での心構え
自己紹介の時点で評価が始まっている意識をしよう
面接での印象評価は第一印象と全体印象があり、自己紹介では第一印象が評価されます。面接官は手元にある応募書類と人物が一致しているかどうかの確認と、応募者の人柄を見抜こうとしていますよ。
心理学の「初頭効果」では、一番初めに得た印象によって相手の全体的なイメージが大きく左右されるということが提唱されています。面接の場面でも、自己紹介での雰囲気がその人の印象を作る大きなポイントです。
そのため、「ざっくり自分のことを話せば良い」と軽く考えるのではなく、「すでに評価が始まっている」ということを意識して、自己紹介するようにしてくださいね。
自己PR:スキルや将来性
自己PRで見られるポイントは、おもにスキルや将来性です。具体的には、「どのようなスキルを持っているのか」、そして「そのスキルを活かして、将来どのように活躍してくれるのか」といった点がチェックされます。
また、面接官は自己PRを通じて、「学生の強みが自社の求める人物像と合致するか」という点も確認しています。そのため、自己PRは単に自分の強みをアピールするのではなく、事前に企業が求める人物像を把握し、それにマッチする強みをアピールすることが重要です。
- チームワークを大切にしている企業:「協調性」「柔軟性」など
- チャレンジ精神を大切にしている企業:「主体性」「向上心」など

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ただし、企業が求める人物像に無理に合わせる必要はありません。大切なのは、自分の強みを活かせる業界や企業を見極めることです。
企業研究のポイントや方法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
関連記事
就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
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③伝えるべき要素
自己紹介と自己PRには、伝えるべき要素にも違いがあります。それぞれどのようなことをアピールできるのか、何を伝えれば良いのかを理解することが大切です。
- 自己紹介:経歴や人柄を表す基礎情報・自己PRの概要
- 自己PR:企業で活かせる強み
伝えるべき要素の違いをしっかりと把握することで、自己紹介と自己PRをうまく差別化できるようになり、それぞれの観点であなたの魅力を伝えることができます。
自己紹介:経歴や人柄を表す基礎情報
自己紹介で何を話すかは自由ですが、自分の経歴や人柄を簡潔に伝えるためにも、おもに以下の3つを伝えるようにしましょう。
- 基本情報(大学名・学部・学科名、氏名)
- 自分の人柄が伝わる情報(学生時代の取り組み、趣味、特技、出身地など)
- 面接への意気込み
また、自己紹介の内容に自分の強みを盛り込むことで、自己PRの概要を簡単に伝えることができます。自己紹介と自己PRに共通点を持たせることで説得力も増すため、積極的に盛り込んでいくことをおすすめします。

