ニートからでも就職できる! 不安の解消法から就活のコツまで徹底解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. ニートは就職できないは嘘! 不安を解消して自分に合う仕事を探そう
  2. ニートの定義って? フリーターとの違いも押さえよう
  3. ニートの定義
  4. フリーターとの違い
  5. ニートが抱える就職への3つの不安
  6. ①職場の人と良好な人間関係を築けるのか心配
  7. ➁ブラック企業に就職してしまわないかが怖い
  8. ③慣れた環境から離れるのが怖い
  9. スキルよりも熱意が重視される? ニートから就職しやすい職種4選
  10. 販売スタッフ・接客
  11. 製造ラインスタッフ
  12. ヘルパー
  13. プログラマー
  14. 就活をして正社員になろう! アルバイトでは得られない4つのメリット
  15. 働き方が安定している
  16. 給与や収入が安定している
  17. 福利厚生が充実している
  18. 社会的信用度が高い
  19. 今すぐに始められる! ニートから就職する5つの方法
  20. ①今すぐに就職活動を始め就職する
  21. ②専門学校へ進学してから就職する
  22. ③アルバイトや契約社員から正社員を目指す
  23. ④必要な資格を取得してから就職する
  24. ⑤職業訓練校に行ってから就職する
  25. 仕事探しする際の3つのチェックポイント
  26. 研修制度が充実しているか
  27. スキルや経験が不要な仕事か
  28. 人気企業ばかりを志望していないか
  29. 就職を成功へ導く6つのステップ! ニートから脱却しよう
  30. ①自分なりの働く意味を見つけよう
  31. ②自分のやりたい仕事を明確にしよう
  32. ③行きたい企業を探そう
  33. ④履歴書・職務経歴書を用意する
  34. ⑤面接の必需品を揃えよう
  35. ⑥身だしなみやマナーを整えよう
  36. 最後は選考対策で完全攻略! ニートの面接で頻出の質問
  37. ①どうしてニートだったのか
  38. ➁なぜニートを辞めて就職しようと思ったのか
  39. ③志望動機を教えてください
  40. ④自己PRをしてください
  41. ⑤キャリアプランを教えてください
  42. ⑥逆質問
  43. 今からでも大丈夫! 就活で自分に合う働き方を見つけて新しいスタートをきろう

ニートは就職できないは嘘! 不安を解消して自分に合う仕事を探そう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。相談者の方から

「正社員になりたいのですが、ニートからはもう無理でしょうか?」
「ニートである今、就活をどこから始めていいかよくわかりません」

という質問をよく受けます。「現状は仕事をしていないけれど、就職に一歩踏み出してみたい」という方は案外多いものです。 ニートだから就職は難しいと諦める必要はまったくありません。 むしろ時間に余裕のある今だからこそ、自分の将来についてじっくり考えることができますよ。 今の現状から脱出するためには、どんなことから始めればいいのかを具体的に考えてみることが大切です。

今回はニートの人向けに就活方法やおすすめの仕事などを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、就活に役立ててみてくださいね。

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ニートの定義って? フリーターとの違いも押さえよう

そもそも、どんな人をニートと呼ぶのでしょうか。この記事はニートの人に向けて就職に対する考え方や就職ステップを解説しています。よく混同されるフリーターとの違いもしっかり押さえて、自分の現在地を把握しておきましょう。

ニートの定義

ニートは、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字「NEET」からきた言葉です。厚生労働省の「ニートの就労を支援する「地域若者サポートステーション」によると、15~34歳の中で通学や仕事、家事をおこなっていない人をニートと定義しています。

仮に無職であっても、求職活動中をしていたり、職業訓練を受けている人はニートには含まれません

フリーターとの違い

フリーターとニートの大きな違いは、「働いているか、働いていないか」です。フリーターとは時間が自由であるという意味の「free」 と アルバイト「Arbeit」 さらに◯◯する人という意味の「er」を組み合わせた言葉です。

厚生労働省の「若年者雇用に関する参考資料」によると、学校を卒業した15~34歳の男女の中で、パートやアルバイトをしていたり、失業後仕事を探している求職者のことを指します。前提として、2つの違いはきっちりと押さえておきましょう。

フリーターとニートの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ニートから就職を目指す方法も紹介しているので、ぜひ併せて活用しましょう。
フリーターとニートの違いは? それぞれの実態と就職法を徹底解明!

ニートが抱える就職への3つの不安

ニートが抱える就職への3つの不安
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Aさん

就職に対していろいろな不安が頭を巡って、就活に踏み出せないんです。

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キャリアアドバイザー

誰もが新しいことに踏み出すときには、たくさんの不安を抱えるものです。だから、その不安を一つひとつ明確にしておきましょう。

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Aさん

不安を明確にしたら、解決策も見つかるかもしれないですね!

