目次
- 「学生時代に力を入れたこと」の答え方を理解しよう!
- 「学生時代に力を入れたこと」に関する基礎知識
- 企業の意図
- 自己PRとの違い
- 「学生時代に力を入れたこと」の作り方
- ステップ①学生時代を振り返る
- ステップ②印象的な出来事をピックアップする
- ステップ③努力の結果や成果を整理する
- ステップ④学びと入社後の活かし方を考える
- ステップ⑤構成の型に当てはめて文章を整える
- 「学生時代に力を入れたこと」の回答のポイント
- ①人柄・価値観が伝わる内容にする
- ②書類・面接で一貫性を持たせる
- ③数値などを使い具体的に述べる
- 題材別! 「学生時代に力を入れたこと」の例文10選
- ①学業
- ②部活
- ③サークル
- ④委員会活動
- ⑤アルバイト
- ⑥ボランティア
- ⑦留学
- ⑧インターンシップ
- ⑨資格取得
- ⑩趣味
- 【内定者のESを公開!】
- ①文星芸術大学 26卒|交通業界内定
- ②龍谷大学大学院 26卒|IT業界内定
- ③立正大学 26卒|小売業界内定
- 今から「学生時代に力を入れたこと」のネタを作る方法
- ①アルバイトで目標を立てて取り組む
- ②短期間のイベントに参加する
- ③資格を取得する
- 「学生時代に力を入れたこと」のNG例文
- ①成果の自慢になっている
- ②話を盛りすぎている
- ③当たり前すぎる内容になっている
- 【Q&A】「学生時代に力を入れたこと」に関してよくある質問に回答!
- Q.大学生のときの話じゃなくても良い?
- Q.ESと面接で同じ内容でも良い?
- Q. ガクチカは何文字くらいで準備すれば良い?
- Q.エピソードが複数ある場合はどうする?
- 「学生時代に力を入れたこと」の作り方を理解して内定を獲得しよう!
「学生時代に力を入れたこと」の答え方を理解しよう!
(リンクを押して飛ぶ)
「学生時代力を入れたことを聞かれても、作り方がわからない……」
就活の定番質問だからこそ、周りと比べて焦ってしまいますよね。
この質問をとおして企業が見ているのは、すごい実績や経験そのものではなく、あなたがどう考え、どう行動したかという「人柄やポテンシャル」です。
この記事では、学生時代に力を入れたことの作り方や回答例文、今からネタを作る方法などを解説します。
採用担当者の心に刺さるアピール文を一緒に完成させましょう。
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「学生時代に力を入れたこと」に関する基礎知識
就活の選考において、避けてはとおれないのが「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」の作成です。
そもそもなぜ企業はこれほどまでにこの質問を重視するのでしょうか。
まずは、企業がガクチカを質問する裏にある意図や、多くの学生が混同しがちな「自己PR」との違いといった、作成を始める前に絶対に押さえておくべき基礎知識を解説します。
企業の意図
面接やエントリーシート(ES)で必ずと言って良いほど聞かれるガクチカですが、企業がこの質問を投げかけるのには明確な意図があります。
- 人柄・価値観を知りたい
- 課題への向き合い方を知りたい
- コミュニケーション能力の有無を知りたい
過去の取り組みから「どのような環境でモチベーションが湧くのか」という仕事への適性を見極め、困難に直面したときの思考や行動のパターンから「入社後も再現性を持って活躍できるか」というポテンシャルを測っています。
さらに、それらの経験を初対面の相手にも論理的に説明できるかという情報伝達スキルまでを、一つのエピソードから総合的に評価しているのです。
多くの企業がガクチカに注目している

| 【自己PRに関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2025年12月10日~17日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー87人 |
「そもそも、学生時代力を入れたことって本当にそんなに重要なの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、ガクチカの重要性はデータにもしっかりと表れています。
実際、キャリアパーク!就職エージェントの現役キャリアアドバイザーを対象におこなったアンケート調査でも、「選考で企業が重視すること」の第3位に「ガクチカ」がランクインしています。
この結果からも、多くの企業が合否を判断するうえでの最重要項目の一つとして注目していることは間違いありません。
キャリアアドバイザーの体験談通過率が上がるガクチカテーマは?
目標にどう向き合ったかが明確だと◎
これまで見てきたガクチカのなかで、圧倒的に企業からの評価が高かったのは以下の3要素がそろっているエピソードです。
【評価が上がる3要素】
・成長の幅が大きいことが伝わる
・成果が数値化できている
・目標にどう向き合ったかが明確に伝わる
私がこれまで聞いたなかで印象的だったエピソードも、この3つの要素が揃っていました。
【実際に印象に残ったエピソード】
陸上部でのエピソード。当初は地区予選で勝てるかも怪しいレベルだったが、「自分たちなら全国に行けるのではないか」と実力よりも高い目標を設定。結果的にかなわなかったものの、週2回の練習を週3回に、月1回のミーティングを月3回に増やすなど、目標に対するアプローチを具体的におこなった。その結果、創部史上初めてブロック大会まで進出した。
このように、行動の前後で何がどう変わったのかがわかりやすく示されており、かつ何らかの結果につながっているエピソードは非常に説得力があります。実際に選考を通過することができたので、企業からの評価も高いことがわかりますね。
自己PRとの違い
ガクチカと並んでよく聞かれるのが「自己PR」です。
「どちらも似たような内容になってしまう……」と悩む学生は非常に多いですが、この2つには明確な違いがあります。
| 項目 | ガクチカ | 自己PR |
|---|---|---|
| 主役・焦点 | 「エピソード(過程)」にフォーカス | 「強み(能力)」にフォーカス |
| 企業の視点 | 人柄や物事への取り組み方を知りたい | 強みが自社でどう活かせるか(再現性)を知りたい |
ガクチカは経験そのもののプロセスを通じて、あなたの人柄やポテンシャルを伝えるもの。