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ただし、自分の強みが自己紹介の中心にならないよう、注意が必要です。あくまで自己PRの布石としてとらえておきましょう。
自己PR:企業で活かせる強み
自己PRでは企業で活かせる強みを伝えて、自分を採用するメリットをアピールすることが重要です。具体的には、以下の3つの構成で伝えるようにしましょう。
- 結論:最初に自分のアピールしたい強みを述べる
- 根拠:強みの根拠となる具体的なエピソードを述べる
- 今後:仕事における強みの活かし方を述べる
単に「自分の強みは、○○です」と伝えるだけでは説得力に欠けるため、自己PRにおいては、その強みを裏付けるような具体的なエピソードもセットで伝える必要があります。さらに、その強みを入社後に具体的にどう活かせるのかまで説明することで、企業側の採用意欲を高めることができます。
自己PRは自分を売り込む場であることを意識して、企業で活かせる強みをしっかりとアピールしていきましょう。
④時間配分
時間配分についても、自己紹介と自己PRで違いがあります。
- 自己紹介:1分以内
- 自己PR:3分まで
時間配分が異なれば、組み立て方も変わってきます。面接に向けて練習をする際は、時間配分も意識するようにしましょう。
自己紹介:1分以内が目安
自己紹介の時間配分は、1分以内が一般的な目安です。自己紹介は面接の導入部分であり、自分の大まかな人柄を知ってもらうことが目的であるため、要点を簡潔に伝えることが重要です。
長すぎる自己紹介は要点が伝わりづらく、第一印象が悪くなる可能性もあるため、自己紹介は1分以内を目安に内容を組み立てるようにしましょう。
- 本当に伝えたい情報だけに絞る
- 情報は小出しにする(補足や追加の情報は、自己PRやその後の面接での受け答えなどで伝える)
自己紹介を1分でまとめるポイントについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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1分の自己紹介で面接官に伝えるべき3つの内容|OK・NG例文付き
自己紹介は1分程度にまとめると簡潔で面接官も聞きやすいですよ。 この記事では、1分でまとめるための内容やポイント、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 10の例文や解説動画も参考に、第一印象を良くして面接の流れを作りましょう!
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企業によっては、3分以内での自己紹介を依頼されることもあります。その場合の自己紹介の作り方やコツについては、以下の記事を参考にしてみてください。
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【例文あり】3分の自己紹介の作り方・好印象を与えるコツを解説!
自己紹介は第一印象を決める重要な項目 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「自己紹介で3分間も何を話せばいいのかわからない」「面接官に好印象を与えるにはどうしたらいい?」 という就活生は多いのではないでしょうか […]
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自己PR:3分程度に収めるのがおすすめ
一方、自己PRはあなたの魅力を企業へダイレクトに伝える重要なアピールの場となるため、3分程度に収めるのがおすすめです。実際の面接では、緊張によって言葉が詰まる可能性もあるため、2分30秒前後で組み立てておくのが良いでしょう。
- 結論:30秒前後
- 根拠:1分30秒前後
- 今後:30秒前後
ただし、企業によっては「1分以内」や「30秒以内」などの時間指定がされる可能性もあるため、事前に短縮バージョンの自己PRも用意しておきましょう。
時間指定をされた場合の自己PRのまとめ方や例文については、以下の記事を参考にしてみてください。
1分以内
例文10選! 自己PRを1分でまとめるには内容よりも話し方が重要
30秒以内
例文12選! 「もっと知りたい」と思わせる自己PR30秒のまとめ方
効果的に差別化しよう! 自己PRと自己紹介のまとめ方3ステップ
自己PRと自己紹介をうまく差別化できれば、それぞれの観点で自分の魅力を伝えることができ、より効果的なアピールが可能となります。とはいえ、具体的にどう差別化すれば良いのか、よくわからない人も多いかと思います。
そこでここからは、自己PRと自己紹介を効果的に差別化するためのまとめ方を3ステップで解説していきます。自己PRと自己紹介を作成する際は、この手順に沿って考えてみましょう。
ステップ①自己PRで伝えたいことを一言にまとめる
まずは、自己PRで伝えたいことを一言にまとめるところから始めましょう。
前述の通り、自己紹介の時点で自己PRの概要を伝えることで、自己PRの説得力が増します。ただし、あくまで自己PRの概要であるため、長々と説明する必要はありません。
自己紹介は自己PRの予告的な役割を果たすものとして捉え、自分のアピールしたい強みは一言でまとめるようにしましょう。
- 物事を最後までやり抜く粘り強さ
- 誰とでも分け隔てなく交流できる協調性
- 全体を俯瞰して事前にトラブルを回避できる調整力
自分の強みがわからないという人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
就活でアピールすべき強みや伝え方がわからない就活生は多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「どういう強みをアピールすればいいのかわかりません」 「強みを具体的に話すにはどうすればいいですか」 とい […]
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自己PRを際立たせる自己紹介のコツ!
自己紹介はあくまで「自己PRの導入」としよう
自己紹介で長々とアピールしてしまうと、面接官から「自己紹介だけで良いのに、最初からアピールが強すぎる」といった印象を持たれてしまう可能性があります。具体的に細かく話すのではなく、抽象的に話すようにしましょう。
抽象的なアピールを添えることで深堀り質問へと発展し、自己PRのエピソードを話す場面へとつながっていきます。掘り下げ質問でしっかりとあなたの魅力を伝えるためにも、自己紹介では最低限の情報で済ませることを意識してみてくださいね。
ステップ②自己紹介でこれまでの経験に合わせて強みを伝える
自分のアピールしたい強みを一言にまとめたら、自己紹介でこれまでの経験に合わせてその強みを伝えるようにしましょう。
自己紹介で伝えるのはあくまで自己PRの概要ですが、経験のなかにも強みのヒントを織り込むことで、自己PRとのつながりが生まれやすくなります。たとえば、リーダーシップが強みである場合には、委員長やサークルの部長などを務めた経験を伝えるといった具合です。
事前に自己分析を通じてこれまでの経験を振り返っておき、自分の強みとリンクする経験があれば、積極的に自己紹介のエピソードに取り上げていきましょう。
- 自分史:これまでの人生を時系列順に整理する方法
- モチベーショングラフ:これまでのモチベーションの変化をグラフで表す方法
自分史やモチベーショングラフの作成方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
自分史
自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
モチベーショングラフ
テンプレ・見本付き! モチベーショングラフの書き方&活用法を解説
ステップ③自己紹介で伝えた強みを自己PRで補強する
最後に、自己紹介で伝えた強みを自己PRで補強していきましょう。
自己PRは自分を採用するメリットを企業にアピールできるチャンスであり、自己紹介よりも長めに話せるのが一般的です。そのため、自己紹介で軽く触れた強みを自己PRでより具体的に展開することで、面接官の納得感も得やすくなります。
なお、自己紹介と自己PRのエピソードが被っていても、基本的には問題ありません。その場合は、自己紹介で簡単に背景について説明し、自己PRで具体的な取り組みや成果を伝えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーの体験談アドバイザーに聞いた! 印象に残る自己紹介&自己PR
テンプレートにとらわれず自分を表現すると印象に残りやすい
自己紹介で印象的だったのは2つのパターンです。一つは、自分自身を四字熟語など別の言葉で表現していた方です。もう一つは、アイスブレイクも兼ねて「とても緊張していますが、よろしくお願いいたします」と正直に気持ちを伝えてくれる方です。
どちらのケースも、多くの学生が使う自己紹介のテンプレートと少し違っていて、印象に残りました。また四字熟語を使ったり自分を何か別のものに例えたりする方法は、自分を客観的に分析し、きちんと自己開示ができているという点で、どのような企業でも好印象につながると思いますね。
自己PRで素晴らしいと感じたのは、自分の強みをアピールするだけでなく、面接を受けている企業の職種を深く理解したうえで、その仕事にどう貢献できるかというつながりを示せていたものです。入社してからの活躍がイメージできる、再現性の高さが伝わってきました。
面接官の心をつかもう! 人柄をアピールする自己紹介例文3選

