内定はいつまでにないとやばい? 一般的な内定時期の目安を解説!

この記事のアドバイザー

目次

  1. 内定はいつまでにないとやばい? 目安を理解して動き方を決めよう
  2. 内定がないとやばい時期はいつ? 一般的な内定時期を解説
  3.  志望先別! 内定を獲得しておきたい時期の目安
  4.  ①外資系企業志望の場合:大学3年の3月末まで
  5.  ②大手企業志望の場合:7月末まで
  6.  ③中小企業志望の場合:9月末まで
  7. フェーズ別! 内定がなくてやばい人にありがちな原因と対策
  8. ①就活準備のフェーズ
  9. ②志望先選びのフェーズ
  10. ③書類選考対策のフェーズ
  11. ④面接対策のフェーズ
  12. 内定がいつまでにないとやばいのかは志望先で異なる! 冷静に今後の戦略を練ろう

内定はいつまでにないとやばい? 目安を理解して動き方を決めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

就活を進めているものの、なかなか内定がもらえずに悩んでいる人からこんな相談を受けたことがあります。

「内定はいつまでにないとやばいですか?」
「内定をもらえる平均的な時期を知りたいです」

いつまでに内定をもらっていないとやばいかは目指す業界や企業によって異なるため、一概にどうとは言えません。

ただ、アドバイザーとしての経験から考えると、たとえば大手企業志望の場合、平均的な内定時期の目安から考えれば7月末までに内定がないと「やばい」と感じやすくなるかもしれません。

この記事ではそういった最新のデータから見る就活生の平均的な内定時期や、そこから考えられる内定がないと「やばい」と感じやすくなる時期、そしてこれから内定を目指す人が取り組むべき対策について解説していきます。

自分の状況を客観的に理解して、次のアクションを考えていきましょう。

内定がないとやばい時期はいつ? 一般的な内定時期を解説

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就活生

最近、友達から内定をもらえたという報告を聞くことが増えました。正直焦っています。この時期までに内定がない私ってやばいのでしょうか? 

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不安になりますよね。ただ、まずは気持ちを落ち着けましょう。まずは就活生全体の平均的な内定時期を確認していきましょう。

人材マッチングサービス関連事業を手掛けるインディードリクルートパートナーズが26卒の学生の内定率を調査した「就職プロセス調査(2026年卒)「2025年6月1日時点 内定状況」によると、26卒の平均内定率は以下の通りとされています。

26卒学生の内定率
  • 大学3年の3月1日時点:48.4%
  • 大学4年の4月1日時点:61.6%
  • 大学4年の5月1日時点:75.8%
  • 大学4年の6月1日時点:82.4%

このデータを見ると、大学4年の6月1日時点で就活生の8割が内定を獲得していることがわかります

どの状態を「やばい」というのかは人それぞれですが、就活生の大多数が内定を獲得している大学4年の6月までに一つも内定がない状態の人は、今まで以上にギアを上げて就活に取り組む必要があるでしょう。

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とはいえ、就活で大切なのは内定時期ではなく「真に自分にマッチした会社に入社すること」です。この時期までに内定がもらえていないからといってあきらめる必要も、自分を卑下する必要もありませんよ。

キャリアアドバイザーの体験談本当に内定がないとやばい時期とは? 

吉川 智也

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吉川 智也

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4年生の12月頃までに内定がないのは危機的状況

内定がないと危機的状況だと感じるのは4年生の12月頃です。その時期になると採用を継続している企業数が激減し、体感半分以下にはなっていると思います。大手企業だけでなく、中小企業も少なくなってくる時期です。

募集があったとしても最後の採用枠であることが多く、非常に狭き門となるため、倍率は格段に高くなります。年末年始や卒業論文などで学生自身も多忙になるため、就職活動に割ける時間も減るでしょう。

だからこそ、4年生の4月~6月頃までに一つ内定があると安心だと思います。近年は企業の採用活動が早期化しており、夏以降は倍率が上がったり、採用を終了する企業が増えたりします。春までに内定を確保しておくことで、そうしたリスクを回避し、心に余裕を持って活動を進められますよ。

 志望先別! 内定を獲得しておきたい時期の目安

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ところで、どういった企業を受けるかはもう決まっていますか?