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キャリアアドバイザー

そうですね。まずはモヤモヤしている気持ちの根っこを見つけて、一緒に解決をしていきましょう。

不安を抱えるのは、決して悪いことではありません。現状をなんとかしたいという真剣な気持ちが「不安」という形で表れているのです。自分の気持ちと向き合って不安を解消しましょう。

①職場の人と良好な人間関係を築けるのか心配

これまでの学校生活や日常生活の中で、うまく人とコミュニケーションが取れなかったり、人間関係をこじらせてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

幼い頃はすぐに仲直りできても、大人になるとなかなか素直になれず人間関係の構築を苦手と感じる人も多いでしょう。仕事となると、自分の意思だけでは避けることができないので不安になりますよね

ニートとして生活をしていると特に用事がない限り、見知らない人と話す機会もなかった人もいるかもしれません。職場という環境で改めて人と触れ合うことに、不安を抱く人もいますよね。

解消法:仕事とプライベートの切り分けをきっちり持とう

会社という組織に所属する以上、人との関わりは切っても切り離せないものです。しかし、必要最低限のコミュニケーションだけで、問題なく仕事は進められます。

前提として仕事とはあくまでビジネスであり、社内の人間関係というものをプライベートに無理に持ち込む必要はありません。また、社会人の中でも職場とプライベートでの人間関係は切り分けるという考えを持っている人も多いです。

「仕事とプライベートの切り分けを持っても良い」という思考を持つことで不安が少しは解消されるかもしれませんよ。

➁ブラック企業に就職してしまわないかが怖い

企業の示す不自然な条件に気が付くことができずに、いわゆるブラック企業に就職してしまわないかと不安に思うニートの人もいるでしょう。

ニートを脱却しても、ブラック企業に務めることになり早期退職になって振り出しに戻ってしまうと、働く意欲すら失ってしまうこともあります。それは今後のキャリアにも大きな影響を与えることになるため、避けたいですよね。

ニートの人は働くということに対してまだ経験がないため、労働環境の悪いブラック企業に気がつけないことを想定して怖くなることもあるでしょう。

解消法:企業研究をして自分に合う企業を見つけよう

ブラック企業と一概にいっても、そのブラック企業と感じる基準は人それぞれ違います。 ブラック企業に引っかからないためには、自分が大切にする軸や条件を明確化して、本当に自分に合う企業を見つけることが大切です。 念入りな企業研究をおこなって、自分の求める条件を満たす企業なのかを事前に確かめることで不安を解消できます。

自分にとってどんな企業がホワイト企業になるのか、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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③慣れた環境から離れるのが怖い

これまでずっと家族や身近な周囲とだけ共に過ごしてきた人にとっては、社会に踏み入れることに不安に感じるかもしれませんね。ニートとして守られていた環境から一歩外に出て1人になることはなかなか心理的に最初はハードルがあるかもしれません。

解消法:アルバイトから始めて働くことに慣れよう

慣れた環境から離れるのが怖い人は、アルバイトや契約社員などの非正規雇用から始めてみるのも一つの手です。短い勤務時間から働き始めることができたり、家から比較的近い距離での勤務をすることもできるからです

アルバイトの仲間の中には、もともとニートだった人もいるかもしれません。勇気を出して踏み出してみれば、気持ちを分かってくれやすい環境に巡りあえるかもしれませんよ。

また経験を積む中でも、成果をだせばその企業で正社員になれるチャンスが訪れる可能性もあります。正社員雇用制度のある企業を選んでアルバイトを始めてみるのも良いでしょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

吉川 智也

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就活でこれからのキャリアを切り開こう

これまで働くことを避けてきた自分が「働きたい」と思えるようになったことは、大きな進歩ではないでしょうか。不安もあるかと思いますが、自分の働きたい意欲を大切に前に進んでみましょう。

ニートの人も、そうでない人も就活をしていると「自分にあった企業が探せるかな」などの不安を持つことがあり、また内定を獲得しても「職場でうまくやっていけるかな」と緊張感が高まってくるものです。でも、それを乗り越えることで自立した生活や仕事の喜びを、手に入れることができるでしょう。就活や初めての職場では、失敗することもあるかもしれませんが、社会では「失敗の体験」と「成功の体験」の両方を経験することで、「自分の真の力がつく」と言われています。就活では、全ての経験が自分の糧になると心得て、応募や面接にチャレンジしてみませんか。

社会に飛び込むのは勇気がいることだと思いますが、きっと自分のことを理解してくれる人や応援してくれる人がいると思います。そのような人達と出会うためにも、1歩前に踏み出してみましょう。