一方で自己PRは、あなたを採用するメリット(強み)を提示し、企業にどう貢献できるかをアピールするものです。
この2つの違いを意識して書き分けることで、説得力がグッと高まります。
ガクチカと自己PRの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ガクチカと自己PRの違いと書き分け方! 内定者ES付きで解説
「学生時代に力を入れたこと」の作り方
ガクチカの重要性や企業の意図が理解できたら、いよいよ具体的な文章の作成に入りましょう。
ここからは誰でも論理的で説得力のあるアピール文を完成させることができる方法を5ステップに分けて解説するので、一歩ずつ進めていきましょう。
ステップ①学生時代を振り返る
まずは、学生時代に自分が取り組んできたことを洗い出します。
「アピールできるような特別な経験がない」と悩む必要はありません。思いつく限りノートに書き出してみましょう。
どんなに小さなことでも、あなたが時間とエネルギーを割いたものであればすべてが候補になります。
- アルバイト
- サークル
- 学業
- ゼミ
- ボランティア
- 資格取得
- 趣味
- 日々のルーティン
おすすめなのは、「自分が無意識にこだわりを持って続けていたこと」を振り返ること。
「なぜかこれだけはサボらずに続けられた」「つい工夫してしまった」という日常の小さな行動こそ、あなたらしさと強みが伝わるエピソードになりますよ。
なかなか思い出せない人は、「自分史」を作って時系列で振り返るのがおすすめです。詳しいやり方は以下の記事で解説しています。
自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
ステップ②印象的な出来事をピックアップする
洗い出した経験のなかから、ガクチカの題材となるエピソードを一つに絞り込みます。
- 特に工夫や努力をした経験を選ぶ
- 課題を乗り越えた経験だとより良い
たとえば、単に「居酒屋のアルバイトを3年間続けました」だけでは、継続力は伝わってもあなたの主体的な行動が見えづらくなります。
選ぶべきなのは、「居酒屋のアルバイトで、リピート顧客が少ないという課題(壁)に対し、自分なりにメニューの丁寧な説明や手書きのPOP作成という工夫(行動)を凝らした」といったエピソードです。
題材を選ぶ際、「失敗した話や、挫折したまま終わった話はNG」と思われがちですが、実はそのようなことはありません。
「計画通りにいかなかったときに、どう軌道修正したか」「自分の力不足をどう受け止めて次につなげたか」という試行錯誤の過程こそ、書き手の人間性が一番リアルに伝わる魅力的なエピソードになります。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!どうしてもガクチカが浮かばないときの対処法
日常の出来事をとことん掘り下げるのがコツ
どうしてもガクチカがないときは、日常で起こった小さなことを深掘りしてみましょう。たとえば、以下のように掘り下げてみてください。
【日常の出来事を深掘りする例】
出来事:勉強を頑張った
実際の変化:1日1時間だった勉強時間を8時間にして定着させた
アピールポイント:勉強時間を7時間増やした
出来事:アルバイトを頑張った
実際の変化:顧客とは最低限のやりとりしかしていなかったが常連が増え自分からコミュニケーションをとるようになった
アピールポイント:自分から行動することで成長した
ガクチカが見つからない原因は、自分が普段していることをきちんと棚卸しできないから、ということも多いです。一つひとつ振り返ってみると、思いのほか成長していたり自主的に行動できていたりするものですよ。
発見のコツは徹底的な壁打ち
自分がやっている意外なすごいことを見つけるには、やはり壁打ちが一番です。普段自分がしていることを書き出し、どのようなことに工夫しているのかを考えてみてください。
ほかにも他己分析もおすすめです。客観的に見て「すごい」と言われることは、自分では気づきにくいもの。第三者に見てもらうことで自覚していなかったあなたの強みを見つけるきっかけにもなりますよ。
ステップ③努力の結果や成果を整理する
題材を決めたら、自分が起こした行動によって「最終的にどのような結果になったか」を整理します。
ここで大切なのは、あなたの行動によって最初の課題をどう解決したのかという「始める前と後の変化」を明確にすることです。
取り組みを始める前の状態と、行動した後の改善された状態を対比させることで、あなたの残した成果がより際立ちます。
- 始める前:周囲のモチベーションが低く、サークルの練習参加率が30%まで落ち込んでいた
- 行動した後:一人ひとりに寄り添った声かけや役割の付与をおこなった結果、全員が主体性を持つようになり、練習参加率が90%まで向上した
このように「課題に対して自分の行動がどう実を結んだのか」のプロセスを丁寧につなぐことで、成果の説得力が一気に高まります。
成果を整理する際、「自分の力だけで成し遂げたこと」に限定する必要はありません。
チームで協力して出した成果なら、あなたが周囲に働きかけたことで「組織全体がどう変わったか」に注目してみましょう。
仲間を巻き込んでみんなで変化を起こしたそのプロセスこそが、高く評価されます。
ステップ④学びと入社後の活かし方を考える
その経験を通じて「何を学び、それを入社後にどう活かすか」を言語化します。
企業はあなたの過去の思い出話を聞きたいわけではなく、「自社に入ってから活躍してくれそうか」という未来の可能性を見ています。
得られた学びを、ビジネスの場でも再現できる形につなげましょう。

学生
この経験から、現状の課題を分析し、相手の立場に立った施策を提案する重要性を学びました。
入社後は、顧客の潜在的なニーズを汲み取る営業職として、この強みを活かして貢献したいと考えています。
というように、単に「楽しかった」「成長できた」で終わらせず、企業の利益や業務にどう結びつくかを意識して考えをまとめることが重要です。
ここでの「学び」は、応募する職種や企業の行動指針と地続きになっている必要があります。
どれほど深い学びであっても、志望企業の仕事内容とかけ離れていては「うちじゃ活かせないかも」と思われてしまうため、企業のHPや求人票を読み込み、どのような能力が求められているかを逆算して考えましょう。
企業研究の方法はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
テンプレ付き|企業研究ノートを使った企業分析のやり方3ステップ!