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就活生

なんとなくは……。中小企業を中心に見ていこうと思っています。

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そうなんですね。実は、志望先によって内定を獲得しておきたい目安の時期も異なるんです。詳しく紹介していきますね。

企業によって内定出しの時期や就活のタイムラインは異なるため、「どの時期までに内定がないとやばいか」の目安も志望先によって変わってきます。

ここからは、志望先別の内定を獲得しておきたい時期の目安を解説していきます。自分の現在位置を確認するためにも、あなたの場合はどの時期までに内定を獲得しておきたいのか、目安をチェックしてみましょう。

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ただ、ここで紹介する時期はあくまで一例でしかないので、ここで紹介されている時期を超えていたからといってすべてを諦める必要はありません。これからの行動指針を立てる際の一つの指標として役立ててくださいね。

 ①外資系企業志望の場合:大学3年の3月末まで

外資系の企業を志望する場合、内定がないとやばい時期の目安は「大学3年の3月末ごろまで」です。こうも早い理由には就活スケジュールの違いが影響しています。

外資系企業は経団連に加盟していない場合も多く、日系企業よりも非常に早いスケジュールで就活が進んでいく傾向にあるためです。

最近では夏のインターンが実質的な本選考とされ、ここで採用人数が充足した場合は本選考をおこなわないことも。遅くても3年の3月までには内定が出そろうといわれているため、この時期までに内定がない場合は求人数の減少などから「やばい」と感じる人が多いでしょう。

外資系企業の平均的な就活スケジュール
  • 大学2年の終わり~3年の4月頃:就活開始
  • 大学3年の6月頃:インターンにエントリー
  • 大学3年の8月頃:夏季インターン参加
  • 大学3年の10月頃:インターン経由の早期選考・本選考
  • 大学3年の1月頃:冬季インターン参加・本選考
  • 大学3年の3月頃:内定が出そろう
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外資系であっても、一部のメーカーやIT企業は上記よりも後ろ倒しのスケジュールを採用している場合もありますよ。

外資系企業についてや向いている人の特徴を詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
外資系とはどんな企業? 知っておきたい選考の特徴や対策方法を解説
外資系に向いている人の9つの特徴を紹介! 業界別の志望動機例文付き

 ②大手企業志望の場合:7月末まで

日系の大手企業を志望する場合、内定時期の目安となるのは大学4年の7月末までです。経団連に所属する日本の大手企業の場合、名目上は大学3年の3月エントリー、6月から本選考という政府公認のスケジュールに沿って選考が進んでいきます。

そのため、本選考の結果が出そろう7月末ごろまでに内定がない場合は「やばい」と感じるケースが多いと考えられます

日系大手企業の平均的な就活スケジュール
  • 大学3年の6月頃:インターンへのエントリー
  • 大学3年の8月頃:夏季インターン参加
  • 大学3年の12月頃:冬季インターン参加・早期選考
  • 大学3年の3月頃:本選考のエントリー開始
  • 大学4年の6月頃:本選考開始
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企業によっては秋・冬採用をおこなう場合もありますが、公務員志望から切り替えた学生や部活動に注力していた学生など採用枠を奪い合うことになるためハードルは高くなります。

 ③中小企業志望の場合:9月末まで

中小企業を中心に就活を進めている場合、採用活動のピークを迎える9月の末までが一つの目安として考えられます。

中小企業は日系大手や外資系企業ほど厳密な採用スケジュールを設けておらず、柔軟に採用活動をおこなっています。おもな採用スケジュールは、早期型、後期型、通年型の3パターン。

中小企業の採用スケジュールのパターン
  • 早期型:大学3年生の終わり~4年生の春までに内定出し
  • 後期型:大学4年の夏頃~秋頃までに内定出し
  • 通年型:時期に縛られず通年で採用活動をおこなう

早期型と後期型は9月末ごろまでには募集を締め切る場合があるうえ、10月には内定式もあります。そのため、9月末までに内定がないと「やばい」と感じてしまうかもしれません。

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ただし、4年の9月末までに内定がなくてもあきらめる必要はありません。「フェーズ別! 内定がなくてやばい人にありがちな原因と対策」を参考にして、対策を進めていきましょう。