就活生
自己紹介と自己PRの違いやまとめ方は理解できましたが、実際に伝えるとなるとなかなか難しいですね……。

キャリア
アドバイザー
確かに、お手本となるような例文があったほうがわかりやすいですよね。これから紹介する例文を参考にしてみてください。
いざ自己紹介を作ろうとしても、完成のイメージがわかないと実際に作成するのはなかなか難しいかもしれません。ここからは、人柄をアピールする自己紹介の例文を3つ紹介するので、これらを参考にしながら全体の流れをつかむようにしましょう。
ほかの自己紹介例文も参考にしたい場合は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事
面接の自己紹介例文4選|好印象を与えるポイントやNG例
自己紹介は自分を印象付けるために重要 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接で自己紹介をお願いされたらどうすればいいですか?」 「自己紹介は簡単に済ませても問題ないですよね?」 といった声を多く聞 […]
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例文①学生時代の活動に言及した自己紹介
●●大学●●学部●●学科から参りました■■と申します。
私は周囲から、スマートフォンのような人間だと言われることが多くあります。スマートフォンは生活をするうえで電話やメール、検索など、さまざまな面で生活をサポートしてくれる存在です。私も縁の下の力持ちとして、中学生のころから学級委員長や生徒会役員に立候補して、クラスメイトや全校生徒のために自分のできることを見つけて行動してまいりました。
このように、私は期待や課せられる役割を自覚して行動することで、友人や組織のサポートをしてきました。
本日の面接では、私がこれまで取り組んできたことをお伝えしながら、これから働くうえでの目標などをお話できればと思っております。