ステップ⑤構成の型に当てはめて文章を整える
素材がすべて出そろったら、最後は就活の定番である「STARの法則(概要・課題・行動・結果)」などの構成の型に当てはめて文章を作成します。
企業によって提出を求められる文字数は異なるため、指定された制限枠に合わせた文字数調整が必要です。
まずは要素をすべて盛り込んだベースとなる文章を作り、そこから削ったり膨らませたりしていくのがコツです。
頻出の「200文字」「400文字」のまとめ方については、それぞれ以下の記事を参考にしてみてください。
200文字:
16例文|200字のガクチカは4段構成を意識! 作成法を図で解説
400文字:
例文16選|400字のガクチカは4構成でストーリーを押し出そう
ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。
そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
「学生時代に力を入れたこと」の回答のポイント
せっかく素晴らしいエピソードを用意しても、伝え方のポイントを押さえていなければ採用担当者の印象に残るガクチカにはなりません。
ここからは、文章の完成度をもう一段階引き上げ、ほかの学生に差をつけるために意識すべき「3つの鉄則」を解説します。
①人柄・価値観が伝わる内容にする
ガクチカで最も重要なのは、「何をしたか(行動)」の背景にある「なぜそれをしたか(動機)」を丁寧に描くことです。
企業は、行動の裏側にあるあなたの独自の判断基準や想いを知ることで、入社後に気持ちよく働けるかどうかをイメージします。
客観的な事実だけを淡々と並べるのではなく、そのときに自分がどう感じ、何を大切にして動いたのかという「感情や価値観の動き」を必ず文章のなかに盛り込みましょう。
学生のガクチカを見ていると、エピソードの「あらすじ」だけになってしまっているケースが非常に多いです。
企業側が本当に知りたいのは、たとえば「なぜそのサークルの危機を救おうとわざわざ動いたのか」という、あなたを突き動かした固有の動機。
ここを言語化しないと、どれだけ立派な行動を書いても、あなたらしさが伝わらないので注意してください。
②書類・面接で一貫性を持たせる
ESに書いた内容と、面接での受け答えや全体の雰囲気との間にギャップが生まれないよう、軸を統一させることが不可欠です。
たとえば、ESでは「周囲を巻き込むリーダーシップ」を強くアピールしているのに、面接の場や適性検査の結果では「慎重で控えめなサポートタイプ」に見えてしまうと、企業側はどちらが本当のあなたなのかわからず不信感を抱いてしまいます。
企業は、ガクチカ、自己PR、志望動機、さらには面接時の話し方のトーンなど多くの要素をふまえて、あなたがどういう人かを判断しようとします。
そのため、「ウケが良さそうだから」と自分を偽ったガクチカを作ると、後の面接フェーズで自分を追い詰めることになります。
③数値などを使い具体的に述べる
初めてあなたのエピソードを聞く採用担当者に対して、当時の状況や課題の深刻さを一瞬でイメージさせるためには、客観的な「数値」の活用が欠かせません。
「一生懸命頑張った」「たくさんの人を集めた」といった主観的な表現は、人によって受け取り方の基準が異なるため、アピールとしてどうしても弱くなってしまいます。
客観的な数字を要所に散りばめ、誰が聞いても納得できる説得力を持たせましょう。
- 週に〇回
- 前年比〇%
- 〇人規模の
数字を使う目的は、実績のすごさをアピールするためではなく、あなたの話を初めて聞く採用担当者に当時の状況を正しく、イメージ通りに伝えるためです。
たとえば「売上を大きく伸ばした」と書くよりも、「客単価を1,200円から1,500円に引き上げた」と書くほうが、あなたが課題に対してどれだけ緻密にアプローチしたかがリアルに伝わり、ビジネス基礎力の高さとして評価されます。
題材別! 「学生時代に力を入れたこと」の例文10選
ガクチカの構成やポイントが理解できたら、実際の例文を読んでイメージを膨らませましょう。
ここからは、就活で定番の10個の題材別に例文を紹介します。
自分の経験に一番近いものを参考にしながら、オリジナルの文章にブラッシュアップしていきましょう。
①学業
私が学生時代に最も注力したのは、経済学のゼミにおける「地域のシャッター街活性化」をテーマにした共同研究です。
当初、メンバー間で意見が衝突し、研究が1カ月ほど停滞するという課題に直面しました。私は全員の納得感を高めることが最優先だと考え、2つの行動を起こしました。一つ目は、各自の主張をホワイトボードにすべて可視化し、対立点と共通点を整理したこと。二つ目は、現地の商店街へ全員で足を運び、当事者の生の声を一緒に聞きに行くことで、研究のゴールを再認識させたことです。
この結果、チームの方向性が一つになり、最終発表会では学内優秀賞をいただくことができました。この経験から、意見が対立したときこそ現場に足を運び、共通の目的を見出す重要性を学びました。
入社後も、チームのハブとなって異なる意見をまとめ、成果につなげていきたいです。
学業をテーマにする場合、多くの学生が「いかに難しい(専門性の高い)勉強をしたか」を書きがちですが、企業が知りたいのは研究の難易度ではなく研究への取り組み方です。
この例文のように、グループワークのなかで自分がどのように周囲と向き合い、どのような役割を果たしたかを具体的に描くことで、入社後の仕事現場における「チームでの働き方」を企業側に強く印象づけることができます。
学業やゼミ、研究をテーマに書く際のアプローチ方法や、評価されるポイントについてさらに詳しく知りたい場合は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
ガクチカで学業はあり! 伝え方のコツと注意点を解説
「学業で力を入れたこと」人事に響く例文12選|シーン別に徹底解説
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②部活
私は大学の硬式テニス部で、控え部員の練習意欲を向上させ、チーム全体の底上げに貢献しました。
当時はレギュラー陣と控え部員の間で熱量に差があり、控え部員の練習出席率が50%まで低下していることが課題でした。私は「全員がチームの戦力である」と感じられる環境が必要だと考え、2つの取り組みをおこないました。
まず、控え部員一人ひとりと面談をし、それぞれの課題に合わせた個人練習メニューを一緒に作成しました。次に、毎週末の練習試合で控え部員の活躍を部内SNSで共有し、全員で称え合う文化を作りました。
結果、半年後には出席率が95%まで向上し、部全体の活気が増したことで、リーグ昇格を果たすことができました。この経験から、個人のモチベーションに寄り添う大切さを学びました。
入社後も、チーム全員が同じ方向を向いて力を発揮できるよう、周囲の状況に目を配りながら日々の業務に取り組んでいきたいです。