フェーズ別! 内定がなくてやばい人にありがちな原因と対策

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就活生

大手狙いの場合は3月までが目安、でも今はもう4月……..。もう大手は諦めたほうが良いのでしょうか。

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確かに戦略を練り直す必要はありそうですが、まだあきらめる必要はありませんよ。まず原因を冷静に振り返ってみることから始めましょう。

ここまで紹介してきた内定時期の目安を見て「やばい」と感じた人は、今自分に何が足りていないのかをよく考え、今後の対策方針を決めていくことが重要です。

ここからは、内定がなくてやばい人にありがちな原因と対策をフェーズ別に解説していきます。自分がどの段階でつまずいているのか理解するためにも、一緒に確認していきましょう。

①就活準備のフェーズ

内定が一つも取れないと悩む学生によくありがちな要因として、そもそも就活に向けた準備が不足しているといったものも挙げられます。就活準備はすべての土台となる重要なフェーズであり、ここの対策が不十分だとその後がすべて空回りしてしまいます

以下に、就活準備が不足しているために内定がない人の原因と対策記事をリストにまとめました。抜け漏れがないかよく確認してみましょう。

就活準備不足で落ちてしまう人の原因と対策

②志望先選びのフェーズ

基本的な部分は対策できているのになかなか内定をもらえないという人は、志望先の選び方に問題があるかもしれません。ここがうまくいっていないと時間と労力が無駄になってしまう場合もあります

以下のリストに、志望先選びがうまくいっていないために内定がない人の原因と対策記事についてまとめました。該当するものがないか確認してみてください。

志望先選びがうまくいかず落ちてしまう人の原因と対策

③書類選考対策のフェーズ

いつも書類選考で落ちてしまうという人は、エントリーシート(ES)の対策や推敲が足りていない可能性があります。書類の不備や誤字など実力以外の基本的な部分で落ちてしまうのは非常にもったいないですよね。細かいミスを一つも残さないよう徹底的に準備しましょう。

以下に、書類選考対策が不足している人の原因と対策についてリストにまとめています。書類選考に苦手意識がある人はよく確認してみましょう。

書類選考で落ちてしまう人の原因と対策

④面接対策のフェーズ

面接に落ちてばかりな人は、まずどこに原因にあるのかを徹底的に洗い出しましょう。会話なのか、入退室のマナーなのか、それとも身だしなみや表情などの問題なのか。面接は複合的な評価要素が絡み合っているので根本の原因が見つからないと対策が打てません

面接がうまくいかない人の原因と対策については、以下のリストにまとめています。自分のウィークポイントはどこかよくチェックしてみてください。

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就職活動においては面接が本番であり、評価の比重が大きいため、対策としては最も力を入れたいフェーズです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!内定がなくて焦っている人へ 

根岸 佑莉子

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根岸 佑莉子

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方向性を定めてから行動しよう

内定がなくて焦っているかときこそ、まず取り組むべきは自己分析です。さまざまな業界を幅広く受けるのではなく、まずは自己分析を深め、応募したい業界の方向性を明確にしましょう。

そうすることでミスマッチな選択肢をしているせいで就活がうまくいかない、ということを避けられますし、なにより本当に合った仕事が見つかれば、自社に合う人材を探している会社側にとって、その点で魅力的な人材であるあなたと出会えるということになり、スムーズに内定が出る可能性も十分にありますよ。

その観点では、説明会に参加するなどの行動数を増やすのがおすすめです。焦って回り道をすることのないよう、ちゃんと的を絞って進めていくことが重要ですよ。

内定がいつまでにないとやばいのかは志望先で異なる! 冷静に今後の戦略を練ろう

ここまで、いつまでに内定がないとやばいのかの目安や、志望先別の内定時期の目安、内定がなくて焦っている人の対策方法を解説してきました。

いつまでに内定がないとやばいのかは志望先や状況によるため一概には言えませんが、就活生全体の平均的な内定時期のデータや志望先別のスケジュールは一つの参考とすることができます。

内定がなくてやばいと思ったときは、まずは焦る気持ちを押さえて、今の自分に何が足りないのかを冷静に考え、一つひとつ対策を重ねていくことが大切です。あきらめずに粘り強く就活を進めていけば、必ず内定を獲得できますよ。

今後の行動方針をよく考えたうえで対策を重ね、一日でも早い内定獲得を目指しましょう。

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