スキルよりも熱意が重視される? ニートから就職しやすい職種4選

ニートから就職しやすい職種4選

世の中にはさまざまな仕事がありますが、中にはどうしても特定のスキルや資格が必要になってしまう職業もあります。 ニートの方の中には、仕事をするにあたって自分のスキルに自信のない方もいるでしょう。

しかし、これまでの経歴をそれほど重視はせず、比較的その人自身の価値観や熱意を重視してもらいやすい職種もあります。ここではニートから就職しやすい4つの職種を紹介します。

販売スタッフ・接客

販売スタッフや接客は一見、人との関わりがイメージに結びつくことから、難しいと感じる人もいるでしょう。しかし、販売は基本的に自らが売り込む営業とは異なり、商品に対して需要のある人が訪ねてきます。ノルマを課されるのが厳しいと感じる人はどのような業務なのかをしっかりとチェックしましょう。

また販売や接客は、基本的な業務がマニュアル化されているケースが多いため、特定のスキルやノウハウがない人でも挑戦しやすい仕事の一つでしょう。人との関わりが怖いという場合にはコールセンターなどの人と直接的な対面をしない接客サービスを検討してみるのも良いでしょう。

販売や接客に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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製造ラインスタッフ

製造ラインスタッフとは工場などで製品の管理をしたり品質のチェックをおこなう仕事です。業務上、人ではなく製品と向き合う時間が長いので、対人関係に不安を抱える人にはおすすめです

また、日々の仕事もルーティンワークとして決められているので、一度仕事を覚えてしまえばイレギュラーな対応に困ることもありません。安定した働き方ができるのがポイントです。

ヘルパー

高齢者や身体に障がいがあり、日常生活に支障がある人のサポートをする仕事は、少子高齢化が進む中で必要とされる仕事です。人の支援をするこの仕事はやりがいも大きいため、働くことに楽しさを感じやすい仕事でもあります。

資格の取得を支援する制度が設けられている企業も多く、働きながら未来のキャリアステップを考えられるのもニートの人にとってメリットの一つですね

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プログラマー

パソコンの作業が得意な人には、プログラマーやシステムエンジニア(SE)がおすすめです。プログラマーやSEは、未経験でもパソコンの基礎知識やスキルがあれば採用してくれる企業も多くあります。中には研修制度や教育制度がしっかりとしていて資格が取れることもあります。

社会的にもこれからますますIT化が進む傾向にあるため、生涯使えるスキルが身につけられるプログラマーもおすすめです

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就活をして正社員になろう! アルバイトでは得られない4つのメリット

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Bさん

フリーターになってゆるくアルバイトをしていけばなんとか生活もできると思うのですが、正社員になるメリットってなんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

確かにフリーターとしてお金を稼ぐ方法もあるでしょう。しかし正社員になるとアルバイトでは得られないたくさんのメリットがあるんですよ。

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Bさん

正社員でしか得られないメリット……気になります!

非正社員と正社員ではそれぞれメリットとデメリットが存在します。特に正社員で得られるメリットは、非正社員では得ることができないものも多いので一緒に確認していきましょう。

働き方が安定している

正社員として働いていると、特に理由がない限りは解雇されません。さらに収入も安定しているため、経済的な自立も可能です。また、長期に渡る体調不良や、妊娠や出産のための休職制度を利用することもできます。

アルバイトでは、体調不良が続くと給与が得られないだけでなく、場合によっては辞めざるを得ないこともあります。

給与や収入が安定している

正社員として働くと、毎月安定したお給料がもらえるだけでなく、ボーナスや福利厚生の補助も得られます。アルバイトではなかなかシフトが入れられないこともあり、月によって給料にばらつきがあるでしょう。

また一般的には、正社員はアルバイトより責任ある仕事が任されるため、正社員のほうが給料も高い傾向にあります

福利厚生が充実している

福利厚生の中にも企業によってさまざまな制度があります。昨今では新型コロナウイルス感染症の拡大により在宅ワークを取り入れる企業も多いですが、家の仕事環境を整えるための補助がある企業もあります。

妊娠、出産などのライフイベントに合わせた制度も、正社員はほぼ確実に活用することができるでしょう

今井 祐大

キャリアアドバイザーコメント今井 祐大プロフィールをみる

福利厚生は働くうえでのモチベーションにもなる

福利厚生は、フリーターなどの非正規雇用と正社員とでは、受けられるサービスに大きな差があるのが一般的です。若い時は、その差があまり感じられにくいのですが、結婚などライフイベントをとおして違いを実感するでしょう。非正規雇用の人は法律で定められた最低限の福利厚生しか適用されないのに対し、正社員はその家族に対してまでも企業独自の報酬やサービスが準備されている場合があります。