部活動のエピソードでは「主将」や「エース」といった特別な役職・実績でなくても問題ありません。
大切なのは、この例文のようにチームの課題に対して自分から主体的に働きかけたことです。
特に、組織からこぼれ落ちそうなメンバーに対してどのようなアプローチをしたのかというエピソードは、あなたの「組織貢献への意欲」や「周囲への気配りの深さ」を伝える強力な武器になります。
「体育会系のエピソードをどうアピールすれば良いかわからない」「役職がなくて悩んでいる」という場合は、以下の記事で詳しい書き方のコツや例文をチェックしてみましょう。
実績・役職なしでもOK! ガクチカ「部活」の例文集と評価される書き方
13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう
③サークル
私は大学のバドミントンサークルで、新入生の獲得に向けた勧誘活動のリーダーを務め、前年の2倍の部員入会を達成しました。
例年は、SNS発信やビラ配りを手当たり次第におこなっておりましたが、入会につながらないという非効率さが課題でした。そこで私は、新入生が求めている情報を分析するため、前年入会した部員20名にヒアリングを実施しました。その結果「サークルの初心者の割合」や「学業との両立」に不安を抱えていることが判明したため、発信内容を「初心者向けの練習動画」や「先輩の時間割紹介」に絞り込みました。
ターゲットの不安をピンポイントで解消した結果、新入生から多くの問い合わせをもらい、目標だった50名の新規入会を達成できました。この経験から、相手のニーズを正確にとらえて動く重要性を学びました。
入社後も、お客様がどのような課題を抱えているのかをとことんヒアリングし、本当に求められている提案ができるようこの強みを活かしていきます。
この例文が優れているのは、行き当たりばったりではなく「まずは課題の原因をヒアリングして分析する」という、ビジネスにも通じる冷静なアプローチをとっている点です。
自分の感覚だけで動くのではなく、周囲の意見をしっかり巻き込んで解決策を導き出す姿勢は、どの企業からも好まれるポイントです。
サークル活動でのエピソードを、ただの「思い出話」に終わらせず魅力的なアピール文に仕上げる具体的な手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。
11例文|ガクチカでサークル活動を魅力的に伝える4ステップ
※ガクチカが思いつかない人は、ガクチカ作成ツールを活用しましょう
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④委員会活動
私は学園祭実行委員会に所属し、当日の案内をスムーズにすることで、来場者の満足度向上に尽力しました。
例年、特定の企画や模擬店エリア周辺で大混雑が発生し、クレームにつながることが大きな課題でした。私は来場者のストレスを減らしたいと考え、パンフレットのデジタル化とリアルタイムの混雑状況発信を発案しました。
具体的には、各エリアの担当者と連携し、1時間ごとに混雑度を3段階で公式SNSに投稿する仕組みを構築しました。さらに、主要な通路に「混雑予想マップ」のQRコードを掲示しました。
この結果、当日は大きな混乱やクレームをゼロに抑えることができ、アンケートでの満足度は過去最高の90%を記録しました。この経験から、現状の不満を先回りして解決する視野の広さを身に付けました。
入社後も、常に一歩先を予測して行動することで、企業やお客様の役に立ちたいです。
委員会活動は役割が細かく決まっていることが多いですが、「言われた仕事を真面目にやった」だけではアピールとして弱くなります。
この例文のように、「自ら課題を見つけて、新しい仕組み(デジタル化やSNS発信)を周囲を巻き込んで導入した」というエピソードにすることで、指示待ち人間ではなく、自分で考えて行動できる主体性の証明になります。
⑤アルバイト
私は3年間続けたカフェのアルバイトで、店舗のリピート顧客を増やす取り組みに注力しました。
競合店が増えたことで客足が遠のき、売上が減少傾向にあることが課題でした。私は「マニュアル通りの接客だけでは他店に勝てない」と考え、お客様一人ひとりに合わせた「プラスアルファの声かけ」を徹底しました。常連のお客様の好みの席やメニューを覚えるのはもちろん、初めての方や子連れのお客様には「お席までお持ちしましょうか」「ベビーカーが通りやすい席をご案内します」といった積極的な声かけを従業員全員に呼びかけました。
店全体でこれを継続した結果、リピートのお客様が目に見えて増え、半期での店舗売上目標を110%達成できました。この経験から、相手の立場に立った丁寧な心遣いが信頼を生むことを学びました。
入社後も、お客様や一緒に働くメンバーのニーズをいち早く察知し、信頼関係を築くことで成果に貢献したいです。
アルバイトのガクチカでよくある失敗は、店長目線の「売上貢献」ばかりを書いてしまうことです。
あなたが評価されるのは売上の数字そのものではなく、顧客を喜ばせるために、自分がどのように考えて動いたかという行動の部分です。
この例文のように、身の丈に合った「丁寧な声かけ」という具体的な行動が、最終的に店舗の成果に結びついたストーリーにすると、非常に等身大で好感が持てる内容になります。
多くの学生が題材にするアルバイトだからこそ、周りと差をつける書き方のコツがあります。作り方や構成に迷ったら、こちらの記事にある例文を参考にしてみてください。
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⑥ボランティア
私は学生時代、不登校や経済的な理由を抱える子供たちを対象とした、地域の無料学習支援ボランティアに注力しました。
私が担当した中学2年生の生徒は、勉強への苦手意識が強く、最初は机に向かうことすら拒む状態でした。私は、単に勉強を教えるだけでは不十分だと感じ、まずは「信頼関係の構築」から始めました。毎回の最初の15分間は勉強の話を一切せず、生徒の好きなゲームや趣味の話を徹底的に聞き、心の距離を縮めました。そのうえで、そのゲームのキャラクターをたとえに使ったオリジナルの英語の問題集を自作して勉強をサポートしました。
その結果、生徒は徐々に自発的に宿題をやってくるようになり、定期テストの点数を20点上げることに成功しました。この経験から、信頼関係を築くためにはまず相手に関心を持ち、歩み寄る姿勢が不可欠であることを学びました。
入社後も、お客様やチームの仲間にまずは誠実に向き合い、強い信頼関係のうえで仕事を進めていきたいです。
ボランティア活動をテーマにする際、「良いことをした」という事実だけで満足してしまいがちですが、企業はあなたの「優しさ」だけを見たいわけではありません。
「心を開かない相手に対してどうアプローチしたか」という対人コミュニケーションの工夫を言語化することが重要です。