キャリア
アドバイザー
学級委員長や生徒会役員として活躍した事実について、スマートフォンに例えて伝えている点が良いですね。今後の自己PRにも結び付けることで、より魅力的なアピールにできます。
例文②趣味や特技に言及した自己紹介
●●大学●●学部●●学科の■■と申します。
私の特技は、失敗を恐れずにとりあえずやってみようという考えで行動を起こせることです。この特技があるからこそ、スイミングや書道などの習い事、生徒会役員やテニス部の部長、アルバイトの掛け持ちなど、「やりたい」と思ったことはすべてやりきることができたと考えています。
この特技を活かし、お客様の笑顔や幸せに力を尽くすことができる仕事に全力で挑戦したいと考えております。
本日の面接では、私のこれまでやこれからに対する想いをお話できればと思っております。よろしくお願いいたします。

キャリア
アドバイザー
面接でアピールしたいことについて、しっかりと言及できていますね。魅力的な人柄であることが伝わってきます。
例文③性格に言及した自己紹介
●●大学●●学部●●学科の■■と申します。
私は「楽」という漢字が好きです。その理由は、これまでの人生でどのようなことにも楽しく取り組んできたからです。私は初めて取り組むことや困難なことでも、笑顔で楽しみながら取り組むことができます。また、「楽」という漢字は「楽器の音で人々を喜ばせ笑顔にさせる」ということから、「楽しい」という意味になったとされています。
社会に出たら私がかかわるすべてのお客様に対し、自分にできることやすべきことは何かを常に考え、実行に移していきたいと考えています。
本日の面接では、私の働くうえでの思いや御社で働きたいと思う理由などをお話できればと思っております。

キャリア
アドバイザー
自己紹介で好きな漢字を伝えるのは、自分の性格や人柄を表すのに効果的です。インパクトもあり、面接官の印象にも残りやすいですよ。
マッチ度をアピール! 活躍意欲が伝わる自己PR例文3選

就活生
自己PRを作ってみたのですが、やはり少し不安です。お手本を参考にしたいのですが……。

キャリア
アドバイザー
わかりました。では、自己PRの例文についても見ていきましょう。
自己紹介と同様、自己PRも完成イメージがわいていれば作成しやすいかと思います。ここからは、活躍意欲が伝わる自己PRの例文を3つ紹介するので、これらを参考にしながら自身の自己PRをブラッシュアップしていきましょう。
ほかの自己PR例文も参考にしたい場合は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事
面接での自己PR例文53選|自分の強みから必ず見つかる例文リスト
面接での自己PR例文を53選紹介します。自己PRがなかなか思いつかない学生でも、必ず自分の強みが見つかるきっかけになりますよ。押さえておきたい自己PRのポイントも、キャリアアドバイザーが紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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例文①チャレンジ精神をアピールする自己PR
私は、いつでもどのようなことでもとらえ方を変えて、新たな行動を起こすことができます。
私は大学進学を機に、高校時代よりも自由な時間が増えたからこそ、将来の自分につながることや今しかできないことに時間を費やそうと考え、通常のアルバイト以外に副業を2つ始めることにしました。
1つ目のWebライターではセールスライティングやSEO知識、2つ目のWebデザインではデザイン作成ツールのノウハウを学びながら、オンライン上で仕事を請け負って活動しております。また、学んだ知識をより自分に定着させるために、SNSを活用した情報発信もしております。
どちらも初めての挑戦であったため、うまくいくかわからず不安もありましたが、「やってみないとわからない」という思いからチャレンジいたしました。
まだまだ安定的な収入とはなっておりませんが、現在は月に3万円ほどの収益を得ることができています。御社に入社してからも、挑戦することと経験を積み重ねることを常に大切にしながら、課せられた業務に取り組んでまいります。

キャリア
アドバイザー
新しいことに取り組む姿勢から、チャレンジ精神をうまくアピールできていますね。チャレンジ精神をアピールするには、ほかにも自ら掲げた目標に対しての行動過程と結果を伝える方法もありますよ。
例文②勉強熱心な性格をアピールする自己PR
私は目標を定め、それを達成するために行動をルーティン化することができます。
高得点で合格することを目標にして取り組んだ総合旅行業務取扱管理者の国家試験では、日々の授業で学んだことはその日のうちに復習をすることを徹底し、隙間時間には単語帳や要点プリントを見返して知識を定着させることに取り組みました。
また、過去問題集を購入して出題傾向を読み取り、毎日繰り返し解き続けることを日課としました。わからないところや苦手な分野については、こまめに先生に質問することで苦手意識の克服に努めました。
このような行動習慣を半年間継続したことで、無事に総合旅行業務取扱管理者の資格を取得することができました。残りの学生生活でも知識の習得に取り組み続け、御社に入社後は蓄積した知識を活用して、お客様の旅がかけがえのない思い出となるように尽力いたします。