たとえば、結婚祝い金の支給や住宅手当、住宅ローンの補助、健康診断や人間ドックの受診料を会社が負担してくれるサービスがあります。また正社員に対して「継続的に長く勤務してほしい」という思いから、育児や介護中でも無理なく働けるよう時短勤務の制度を取り入れたり、他にも社員旅行や資格取得の費用を企業が負担することも福利厚生の一つです。

正社員にとって福利厚生は、とても魅力的で働く励みにもなります。非正規雇用は正社員と比較すると仕事や気持ちが楽な面もあるかと思いますが、長い目で考えると、福利厚生が充実している正社員の方がメリットが大きいのではないでしょうか。

福利厚生についてはこちらの記事も読んでおきましょう。

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社会的信用度が高い

社会的な信用とは、経済力の高さや地位に裏付けされた信用力のことです。この社会的信用は、とくに大きな買い物でローンを組む際に必要になります。その人自身に返済できるだけの能力、つまり安定した収入があるかどうかが社会的信用の判断基準になるのです。

正社員として就職することで、正規の契約によって安定した給与に加え、社会的信用を得られるメリットもあるのです。

正社員のメリット・デメリットに関しては、こちらの記事で解説しています。

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今すぐに始められる! ニートから就職する5つの方法

ニートから就職する5つの方法

ニートから就職するために、まず何から始めていいのかわからない人も多いでしょう。とにかく就職したいからといって闇雲に就活を進めても、企業数は数えきれないほどあるため、わからなくなってしまいますよね。

これから紹介する4つの選択肢の中から、どのような道筋で就活を進めていけば良いのか自分に合うものを見つけていきましょう。

就活に関する準備全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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①今すぐに就職活動を始め就職する

ある程度どんな職に着きたいのか、どんな働き方をしたいのかイメージができている人は、さっそく就活を始めましょう。人気のある企業は採用枠も少なく、早い時期に締め切られてしまうこともあるので、スピード感を持って就活を進められると良いですよね

気になる企業の採用ページを検索したり、就活ナビサイトに登録するなどして、気になる企業を見つけていきましょう。

②専門学校へ進学してから就職する

自分のやりたい職種に、専門的な知識が必要な場合は専門学校に進学するというのも就活の第一歩です。専門学校に進学すると、知識が身につくだけでなく、学校から推薦がもらえることもあるので就職しやすくなります

ただし、進学にはお金も時間もかかるため、慎重に判断するようにしましょう。

③アルバイトや契約社員から正社員を目指す

ニートからすぐに正社員として働くにはハードルが高いと感じる人でも、アルバイトや契約社員、派遣社員として経験を積めば、ハードルは下がるでしょう。初めは正社員よりも責任の小さい範囲で、少しずつ環境に慣れたり業務内容を覚えながら働くことができるため、自分のペースでステップを踏むことができます。

しかしながらアルバイトの場合、必ずしも最終的なキャリアとして昇進して正社員になれることが約束されているわけでない点は覚えておく必要があります。成果や実績を残すことが正社員としての評価基準になるため、注意しましょう。

④必要な資格を取得してから就職する

まだ働いた実績のないニートの人にとって、資格があれば、それは知識や能力の証明になります。年齢やニート期間の長さによって、就職が不利になるかもしれないと考えている人は、資格を取得すると良いでしょう。

職種別の就職に有利になり得る資格の例
  • 営業職
    TOEIC、中小企業診断士
  • 事務職
    秘書検定、簿記、社会保険労務士、MOS、TOEIC、中小企業診断士
  • 介護職
    介護福祉士
  • IT職
    基本情報技術者
  • 技術職
    危険物取扱者

就職が有利になる資格は下の記事でも解説していますよ。

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⑤職業訓練校に行ってから就職する

職業訓練校は、求職者を対象にして、国や自治体が運営している公共職業訓練のための施設です。無料で専門知識を学びたいという人は、職業訓練校がおすすめです

職業訓練の対象は下記の2点になります。

  • ハローワークで求職票を出している
  • 雇用保険を受給している

現在、雇用保険を受給していない場合、求職者支援訓練を受けることが可能になります。職業訓練よりも受講できるコースは限られてしまいますが、給付金を受けながら受講できるのが特徴です。

職業訓練、求職支援訓練のどちらの場合でも、まずは自分の地域のハローワークに行って相談してみると良いでしょう。

こちらの記事でも職業訓練校について詳しく解説しています。メリットや受けられるコース一覧なども紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

仕事探しする際の3つのチェックポイント

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Aさん

働く覚悟も決まったので仕事探しを本格的に始めたいのですが、仕事選びのポイントとかってありますか。

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キャリアアドバイザー

前に進んでいて素晴らしいですね! 企業選びにはチェックすべきポイントがあるので紹介していきます。

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Aさん

しっかりチェックして自分に合う仕事を見つけたいです!