この例文のように相手に寄り添った経験を書くことで、入社後の顧客対応やチームワークでも活躍できるイメージが湧きます。
ボランティアで学んだことをアピールする方法はこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ボランティア経験を伝えるときは目的や学んだことをアピールしよう
⑦留学
私は大学2年次に経験した、カナダへの半年間の語学留学に最も力を入れました。
現地の大学のディスカッション形式の授業では、周囲の圧倒的な発言量とスピードに気後れしてしまい、最初の1カ月はまったく発言できずに悔しい思いをしました。このままでは留学した意味がないと考え、私は2つの対策を実践しました。
1つ目は、授業のテーマについて事前に自分の意見を英文で3パターン用意し、予習を完璧にすること。2つ目は、授業内で「最初の5分以内に必ず1回は発言する」というルールを自分に課し、発言のハードルを自ら下げることです。
これを徹底した結果、徐々にディスカッションをリードできるようになり、最終的には教授からクラスで最も成長した生徒として評価されました。この経験から、未知の環境でも怖気づかずに事前準備を重ね、挑戦し続ける粘り強さを得ました。
入社後も、新しく挑戦する業務に対して入念な準備をして臨み、早く戦力になれるよう努力を続けたいです。
留学のガクチカで「TOEICが〇点上がった」「異文化に触れて視野が広がった」という表面的な成果だけを書く学生は非常に多いです。
企業に刺さるのは、現地で味わった「挫折」と、それを乗り越えるための「具体的な行動」。
この例文のように、自分の弱さと向き合い、それを克服するために「予習を3パターン用意する」といった地道な努力ができる人は、入社後も確実に伸びると評価されます。
留学や海外経験を通じて得た強みを、企業のメリットに結びつけてアピールするための構成や注意点は、こちらの記事から確認できます。
例文4選! ガクチカで留学をアピールするには具体性と一貫性が重要
※ガクチカが思いつかない人は、ガクチカ作成ツールを活用しましょう
「ガクチカ作成ツール」を試してみる
⑧インターンシップ
私はベンチャー企業での半年間の長期インターンシップに参加し、新規顧客開拓のテレアポ営業に挑戦しました。
開始当初は、1日100件電話をかけてもアポイントが1件も取れない日々が続き、自分のトーク力不足を痛感しました。現状を打破するため、私は成績トップの社員の方にお願いしてロープレの時間を週に3回作っていただき、自分の通話を録音して徹底的にフィードバックをもらいました。そのなかで、一方的に商品説明をするのではなく、まずは相手の現在の困りごとを「聞くこと」に集中するようトークの構成を改善しました。
結果、相手の共感を得られるようになり、最終月にはインターン生のなかでトップとなる、月間15件のアポイントを獲得できました。この経験から、自分のプライドを捨てて素直にアドバイスを吸収し、即座に行動へ移す重要性を学びました。
入社後も、先輩方からの指導を素直に受け止め、フットワーク軽く行動に移すことで、1日でも早く成果を出せるよう努めます。
長期インターンの経験は就活で有利に働きやすいですが、それだけに「やって満足」になっていないかが厳しく見られます。
特にビジネスの場を経験しているからこそ、成果自慢に陥らないよう注意が必要です。
この例文のように、「できない自分」を素直に認め、先輩を巻き込んでアドバイスをもらいながら軌道修正していく「成長への素直さ」が見える内容にしましょう。
⑨資格取得
私は大学時代、独学での「日商簿記2級」の資格取得に向けて、計画的な猛勉強に注力しました。
商業高校出身の受験生が多いなか、普通科出身の私にとっては初めて触れる分野ばかりで、模試の点数は合格ラインに遠く及ばない日々が続きました。試験まで残り3カ月という時点で、私は「ただ闇雲にテキストを読むだけでは間に合わない」と判断し、勉強のやり方とスケジュールを見直しました。
まず、過去問5年分を解いて自分の苦手な論点をリスト化し、配点が高い分野に絞って時間を使う戦略をとりました。また、毎日朝5時に起きて通学前の2時間を必ず勉強に充てるというルーティンを崩さずに続けました。
結果、限られた時間のなかで効率的に実力を引き上げ、一発で合格することができました。この経験から、目標から逆算して計画を立て、それを途中で投げ出さずにやり抜く自己管理能力を培いました。
入社後も、任された業務の締め切りから逆算した計画を立て、地道な努力を積み重ねることで着実に目標を達成していきたいです。
資格取得をガクチカにする場合、一番大切なのは「なぜその勉強をしようと思ったのかの動機」と「合格までのスケジューリング能力」です。
単に「勉強を頑張った」ではなく、この例文のように「残り時間から逆算して、自分の弱点に特化した計画を立てた」という論理的なプロセスを示すことで、入社後も仕事の納期や目標をしっかり管理できる人材として評価されます。
ESで資格をアピールするコツを知りたい学生はこちらの記事もチェックしておきましょう。
エントリーシートの資格欄の書き方|書くべき資格や注意点も徹底解説
※ガクチカが思いつかない人は、ガクチカ作成ツールを活用しましょう
「ガクチカ作成ツール」を試してみる
⑩趣味
私は学生時代、自身の趣味である「読書」をテーマにした個人ブログの運営に力を入れました。
最初は感想を日記のように書いていたのですが、最初の3カ月間でアクセス数が1日十数回程度と、誰にも読まれない状態が続きました。私は「せっかく発信するなら、本選びに悩む同世代の役に立ちたい」と考え、ブログの構成を大きく変えました。
具体的には、本の内容紹介を半分に減らし、その代わりに「この本を読むと、就活のどのような悩みが解決するか」「大学生活のどのような場面で活きるか」という、読者側のメリットを1番上に書くように工夫しました。また、週に3回必ず更新するというルールを2年間守り続けました。
結果、SNS経由での拡散も増え、月間1万PVを達成するブログに成長させることができました。この経験から、自分の書きたいことではなく、読み手が求めている価値を提供する視点の大切さを学びました。
入社後も、常に「お客様や社内のメンバーが今求めていることは何か」を先回りして考え、期待以上の価値を提供できるよう工夫を凝らしていきます。
趣味を題材に選ぶのは、あなたの個性がダイレクトに伝わるため非常におすすめです。
ただし、単に「楽しんでいます」だけで終わらせないよう注意してください。
この例文のように、趣味であっても「目標を設定し、どうやったら質が上がるかを試行錯誤したプロセス」を書くことで、それは立派なガクチカになります。
自分なりのこだわりや、継続するための工夫をしっかりとアピールしましょう。
ESや自己PRで趣味をアピールする際のコツはこちらの記事で詳しく解説しています。
ESで面接官の印象に残る「趣味・特技」の書き方|見つけ方も解説
【13例文】自己PRで趣味を取り上げるなら3つの工夫がカギ!