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日々の勉強内容や勉強方法が具体的に提示されており、勉強熱心な様子が伝わってきますね。資格以外にも、学校の授業や期末試験を取り上げた内容でも効果的なアピールとなりますよ。
例文③思いやりのある性格をアピールする自己PR
私は常に自分にできることやすべきことを考え、力を尽くすことができます。
私は大学時代に、ホテルスタッフのアルバイトをしていました。過去にビュッフェ会場での業務にあたっていた際に、お客様との会話のなかから誕生日のお子様がいることを知り、特別にケーキや直筆のメッセージカードを用意して、ほかのスタッフも巻き込んでお祝いしたところ、お客様にとても喜んでいただくことができました。
この経験から、お客様へ最高の一日を提供することに大きなやりがいを覚え、一つひとつの仕事に真摯に向き合ってきました。その結果、大学卒業と同時にアルバイトを辞める際にはこれまで何度かホテルに来てくださったお客様やスタッフから感謝の言葉をいただくことができました。
入社後は御社のホテリエであることを自覚しながら、常におもてなし精神を持ってお客様の思い出作りに携わってまいります。

キャリア
アドバイザー
エピソードを通じて、思いやりのある人柄がよく伝わってきますね。顧客やスタッフから感謝の言葉をもらったことを伝えることで、客観的な評価の高さも伝わります。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
自己紹介と自己PRの違いについてよくある質問に回答!
自己紹介や自己PRを作成する際に、「両者の違いは何なのか」「それぞれどのようなことを意識して作成すれば良いのか」といった疑問が生じることもあるかと思います。そのような学生からのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
自己紹介と自己PRの違いは何ですか?
自己紹介と自己PRには、「聞かれるタイミング」「見られるポイント」「伝える要素」「時間配分」の4つの違いがあります。
タイミングに関しては、自己紹介は面接冒頭で自己PRは序盤か終盤であることが多いですよ。また、自己紹介では第一印象や人柄を見られ、自己PRでは企業にマッチしたスキルや強みを持っているかどうかが見られます。
伝える要素は自己紹介が自分の基本情報なのに対し、自己PRでは強みを企業でどう活かすかです。時間配分に関しては自己紹介が1分、自己PRが長くて3分程度と覚えておくと良いですね。
このように、自己紹介と自己PRにはさまざまな違いがあるので、それらをしっかりと意識したうえで自己紹介と自己PRを作成することが大切です。
自己紹介と自己PRを作るときは何を意識すれば良いですか?
自己紹介と自己PRを作成する際には、それぞれで何をアピールできるのかを意識することが大切です。
たとえば、自己紹介なら人柄の良さや第一印象をアピールすることができ、自己PRではあなたの持っている強みや企業とのマッチ度をアピールすることができます。
両軸からアピールしていくことで、あなたの魅力がより企業に伝わりやすくなります。それぞれのアピールポイントをしっかりと意識をしたうえで、自己紹介と自己PRの内容を考えるようにしましょう。
自己紹介と自己PRのアピール内容の違いを押さえて自分の魅力を押し出そう!
自己紹介と自己PRを作成する際は、それぞれの違いを押さえたうえで、何をアピールすべきかを理解することが大切です。アピールポイントを意識しながら内容を考えることで、企業によりあなたの魅力を伝えることができます。
また、自己紹介と自己PRをうまく差別化できれば、それぞれの観点で自分の魅力を伝えることができ、より効果的なアピールとなります。
今回解説した内容を参考にしながら、あなたの魅力が存分に伝わる自己紹介と自己PRを作成して、内定獲得への第一歩を踏み出しましょう。
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選考対策をしているのですが、自己紹介と自己PRの違いがわからなくなってしまいました……。