手探りで仕事を探すよりも、事前にチェックポイントを把握しておけば時間もコストもかからず効率的に仕事探しが進められます。3つのポイントをしっかりと確認しておきましょう。

研修制度が充実しているか

研修制度が整っている企業は、未経験の人でも採用してくれる可能性が高いです。とくに先ほど紹介した職種の中だとプログラマーやSEなどのIT企業は、技術職の中でも初心者に対しての研修制度が整っていることが多いですね。理系の人材が主力となって働いているイメージを持っている方もいるかもしれませんが、 研修制度を整えて文系の人材も採用する場合もあります。

これから先にも役立つスキルを身につけてキャリアを築いていきたいと考える人は、研修制度の有無を確認して仕事探しをしましょう。

研修制度が整っている企業の探し方
  • 社員のインタビュー記事をみる
  • 求人票を見てみる
  • 口コミサイトで知る

スキルや経験が不要な仕事か

ニートが就職する際に不利になるポイントの1つに「正社員としての実務経験がない」ことが挙げられます。企業としてはスキルや経験があった方が即戦力として力を発揮してくれることを期待できます。しかし、経験やスキルがなくても始められる仕事もたくさんあります

資格や働いた経験が全くない場合は、「初心者大歓迎」「初めてでも大丈夫」などの言葉を参考にして仕事を探しましょう。

人気企業ばかりを志望していないか

就活へのやる気が出たとしても、自分が耳にしたことのある人気企業だけに絞ってしまうと、うまくいくはずの就活もなかなか順調に進まないこともあるでしょう。一方で、人手不足という課題を抱えている企業では、求人が多く出されています。求人が多いと、その分採用枠も大きくなるので、採用されやすいのです。近年では以下のような業界で人手不足が問題視されています。

  • 介護業界
  • 飲食業界
  • 建設業界
  • 物流業界

オフィスワークの需要が高まる一方で、直接人とかかわるサービス業や体力が必要な物流・建設業界の職種は人手不足に悩まされています。採用されやすい傾向にもあるため参考にしてみてくださいね。

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吉川 智也

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働く業界・企業は慎重に選び抜こう

ニートの人は、ノルマが課せられた営業職などは避けたほうが良いかと思います。現在は、ノルマが達成できなかったとしてもペナルティーを課す企業は減っていますが、「上司や他の社員の目が気になる」といった声がよく聞かれます。ニートの人は、いきなりノルマを課せられてしまうと戸惑いやプレッシャーで仕事が苦痛になりやすくなるため、まずは生活のリズムや仕事を覚えることを考えて、自分に合う企業選びをしましょう。

またニートの人は就業経験が浅いため「自分で考えて仕事を進めてください」と言われるより、何らかの指示の基で仕事を進める方が働きやすい傾向にあります。企業の中には人手不足から、「やりたい気持ちがあれば誰でも」といった気持ちで採用し、採用後は一切面倒を見ない社風の所もありますので、応募する際は注意しましょう。そのため上述にある「研修制度の充実さ」を軸に就活をする人もいます。

求人票で確認できなければ、面接で「研修や教育制度はどうなっていますか」と質問し確認すると良いでしょう。入社後を見据えて、自分が働きやすい環境の職場へ入社することをおすすめします。

ノルマのない仕事についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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就職を成功へ導く6つのステップ! ニートから脱却しよう

就職を成功に導く6つのステップ
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Bさん

就活を本格的に始めようと思うので、その手順を教えてください!

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キャリアアドバイザー

素晴らしいですね! 就活のステップと必要なものなど詳しく解説するので、一緒に確認しましょう。

就職するためには、準備しておくべきこともたくさんあります。手探りで始めるのでなく、必要なことを明確にしてから取り掛かりましょう。

①自分なりの働く意味を見つけよう

自分にとっての働く意味を見つけることは、就活中だけでなく働いてからも必要になります。これまでニートとして働いてこなかった人こそ、なぜ働くのか、どんな自分になりたいのかをしっかりと考えておきましょう。

働く意味を見つけられていないと、仕事をしている中でモチベーションを失ってしまったり、なにか壁にぶつかった際に働き続けられるだけの自信もないまま体当たりすることになります。せっかく就職できたとしても、すぐに辞めてしまってはもったいないですよね。

働く意味について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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②自分のやりたい仕事を明確にしよう

ネットや本で求人情報を探していたとしても、その情報の数は膨大で、希望の仕事に出会うのは難しいでしょう。そこで大切になるのはいかに自分のやりたい仕事が明確であるかどうかです