【内定者のESを公開!】
ここからは、実際に内定を獲得した先輩たちのESを見ていきましょう。
それぞれの文章がなぜ高く評価されたのか、どこに注目すべきなのかを、キャリアアドバイザーの目線から詳しく解説します。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
①文星芸術大学 26卒|交通業界内定
私が学生時代に一番力を入れたのは、4年間続けた塾講師のアルバイトです。
当時、テストの点数が60点台で伸び悩んでいた生徒がいました。私は80点以上を取るという目標をその生徒と一緒に設定し、達成に向けて次の2点を実行しました。
1つ目は、生徒に合わせた伝え方の工夫です。それまではテキストの言葉をそのまま伝えていましたが、一方的な説明では理解が深まらないことに気づきました。そこで、生徒の反応を細かく観察しながら言葉を噛み砕き、理解度に合わせて説明方法を柔軟に変えるよう努めました。
2つ目は、逆算による計画的な学習管理です。試験直前に余裕がなくなるという問題を解決するため、テスト日から逆算して必要な範囲を終えるよう授業を組み立て、着実にステップアップできる環境を整えました。その結果、生徒の点数は80点台に向上しました。
この経験を通じて、現状の課題を的確にとらえ、相手の立場に立って改善策を考える重要性を学びました。入社後も、顧客のニーズとらえた最適な提案や行動を通じて、貴社に貢献していきたいと考えています。
非常に論理的で、社会人としての基礎力が高いレベルで伝わる素晴らしいESです。
特に「生徒の反応を細かく観察しながら」「テスト日から逆算して」といった表現から、自分の感覚だけで動くのではなく、客観的な事実に基づいてアプローチを変えられる柔軟性と計画性が読み取れます。
交通業界は多くの生活者の安全やニーズに寄り添う仕事だからこそ、このように「相手の立場に立って先回りして行動できる性質」は強いアピールになります。
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②龍谷大学大学院 26卒|IT業界内定
私が学生時代に力を入れたことは、次世代の半導体評価技術に関する研究です。
この技術は、半導体特性を極めて高い解像度で可視化できる手法として期待されていますが、正確な数値を導き出す「定量性」において課題がありました。私はこの問題を解決することを目標に、ハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチできるエンジニアを目指して研究に取り組んでいます。
具体的には、CADソフトを用いた電子回路の設計や、FPGAを活用した制御プログラムの最適化といったハードウェア面の改良に加え、Pythonを用いた動作シミュレーションによる解析手法の構築も自らおこないました。研究は現在進行中ですが、こうした多角的な試行錯誤を重ねることで、測定精度を向上させるための具体的な手応えを得ることができました。
この経験を通じて、複雑な課題に対して専門分野を横断して取り組む課題解決能力を養うことができました。今後はこのスキルを活かし、さらなる技術開発に貢献したいと考えています。
研究職やITエンジニアを目指すうえで、非の打ち所がない構成です。
「研究は現在進行中」としながらも、ハードとソフトの両面からアプローチしたという「試行錯誤の具体性」が圧倒的な説得力を持たせています。
専門外の人が読んでも「何を解決しようとして、どのようなスキルを使ってアプローチしたのか」が明確に伝わるため、技術的なスキルの高さだけでなく、論理的思考力の高さが大きな高評価につながっています。
IT業界の就活のコツはこちらの記事でも詳しく解説しています。志望している場合はあわせてチェックしておきましょう。
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③立正大学 26卒|小売業界内定
私が学生時代に最も力を入れたことは、4年間勤務した飲食店での新人教育です。
当初は全員に同じマニュアル通りの指導をおこなっていましたが、新人の習熟度にバラつきがあるという課題に直面しました。そこで私は「相手の視点に立つこと」を徹底し、新人一人ひとりの個性や能力に合わせた指導をおこないました。
具体的には、マニュアルの説明だけでなく、実際に私が手本を見せてポイントを補足したり、その人が理解しやすい手順を一緒に模索したりするなど、個別の工夫を凝らしました。
その結果、新人が業務を習得するスピードが向上し、早期に戦力として活躍してくれるようになりました。 この経験から、相手の立場に立って柔軟に行動することの重要性と、周囲と信頼関係を築きながらチームで成果を出す力を養いました。この力は貴社の業務にも活かせると考えております。
「アルバイトの新人教育」という定番のテーマながら、高い評価を得られるお手本のようなESです。
特に入社後の活躍イメージが湧きやすい点が魅力です。
小売業界は、店舗のスタッフや顧客など多種多様な人とかかわるため、「相手の個性に合わせた柔軟な姿勢」が非常に重視されます。
自分のマニュアルを押しつけるのではなく、相手と一緒に手順を模索するという並走型のリーダーシップが、企業の求める人物像に完璧にマッチしています。
小売業界について詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてください。
小売業界を大解剖! 仕事内容を知って働くメリットを理解しよう
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今から「学生時代に力を入れたこと」のネタを作る方法
「選考が迫っているのに、本当に書けるエピソードが思いつかない……」と焦る人もいると思います。
そこでここからは、今すぐ実践できて説得力のあるエピソードを生み出すための3つの方法を解説します。
ガクチカがない場合の対処法はこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガクチカが本当にない! 意外と知らない企業の本音や作成方法を紹介
ガクチカ作成で今からできること10選|ゴールからの逆算が大事
①アルバイトで目標を立てて取り組む
今おこなっているアルバイト先での取り組み方を変えるだけで、ガクチカとして立派なエピソードになる場合があります。
採用担当者に響くのは「何年間続けたか」ではなく「どのような工夫をしたか」。