「自分はどんな仕事をしたいのか」「やりがいを持って働ける仕事は何か」など希望の仕事が明確であればあるほど、それが叶えられそうな企業に絞ることができるのです。

自己分析をおこなう

自分のやりたい仕事を見つける方法の一つとして、「自己分析」が挙げられます。自己分析とは自分を深く知るということを意味しています。客観的に自分を分析し、適性や長所短所、将来の自分像ややりたい仕事を見つけることができます

自己分析について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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業界・企業研究をおこなう

業界・企業研究もやりたい仕事を明確にする上で大切です。業界研究というと、多くの人が自分に合っている業界を1つに絞り情報を調べようとしますが、絞りすぎると自分の可能性を狭めることにもなります。いろいろな業界をまず知ってから気になるところをピックアップするようにしましょう

業界研究について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

③行きたい企業を探そう

やりたい仕事がある程度明確になったら、実際に応募する企業を探していきましょう。企業を探す方法は、これから紹介する3つの手段を参考にしてみてくださいね。

求人サイトのアカウントを登録する

求人サイトのアカウントに自分の仕事における希望の条件を入力しておくと、自動的にその希望に合った企業をお知らせしてくれる機能があります。そこからスカウトとして、企業から直接オファーが来るものもあるので有効活用しましょう

こまめに求人サイトをチェックして、気になる企業を見逃さないようにして、企業ホームページや口コミサイトも併せて確認しましょう。

未経験からの求人を多く掲載しているサイトはこちらを参考にしてみてください。

エージェントサービスを利用する

自分に合う業界や企業を、客観的に第三者の視点から紹介してもらうのも良いでしょう。多くの人材を企業に紹介してきた経験のあるキャリアアドバイザーなら、プロの視点でアドバイスをしてくれます

また、企業の紹介だけでなく、就活全般の悩みの相談にも乗ってくれるでしょう。「目指している仕事に適性があるか」「面接対策はどんなものをしたら良いのか」などを相談して、一緒に就活を乗り越えましょう。

ハローワークに登録する

ハローワークとは公共職業安定所を指します。ここは厚生労働省が運営しており、国民が安定した雇用機会を確保できるようにと設置された施設です。

失業した際に利用する場所と考えている人も多いですが、求人紹介もおこなっているのでニートでも有益な情報を得るために使用することができます。全国各地に500か所程度あるので、広い範囲での求人の紹介が可能です

ハローワークで求人を探す手順
  1. 窓口で求職の申し込みをする
  2. 自分に合った求人を探す
  3. 窓口から応募する
  4. 紹介状を貰う
  5. 面接を受ける

④履歴書・職務経歴書を用意する

面接に行く際には必要なものとして履歴書・職務経歴書が挙げられます。企業によってはどちらか一方だけの場合もあるので、面接前によく確認しておきましょう。

そもそも履歴書とは、学歴や経歴などの基本的な個人情報から、志望動機や自己PRなどの企業に対する思いを記載する書類です。履歴書はコンビニエンスストアや100円ショップでも購入することができます

ニートの場合、職歴欄には何を記入していいのか悩むかもしれませんね。アルバイトの経歴もがあれば職歴欄に書きますが、働いた経験がない人は「なし」と記入しましょう。

職務欄に「なし」と書いてニートについて詳しく聞かれるのではと不安に思う人も、詳しくは後ろで深堀された時の回答例を説明していますので、そちらも確認してみてください。

履歴書の職歴欄の例

また職務経歴書は、これまで経験した仕事内容を企業に伝えるものです。もし過去にアルバイト経験をしていたら、その業務の中でアピールできる内容を記載してください。もしなければ履歴書同様「なし」と記入します。

なお職務経歴書は履歴書のようにフォーマットは確定していません。下記の例を参考にして自分で作成してみてくださいね。

職務経歴書の例

自己PRを作成する際、まずは構成に注目してみましょう。こちらの記事では自己PRの作り方について詳しく解説しています。

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あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう

入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけ適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます

自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

⑤面接の必需品を揃えよう

ニートの就活に適した服装

面接ではスーツや靴、鞄を就活用に揃えておく必要があります。企業によって当日の服装は「自由」といわれることもあるかもしれませんが、基本的には黒のスーツに黒か茶の革靴、就活用の鞄で面接に参加します

いざ面接の場で忘れ物があったり適切な服装でない場合、面接の内容以前にビジネスマンとして素質がないと判断されかねないのでしっかりと確認しておきましょう。

詳しい面接の持ち物やスーツのルールはこちらの記事を参考にしてみてください。

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面接であると役立つものが気になる学生は以下の記事を参考にしてくださいね。

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⑥身だしなみやマナーを整えよう

社会人になると人前に立つことも増えるため、TPOにあった身だしなみやマナーが必要になります。同じスーツでもしわや汚れがないか、髪型に清潔感があるか、メイクは濃すぎず薄すぎないか、正しい言葉遣いができているかなど、たった一回の面接の場でも複数の評価ポイントがチェックされています

ただし、これらは事前に対策しておけば問題ありませんので以下の記事を参考にしてチェックしておきましょう。

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最後は選考対策で完全攻略! ニートの面接で頻出の質問

就活を始められる準備が整ったら、これから実際に選考対策をしていきましょう。ニートならではの質問もあるので事前の対策が面接に大きくかかわってきます。

ニートとして働いていなかったということは「もしかしたらすぐにやめてしまうのでは?」「しっかり働いてくれるかな」と懸念している場合も多いです。それを払拭できるようにしっかりと対策しておきましょう。

ここでは面接でよく聞かれる質問を5つご紹介します。

①どうしてニートだったのか

まず考えられる質問として「なぜニートだったのか」という質問が挙げられます。ニートという経歴にはネガティブな印象を持つ面接官も多いため、それをいかにポジティブに伝えられるかは、事前の対策が重要です。

特に、理由もなく働くことを避けるためにニートになった人は答え方に注意が必要です。仕事が嫌だという考え方を持っていたということは良い印象にはなりません。そのため、仕事をしていなかったことに対する反省や働かない中で学んだことを付け加えるなど工夫をしましょう。

例文

ニートになった背景としては就活を途中で諦めてしまったことにあります。大学3年生の冬から大学卒業まで毎日がむしゃらに就活をしていたのですが、なかなかうまくいかず自分を追い詰めてしまい、志半ばで諦めてしまいました。働くことが怖くなってしまいましたが、ニートの期間、その頃の自分と向き合い、ただ突っ走るのではなく「どうして面接で落ちてしまったのか」「何が足りていなかったのか」など振り返ることの大切さを身にしみて感じました。

入社できましたら、持ち前のがむしゃらに走る突破力と、反省を活かせる振り返り力を活かし、御社に貢献できるよう誠心誠意勤めたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

諦めてしまったというネガティブな要素を、反省から学びに上手に転換できていますね。

今井 祐大

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ニートであったことを後ろめたく感じる必要はない

面接でニートになった理由を聞かれると、何か悪いことをしていたような後ろめたさを感じる人もいます。しかし、採用担当者は「ニートだったから」という理由で不採用にすることはありませんので、落ち着いて答えるようにしましょう。

ニートになった理由について、正直に素直な気持ちを話して内定を獲得した人もいます。あるニートの人は面接で、「当時はやりたい仕事が定まらず、社会人になるにあたって不安や迷う気持ちから、積極的に就職活動ができずにいました」と伝え、採用担当者に自分の心情を理解してもらったそうです。

工夫すればニートはアピールにもなる

ニートになった理由を答える際は、現在の気持ちもセットで伝えると、逆にアピールにもつながります。たとえば、ニートになった理由を伝えた後、「現在は、御社の仕事をやってみたいという気持ちが強く、これまで心配をかけた家族にも安心してもらえるよう働きたいと考えています」といったように、今の自分の気持ちを追加して答えるのもよいでしょう。

採用担当者は、応募者の職業観や人生観を理解するために、ニートだった理由を聞いてくるかと思いますが、自分の素直な気持ちや熱意を伝えることで気持ちが分かり合え、信頼関係も生まれてくると思いますよ。

➁なぜニートを辞めて就職しようと思ったのか

働かずにニートでいた人が、どうして就職しようと思ったのかは、これから採用する面接官も注目する回答の一つでしょう。

ここではもちろんニートを辞めて就職しようと思ったきっかけを伝えることも重要ですが、なぜアルバイトや派遣社員ではなく、正社員にこだわるのかを話すことも大切です

そのため話すこととしては

  • ①ニートを辞めて就職しようと思ったきっかけ
  • ②アルバイトや派遣ではなく正社員になりたい理由

この2つを簡潔にまとめて話せるようにしておきましょう。

例文

学生時代よりずっと弁護士を目指し勉強をしておりました。なかなか司法試験に受からず、大学を卒業後も時間を最大限確保できるようニートとして合格を目指していました。勉強をする中で、御社のテレビコマーシャルが目に入り、私の「困っている人を助けたい」という夢は弁護士以外でもできるということに気づきました。また、アルバイトではなく、1人でも多くの人を救いたいという思いから、これまで培ってきた法律の知識を活かし即戦力として御社に貢献したいと考えております。

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キャリアアドバイザー

「ニートを辞めて就職しようと思ったきっかけ」「アルバイトや派遣ではなく正社員になりたい理由」の両方がまとめられていて説得力のある回答になっていますね。

③志望動機を教えてください

志望動機は就活では必ずといっていほど聞かれる質問です。多くの業界・企業がある中でなぜうちの会社を選んだのかを明確に答えましょう。その理由がしっかりしていればいるほど、面接官にも熱意が伝わります。