そのため、シフトに入る前に職場の小さな問題を見つけ、1〜2週間で解決する自分だけのプチ目標を設定してみましょう。
- 飲食店の場合
目標:今月の限定メニューの注文数を1.5倍にする
行動:ただ注文を待つのではなく、料理の特徴をとらえた魅力的なおすすめの声をかける - 塾講師の場合
目標:担当生徒の小テストの平均点を10点引き上げる
行動:生徒が間違えやすいポイントをまとめたオリジナルの復習シートを自作して並走する
これだけで、アルバイトの時間から「自分で問題を見つけて工夫したエピソード」を作ることができます。
企業が求めている「自分で考えて動く力」をアピールできるのでおすすめです。
②短期間のイベントに参加する
「もうすぐ選考で、本当に時間がない……」という人は、3日から1週間くらいの短期間でおこなわれるイベントに参加するのがおすすめです。
- 課題解決型インターン
- ビジネスコンテスト
- 地域のボランティア
インターンやビジコンは、企業から出される難解なお題に対し、初対面の学生たちとチームを組み、限られた時間のなかで激しい議論を重ねながら一つの提案を練り上げます。
「意見がぶつかって大変だったこと」「時間が足りないなかで必死に力を入れたこと」「みんなで役割を分担したこと」など、企業側が聞きたいエピソードが数多く詰まっているため、まさにガクチカの宝庫と言えるでしょう。
③資格を取得する
他者とかかわるエピソードがどうしても作れない場合は、「目標達成までのプロセス」を客観的なデータとして示せる資格取得がおすすめです。
ポイントは、ただ机に向かって勉強するだけでなく、「〇カ月で〇〇を達成する」と周囲に宣言し、その計画的な道のりを記録・発信すること。
効率的な学習スケジュールを組み、日々の進捗や勉強法の工夫をSNSやブログにアウトプットしながら合格を目指してみましょう。
これにより、資格の価値そのものだけでなく、「高い目標を自分で管理する力」と、誘惑に負けず一人でやりきる「自走力」を同時にアピールできます。
勉強のビフォーアフターが数字として明確に出るため、文章全体の論理性を高めやすいのも大きなメリットです。
「学生時代に力を入れたこと」のNG例文
どれだけ一生懸命に書いた文章でも、企業が求めるポイントからズレてしまっていると、評価につながらないガクチカになってしまいます。
ここからは、学生が気づかないうちにやってしまいがちな3つのNGパターンを、具体的な例文とともに紹介します。
何がダメなのか、どう直せば良くなるのかも解説するので、自分の文章が当てはまっていないか必ずチェックしてみましょう。
①成果の自慢になっている
私が学生時代に最も注力したのは、大学のサークルで挑戦した100人規模のビジネスコンテストです。
私はチームのリーダーとしてメンバーを引っ張り、優勝という目標に向けて毎日徹夜でビジネスプランの作成に取り組みました。私はもともと発想力と論理的思考力に長けていたため、他者には思いつかないような画期的な新規事業のアイデアを次々と提案しました。
周囲のメンバーも私の意見に賛同してくれ、私の作った資料をもとにプレゼンをおこなった結果、見事全国1位という素晴らしい成果を収めることができました。
この経験から、私には高い成果を出すリーダーシップがあると考えております。
一見すると「全国1位」という実績を残していて素晴らしく見えますが、中身がただの「実績自慢」になってしまっているのがもったいないポイントです。
企業が知りたいのは、結果ではなく「壁にぶつかったときに、あなたがどう行動したか」というプロセス。
すべてが自分のおかげで順調に進んだように書くのではなく、リーダーとしてチームをまとめるなかでの意見の衝突や苦労にスポットライトを当て、「周囲をどう巻き込んで課題を解決したか」に書き直すことで、仕事で活きる本当のリーダーシップが伝わるようになります。
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②話を盛りすぎている
私は大学時代、居酒屋のアルバイトで「店舗の売上を2倍にする」という目標を掲げ、これを一人で達成しました。
当時は新型コロナウイルス感染症の影響で客足が途絶え、お店の経営が危機に瀕しておりました。そこで私は、お店のホームページをゼロから自分で構築し、SNSでの毎日3回の投稿を継続しました。さらに、周辺地域にある1,000軒の住宅すべてに手書きのチラシをポスティングしました。
これらの行動の結果、わずか3カ月で店舗の売上を従来の2倍に引き上げることに成功し、店長から感謝されました。
就活で自分を良く見せようとするあまり、エピソードの規模を大きくしすぎたり、成果をすべて自分の手柄にしたりする「盛りすぎ」は逆効果です。
多くの学生を見ている採用担当者は不自然な誇張はすぐに見抜きますし、その後の詳しい深掘りで具体的な根拠を聞かれた際に必ず答えに詰まってしまいます。
「店長の手伝いでSNSを週3回続けた」「メニューを書き換えた」といった等身大の小さな工夫を誠実に語りましょう。
③当たり前すぎる内容になっている
私が学生時代に力を入れたことは、大学のゼミにおける卒業論文の執筆です。
毎週のゼミの授業には必ず出席し、教授から出された課題や宿題は期日までに必ず提出するよう徹底しました。卒論のテーマ決めでは、学校のカリキュラムに沿ってスケジュールを組み、図書館で必要な本をたくさん借りてきて熱心に読み込みました。
文字数の指定が1万文字と非常に多くて途中で大変だと感じることもありましたが、あきらめずにパソコンに向かい、無事に期日までに卒論を提出して単位を取得することができました。
「学校のカリキュラムにある留学に参加した」「課された卒論を書いた」といった内容は、学生として「やって当たり前のこと」で、自ら進んで動く主体性が伝わりません。
指示待ち人間のようなマイナスな印象につながってしまうおそれもあります。
もしゼミなどをテーマにするなら「そのなかで自分でどのような独自の目標を設定し、プラスアルファの行動を起こしたか」に焦点を当てて書き直しましょう。
「ただ単位を取るため」ではなく、「自分の興味から一歩ふみ込んで、自主的にアンケート調査をおこなった」というような、自分発信のこだわりや熱量を盛り込むことが不可欠です。
※ガクチカが思いつかない人は、ガクチカ作成ツールを活用しましょう
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【Q&A】「学生時代に力を入れたこと」に関してよくある質問に回答!