例文

御社を志望した理由は、体調を崩してしまって前職を辞め無職になったばかりのとき、御社の店員の対応に救われたことが忘れられないからです。

もともと前職でも携帯販売の仕事をしていたのですが、その時の職場は殺伐としていてスピードや売り上げ重視の働き方をしていました。しかし、御社の社員の皆様は、一人一人の悩みに寄り添い、こともから高齢者の方まで、目線を合わせて接客されていました。

体調が回復した今、今後さらなる普及が見込まれる携帯電話の会社で私も働きたいと強く志望しております。御社のスローガンである「全世代の味方であり続ける携帯販売店」にも強く共感しております。年齢を問わず多くの人が訪れる場所の店員として、これまでの経験を活かし、即戦力として貢献いたします。

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キャリアアドバイザー

志望している会社ならではの商品名や理念などを伝えると、企業側としても自社を志望している熱意を感じられるでしょう。

志望動機について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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④自己PRをしてください

自己PRでは自分のがどんな人物なのかを面接官にアピールすることができます。自分が得意とするスキルや能力を仕事でどのように活かせるかをしっかりと伝えましょう。

例文

私の強みは目標を達成しても満足せず、常に新しい目標を設定してどんどん上を目指すことのできる向上心です。

私は大学生時代に吹奏楽部に所属していました。部員が100人というとても大きなクラブで、実力順にAからEという5つのチームに分けられていました。初心者だったので初めはEチームからスタートし、目標としては大学卒業までにCチームに入ることでした。

大学4年の春にCチームに昇格し、目標は達成しましたが、そこで満足すると成長が止まると考え、卒業までにAチームまで行くと新たにも目標を立て練習を続けました。しかし結果はBチームどまり。とても悔しかったですが、元の目標では到底ありえなかったBチームまでいけたのは向上心があったからだと考えています。

このような向上心を活かし、社会人になってからも自分の限界を決めることなく努力し続けます。

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キャリアアドバイザー

自己PRは遠い昔の記憶からエピソードを持ってくるのではなく、今から5年前未満の経験から考えましょう。あまり古いと、最近はその強みを活かせていないのかと疑問を持たれてしまいます。

自己PRについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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⑤キャリアプランを教えてください

ニートから仕事を始めるにあたり、面接官の懸念点の1つは「辞めずに続けられるか」ということです。ここで将来どんな風に働いていきたいかのキャリアプランを具体的に伝え、面接官の不安を払拭しましょう。

例文

私は、入社3年後には総務部のチームリーダーになり、10年後には総務部をまとめるマネージャーになりたいです。

そのためにまずは、事務の専門的知識を身に付けることが必要です。ニート時代にとった簿記の資格を活かし、効率良く仕事をこなしていち早く業務を覚えていきます。また将来マネージャーになりたいという目標を見据えて、常に職場の仲間への積極的な声かけをしてコミュニケーション力の向上に努めていきたいです。

事務という職から会社を支える核となれるよう、まずは目の前の仕事に対して120%の結果を出し、責任感をもって頑張りたいです。

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キャリアアドバイザー

3年、5年といった具体的な数字を出せているのが良いポイントです。より具体的に伝えられると、キャリアについて真剣に向き合っていることが伝わりますね。

キャリアプランを考える際はこちらの記事が参考になりますよ。

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⑥逆質問

逆質問は「何か質問はありますか」と面接官から聞かれる質問で、学生が採用担当者に逆に質問することから、逆質問といわれています。ここでは、熱意や入社後の意欲が伝わる質問をすると質問と一緒にアピールもできます。その場で考えるのではなく、事前に準備しておくと、焦ることなく答えられますよ。

  • 入社までに勉強しておくべきことや準備できることはありますか
  • 御社で活躍している社員の共通点を教えてください
  • ニートから正社員になった方はいらっしゃいますか・またどのように活躍していますか
  • 1日のスケジュールを教えてください
  • 仕事の中でやりがいを感じる瞬間を教えてください

今からでも大丈夫! 就活で自分に合う働き方を見つけて新しいスタートをきろう

「就職しよう」と思えたことが大きな第一歩です。人は誰もが慣れている場所にいたほうが安心だからその場にとどまりたいと思うのが普通です。しかし新たな場所に踏み入れようとするのは、素晴らしいことです。

その気持ちを必ず形にするためにも、就活を成功させましょう。今からどのように行動するかで、今後のキャリア人生にも大きく影響を与えることになります。事前に対策をしっかりして、自分合う企業の内定をつかみ取りましょう。

ニートからでも就職できる!必要な準備や就活のコツまで徹底解説!

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