ガクチカの作成を進めるなかで、「本当にこのエピソードで良いのかな?」「面接ではどう話せば評価されるんだろう?」と疑問や不安が出てくるのは当然のことです。
そこでここからは、多くの学生が悩む代表的な質問に対して、キャリアアドバイザーの視点で回答します。
Q.大学生のときの話じゃなくても良い?
A. 今のあなたの能力や価値観を正確に伝えるため、原則として大学時代の直近のエピソードを選ぶべきです。
企業がガクチカで見たいのは「過去の栄光」ではなく「今、どのような能力や価値観を持っていて、入社後に活躍してくれそうか」という再現性です。
そのため、高校時代という何年も前の話をされてしまうと、「大学時代は何も頑張らなかったのかな」「成長が止まっているのかな」といった懸念につながります。
また、大学時代のアルバイトやゼミ、長期インターンなどは、高校までの部活や勉強に比べてよりビジネスに近い環境であるため、社会人として働く姿をイメージしやすいというメリットもあります。
ただし唯一の例外として、高校から始めて大学までずっと継続している活動であれば、高校時代の話からスタートしても長期的な継続力として強力なアピールになります。
また、浪人経験などその後の人生を大きく変えた圧倒的な挫折・成功体験がある場合は、大学時代の話と綺麗に紐づける形であれば伝えるのはアリです。
Q.ESと面接で同じ内容でも良い?
A. 一貫性を保って説得力を高めるために、ESと面接のテーマは必ず同じものに統一してください。
面接官は事前にあなたのESを読み込んで面接に臨むため、ESにアルバイトの話が書いてあるのに面接でいきなりサークルの話を始めてしまうと、「結局、何が一番の強みなの?」とブレてしまい、あなたがどのような人なのか、イメージできなくなってしまいます。
面接の場では、ESに書ききれなかった「本当の気持ち」や「具体的な苦労」「独自の工夫」を、自分の言葉で詳しく伝えるようにしましょう。
その際、ESに書いた文章をそのまま丸暗記して棒読みするのではなく、面接官との自然な「対話」を意識しながら具体的に話すことが大切です。
Q. ガクチカは何文字くらいで準備すれば良い?
A. 指定される確率が最も高い「400文字」をベースに作り、サブとして「200文字」と「800文字」の計3パターンを用意するのがベストです。
新卒就活のWebテストやESにおいて、ガクチカの文字数指定は400文字前後が全体の約7〜8割を占めるため、まずは400文字で1本完璧なものを作っておけば大半の企業にそのまま使い回すことができます。
ただし、企業によっては一言で要約させる短尺の200文字や、熱量をじっくり見るための800文字を指定してくるケースもあるため、バリエーションに対応できるように準備しておくと直前で焦りません。
200文字・400文字でのまとめ方については、それぞれ以下の記事を参考にしてみてください。
200文字:
16例文|200字のガクチカは4段構成を意識! 作成法を図で解説
400文字:
例文16選|400字のガクチカは4構成でストーリーを押し出そう
Q.エピソードが複数ある場合はどうする?
A. ESには最も自分を表現できる一つに絞って濃く書き、面接の質問に備えて別ジャンルのエピソードを1〜2つ持っておきましょう。
400文字という限られた文字数のなかに「バイトもゼミもサークルも頑張りました」と複数のエピソードを詰め込んでしまうのはやめましょう。
ただのやったことリストになってしまい、一番大切な思考や行動のプロセスが何も伝わらない薄い文章になってしまいます。
企業が見たいのは一つの課題に対してどう深く考え動いたかというプロセスなので、ESの段階では必ず一つに絞り込んでください。
一方で面接では、一つ目のガクチカで基礎的な能力を見た後、別の環境でも同じように頑張れる人かという再現性を確認するために「ほかに力を入れたことはある?」と聞かれるケースがあります。
その際、サークルなどの「集団での活動」だけでなく、学業や資格取得といった「個人の取り組み」など、タイプの違うエピソードを予備として持っておくと評価がグッと高まります。
なお、メインに選ぶエピソードは、一番大きな成果が出た派手なものではなく、自分が一番苦労して工夫した「語れるエピソードが多いもの」を選んだほうが、面接での深い質問にも自信を持って答えられますよ。
「学生時代に力を入れたこと」の作り方を理解して内定を獲得しよう!
学生時代に力を入れたことの回答で大切なのは、誰もが驚くような派手な実績ではなく、課題に対して「あなた自身がどう考え、どう行動したか」という工夫のプロセスです。
まずは自分の強みが一番伝わる等身大のエピソードを選び、読み手が状況をイメージしやすいよう具体的に言語化していきましょう。
入社後の活躍イメージを真っ直ぐに届けることができれば、内定獲得へ大きく近づきますよ。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

企業が見ているのはあくまで「プロセス」や「人柄」です。
「全国大会で優勝した」「アルバイトで売上を倍にした」といった誰もが驚くようなすごい実績を提示する必要はありません。
サークルや日々の勉強など、身近な題材であってもなぜ取り組み、どう壁を乗り越えたかが論理的に伝われば、十分に高評価へとつながります。